2024.02.9
特別な手帳金具を使った手帳カバー 31201
エルメス社の手帳を使っている方も
時においでになります。
そういう方はたいてい
手帳が使いやすくて使っているのですが、
手帳カバーが取り換え時になった、と思った時
なかなかカバーを入手できないそうで、
それが困るとのこと。
「正直カバーはどこの会社のでも
構わないですが、
この手帳そのものが
このカバーでないと差し替えられないので、
それが厄介なのです。
この金具を使って
新しいカバーを作れませんか?
そうではないかと思ったので…」
するどい観察眼の持ち主です。
当店においでになる方は、多くが
オーダー例をご覧くださっているので、
ブランド名を書かずとも
ご自分の使っているものであれば、
あ、これだ!とお分かりになる様です。
今回手帳のブランド名をお書きするのは、
困ってらっしゃる方がおいでになれば、
と思ってのことです。
上のカバーが
10年ほどお使いになったオリジナルです。
お写真は金具を取り去った後ですが、
この方によりますと
「ここのカバーは、8年くらいで取り換え、
というイメージですね。」
ご注文者にとっては
「細いペンも私には使いやすかったので
ずっと使っていました。」ということで、
今回はどこにも変更を加えず、
オリジナルを踏襲しています。
前回のクライアントは
まったく違うアプローチでした。
この製品のどちらが上か下か
写真家には話さなかったので、
お写真では上下が逆さになっています。
ご愛敬と思ってください。
内側のお色はフェアリーブルー、
外側はロイヤルブルーという
フランス製ハイブランド牛革で
お作りしています。
「うわあ、この色の組み合わせは
とても良かったです!
開くたびに、気持ちが晴れますね。
ウキウキしてきます。」
ピックアップ時のご注文者のご感想です。
デザイナーが
この組み合わせで革をお見せして
お奨めしたと同時に、「コレ!」と
お選びくださったお色です。
こんなに喜んでいただけて、嬉しいです。
*余談ですが、ハイブランド革の
ここでご紹介した色合わせもあります。
この小品で、この革のお色や手触り、
使っていった時の革の変化を
ご確認いただけます。
この時、お写真を取らせていただきました。
やはり中身が入りますと、お作りしたお品が
「生きている」ことがわかります。
きっとこれからさらにお仕事が
うまく進むのではないでしょうか。
持ち物が気持ちを明るくしてくれるのは、
誰もが感じていることです。
このたびはありがとうございました。
ファッショナブルな方ですから、
このお色がとてもお似合いです。
ますますのご活躍をお祈り申し上げます。