実際のオーダー例
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貴方のオーダーのヒントになさってください。
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リュックのストラップ取り換え 2601N
2026/03/06
「2011年くらいに作って
よく使っているものですから、
そろそろ修理が必要になりました。
ショルダー紐の取り換えを
お願いできますか?」
お写真添付いただいたメールで
お尋ねいただきました。
*左が修理前、右が修理後
ショルダー紐の付け根が
そろそろ割れてきています。
確かに今が取り換え時。
ご相談ありがとうございます。
全体的に
油分が足りない感じですから、
お預かりしながら
オイルケアをしていきます。
*左が修理前、右が修理後
オイルケアの方法は、
一回でたっぷり入れるのでなく、
こまめに少しずつ
何度も入れると効果が高いです。
お預かりしている間に、
2日に一回は
オイルをにじませた布を
しっかり革になじませて、
最後に乾拭きします。
これをすることで
革が生き返っていきます。
すっかり甦ったリュックを見て、
「またしばらく使えますね。」
とニコニコ顔で
お帰りになったクライアント。
このたびは
ありがとうございました。
イタリア刺繍革パラダイスグリーンのショルダーバッグとお財布
2026/03/05
以前のリネアペッレレザーで
修理などのために残してある革が
あります。
そんな中で、
大きさがある程度あって
”何か”を作りたくなる革で、
一点ものを作りました。
今回の素材は春らしい
パラダイスグリーンの刺繍革。
革はゴート(ヤギ革)で、
とても丈夫です。
こんなに目の詰まった革に
どのようにこんな刺繍を
したのでしょう?
特性ミシンがあると知っても、
やっぱり不思議です。
このバッグ、
小さいですが必需品は
うまく入ると思います。
中にエコバッグを忍ばせれば
両手を空けて
ぶらぶら歩きができます。
そして今回お揃いで作ったのは、
ミニ財布。
デザイナーが
「ジーヴズより
もう少し小さいオールインワン
財布が作りたいなあ。」
と自分の欲しい機能を持たせた
お品です。
デザイナーは、
ゾウ革のゴールドブラウンが
どんな風に変わっていくかを
見たいから、とこの財布を
ゾウ革で作りました。
そして「けっこう快適で
驚いちゃった。慣れると
小銭の出し方もうまくなるし、
お札とカードも
喧嘩せず出し入れできる。
案外いいかも…」
と、お気に入りで使っています。
”なるべく小さく
手に収まるミニ財布を”
と考えていたようですが、
これは試作品そのままで
お作りできた珍しい例です。
最後まで
”もう少し大きくしようか?”
と、迷っていましたが、
結局使っていて
この大きさが快適だったから、
と、試作そのままの大きさです。
バッグから
同じ柄のミニ財布が出てきたら、
そりゃもう、楽しいです。
ご笑覧ください。
3本目のナイフケース 260202
2026/03/04
「前にお作りいただいた
2本のナイフケースが
とても良かったので、
職場で使うこのナイフにも
ケースを付けてもらおうと
思います。」
何と嬉しいご注文でしょう。
ご自宅にも職場にも…
お気に入りを大切になさる
クライアントです。
今回のナイフが、これまでの中で
もっとも薄かったのですが、
おもしろいことに、
厚手の刃に対するケースよりも
作りにくかったです。
革製品のアイテムは
どれを取ってもそうですが、
小さいものほど、難しいです。
ナイフケースは
収める時の感覚が
しっかり手に伝わりますから、
ごまかしが効きません。
人間の五感というのは
どれほど鋭敏なのかと、
いろいろなモノを扱いながら
あらためて感じます。
今までの2本が
高級車のドアのようでしたから、
こちらは
それを求めて、2個作りました。
ほんの10分の1ミリだけでも、
革の厚みが変わるだけで
鞘に納める感触は変わります。
そしてそれがしっかりわかる
このクライアントだけに、
製作者も真剣勝負です。
ご自分の好きなものを追求し、
素敵な笑顔を見せてくださる
ご依頼者は、このたびも
喜んでくださいました。
こちらこそ、
いつもありがとうございます。
いつまでもその笑顔で
お使いいただけるよう、
次も頑張りたいと思います。
タンニン鞣しxヌメ仕上げのクロコダイルの名刺入れ2512N
2026/03/02
以前紹介しました
タンニン鞣しxヌメ仕上げクロコ
のご注文品です。
お写真ように
革を丸っと一枚使って、
製品の内外の斑柄を合わせた
逸品に仕上げました。
出来上がった
あまりの美しさに、
アトリエの製作者たちが
「ずっと見ていたい。」と
言っていた姿が印象的でした。
ここのところのご注文品は
まことに美しいオーダーが多く、
見惚れてしまうことが
しばしばあります。
*表面の斑柄
小さめの革ではありましたが、
今回のように作られたクロコは
凹凸が大きく、はっきりした柄で
迫力あるにも関わらず、
中央の腹の柄部分だけを使うと
おもしろ味のない、
平坦な感じになってしまいます。
そこで今回は
クライアントの了承を得て、
右から左へ向かって
中央の柄から脇の柄へと
大柄から小柄になっていく景色を
入れることにしました。
*裏面の斑柄
外側はもちろん1枚革で
柄が続いていますから、
外面を広げて見た時の迫力は
かなりのものです。
でも、それ以上に見事なのは、
内側の名刺入れのパーツです。
本体の入れ場所、
その上のポケット、
フタの内ポケット、と
この3枚のどれもを
繋がった柄にしましたから、
1枚の革のような煌びやかさ。
*開くと柄の流れがはっきり
「ちゃんと話し合ったとおり、
柄が大から小になってますね!
また、内側がすごい。
外と同じ側に斑柄があるから
驚きますし、
迫力あります。」
何も説明しなくても
すべてご理解くださった
ご注文者に、
とてもよくお似合いです。
*マチはクロコダイルでは
無理なので、オリジナルレザーで
マチ部分はクロコダイルでは
製作することができませんから、
当店オリジナルレザーのヌメ
ブラックで引き締めています。
この部分が同じ系統の色になると
もっと柔らかい印象になります。
上のご説明から推察できるように、
この名刺入れの成功の秘密は、
ご依頼者自身がお選びになった
糸の色!
「こんな名刺入れは
見たことないですから、
きっと話題になると思います。
語っちゃうかも…」とは
クライアントの弁。
デザイナーは言いました。
「こういう稀有なお品は、
革に興味があってもなくても
誰もがつい見ちゃうものです。
きっとお話を聞きたい人は
たくさんいると思いますよ。」
*裏地も同じ色目のヌメで
マチがブラックなので、
通常の糸の選び方であれば
ブラックか表の革色を
指定されることが多いですが、
今回はブラウン系のカーキ。
糸がもしブラックだったら
固定された強いイメージになり、
ヌメと同色であれば柔らかく、
少しボヤっとしたかもしれません。
ここでカーキの出番。
両方に見事にマッチして
ちょうど良い強さになりました。
ベストチョイスだったと思います。
このたびも
ご注文ありがとうございました。
ますますの
ご発展をお祈りします。
オリジナルレザー入荷のお知らせ、ヌメのワイン
2026/02/28
当店オリジナルレザー、ヌメ、
新ロットの出来上がりを
お知らせします。
今日お知らせするのは、ワイン。
深いワインカラーは
上品で、
男性・女性を問わず
お使いいただくことができます。
下のお写真で
地に敷いた革が、新しいワイン。
上に載せたコンパクト財布
「ミニマムマックス」は、
20年ほどお使いいただいた
経年変化のあるオーダー品です。
つやつやで
さらに深いお色になった革は、
とても同じ革とは思えません。
付けたキズも直るところが、
この革のすごいところ。
下のお写真、この製品の
裏面はカード入れですから、
出し入れが激しいことと
手での触り方が変わるため、
油分が足りていませんが、
端が切れるまで
よく使ってくださいました。
ご愛用
ありがとうございます。
当店オリジナルレザー、ヌメは
最初は硬い印象ですが、
手が吸い付くような
触り心地がします。
そして、使ったのちには
透明感のある濃いワインに
変化していきます。
色が濃くなるのに
透明感がある、って
不思議な色の変化です。
でもそれは
経年変化がきちんと起こるよう、
表面にいっさい
お化粧(顔料)を載せないで
革を作っているからです。
そんな革素材を扱えるのは、
流れ作業で作る
量産品ではないからです。
革の目を見ながら、
一点一点を
ひとりのクライアントに
お作りする製作方法には、
この素材が適しているからです。
この革の使い心地を
試してみませんか?


























