実際のオーダー例
40年3,000件を超えるオーダー実績
貴方のオーダーのヒントになさってください。
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「革の製作クラブ」製作作品
2025/12/06
「革の製作クラブ」では、
たくさんの方が
自分の欲しい小物やバッグを
作っています。
本日ご紹介するのは
カラフルなトートバッグ。
カリキュラムの13番目
「トートバッグ」内で作った
作品です。
外側にファスナーポケットがあり
かなり実用的な作品です。
「プレゼントなんですよ。」
きれいな色の組み合わせの
トートバッグは、お母様用。
「私が使うものは決まってるので
カリキュラムで作るのは、
ほとんどプレゼント品に
なってるかもしれません。
でも、革製品を作るって
ほんとにおもしろいですね。」
大きくてザクっとモノの入る
トートバッグは、
使う場所を選びませんから
ステキなプレゼントですね!
ここから大根が出てきたとしても
なんだかおしゃれに見えます。
きっとお母様は
喜んでくれたことと思います。
息子が作ったバッグを
デイリーユースに使える方なんて
滅多にいないでしょう。
この革の製作クラブは
週一回、月4回で行っています。
入門カリキュラムは16個あり、
1994年からお教えしています。
歴史ある
きちんとした教授法ですから、
クラブ員は全員、
カリキュラムの中で
好きな色で好きなものを作れます。
入門コースが終わったころには、
自分の作りたいものを作るための
大体の技術がわかりますから、
そこから先は上級コース。
さて何を作りますか?
正統派のリュック 50808
2025/12/05
リュックのURLをくださり
「このリュックが好きなので、
黒で、こういうサイズで
作って欲しいです。」
とご相談くださった、
若い男性からのご依頼品です。
当店で一度オーダーをしたい、
と思ってくださってのご来店で、
それがとても嬉しいです。
基になったお品は、昔ながらの
もっとも基本的なリュック。
モノの出し入れも、
本体のベルトを開け閉めして
行います。
私たちはこのタイプを
”正統派リュック”と呼んでいます。
このタイプのリュックが
難しいのは、質感。
口がキンチャク式なので
硬すぎる革では作れません。
かといって、柔らかい革では
モノが入ってないと形が取れず、
売り場で見る時が
もっともカッコ良い、
ということになってしまいます。
そんな製作物に対して
最高の相性を持つ革は、
当店のヌメです。
元は硬めですが、使って行くと
やわやわと柔らかくなります。
でも、あまり型崩れしません。
元の形を保ちながら
ふにゃっとして行くのが、
このヌメの特徴です。
1枚革のヌメでざっくり作ると
ちょうどいい質感にはなりますが、
どうしても重くなってしまう。
また、内側に
革の裏のぽろぽろが出てしまう。
1枚革製品を使っていると
そんなことが気になるので、
どう作ればよいか、30年以上
ずっと追及してきた方法が、
現在の作り方です。
私たちが常に考えるのは
ご依頼いただいた
使いやすさだけではなく、
なるべく軽く
なるべく型崩れしないこと、
ですが、ほんとに難しいです。
軽さを求めなければ、
フルオーダーメイドとしての
難しさは半減するくらい。
このたびのリュックは
若いご注文者からのご依頼。
この方に
長くお使いいただけるよう
心から願っております。
華やかカラーの手帳カバー 50908
2025/12/05
「きれいな色ですねえ、
ステッチの色も良いですし。
お願いして良かったです!」
お受け取り時に
艶やかな笑顔をお見せくださった
クライアントです。
こんな時が
私たちの一番嬉しい時。
10年以上お使いの手帳カバーを、
再現してお作りしました。
もちろんもっと使いやすく、
きれいに見えるようにしています。
「このカバーは
ほんとに使いやすいのに、
あれからずっと
どこにも売ってないんですよ。」
とご説明くださった現品は、
けっこう凝った製品です。
最近市場で見る製品には
あまり凝ったものは
見当たりませんから、
これもそのひとつと言えます。
この製品には、
上のお写真に見られるように、
表紙の外側に
本のページのようになった
”物入れ”が付いています。
ポケットが
ふんだんについていますから、
ザクザクといろいろなモノが
うまく入ります。
こういうポケットは
細かく分かれ過ぎない方が
使いやすいですから、
これはうまく行った例です。
ペンホルダーは
お使いのペンのサイズを測って、
ホールド感良くしています。
当店ではペンフックホルダーを
お奨めしますが、
この辺りはお好みですから、
好みをお申し付けくださいね。
今回は、カバーの大きさを、
ペンがカバーから
少しはみ出るくらいの大きさに
作っています。
この辺りも、
”ペンがカバーで隠れるように”
というご希望をいただく場合も
あります。
どんな場面でも
ご希望をおっしゃってください。
この華やかな”アネモネ”色は
エルメス社の革。
糸色は柔らかなみずいろ。
こんなところに
ご依頼者の個性がしっかり出ます。
音楽をやってらっしゃる
華やかなこの方にぴったりです。
”たかが、モノ。されど、モノ。”
パッとひと目見ると
気持ちを楽しくしてくれて、
”その人”を表現する”モノ”は
すばらしい人生の伴侶です。
この方のますますのご活躍に、
この手帳が貢献してくれることを
心より願います。
ありがとうございました!
クロコダイル型押しのキーケース 510N
2025/12/03
ちょっと変わった
キーケースをご紹介します。
じつはこれ、
デザイナーが発案して
自分で使ってから、
本製品にして店頭に出したもの。
そのような
”試作品”=”本製品”というのは
店頭にはまだまだあります。
そういう
何に使うかわからない製品を、
好奇心のある方が手に取ります。
すると、人によっては
「これってキーケースなの?」
などと考えながら、
ご自分の持っているキーを
あてはめてみて、
「ちょうどいいかも…」と
ご注文くださいます。
こちらは、そんな一例です。
この方は、「以前、
大変な役割になってしまった時
この鞄で乗り切れたの。」
とおっしゃってくださった
ご注文くださった方です。
ふわっとした雰囲気ですが
ゴージャスな印象の方です。
そんな方が、柔らかい物腰から
想像もできないような
硬派なところがあって、
お仕事を理路整然と進めます。
そんな小気味いい話を伺いますと
こちらまでわくわくしてきます。
そういう方ですから、いつも
ご注文内容をお決めになるのが
早いこと、早いこと。
このキーケースもサクッと
ご希望をお話しくださって、
後はおまかせ…でした。
おまかせいただいたので、
表面と裏面の表情を変えました。
小さなお品なので
できたのはこれくらいですが、
違う表情を
楽しんでいただけると嬉しいです。
お届け後、
気に入っていただけたことや
サイズがぴったりだったことを
ご連絡くださいました。
安心しました。
こちらは
かなり長くお使いいただけます。
ずっとお役に立てることを
願っています。
このたびも
ありがとうございました。
A4サイズ+製本なし台本の台本カバー 51006
2025/12/03
以前B5サイズで
製本なしの台本カバーを
ご注文くださったクライアントが
「今度はA4サイズで、
ヨコ型で作りたいです。」
とまたご来店くださいました。
デザイナーは真顔ながら
しっかりお尋ねしていました。
「あのう、今度はどんな方に?」
キュートなワンピースの注文者は
どなたかをお教えくださった後、
「今度の推しは19歳です。」と
華やかな笑顔で答えてくれます。
*ヨコ型でヨコ開き。
コンパクトサイズにしようと
ペン挿しは外につけている。
時間が経てば
自分自身も変わりますし、
”推し”も変わります。
楽しそうな表情で
デザイナーと話すご依頼者。
こちらまで顔が笑ってきます。
”推し”の方と
しっかり話せる時間がある
とのことで、
いくつかの点を課題にして
お持ち帰りいただきました。
*これは裏面。
製本なし台本は、A4用紙の
右上をクリップで留める方式。
こんな風に、お相手の使い方を
尊重して贈りものを選べるのは、
楽しさ倍増に違いありません。
”推し”の俳優さんに
初めてお会いしたのは
まだその方がアイドルだった頃、
ご依頼者の好きな舞台の役柄に
その方が抜擢されたことが
きっかけだったそうです。
しかも次の舞台で、
前の”推し”の方と共演したとか…
すごい偶然もあるものです。
*マグネットで閉じる表紙。
店頭では二人が、最近の舞台は
漫画原作も多い、とか
どんな漫画が好き…
などという話までしています。
デザイナーは、いろいろな方と
様々な話題をしますが、
最近はどうやら
「私も趣味を充実させたいな。
”推し”を持つのは楽しそうね!」
と、言っています。
「だって推し活してる人って、
みんなキレイで
とても生き生きしてるもの。」
*台本の載っている方は硬く、
表紙は丸められるほど柔らかい。
ご依頼者に話によりますと、
”推し”が売れる前の、
売れていっちゃうまでの過程を
見るのが楽しいのだと。
なるほど…です。デザイナーは、
「そういえば、かつて
そんなことしたなあ。
NHKホールでライブしたら
とりあえずそれが上がり、って
それから行かなくなった
追っかけをしたなあ…
今は超ビッグになっちゃった。」
ご依頼者は
「このカバーだったら
ずっと使えるから、
10年後の”推し”がどうなるか、
とても楽しみになります。」
とおっしゃる。
そんな想像をすると、
たしかにとても楽しいですね。
当店でも、
長くお目にかからなかった方と
久しぶりにお会いするのは、
感慨深いです。
喜んでいただけることを
心より願っております。
またその俳優さんのご活躍も!
このたびも
ありがとうございました。

























