実際のオーダー例
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貴方のオーダーのヒントになさってください。
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ホワイトシャークの易風水システム手帳 その1.
2021/07/24ミュージアム・ラインでは
お好きな動植物の絵付けを行っています。
今回は、クライアントの補運をしてくれる
飛翔する鷹の絵を描き入れました。
易風水用のシステム手帳です。
余談ですが、本来
鳥がこの姿勢をする時には
頭を下げているのですが、
少し上を向かせて、というご依頼から、
不自然に見えないくらいに
頭を上げた挿絵にしています。
さて、このクライアントに合う革素材は
白いシャークの革ということで、
さすがにないだろう…と思いつつ
お探しすると、驚くことに
パールホワイトのシャークが出てきました!
めったにないお色なので、
オーダーしてくださるタイミングが
バツグンに合っていたのだと思います。
易学で持ち運ぶ資料はとてもたくさんある
とお聞きしました。ですから
リング径25ミリでお作りしています。
紙は一番重い荷物ですから、
本体はなるべく軽くお作りしたい、と
毎回いろいろな工夫をしています。
そのおかげで、このシステム手帳は
たったの312g。
それでもしっかりと心強い持ち心地です。
そして鷹の絵も
力強いイメージを補強してくれています。
この易風水にかかわる方々には
ほんとにステキな方が多く、どなたも
お話ししていて頼りになる方々で、
粒ぞろい。
どなたにお願いしても、自分が迷った時、
誰に相談して良いかわからない時、
モヤモヤして混乱している時など、
きっと良いサジェスチョンを
もらえることでしょう。
こちらの持ち主は、財運系が得意分野。
この方のお客様の
うらやましい「ことの顛末」を伺いました。
ご興味ある方は、どうぞ。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100068594401351
革製品、オーダー品の製作現場
2021/07/21今日は製作現場のお写真を
お見せします。
出来上がり製品の奥には 数知れぬ、
想像できないような工程があります。
「こんな風に作っているんだ!」と
お楽しみいただければ幸いです。
こちらは、ミシンに対して大きなお品物を
縫っている場面。
サイズが大きいこともありますが、
持ち手がぴっちりとしているために
邪魔にならないよう押さえて
二人がかりで縫っているところです。
当店では、パターンオーダー品も
原則的には一人の技術者が製作しますが、
時にこのように
二人の人手を必要とする個所も出てきます。
こちらは、フルオーダーメイドでの作業。
入手不可能な金具を
現物から取り外したところです。
市販されてない金具が必要な時には、
クライアントから持ち込まれた
製品の金具を使うことがあります。
そんな時はたいてい
出来上がった現物をお持ちくださいますので、
再度その金具がつかえるよう
細心の注意を払って、金具を外します。
これがまた、再度取り付ける時にも
かなり気をつけて作業しないと、
金具の留め具が折れてしまう、という
恐ろしい結果になることもあります。
幸い今までは一度もありませんでしたが、
毎回、ヒヤヒヤと肝を冷やす場面です。
こちらは厳密な小銭の量を確認している所。
フルオーダーメイドにおいては
「無駄に大きくしたくない」という
お気持ちを持つクライアントは、
数多くいらっしゃいます。
気持良いサイズにするために
いろいろな作業をしますが、
じつは
ここからは感覚の問題になります。
クライアントの人となり、使い方を鑑みて
それぞれのサイズを引き出していくのです。
使う革の厚みや、縦横の違いによっても
差異が出ますから、
この数値は、はっきりと数字で出すことが
できません。だから、
これを教えることはとても難しいのです。
使う人と中身の定まっていない市販品は、
そんな理由から、大きめに作られています。
最後にご紹介するのは、アイロン作業。
当店の特製牛革は「研ける革」です。
こういう革は、基本的に切り目仕上げ
(コバを切りっぱなしにする仕上げ方法)
で仕上げますから、
最終的にはコバに
蜜ロウを使ってアイロンを掛けます
(この作業をしないで済む仕上げ方も
ありますが、
後で修復がきれいにできないため、
当店ではやっていません)。
たとえ小物であっても、ある程度の
時間を必要とする忍耐力のいる作業です。
うつくしく、堅牢な製品を作るために、
できることはすべてやっています。
一つ一つが緻密でデリケートな作業ですから、
その連続を考えると、クラクラします。
こんな作業を、
一つの製品ができあがるまでずっと続けられる
技術者は、すごい!と思います。
おそろしく軽い、口金ボストンバッグ 103
2021/07/19革でお作りする口金カバンとしては
とても変わった作りの、
おそろしく軽いバッグをご紹介します。
このご注文をいただいて
初めて知った作り方が、これです。
当店では革製品しか製作しませんから、
革に向いた製作方法のお品物を
お作りすることが多いですが、
この口金ボストンバッグのように
クライアントがお持ちくださった
見本を元にして
製作することもありますから、
ひっきょう、
まず革で製作することを考えない
製作方法のお品物を作ることも
ままあります。
それだからこそ、技術はどんどん
進歩していきますし、
新しい技術に対する理解も早いです。
布製と革製の一番の違いは、
素材の厚みとしなやかさです。
布は薄く、ぺなぺなで、
革は厚く、しっかりとしています。
どちらの素材を使ったとしても、
素材を生かす製作方法になるのは
当然のことですが、
オーダーメイドをしておりますと
時にそのタブーを犯す必要が出てきます。
布製→革製にトランスレーションする場合、
まずは素材なりの作り方ができる方法を
最初に考えます。
もちろんクライアントのご意向を優先し、
なおかつナチュラルに作れる方法を
模索しますから、
これでもか!というくらい
幾通りもシミュレーションします。
ところがその中に、
見本と同じ作り方をしないことには
ご希望がかなえられない、
とはっと気づくことがあります。
そんな時には、
革をどう加工して、どこを変えることで
ほぼ同じことが可能になるか、
を追求していきます。
この追求は
最初は店頭で、みなさまから
ご相談を承っている時になされますが、
多くは、「できそう」という直感から
製作方針を決め、
詳細は製作に入ってから
チームで綿密な打ち合わせをします。
このバッグの作り方はまさにそれで、
後からお調べしてみますと
合皮の量産品に多い製作方法ですから、
本来革に向いた作り方ではないと
わかりました。
そのため、予定よりお時間のかかる
超大作となりました。
今回の件では、まこと
布と革の違いを思い知ることが出来ました。
それでもきっちりできましたので、
万歳です。
ところで今回は、
なぜこの製作方法を
踏襲しなくてはならなかったか?
それはズバリ「軽さ」のためです。
この口金ボストンバッグは、たった851g。
大きさは、35x25x10センチです。
しかも、
柔らかい作りをしましたから
かなりの荷物量が入ります。
しっかりした口金金具が入っていて、
口の留め金具も少々重いものですから、
この軽さは
ちょっと信じられないくらい。
でもこのために、
いろいろな作り方がある中で
この製作方法を選びましたから、
きれいな形にできて良かったです。
この、製作者ならではの大きな葛藤は、
店頭でみなさまが知ることは
決してないでしょう。
すんなりと出来上がった製品の裏には、
どの製品にも
数々の葛藤があります。
心込めて、
命かけて、
みなさまのご希望に沿えるよう
お作りしたいと思います。
このたびは、ありがとうございました。
「ジブン手帳ビズ」用カバーの製作
2021/07/17いろいろな手帳がありますが、
自分の使い勝手に合ったものが
見つかれば、
それはすばらしいことです。
今日ご紹介するのは
「ジブン手帳 ビズ」用カバー。
しっかり書くスペースが
たくさん取られている手帳で、
緻密なお仕事をなさりそうな
クライアントです。
きっちり磨き上げた美しい靴を履き、
要所要所に個性あるスーツをお召しで、
個性を出しているにも関わらず
すっきりとした印象です。
そんなクライアントが
オーダーに際してこだわったのは、
糸の色です。
革の色はネイビーと、
好感度の高い革を選ばれました。
どんな革のお色をお薦めするか、は
職業や服装に合わせることが多いですが、
革の色を清楚で好感度の高いものにしておけば、
糸の色を変えるとしても、
好感度の高い系統の色に抑えることで
端正な仕上がりでありながら
個性を出すことが出来ます。
今回は、そんな好例です。
ブルーとグリーンの混じった糸色を
お選びになったので、
グッと個性が出ながら
うちの定番ネイビーの革の色に映ることで
真摯な雰囲気も出ます。
お渡しする時に
お似合いになることを確認できて
良かったです。
このネイビーがツルツルになって、
ついたキズが治りながら
エイジングしていく頃には、
きっとまた違う人生のステージに
いらっしゃることでしょう。
ステキなクライアントの方々にお会いできる
この仕事は、ほんとうにすばらしい!
ありがとうございました。
小銭入れとお揃いのファスナー長財布
2021/07/15前回ご紹介した小銭入れですが、
じつは、お揃いのファスナー長財布を
お作りしています。
ご注文の当初は
小銭入れを所望くださったのですが、
革の柄が個性的なことから
「お揃いにすると良いのでは?」
という展開になりました。
こうしてご覧いただきますと
単品でも充分迫力ある仕上がりです。
今回のファスナー長財布は
幅の広いファスナーを使って
厚みを25ミリにしていますから、
お色のコントラストがはっきりと出ます。
当初、内側は
裏地専用の型押し革にする予定でしたが、
外回りを作り上げてから
さて、といざ見て見ると、
いやいや、やはり表用の革を使おう、
となったほどの存在感です。
余談ですが、
内側に外側用の革を使うのは
普段はほとんどしません。
というのは、
裏地使いへの変更加工が大変なこと、
ちょっとだけ厚みが増すこと、
ちょっとだけ重くなること、
と、三つの理由があるからです。
しかし、これほどのお品物であれば、
ちょっとくらいは…と、独断で
革を変更させていただきました。
体格の良いクライアントなので
とくに問題ないと思っての変更です。
おかげさまで、パーフェクトな仕上がり、
美しいお財布になりました。
クライアントがご覧になって
気に入ってくださったのは、
何度もオーダーしてくださる方なので、
私どもの作業をご理解くださっているから、
と思います。
いつもありがとうございます。

























