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プレゼントの3代目の手帳カバー 50906

プレゼントの3代目の手帳カバー 50906

2025/10/20

 

大切な方へのプレゼントとして

ご依頼いただいた手帳カバーの

3代目です。

 

とても気に入っているカバーだけど

そろそろ人生最後の手帳になるから…

という相手の方のつぶやきに

お応えしたご注文。

 

長いお付き合いがあって、

このようなプレゼントをしたい方が

いらっしゃるのは、

とてもすばらしいことと思います。
人生の宝ですね。

 

 

 

 

 

ご注文当日は
相手の方をお連れくださいましたので

たくさんの革をお見せしたのち、

お使いになるご本人に

お色をお決めいただきました。

 

こうして下の4枚のお写真

過去2代のカバーを見ますと、

好みが一貫している、とわかります。

 

はい、
このブログをお読みの方々なら

ご想像がついてらっしゃるように、

ご使用者は男性です。

 

今回、他のお色にも目が行きましたが、

やはり気になるのはブラックxブルー。

最終的にお選びになったのは、

エルメス社の革です。

 

 

 

*2013年 初めての手帳カバー。このブルーは

当店オリジナルレザーのフォルテでした。

 

 

*2021年2冊目のカバー。このブルーは

イタリア製のトスカーナブルー。

 

 

ふたつ目のカバーをお作りする時も

まだひとつ目は

十分使える状況でしたが、
さまざまな意味や状況で、

替え時というのはあるものです。

 

今回はまだ
それほどお使いでありませんが、

「そろそろこれで最後かな…」が

「とりかえばや」になりました。

 

 

 

*裏面も表と同じベルトのイメージ。

 

 

 

*コントラストのきれいな内側。

 

 

出来上がり時、おいでになったのは

プレゼントするご依頼者だけです。

「とても楽しみにしてらっしゃるので

きっと喜んでくれると思います。

出来上がり日をお尋ねされるくらい

だったんですよ!」

嬉しいですね。

 

「このブルーがとてもきれい。

この前たくさんの革を見せていただき

それも楽しかったようです。」

 

デザイナーはいつも言っています。

「お買い物って、楽しいでしょ!

こうして相談できるオーダー方法だと

欲しいものが手に入って最高。だけど

それ以上に、相談する時だけでなく

待ってる時もずっと楽しく思えるって

最高のお買い物方法だと思う。」

 

 

 

*こうして底から見てもうつくしい。

 

 

いつおいでくださる時も

艶やかなこのたびのご依頼者は、

今日もステキな装いです。

 

「ところで

私のお財布はどうなった?」

「これは、お似合いになりますよ!」

顔を見合わせてニッコリしている

クライアントとデザイナーでした。

次回、こちらもご紹介します。

 

大切なプレゼントを

ずっとお任せくださって

ありがとうございます。

 

 

審神者という言葉をご存じですか?

審神者という言葉をご存じですか?

2025/10/19

 

昨日、ご依頼者の口から

興味深い言葉が出ました。

「審神者/さにわ」という言葉です。

初めてお聞きする言葉でしたから

意味をお尋ねしました。

 

神様が話された言葉を

人の言葉にして説明する人、

だそうです。

神様の言葉は

普通の人には理解できないので、

審神者が通訳する必要がある。

 

 

 

*ご相談後の確認用スケッチ画

 

 

なぜそんな言葉が出てきたかと

言いますと、ご依頼者は

デザイナーと話していると

審神者といるような気がする、

とお話しくださいました。

 

それにしても、こんな言葉を

知ってらっしゃる方が

いらっしゃるなんて…

なんと楽しいお店でしょうか。

 

ごの方はこうおっしゃいました。

「どうして、私が考え始めて

訊こうと思っている次のことが

わかるんですか?そこを

言葉で説明する前に、なぜ

その提案が出てくるのですか?

 

それに、前回の注文時に出した

表現しづらい抽象的なイメージも

ぴたりと理解してくれました。」

 

 

 

*あるご相談での出来上がり図

 

 

今回ご予約いただいた時、

デザイナーはたまたま

この方のことを考えていたそうで、

「また以心伝心があった。」なんて

言ってましたから、そのことを

お話ししたのも関係したようです。

 

それにしても、興味深い例えを

してくださったことです。

ありがとうございます。

 

 

 

*聞き取りの際パッと書く
イメージ図と注意点メモ

 

デザイナーは言いました。

「昔から人が何を言いたいか、

直接言葉を聞くことがなくても
わかる方だったので、

それがこの仕事を長くやることで

さらに進化したんでしょうね。

でも、このように思ってくださり、

ご満足につながって良かった。」

 

この方のおっしゃる意味はきっと、
言葉にできない感覚をも理解して、
表現すること、なのだと思います。

 

デザイナーにこの力があることで、
ご相談時間は

みなさまがご想像なさるより
ずっと早く、

また楽しく終わると思います。

 

どうやって説明しようか?と

悩んでいても、会って話をすれば

きっと理解してもらえますから、

何でも相談してみてください。

一緒に楽しいお買い物時間を

過ごしましょう。

 

 

ペタッと名刺入れの使い方 509N

ペタッと名刺入れの使い方 509N

2025/10/18

 

初めてのご訪問者から
ショップで「ペタッと名刺入れ」を

ご注文いただきました。

 

当店オリジナルレザー製品に

ご興味いただけて、嬉しいです。

 

 

 

 

当店の定番製品は、ご注文いただくと

新しい革で新しいお品を作り

みなさまにお届けしますが、

これくらいの小物ですと

だいたい2週間ほどでお届けします。

 

このスリムな名刺入れ(カード入れ)

でしたら、見た目より

たくさんの枚数が入りますし、

 

胸ポケットへ忍ばせたり、

手帳に挟んだり、

長財布に入れ込んだり…と

ちょっとした隙間を使って

いろいろな使い方ができます。

 

ですから、プレゼントとしても
人気ある定番です。

 

 

 

 

クライアントからは

お届け後ご連絡いただき、

気に入ってくださったことを

お知らせくださいました。

 

その後、プレゼントとして

ネームを入れての

ご注文もいただきまして、

嬉しいかぎりです。

 

使って行って撫でていきますと、

もっともっと

手触り良くなりますから、

長くご愛用いただけることを

心より願っております。

ありがとうございます。

 

 

30年近くお使いのパスポート&チケットケース 50809

30年近くお使いのパスポート&チケットケース 50809

2025/10/16

 

とても懐かしいお品を
ずっと使ってくださっていた方が

おいでになりました。

 

最初は仕事の絡みでご来店くださり

ずっとお付き合いいただいてますが、

こんなにも長くお使いいただけて

とても嬉しいです。

 

 

*左が修理前、右が修理後

 

仕事で海外に行くことが多かった

クライアントは、当時

パスポートやチケット入れを

ご注文くださいました。

 

 

*カード入れが破れ、
折り目部分が切れている

 

「最近は保険証入れとして

使っていますよ笑」とおっしゃり、
年月を感じます。

 

 

*折り目部分はカットして縫い直し

 

当時当店オリジナルレザーには
その昔、グリーンがありました。
ところが20年近く前から

タンニン鞣しx水染めで
染めるには無理が出てきたため、
今では定番から外れています。

 

サスティナブルでエコ的な観点から

排水基準や

使える染料がどんどん変わり、

このようなことになっています。

 

 

*カード入れは取り換え

 

そんなわけで、
このグリーンのパスポート入れの

取り換えカード入れのお色は

ネイビーにしました。

 

「最初からこういう組み合わせ

だったみたいにきれいですね。」

これが、持ち主のご感想です。

ナチュラルに収まって良かった。

 

革の色について申しますと、

近年では、原皮が良くないため
ベージュが定番からなくなりました。

これからのベージュは

厳選したイタリアの革になります。

 

オリジナルレザーの中で

ネイビー、ワインの2色は
ヌメ革の100%水染めとしては
かなり珍しい色展開です。
当店オリジナルレザーにも

どうぞご注目ください。

 

 

1点もののミニ財布「ジーヴズ」の引手変更50810

1点もののミニ財布「ジーヴズ」の引手変更50810

2025/10/14

 

こんな方もいらっしゃいます。

「そろそろジーヴズを

取り替えようかと思います。

ウェブショップのジーヴズ特集

気に入ったのがあったのですが、

引手だけ変えられませんか?」

 

当店製品をたくさん

ご愛用くださっているご注文者です。

 

 

*左がオリジナル、右が取り換え後。

 

 

当初のご希望色としては

違うものが候補に挙がったのですが、

ご来店くださる、となりましたから
さまざまな革をお見せしました。

 

デザイナーが

「これ、いいですよ!」と

いち押しのこの革をお見せしたところ

一番に気に入ってくださいました。

イタリアンレザーのクリムトです

(勝手にクリムトと呼んでいます)。

 

 

 

 

 

普通でしたら、このジーヴズに

この革をぶつける人は

まずいないでしょう。

 

でも、まさにミスマッチ。

驚くほど個性的で美々しい製品に

変身しました。

 

ハートの表面と裏面とで

見える模様をすっかり変えましたから、

どちらもしげしげと見たくなります。

 

やはりこのクリムトは小宇宙。
いい感じで存在感があります。

 

 

 

 

 

このひとつのパーツに対しても

いくつかの候補パーツをカットして、
イメージを大事にお作りしました。

*ご紹介記事は、こちら

 

ハートの中に

クッションを入れましたから、

そこはかとなくぷっくりとして

手触りも良い感じです。

 

「うわあ、かわいい!」

よしっ!手応えある反応です。

上品さもあり、個性的にもなり、

ご依頼者にぴったり。

こちらも長くお使いくださいね、

このたびもありがとうございました。

 

 

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