実際のオーダー例
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貴方のオーダーのヒントになさってください。
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かわいらしい車のキーケース 912
2020/09/06表題ですが、
「かわいらしい」は車のキーに
かかる形容詞。
丸っこくて愛嬌のある
微妙なラインの車のキー用です。
ケースを作っていて、
このキーに持ち主の愛着が湧く理由が
よくわかりました。
手に包まるように収まります。
ご注文者からはメールをいただきました。
以前にも他のものを
ご注文いただいている方からです。
「気に入っている車のキーがあって、
それにケースを付けていただきたいです。
ぴったりしていて 緩くなく、
気持よく収まる風にできますか?
ほとんど出し入れはしません。
キーをケースから出さずに
使えるようにして欲しいですし、
腰からも下げたいので、
それ用の金具も付けてください。」
「キーを見れば車種はわかると思いますが、
大した車じゃないんですが、
これが好きなんです。」
いえいえ、その人がお好きなものは何でも
「大したもの」です!
キーのお写真を送っていただいたので、
まずはそれに合わせて
スケッチ画を仕上げました。
こんな風にして
お会いしない方とも意思の疎通を図ります。
たまたま予備キーをお持ちとのことで、
本機を送ってくださいましたから、
本機用のダミーは製作の必要がなく
助かりました。
こういった丸みのある形は、
「ぴったり」に作ってください、という
リクエストにお応えするのが
ちょっと大変です。
ケースをお届けしてから、
丁寧なご感想をいただきました。
ほんとに嬉しいです、ありがとうございます。
ここに、ご紹介させていただきます。
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商品、受け取りました。
ありがとうございました。
良いものができるのは
分かっていましたが、期待通りです。
革自体もとても高級感のあるものですが、
厚ぼったくもならず、
ぴったりと形に合わせて作られているのが
本当に気持ちが良いです!
あんなにチープに見えていた鍵が
とてもおしゃれなアクセサリーのように
生まれ変わり、
腰にぶら下げていても
恥ずかしさが無くなりました。
あとはこの先
多少変化があると思いますので、
どうなるのかが楽しみです。
オーダーメイドで製品を頼むのは
初めてでしたが、
まず自分がどういうものが良いのかを
「具体的に」決めるのが
一番難しく感じました。
以前購入した製品などから、
細かなところはおまかせでも
安心して任せられそうとは
思っていましたので
あまり心配はしていませんでしたが。
今回はありがとうございました。
************
少しきついくらいの上がりにしましたが、
使ていくことで
ちょうど良い具合のサイズになります。
一度当店のお品を使っていただくと
そういう革の特長をご理解いただけますが、
気持良く思っていただけて良かったです。
こうしたご感想をいただけて、
感謝感謝です。
今後ともよろしくお願いいたします。
ずっと欲しかったトートバッグ 2004
2020/09/04このクライアントからは
お電話をいただきました。
「ずっと欲しいと思っている
大きさの、
柔らかいトートバッグがあるんですが、
どこにもないので
オーダーで作っていただこうかと。」
かわいらしい印象の女性です。
年齢をお教えくださったのですが、
お電話の印象よりずっとご高齢でした。
「私の年齢になってくると、
なかなか持ちたいバッグがないのよ。
みんな重くて、大きくて…」
いろいろお調べいただき、
やっと当店へお電話くださったとのことです。
ありがたいですね。
「大きさはね、横幅がxxセンチで、
それに合わせて
正方形っぽい形が欲しいんです。
バッグの厚みはxxセンチくらいかしら…
形は、とにかく四角っぽくて
縦横の感じが正方形が良いの。」
聞き取りは続きます。
持ち手の長さや太さなど
細部までのお話しから、
どんなバッグかが望まれているか、
デザイナーの中で姿を現してきます。
「それではスケッチ画を描いて
ファックスしますので、
ご覧いただいて修正があったら、
直接書き込んでご返信くださいね。」
ファックスを送りましたら、
「どうして私の言ってることが
ぴったりわかってくれたのかしら?
電話だけの説明なのに
こんなにお話が通じるなんて…
すばらしいですわね。
どこも直すところがありませんから、
これで作ってくださいね。」
その後、シンプルな形なので、
糸の色をちょっと遊びましょう、という
お話になりました。
ワインの革に、柔らかいピンク系の糸です。
シックなワインカラーの革に、
思わぬ糸色が
かわいらしさも演出してくれます。
遠方の方だったので
お電話だけのやり取りで、
バッグは宅配便でお届けしました。
「思ったよりずっとステキ。
すばらしい手触りで、良いお色です。
糸の色がどうなるかと思ってましたけど、
ワインにこんなお色が合うんですねえ。
好きです、この感じ。
とにかく革が気持ちよいわ。
でもどうして、
一回話しただけなのに
こんなに私の思い通りに作れるの?
さすがはプロですね!」
嬉しいお褒めの言葉です。
その後、もうひとつ
ポシェットをお頼みくださったのですが、
他のバッグはすべて人に上げたりして
処分した、とおっしゃってました。
「軽いので、
すごく楽に持てるの。
私の今の年齢だと、
これひとつあるだけで
充分に満足できます。
ほんとにありがとう。」
ご満足いただけて良かったです。
心より、感謝申し上げます。
フライトレコーダー/パイロットログブック用ケース 2002
2020/09/0240年もの間
オーダーメイドをお受けしていても、
まだまだ「今回初めて作る!」という
アイテムがあります。
今日ご紹介するのは、そのひとつ。
航空機の運転時、携帯が必需な
「フライトレコーダー/
パイロットログブック他一式」を
入れるケース。
中身の大きさも微妙なサイズ
(A4とかB5,などと言えない)で、
必要なログブック(手帳のようなもの)
他一式をすべて
まとめて入れられるケースは、
なかなか見当たらないと思います。
「最初に付録でいただいたケースが
私には使いやすくて、
他のものも試したのですが、
結局これを元にしてオーダーしようかと。」
いくつかお使いいただいて
満を持してのオーダーですが、
当店では、
ほんとうにその答えが
クライアントにベストなのかを、
コンサルティングではっきりさせます。
「どうやらこれがベスト」
という答えを導き出したら、
お描きしたスケッチ画で
確認し合います。
このクライアントは
このケースの中にA4用紙を入れたい、
というお話でしたが、
それを本体に入れることにしたら
全体サイズが変わってしまいますから、
それをどうするかが
今回、メインの焦点でした。
どのように解決したかは、
みなさまのご想像にお任せします。
ひとりひとりのクライアントに
寄り添うことで、
その方に
ご満足いただけるオーダー品が生まれます。
日本で生まれた
ガラパゴス的オーダーメイド
かもしれませんが、
明らかに
人の心を軽くしてストレスを失くし、
軽量さで身体も楽にして
差しあげることが出来ます。
きちんと感あるカジュアル品、コンパクトなオレンジ財布
2020/08/31小さな財布が一般的に人気ですが、
どんな財布が良いのでしょう?
今日は、大人がモノを選ぶにあたっての
ひとつの視点をご紹介しようと思います。
今回の一点もの二つ折り財布は
小さくても品格あるものにして、
カジュアルというより
少しきちんとした感じにしています。
大人の方が愉しみながら、
胸を張って人前で使えるお品です。
そしてその傾向は
当店のすべての定番に共通のものです。
なぜなら
当店の定番品のデザイン目的は、
持つ人を「カジュアル≦きちんと」
と見せるための演出ツールだからです。
その路線は、1981年の
お店の始まりの頃から変わっていません。
バブルの頃から出現してきた
「高級カジュアル」と呼ばれるジャンルが
一番近いかもしれません。
このジャンルは、単なる
高級なカジュアル品という意味ではなく、
パッと見カジュアルに見えても、
良い素材とデザインで
高級な場所でもお持ちいただける、
ということです。
服装がカジュアル化しているからこそ、
お持ちになるバッグや財布・小物などから
経験を積んだ大人にふさわしい
クラスアップの感じを出していこう、
という目的を持たせています。
この路線は当初から、
当店デザイナーの好みだったのですが
それを言語化し、自分たちの路線として
はっきりさせる契機となった
おもしろい経験が、その昔ありました。
初めてイタリアに行った時
現地で靴を何足か買ったのですが、
その中に
布製のかわいらしいものがありました。
今よりずっと若かったこともあり、
モノを知りませんから、
さっそく一番かわいいその靴を履いて
街を歩きますと、
人々の目が、靴にばかり刺さります…
あらかわいい、という目線ではありません。
接する態度も奇妙です。
現地では
高級カジュアルの服装をしていましたから、
その靴がいかに場違いであるか
痛いほどその目線から読み取れ、
いたたまれなくなったので、
ほどなくしてホテルに戻って履き替えました。
そうしてあらためて出かけますと、
どこへ入っても「マダム」と
丁寧に呼びかけられるようになります…
彼らの世界には
誰もが口に出さない基本ルールがある、
と身をもって知ったのはその時です。
おそらくそれは、日本でも同じことでしょう。
たとえば「ひと目で恋に落ちる」時、
私たちの目は、その人の全身を包む
雰囲気までキャッチしています。
自分がどんな人間かは
自分でも良く知っているとは思いますが、
たとえどんなに優れた人であっても、
服装や持ち物で
一瞬にして誤解されることがある、と
彼らの目線は教えてくれました。
昨今は、年齢に関係なく皆
同じ洋服や小物を持つようになっていますが
年齢や経験を経た人が着たり持ったりする時、
正直少し違和感を感じるものもあります。
他人はあえて口には出しませんが…
革と同じで、
経験を経て、歳を経た人だけが持てる
ステキな顔や雰囲気があります。
そんな人だけが持つ優れた特長は、
それに見合った同等の質のモノが
周りに置かれることで、
さらに輝きます。
今回作った一点ものの革は
キズが付かない型押しで、最初はやや硬め。
水にあたってもシミになりませんから、
気軽に楽しめます。
使って行くほど柔らかく馴染んで
かさばらなくなっていくので、
時間が経つのも待ち遠しいでしょう。
この財布は、
小さなバッグやお尻のポケットに入れても
じゃまにならぬよう、
極力小さくしています。
でもこの二つ折り財布の一番の特長は、
「コンパクト財布なのに
高級カジュアル品である」ことです。
高級品を紹介するためのタブレットケース
2020/08/29ある高級店からご注文いただいた
「タブレットケース」。
商談をするためのタブレットに
ケースを付けたい、
というご要望です。
「ずいぶん探したのですが、
新しいタブレットに
ケースを作ってくれるところは
どこもなく…
やっとここに辿り着きました。」
そのお店でも
革製品は扱っているらしいのですが、
オーダーメイドはやってないようです。
お作りしたのは、
厚さ12ミリほどのフラットなタブレットに
ピタッとサイズを合わせ、
ケースから出し入れせずに充電、
その他本体の必要なことが何でもできる
フィット感の高いケース。
大昔、IBM社のThink Padシリーズに
PCを収納したまま使えるケースを
たくさん作ってきましたが、
今ではPCもタブレットもスマホも
短い期間しか使われないようになって、
革の感触が好き、という方だけが
ご注文くださるだけになりました。
「高級品を売るためのタブレットケース」
というのは
もしかすると、初めて作ったかもしれません。
こうしたケースは、平らな革を
どうやって立体にして
そのタブレットに沿わせるか、
というのが課題です。
仕上がったものを見れば、
シンプルなので簡単そうに見えます。
薄い仕上がりですし、
画面もストレスなく触ることが出来ます。
使う時、中身のタブレットが
どういう状態になるかまでを想定して、
画面の開きを決めています。
そして、
出し入れする時の感触は、
高級車のドアの
開け閉めの時のよう!
高級な作りのフロア上に
見合ったお品物にするには
どうすればいいか、
たとえ
自分とは関係ない世界のものであっても、
ご注文の期待に応えられるのが、
ほんもののフルオーダーメイドのお店です。
























