実際のオーダー例
40年3,000件を超えるオーダー実績
貴方のオーダーのヒントになさってください。
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生徒作品、動画制作会社社長が作ったクロコダイルの長財布
2024/12/08生徒さんの作品で、
印象的な長財布をご紹介します。
カメラを向けると
ニッコリ微笑んでくれたのは、
手にしたクロコダイルの長財布を作った
生徒さん。すでにしばらく使っています。
*クロコダイルの模様の使い方が
この方独特です。
5年半ほどスクールに通っていて、
この長財布には2か月ほどの期間が
かかったとのことですが、
なんと、素材がクロコダイル。
革自体が高価なので
なかなか
ここまでの大作にチャレンジする方は
少ないですが、
スクールではこんな作品も作れます。
きっと持っていたら楽しいに違いありません。
クロコダイルはただでさえ目立ちますから、
「それ、良いですねえ。
どこで買ったんですか?」なんて聞かれた時、
「自分で作ったんですよ!」
と答えることができたら、
最高に嬉しい、楽しいことだと思います。
*内装も自分でデザインしたものです。
当店スクールで作る製品は
みなさま自身で使っていただけますから、
とても楽しいと思います。
時にプレゼントとして差しあげても、
驚かれ、喜ばれることでしょう。
なんてことを思いつつ
いろいろとお話ししておりましたら、
この方はネット対策のプロ、
会社の社長さんでした。
ここでご紹介してもいいということなので
自社HPや印刷物のことで
どうしようか、と気になることがある方は
ご覧ください。
*現在作っているトートバッグは
革の色も染めてもらったそうです。
株式会社トック企画
ウェブサイトは こちら
動画制作、ウェブ制作、SEO対策から
紙もののデザイン・製作まで、何でも
ご相談に乗っていただけるそうです。
長財布の企画から出来上がりを見る限り
信頼のおける会社のようです。
現在製作中のトートバッグは
プレゼントだと聞いていますが、
出来上がったらまたご紹介しましょう。

コンパクト財布「ジーヴズ」祭り
2024/12/07引っ越し記念の1点ものジーヴズ祭り。
第一弾が出来上がりました。
人手のことがありまして
ウェブショップにお載せすることができません。
このオーダー例でご紹介します。
気になるジーヴズがありましたら、
お電話やメールでお尋ねください。
*これが今回出来上がったもの。
*上の4枚のイメージ写真、ご笑覧ください。
ここから下は
一点一点のご紹介写真とお値段です。
*左からクロコ/濃茶、クロコ/パープル、ゾウ/ブラック
どれも素晴らしい。@90,000円(税別)
*竹斑クロコダイル、左がヴィンテージワイン
右はブラック。どんどんツヤが増す革です。
*竹斑クロコダイル/キャンティ
右はゾウ/ゴールドブラウン @70,000(税別)
*左はリザード/フランスブルー
右は気仙沼シャーク/ネイビー @60,000円(税別)
*ヘビ/マットブラック @35,000円(税別)
*左から、牛/パールピンク、牛/型押しイエロー
斑無しオーストリッチ/キャメル@30,000円(税別)
どの革も良質な革を選びましたが、
ご注文者からはご指定いただけない部分。
革は、きれいな部分に穴が空いていようが、
質の良い場所に大きなキズがあろうが、
皮膚の下が弛んで使えない部分が多かろうが、
1センチ単位、あるいは10x10センチ角単位で
容赦なく値段が付けられる素材です。
ご指定いただけない場所を使っても
デザインすることですばらしいお品になる、
とお見せしたくて
作り始めた今回のジーヴズ祭り。
ファスナーの布の色と
裏地のお色も楽しいものに設定しています。
正規のご注文品でないことから、
個性的なデザイン、
かつ、ずっとお得なお値段でお出しできます。
ご覧になりたい方は、店頭までお運びください。
メールやお電話でのお問い合わせも大歓迎。
お店の中にあるものでも
気になるものがあったら、お尋ねください。

ぴったりサイズのパンナイフ ケース2種 41107
2024/12/06おしゃれな方がいらっしゃるものです。
このたびご注文いただいたのは
2種類のパンナイフ。
2本のナイフをお貸しくださったのですが、
それを包んである麻の布きんもおしゃれで、
よく水を吸う、使いやすい海外製品でした。
こんな情報もいただけることは
お店をやっている身としては嬉しいことです。
さて、2本のパンナイフは形が違いますから
お作りする時に気を付けるところも
それぞれ違ったものがあります。
左の長いナイフは
刃がナミナミになっていますし、
右の方は包丁の刃を寸止めした感じです。
どちらも根元が太く
先に向かって細くなって行き、
根本の方に角度が付いているタイプです。
刃の形に沿わせて形を作るのですが、
そのまま縫い合わせただけでは
刃が当たると縫い糸が切れてしまいますから、
ちょっとしたギミックを使っています。
*刃がナミナミになっている方のナイフ。
そこら辺までは頭で考えて
作り進めていくのですが、
出来上がり寸前で
あら、っと気づいたのは、
あまりぴったりのサイズでお作りすると、
出し入れ時に
入り口の糸を切ってしまうという事実!
出し入れを気をつければ大丈夫でも、
もう少し大きめにしないと
その気を付けることすらも大変です。
*真っ直ぐな刃のパンナイフ。
というわけで
泣く泣く作り直したわけですが、
本番を作ってみないとわからないことも
たくさんあって、
ものを作るのはおもしろいですが
時にトホホ…ということもあります。
ものを作る仕事は、一生が勉強!
製作者は
なるべく無駄の無いサイズで作ろうとしました。
その結果、あれっ?ということもあります。
どんなこともすべて
自分の力に加えていくのがものを作る人です。
難しいお題を出してくださる
クライアントのみなさま、
ほんとにありがとうございます。
さらに良いモノを作れるよう、頑張ります。
このたびのご注文もありがとうございました。
キッチンで見惚れていただけるよう、
願っております。

ご報告:お店の引っ越し先と内装品のお譲りについて
2024/12/04今年もいよいよ最終月となりました。
みなさまの1年はいかがでしたでしょう?
移転先がきっちり決まりましたので、
みなさまに移転についてご報告します。
おかげさまで銀座に移転してから
16年目に入ることができ、
みなさまには感謝の気持ちしかありません。
私たちは毎年毎年、
無事1年が過ぎていってくれれば…
と思いつつ新年を迎えますが、
今年は私たちにとって
驚きの最終月を迎えることとなりました。
*当店の象徴ともいうべき鏡
現在の「第一田村ビル」の持ち主が変わり、
この4月に締結するはずだった再契約が
期間の定めなく結ばれ、しばらくの間
何とも宙ぶらりんな状態が続いていました。
その間、銀座の物件をいろいろ見ましたが、
アトリエを一緒に引っ越すとなると
なかなか同じような広さの物件が
少ないことに気づきました。
そして、新しいビルは家賃が高いので
古いビルを探していましたが、
それも昨今どんどん減っていますから、
どうなることかと思っておりました。
でもここで、ありがたいことに
私たちのクライアント、みなさまが
難しいお題を出してくださいますから、
移転話が進展するまでずっと
作ることに集中することができて、
いつもと変わらず
充実した時間を過ごすことができました。
ありがとうございます。
*中央の彫刻
そんな時間を通り過ぎて、やっと
次にどこへ移るかが決まりました。
今度もクラシックなビルで、
中へ入りますと昭和を思い出す
ステキな建物の7階、最上階です。
通常のビルなら
最上階はオーナーが占有するのですが、
このビルは建て増ししたこともあって
中途階に管理会社が常駐し、良い環境です。
並木通り沿いなので、
窓から見える景色に銀座らしさがあります。
現在の第一田村ビルでは
大家さんからブラインドを開けないよう
指定がありましたから、
あまり外の景色をお見せする機会は
ありませんでした。
*四隅の見事な彫刻
今のビルから徒歩1分ほどの場所で、
来年2月に引っ越す予定です。
少しの間、お店を休むことになりそうです。
新住所は
中央区銀座2-3-5 三木ビル7階
電話番号、メールアドレス等、
何も変わりません。
ただ、クラシックなビルは
エレベーターや階段が広くないので、
ただいまお写真を出しております
お店の鏡を移動することができません。
1850年代のフランス貴族の鏡ですが、
これまで200年以上大切に残されてきたのに、
入れる場所がないことで
廃棄になってしまうのは、心が痛みます。
今ではできない装飾が施されていますから、
それが消えてしまいます。
そこで、この鏡を使ってくださる方を
探しております。
*鏡の全体像
なお、鏡自体は現代のものです
サイズは、ヨコ192xタテ217センチ。
私たちのお店のスペースは
全部で7坪くらいですから、
そんなスペースでも鏡をうまく使えば
実際より広く感じられます。
移動問題は、このサイズを入れられる
ドアや階段があること、の一点です。
もし置きたい方がおいででしたら、
お声掛けください。
鏡本体は100万円近くしましたが、
差し上げます。
移動は東京近郊までなら手配可能で、
20~30万円ほどかかる見積もりです。
申し訳ありませんが、
その移動費はお持ちいただきますよう
お願いいたします。
その他、何かお店の備品で
これは欲しいですが…というものがあれば
お譲りします。
とりあえずお尋ねください。

ハイブランド革のブリーフケース、定番バッグ「エルム 」41004
2024/12/03とても凝った作りの
定番「エルム」の改変版です。
こちらのクライアントは、一番最初
ご友人と一緒にお店をお訪ねくださり、
その後2度足を運んでくださってから
ご注文へと進んでくださいました。
ありがとうございます。
初回、某ブランドバッグを買った直後の
クライアントは、珍しい製品が
そのブランド店頭にあったという出会いから
つい買っちゃいました…と
おっしゃっていましたが、
そのバッグもおしゃれなデザインでシックで、
さすがブランド、というイメージでした。
「ところがこのトートバッグは
中に何もポケットがないので、
すごく使いにくいんですよ。
あったから買っちゃったんですけど、
このままでは使えないなと思って。
このバッグに合った
バッグインバッグなんて
作ることができるんですか?」
そのバッグは、なるほど
もっとも大きなサイズのバッグなのに、
中にひとつもポケットがありません。
二度目においでになった時には、
入手したばかりのバッグインバッグを
お持ちになって、それを元に
ご注文しようとなさいました。
そこでデザイナーは
「それがまだ買ったばかりでしたら、
せめて2週間~ひと月は使って
ご自分の使い方をよく観察してください。
そうすれば、
本当に要る機能と要らない機能とに
簡単に分けられますし、
考え違いも最小限になりますから。」
このクライアントのすばらしいところは、
それを聞くなり
一旦その件をお持ち帰りし、
真剣にご自分を観察してくださったところ。
「ひと月ほど使ったことで、
自分の使い方もよくわかりました。
おっしゃるとおり、
自分がこうしたい、ということや
こういうのは嫌だ、と感じることがらも
よくわかりました。」
そのような経過から
3回目でのご注文となりました。
デザイナーはいつも言っています。
「私自身がケチだから、みなさまにも
お金を無駄に使ってほしくないの。
だから、前もってこうしたらいい、
というアドバイスがあれば、
誰にでもそれをお話しするんです。」
その甲斐あって、
お受け取り時のこちらのクライアントの
バッグを見る目やご感想は
何とも嬉しいものでした。
「いやあ、けっこう高価なので、
ブランドバッグを買ったばかりでもあり、
じつはちょっとばかし心配だったんですが、
想像以上の出来上がりで
心配なんかするんじゃなかったです。」
見た目は定番エルムそのままですが、
革はハイブランドの革です。
この革は仔牛の革なので
肌理が細かく、表面も革の下部分も硬く
あまりこの形には向いていません。
いろいろなテクニックを使いながら
仕上げていきます。
「おまけに、あのアドバイスがなかったら
この形が自分に向いている、と
気づかなかったと思います。
持ち手も短くしてもらったから
スッと持てるし、
自立するのもすごく良いです。」
革の選定も高価になった
ひとつの原因ですが、
もっと大変なことがありました。
上のお写真の外ポケットは、
左右で二つに区切られています。
そのうえ、向かって左のポケットは
小さめのキーケース専用なので、
このヨコ幅でこの深さでは使いにくいため、
外からは見えないよう
上げ底にして、取り出しやすくしています。
まさにこの方のためのカスタマイズ。
そして、お写真でお気づきになりましたか?
ナイロン裏地も定番色ではなく、
渋い赤が良い、ということで
特別にご用意したものです。
その他にも内装に細かい指定があって、
そのご希望の中で
なるべく汎用性のある内ポケットに
仕上げています。
ですから、長年使ううちに
持ち物が今と変わってしまっても
あまり収納に困ることはないと思います。
「いやあ、軽いですね!
そして、このトートバッグにも
ちょうどいいサイズで収まりますし、
単品で持っても
すごくカッコいいです。
自分の使いやすいように作れるって、
ブランド品よりずっといいですね。」
きっと単品でお持ちいただく時が
増えるのではないかと思います。
ご自分の持ち物をストレスなく収納し、
出し入れが楽にできるのは、
当店フルオーダーメイドの利点です。
一人ひとりの「快適」を目指して
オーソドキシーは
みなさまに面倒なこともお願いします。
このたびは何度も足を運んでいただき
ありがとうございました。
長くお使いいただけることを願っております。