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ツートンカラーの二つ折り財布 711

ツートンカラーの二つ折り財布 711

2019/03/28

今日ご紹介するのは、

今では少なめのご注文になってきた

スタンダードな二つ折り財布。

 

小さく、とか、軽く、とか

カードをたくさん、とか

どんどん複雑になっていくご注文が多い中で、

王道の札入れです。

 

 

このお財布、

表から見るとダークブラウンですが、

ぱっと開くと

ベージュカラーになっています。

 

そしてベージュの革に対しても

糸のお色は

外側の革と同じダークブラウン。

 

角も丸く、優しい感じです。

これは使っていった時に折れ曲がりにくい、

という利点もあります。

 

 

こういうお色の組み合わせの場合

2,3の糸色の合わせ方がありますが、

より個性的な組み合わせを

お選びくださいました。

 

こういう選択が

クライアントの個性を出す

格好のものになります。

先の丸っこい角も同じイメージですね。

 

 

最近では王道のお財布が少ないので、

こういったシンプルで丈夫な財布を

お探しの方もおいでではないでしょうか?

 

ご注文においでになって

みなさまがおっしゃることは、

「今は同じようなものしか

売ってないんですよね。」です。

 

昔は提供会社それぞれの考え方があり、

さまざまなお財布がありました。

ひとつひとつ、どれもが

意趣を凝らしたものばかりでした。

でも今は、ほとんどが同じようなもの。

 

 

デザイナーは心配することがあります。

効率を目指しすぎて、

工場の稼働のさせ方すら、

同じようなものしかできないような

状況になっているのではないかと。

 

当店がやっていることは

一点一点の「完ぺきなサンプル作り」とも

言えますが、

 

当店でやっている、

一人一人の職人が 新しいお品を

最初から最後まで作ることのできる、

という人づくりは、

絶えないようにしたいものです。

 

そんなことを考えるにつき、

みなさまの日ごろのご理解に感謝申し上げます。

 

実印、社判、通帳、年金手帳、銀行カード、領収書等の入るマルチバッグ 91

実印、社判、通帳、年金手帳、銀行カード、領収書等の入るマルチバッグ 91

2019/03/26

ご自分で

銀行等の手続きをなさる人から

圧倒的な支持を受けているのが、

このマルチバッグ。

 

銀行関係の重要なものはすべて、

定位置に入れることができる

優れたケースです。

 

 

定位置に入れることができる

ということは、

万一何か足りないものが発生した時には、

それが何かひと目でわかるということ。

 

何も考えることなく、ひと目で

全部そろっているかどうかを

確認することができます。

忘れ物がなくなりますね。

 

 

複数の会社を持っている方も

少なくありませんから、

 

そのいくつかの会社の

もっとも大切なものが

きちんとそろっていると

ひと目でわかることは、

ストレスもありませんし、

探し回る時間も必要ありません。

 

 

このケース、

人によって中身のアイテムも違いますし、

印鑑などは

それぞれ大きさも違うことが多くあります。

 

ですから、

一概にこのサイズで作ればいい

ということがないのが、

対応できる市販品のない理由。

 

そういうことで

同じものをお作りすることはできますが、

おひとりおひとり

ご相談をする必要が出てきます。

 

 

何人かの人がこれをご注文くださり、

どれも違うレイアウト、

どれも違う中身のサイズで

お作りしましたが、

 

このクライアントの新しいアイデアは、

まさに上のお写真です。

 

バッグに吊るせることで、

バッグの中から取り出すという

儀式も必要ありません。

 

もちろんバッグの中に

納めてしまうことも可能です。

 

 

実際こんな風に作ったのですが、

使っている方からの

こうしたい、という

リクエストが出ないことには、

この解決方法は浮かびませんでした。

 

初めにリクエストありき!

 

こんなアイデア合戦から

すばらしいコラボレーション品が

生まれます。

 

こうして他のみなさまのご参考に

とご紹介できるのも、

真剣にこうしたい、と思ってくださる

クライアントがおいでになるからです。

ありがとうございます。

 

お気に入りのベルトバックルを使ったベルト

お気に入りのベルトバックルを使ったベルト

2019/03/24

長いお付き合いのクライアントが

以前当店でお買い求めくださった、

インポート物のベルト。

5年ほど前のものでしょうか。

 

「ほんとに良く使いました。

でもそろそろ表と裏の革が剥がれてきて

寿命かな、と思います。」

 

 

このようなファッション性の高いバックルは

正直、ベルトバックルを扱うお店では

見つけられません。

 

そこでデザイナーは、たまたま

すでに出来上がっているベルトや

プラスすると装いの決まるアクセサリー、

時にはコートなどを

独自で入れ、お売りすることがあります。

 

 

このベルトもその一つで、

美々しいバックルがついていました。

 

良いベルトでしたが、

ファッション性を重視しますと

どうしても軟弱な作りとなります。

 

それはそれで美しいので良しとします。

しかし、次に当店で作り変える時には、

たいていもっと保つようにします。

 

 

オーダー例でみなさまもご存知の通り、

当店のベルトですと、

10年以上お使いになる方が

たくさんいらっしゃいます。

 

今回はクライアントと相談して、

丈夫に

そしてもっと使いやすく改変しました。

 

使いやすく、というのは、

オリジナルについているサル革

(ベルト留めループ)の位置が

短かったので、

余りのベルト部分を入れるのが大変なうえ、

余りの長さの収まりが今ひとつに

見えたからです。

 

 

こうした点を

デザイナーの方からお尋ねしてみますと、

「ええ、そういえば

なんだかベルトループには

ベルトを入れにくくて、ちょっと手間取ります。」

とのこと。

 

どんなアイテムでも

使っているところをお見せいただけば、

ご自分で言葉にならない

「いまひとつ」が

浮かび上がるかもしれません。

 

「快適な生活」に向かって

ご相談してみませんか?

ポシェットタイプの「アクオス」スマホケース 92

ポシェットタイプの「アクオス」スマホケース 92

2019/03/22

「やっぱりこちらで、

スマホケースを

作っていただこうと思って。

 

今回、新しいスマホに変えました。

家の鍵を一緒に入れておいて

そのまま鍵を使いたいので、

ポシェットみたいに斜め掛けして

手ぶらになれるようにしたいんです。」

 

 

スマホと何を一緒に持ちたいか?

これは、どなたにとっても

解決したい問題のひとつと思います。

 

Suica等のカード類やお財布機能から

果てはこのクライアントのように

家の鍵を一緒にしたい、というご希望まで、

人によって

一緒に持つと便利と思えるものは、さまざま。

 

 

スケジュールが過密だったり

お子様がいらっしゃる、など、

なかなかゆったりと

ひとつひとつの行動ができない時には、

道具の力を借りて

安心できる生活を送りたいものです。

 

当店ではそのお手伝いができます。

ただしその道具が

どのようにあるのが良いか、

そのとっかかりだけはご自身で

考えていただく必要があります。

 

当店でしたら、

アウトラインをお話しいただければ、

もっとも現実的な解決に向かって

モアベターな(笑)策を

一緒に練っていくことができます。

 

 

こちらのクライアントも

長いお付き合いなので、

細かい点は「おまかせ」。

 

その結果、

アクアブルーのお色の革に

ネイビーのストラップを合わせて

紐の消耗を目立たなくさせる、

というご意向のこのクライアントに、

少しオレンジが勝ったパステルイエローの

ファスナーを合わせました。

とてもお似合いになるはずです。

 

 

どんなお色がお好きで

どんなイメージの方かを

今までのお話やご注文から知っていると、

新鮮で楽しいご提案ができます。

 

たった一本のファスナーですが、

春に向かっての明るい日差しのような

印象のスマホケースになり、

このクライアントのイメージにピッタリ!

持つたびに

ウキウキしていただけるはずです。

 

 

当店では、

そのお品をお使いになる人の

生活や好みを探れる質問をしたうえで、

容れる物に合わせた

もっとも美しい形をご提案します。

 

じつはお渡しの時、

鍵を入れたら、ポケットの面に

そのカギの跡がほんの少し

ぷっくりと出てしまいました。

 

そのちょっとだけ不細工な見た目を

10秒で解決したのはデザイナー。

 

「当店の磨き仕上げの小物だったら

裏地も革でできていますから、ね

ちょっとこうすればね…」と

デリケートな手つきで

微妙に伸ばしています。

ほんの0.5ミリくらいのことです。

 

ものをきちんと作るとは、

こういうこと。

当店では、革の性質を

余すところなく使えるような作りを、

出きる限り実行しています。

 

三つ折り財布 811

三つ折り財布 811

2019/03/20

本日ご紹介するお財布も、

かなり変わったタイプ。

三つ折り財布に

コの字ファスナーの小銭入れが

付いています。

 

こんなに長く

オーダーメイドの仕事をしていても、

このタイプは初めてお作りしました。

 

今日は、なぜフルオーダーメイドを

受けてくれるお店が少ないのか、を

お書きしようと思います。

 

 

オーダーメイドで検索していただくと

おそらく3万件以上の店や人が

挙がることと思います。

 

「いっぱい出てきても、

結局 フルオーダーメイドをやってる所は

ぜんぜんないんですよね。」

とは、お客様からよく聞くご感想です。

 

 

財布を例に取ってお話ししますと、

財布の場合、

お札の入れ方ひとつ取っても

たくさんの選択肢がありますし、

それは小銭入れの形にしても同様です。

 

さらにお札入れ内部にカード入れを付けたり、

中を二か所に分けたりする方もお出でなので、

そういった中身の仕様に関わる内容にも

またまた数多の選択肢が出てきます。

 

それをさらに、一人一人の

ご希望通りの合わせ技にするとなると

ありとあらゆる組み合わせがあって、

無限とも呼べる

バリエーションが出てきます。

 

つまりこの

フルオーダーメイドの世界では、

毎回毎回

初めて作るものを作っているのです。

 

そしてその多くは、

「どこにも存在しないもの」。

 

 

「どこにも存在しないもの」には

いろいろな理由があって、

平たい革から立体にするにあたって

不可能なもの、ということもあります。

 

また、今回の

コの字ファスナーの小銭入れなどのように、

 

財布のどの部分に付けたいのかによって

小銭入れ自体の付け方も変わり、

製作方法も変わってしまうものが

ほとんどです。

 

このルールを身に着けるには、

とにかく

恐ろしいほどの点数を

製作することしか、方法はありません。

 

その証拠に

普通に考えて作るのでは無理でも、

中には、一生懸命

ある程度 無理やりやればできる、という

信じられないこともあるのです。

 

 

「すべての製作に対応できる」

と申し上げられるようになるには、

 

製作に入る前段階、相談の段階で、

それぞれの構造と特徴を熟知した人が

(もちろん経験もかなり必要です)、

まず頭の中で

製作シュミレーションを正しく行って

「できる」という

確信を持たなくてはなりません。

 

まずここまでが、

クライアントとのやり取りの中で

クリアにしなくてはならないこと。

 

 

次に製作ですが、

まず革についてお考えいただくと

良いかもしれません。

 

革という素材は、

針穴をあけてしまったら

元に戻すことはできません。

 

きわどく難しい縫い場所も

曲がることなく、きれいな縫い目で

縫わなくてはなりません。

 

市販品のように単純で簡単なものなら

目をつぶっていても縫えますが、

ここまでアクロバチックなお品では、

終始息をつめて

慎重に行います。

 

たまに「こんなのは、

~~すれば簡単なんじゃないですか?」

とおっしゃる方もお出でですが、

見た目に簡単そうに作っている、

ということこそ

プロの証です。

 

見た目にすんなりとして

苦労の跡をみじんも感じさせないもの、

それでいて

使いやすい工夫が

随所に施されているものが、

最高の出来栄えのお品です。

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