実際のオーダー例
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貴方のオーダーのヒントになさってください。
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オールコードバンのB5バインダー, システム手帳 89
2019/01/20すばらしく美しいご注文を
いただきました。
お会いしたことのない
遠方のクライアントからのご依頼です。
いままでに
こんなに贅沢なバインダーは
お作りしたことがありません。
表はコードバンの一枚取り、
内側は、金具を入れ込む作業があるので
左右にパーツを分けましたが、
コードバンのナチュラルカラーという
美しい革をたっぷりと使った
潔い、気持ちの良い逸品です。
当時コードバンは入手しづらく、
特にナチュラルカラーは
粗が目立つことで
なかなか大きな版が見つからない頃でした。
革はどれも生き物です。
一枚一枚出来上がりが違います。
染めのロットによって
色が違えば、
一匹一匹の個体差によって
ムラの具合も変わってきますし、
色のノリも多少変わってきます。
こうした表面の革は
傷つきやすいので、
多少の擦れ跡があることは普通です。
そんなことをご了承いただいて
はじめて、ナチュラルな革を使った
オーダー品をお作りすることができます。
このクライアントは、
こうした自然素材のことを
良くご理解くださり、
出来上がり品を高く評価くださいました。
革だけを使った手触りなので
気持よさは抜群です。
しかも、美しいお品になりました。
ありがとうございました。
シンプルな長札入れ、長財布 85
2019/01/18これ以上ないくらい
シンプルな長札入れをご紹介します。
この手のタイプは
何度かお作りしたことがありますが、
どれも違う形です。
みなさま、ほんとによく
お考えになります。
まさに十人十色。
今回ご紹介するのは
イタリア製の型押しでお作りしたもの。
見事な型押しで、大きめの柄なので、
この小物の中に
どうやってこの型押しの流れを入れるか、
ということが最重要の内容です。
どこでもいいや、ということで
パーツをお取りすると、
大きな斑柄の部分だけ、とか
小さな部分だけ、になってしまって
見ていてつまらないものに
仕上がってしまいます。
L字に開く札入れにすることで
サイズも小さくできますし、
取り出しやすさと
薄さは、ばつぐんの長札入れになります。
ここまでシンプルな
ただの長札入れにするには、
理由があります。
それは、以前一点物のジーヴズを
お持ちいただいたからです。
同じ斑柄のジーヴズをお持ちいただき、
「ほんとにこのお財布良いですね!
とても気に入ってずっと使っています。
ただ、お札を
折らずに入れたいこともあるので、
今回の長札入れを作ろうと思って…」
ありがたい思い付きです。
それで当店では、バーティという
やはりお札を入れるためだけの
シンプルな長財布をご提案しています。
「人の数だけ形あり」
こんなアプローチも
ぜひご参考になさってください。
ショルダー付レディスバッグ 86
2019/01/16観劇が趣味で、
よく東京においでになるクライアント。
現在使っているショルダーバッグは
使い勝手の悪いところがあり、
何とかもっと使いやすいバッグを!
と、ご来店くださいました。
その日お持ちのバッグは、
それぞれの中身を かなりきっちりと
収納する場所のあるバッグ。
小さめのバッグでしたから、
今度はタブレットの入るサイズで
欲しいというお話もありました。
そこでお薦めしたのが
お手持ちのバッグとは少し違った
構造の、このバッグです。
クライアントからのお話を伺い、
それに沿って
スケッチ画を描いていくと、
これ以外にはありえない、と思われる
デザインのスケッチ画ができあがります。
クライアントの前で
この技術を披露しますと、
たいていの方は
見入って、驚きの表情をなさいます。
「自分が考えていることが
目の前で絵として現れるなんて…
信じられないことです。」
嬉しいお褒めの言葉をいただくことも
多く、ありがたく頂戴します。
今回の形も
お写真で見ていただくと、
シンプルでただただ美しく
収まりのいいバッグになっていますが、
それにするまでには、
全体をどんな構造にして
どんなディテールにするのかを
詰めて考えなくてはなりません。
一点一点の細部に詰まった美意識は、
当店ならではのもの。
ですから、こうしてお写真を撮った時、
見たことのないデザインですが
違和感がないもの、となるわけです。
そしてお使いいただいた方には、
当店のほんとうの、バッグのすごさを
ご理解いただくことができます。
それは、お使いになる時
違和感がない、ということ。
違和感がない、ということは
手を動かす時に
不自然な動きがない、ということ。
そのために
たくさんの聞き取りをしています。
それにしてもこのショルダーバッグ、
見るからに使いやすそうで、
このクライアントでなくても
バンバン使いこなせそうな感じに
出来上がりました、素敵です。
発想は
クライアントがご自分の使い方から
お考えくださります。
その最初の発想を
どうやって現実にするか、
それを考えるのが、「導く人」の役割。
「少しのことにも、
先達のあらまほしきことなり。」
当店には、そうした先達がいて
みなさまをお待ちしております。
財布&鞄としてのテックポーチ 85
2019/01/14「お財布の機能を持っていて、
一緒にスマートフォンも持てるような
ものはありますか?」
こうお尋ねされるとお勧めするのが、
この「テックポーチ」。
お財布機能を全面的にフューチャーして
プラス スマートフォンを持つ、
という考え方です。
デザイナーはこの形を考えてから
バリエーションで三つほど作って、
今の定番に決めました。
小さいものほど、
どこまで小さくするのか、また
どこまで大きくするのかが
問題になってきます。
この財布バッグには
外側に小銭入れを作っていますから、
小銭を出すのはとても簡単です。
また本体部分を開いて
カードを取り出すのもしかり。
お札はギリギリ入る大きさです。
普段領収書などをボンボン入れると
スマートフォンを入れる
スペースがなくなってしまう大きさ。
それなのでデザイナーは、
たまに入れ替えもしながら使っています。
スマホケースも使っていますから、
最高に身軽に出たいときには
ケースからスマートフォンを出して、
このバッグに入れて出かけます。
それほど気に入っているようです。
何でも持ち歩くのは簡単です。
年齢が上がってくれば、
なるべく荷物を少なくして
身軽になりたいという欲が出てきます。
そうなると自然と
さまざまな場面での「選択」が
出てきます。
どちらが面倒がないか、
どちらが身軽に行動できるか、
そんな違うベクトルの問題を
比べなくてはならないときが出てきます。
そういったことを考えると、
スマホケースを基準にして
お財布機能を付けるクライアントも
出てきますし、
考え方はまさに十人十色。
それを現実にできるのは、
どんな形でも作れる技術を持ち、
コミュニケーション能力の高い
オートクチュール店だけです。
美しいスマホケース、ギャラクシーケース 81
2019/01/12「かっこいいのが欲しいんです。」
スマホケースをご希望のクライアント。
いろいろお話してますと、
どうやらプライムというダレスバッグの
デザインがお好きとのこと。
流れるようなオーソドキシーラインと
色のインパクトを気に入ってくださいました。
嬉しいことです。
それではその雰囲気で作りましょう、と
出来上がったのがこちらのケース。
当店のオーダー例を
よくご覧くださっていたので、
「外側にカード入れを
一枚つけて欲しいんです、
オーダー例に合ったようなのを。」
オーダー例を研究してくださる方は、
こんなことも
あんなことも、できる、
とご存じなので、
ご自分には何が必要かを
考えてきてくださいます。
そして、当店の技術の追求も
ずっとずっと続いておりますから、
新しいものを見ていただいていると、
長方形のマグネット留めを
リクエストくださるのです。
ありがたいですね。
オーダー例は
このようにかなり役に立ちます。
当店がお作りするのは
「どこにも存在しないもの」ですから、
なるべくみなさまの頭の中で
たくさんの妄想をしていただくと、
いろいろなアイデアをお出しできます。
見た目だけでなく、
優れた使い勝手で、
手触りや軽さも含めて
快適な生活をお送りいただくためには、
みなさまご自身が
何をどう感じるのか、
たまに振り返っていただくことは
とても重要です。
クライアントの方々の
日々のご協力に感謝申し上げます。



























