実際のオーダー例
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すてきなレディスバッグ
2018/07/29当店のお品を
何点もお持ちくださっているクライアント。
見本のバッグをお持ちくださり、
「今までは定番が多かったのですが、
このバッグはとても出番が多いので、
これこそフルオーダーメイドかしら
と思います。」
聞き取りをしますと、
すでにお考え下さっていたので
変更点を明確にご説明くださいます。
素材がナイロンなので、
いくら気に入っていても
ちょっと良いお席となると
寂しい思いをしてしまうと、お持ちを
お話しくださいました。
今回はどんなお色の革を使って
どんなイメージになさりたいかを
伺いますと、
「ややフォーマル気味に傾けたいと…」
革のお色に白をお選びいただきましたから、
ディテールを上品に持っていきました。
同じ仕様で同じ形であっても、
もっとカジュアルに仕上げることもできれば
もっとエレガントにすることもできます。
こういう時のデザインは
デザインのためのデザインでなく、
紛う方なきTPOを表現するためのもの。
ほんの少しの違いですが、
より上品に、良いレストランにも
お持ちいただけるようにしました。
金具をオリジナルで
お作りすることはできませんが、
ラインの微妙な、質のいい金具を
お選びしています。
見本のバッグと同じ大きさで
同じ仕様でお作りしています。
しかし実は、
素材が違うものですから、
製作方法は変えています。
こういった内容については
クライアントにお伝えしておりませんが、
それは、違う製作方法でも
同じに見えることが
わかっているからです。
お受け取りの時の
喜んでくださったお顔が
印象に残っています。
ありがとうございました。
オーストリッチの長財布 711
2018/07/27当店特製牛革は
安定した品質で
エイジングを楽しませてくれます。
その他の革は、目的によりいろいろです。
例えば、色がきれい、とか
雨に当たってもシミができない、とか
その革が好き!とか・・・
本日は
「一度オーストリッチを
かわいい感じで持ってみたいんです。」
というクライアント。
長いお付き合いのクライアントなので、
当店のお品を
いろいろお持ちくださっています。
「だからそろそろオーストリッチ。」
わかります。
では何を?というお話を何回かし、
定番などもご覧いただいたところ、
「これが好きです。
このお財布なら、
この使い勝手に従って使います。」
革を違えて作りますと、
こんなにもイメージが変わります。
革で雰囲気が全然違いますから、
一点だけ変更しました。
それは、かぶせに出したホックの頭。
たったこれだけのことで、
もっともっとかわいらしくなります。
オーストリッチ等の爬虫類は
お手入れをすることができません。
手でなでていって
つやつやで黒っぽくしていく以外
方法がありませんので、
もっとも消耗の激しいホックの部分を
こうして同じ革でくるむことで、
劣化した時
この部分だけを取り換えれば、
またかわいらしい感じに戻ります。
こんなことを考えながら
製作中に
ちょっとした変更を加えることもあります。
こういうことはもちろん、
「絶対にこのように作ってください。」
というクライアントのお品には行いません。
長いお付き合いのクライアントで、
ある程度
「この方がいいな、ということがあったら
やってくださいね。」という
リクエストのある場合だけ、やることです。
長いお付き合いになってくると、
それが楽しくなってきます。
今回も
「これだけのことで
ぜんぜん雰囲気が違いますね。」と
喜んでくださいました。
オーストリッチは
表皮の下がぼわぼわとした
綿のような素材です。
厚みが均等ではないので
このぼわぼわを取り去っていくのですが、
うっかりしていると
ぜんぜん均等な厚みにできず、
あらら・・・となってしまいます。
また、表の粒々の毛穴は硬いので、
端をどうやってうまく処理するかも
腕の見せ所。
簡単そうに出来上がっているお品には
みなさまが想像する以上の
手間がかかっています。
そんなこんなもすべて
当店のフルオーダーメイドにおいては、
ひとりのクライアントの
ひとつのお品のためにだけ、
毎回行われています。
リザードジーヴズとキーホルダー 710
2018/07/25オーダーメイドの楽しさの中には、
こんな色揃えの楽しみもあります。
長くお付き合いくださっている
クライアントが、
ワクワクするような組み合わせを
ご注文くださいました。
このクライアントはいつも、
オーダーメイドをご自分の考える方法で
愉しんでくださります。
今回は
コンパクト財布のジーヴズに合わせて、
飛行機型のキーホルダ-を、という
組み合わせ。
出来上がりを拝見するだけで
うきうきしてくるようなご注文です。
キーホルダーの方は
今までお使いの別ブランドのものが
気に入ってらっしゃるということで、
同じものをお作りすることに…
シンプルなラインの
飛行機型に見えると思います。
確かにこれは、量産でさえあれば、
安価に、簡単に製作できます。
しかし、量産と言えど、
最初のひとつ目は大変です。
飛行機の形のラインを調整して、
どんなクッション材を入れ、
どんな膨らみ具合にするかを
試作をしてから決めます。
それが完璧に終わって、
はじめて量産にかかります。
量産の場合、
この初めの試作とラインの決定が
成功の可否を決めます。
これだけが肝、と言って過言でありません。
ひとつひとつのクライアントの
ご注文品に対して、
当店が行っているすべての工程は、
量産における最初の試作のすべて、です。
量産で
(例えば)100個作るために行うことを、
たったひとつのお品のために行っています。
これがオートクチュール。
たっぷり名刺ケース 710
2018/07/23名刺入れの場合、
どれだけたくさんお入れになるかが
どんなタイプにするかの
分かれ目になります。
本日ご紹介するのは
今までお作りした中で
もっともたくさん入る名刺入れです。
正面写真からはきっと
横に重ねて置いてある名刺の意味が
わからないことと存じます。
右の名刺を入れてみた図が
上のお写真ですが、
これをご覧になって
最初のお写真の名刺の枚数が入った、
とお思いになる方は少ないでしょう。
下のお写真で
全体像をご理解いただけることと
存じますが、
この名刺入れには、2ケース分入ります。
そして、手前には
これからお会いする人のために
ご用意している自分の名刺が
入っています。
こうすれば、
どんなに焦っていようが
きちんとお渡しできますね。
当店定番は、まさに
どれだけの枚数お入れになるか、という
観点からお作りしています。
「ちょこっと名刺入れ」は20枚くらい、
名刺ひと箱分入ります、小さく見えますが。
「名刺入れ#3」は、⅔箱分ですが、
中身をふたつに分けることができます。
8枚x2箇所入れることができます。
ひと箱半くらいが簡単に入ります。
市販品には
こうしたアプローチがありませんので、
お好きなデザインだけで選ぶ、
という感じと思いますが、
名刺入れも
ご自分の使い勝手でお選びいただけるのが
当店定番です。
紐どめの二つ折り財布のリフォーム 74
2018/07/21今回のクライアントは
店頭の展示品、二つ折り財布を
気に入ってくださったのですが、
記念パッチをつけたいという
ご希望があり、
現品を仕様変更しました。
もともとはこの財布、
お札入れ部分を
ホック付きのベルトで留めるタイプ。
上のお写真を
目を細めてご覧いただきますと、
その片鱗が見えると思います。
ホックですと
中味が少しであっても
たくさんであっても、
一定の厚みにすることしかできません。
そこで、どちらにでも対応できる
紐タイプになさることに…
ある部分の作り替え変更をする時、
何度もほどいたり
縫ったりしない方法を選ぶと、
本体の痛みの少ない
合理的なアプローチになります。
縫い直しは可能ですが、
それをすることで
極端な話、耐久性が少し落ちるからです。
もともとの小銭入れの仕切り部分は
ポケットにしてありますが、
特に留めがなかったので
ホック留めを追加しました。
留め紐にしたことで
余分になってしまったホックの穴を、
件の記念パッチで覆い隠しました。
一から製作せず
どうしてそんなことをしたかと言うと、
こちらは店頭展示の
セール品だったからです。
展示品はかなりお得なお値段です。
一点限りの、
こちらからのご提案品であることと、
すでに存在するものであることで、
型紙を作る必要がないからです。
当店店頭には、こうした
一点物の展示品がある程度ございます。
たまにお店を覗いていただきましたら、
おもしろい発見もあるやもしれません。
いずれにせよ、革製品は、
布製品などとは全く違い、
いったん出来上がっているものを
改変することは難しい、
という性質を持っています。
そういう性質をつかって、
細部の改変で済む展示品を見つけるのは
とてもラッキーなことと思いませんか?





























