実際のオーダー例
40年3,000件を超えるオーダー実績
貴方のオーダーのヒントになさってください。
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ふたつのバッグが重なるショルダーバッグ
2018/01/20ご病気で、両手がほとんど
動かなくなってしまった
クライアント。
数年前から、ということですが、
その大変さは
筆舌に尽くしがたいものと
お察しします。
「でもとにかく、なるべく外に
出るようにし始めたんです。」
そんな時、大事な役割を果たすのが
ショルダーバッグです。
「いろいろ使ってみて、
自分の必需品を
なるべく簡単に取り出せるポケットが
付いているものがいい、と
わかりました。」
たまたま使って良かったバッグが、
今回のオーダー品の
下地となりました。
それがこの、
バッグが二重に
重なっているタイプ。
美意識の高いおしゃれな方なので、
「のちのち内側のバッグだけを
違うお色で作っていただくことは
出来るのでしょうか?
そうならきっと楽しいと思います。
こんなことを考えると
なんだかわくわくしますね。」
豊富なアイデアと、そのご経験から
どうすればご自身が使いやすいかを
追及してくださったことで、
はっきりした方針をお持ちです。
外側のバッグの四角いポケットは、
外出先、ご自身では難しいので
お店の人に扱ってもらうことになる
財布機能になっています。
また、ベルトの付いたポケットは、
特殊な道具を入れるためのもの。
出し入れがスムーズになるよう
絶妙なサイズでお作りしました。
さらに、外側のバッグには
内ポケットやDカンをお付けして、
カギなどを繋げておいて、
すぐに取り出せるようにしました。
内側のバッグと外側のバッグの間に
適度な空間が出来ることで、
外側のバッグには
ものを入れやすくなります。
ふたつのバッグを重ねて固定するのは、
内側のバッグに付けたDカン。
外側のバッグのスリットから出すことで
ふらつかないようになっています。
ストラップの太さや長さも、
クライアントの使いやすさを考慮し
厳密に決定したもの。
「親身になって
考えてくださることが、
このご相談でよくわかりました。
大変なことだと思います。
ありがとうございました。」
嬉しいお言葉を、ありがとうございます。
こうして、出来上がったものを
お写真でご覧いただきますと、
自然に、簡単に仕上がってるように
お感じになることでしょう。
しかし、ある目的に向かって
実際に製作していく場合、
美しくお作りすることまで含めると、
相当に骨が折れる作業ではあります。
それでも、これはとても楽しいこと!
クライアントからは
お持ちいただいた初日の
ご感想をいただきました。
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新しい鞄で演奏会に行き、
楽しい時間を過ごして参りました。
様々なリクエストに応えて
デザインして下さったこと、
細部まで丁寧に作って下さった職人様に、
心より感謝致します。
ありがとうございました。
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ありがとうございます。
楽しい場に間に合ってよかったです。
どんどん外へお出かけいただき、
お楽しみくださいね。
カード入れ付き小銭入れ
2018/01/18小銭とカードを
一緒にお持ちになりたい方の
ご注文もしばしばいただきます。
それも、たくさんの小銭、
たくさんのカードを一緒に、という。
ほんとうにいろいろな
ご依頼があるものです。
そんないろいろな考え方がある中、
今回はクライアントのご希望で、
小銭の見やすい
ハコ型小銭入れをベースにして、
カード入れをお付けすることに。
ベースにしたのは
定番のミニマムマックスです。
「この定番の形がどんな風に変化して
こんな違った感じになるのですか?」
と言われそうですが、
機能としては基本的には同じ、
シンプルな小銭入れとカード入れです。
たくさん入れるという必要から
こんな風に、ギミックを駆使した
アレンジをすることになったのですが、
こうした場合のお話し合いでは、
ベースにしたものの基本的構造から
いかにクライアントのご要望に沿った
アレンジを施していくか
きちんとご説明しますから、
お客様には納得していただけました。
かなり悩んでしまったのは
カードが出ないように
フタを付けて欲しい、というリクエスト。
フタを付けることで
コンパクトさが減ってしまいますから
どうすればスマートに収まるか?
と、今回はこれが一番の課題でした。
結果として、
カード入れそのものに
フタを入れ込んでしまう、
当店得意の解決方法にしました。
あるていど使い慣れてくれば
簡単にフタの開け閉めができます。
今頃は快適にお使いくださっている
ことでしょう、ありがとうございました。
ともかく、ご相談ありき!
こんなことは無理かしら?
フルオーダーなんて言っても
結局は大したことできないのよ、
なんて思わず、ぜひとも
世界一のフルオーダー店にご相談ください。
外にカードポケットが付いたコンパクト財布、ジーヴズ
2018/01/15長いこと当店のジーヴズを
ご愛用くださっている、
これまた長いお付き合いのクライアント。
お忙しい方なので
最近は何年もお目にかかっていませんが、
「財布を新調したいんですよ。」
と、お電話をいただきました。
個性的なクライアントなので、
お話をうかがっているうちに
あ!!と思い浮かんだ素材がシャーク。
気仙沼のサメの革です。
個性の強い自然の柄が、
デザイナーがよく存じ上げている
このクライアントには
ぜったいにお似合いになりそう、と
お奨めしたようです。
ジーヴズの外側に
こうしたカード入れをお付けするのは
初めてです。
しかも3枚のカード入れ。
カードを収納することで
外側のパーツが硬くなりますから、
人によっては
使いにくいと感じるかもしれません。
もしかすると不具合になりそうな
そうした予測もすべてご説明し、
お作りしました。
内側にもポケットを付けて
何処にでもカードや札を
分けて入れられるようにしました。
なかなか凝った仕様ですが、
うまくまとまりました。
今までお作りしたジーヴズの中では
これが一番複雑かもしれません。
うまくお役にたっていることを
願っています。
ありがとうございました。
男性にとっての鞄とは・・・
2018/01/1315年ほど前にお作りしたメンズ鞄。
当時ご注文いただいた奥様から
ご連絡をいただきました。
「作っていただいた鞄、主人は
毎日毎日こればっかり使ってて…
ショルダー紐も外側も
そろそろ切れてきそうです。
お直しお願いします。」
長いお付き合いのクライアントですから、
何処をどんなふうに直したいのか
お電話でお話しくださいました。
さすがに15年くらいともなりますと、
革の端端に細かい切れ目も
入ってきます。
それにしてもありがたいですね、
15年間毎日お使いいただくなんて。
「途中で他の鞄も買ったんですけど
けっきょくこの鞄に戻ってしまって…
男の人って
ほんとに同じものばかりを
使い続けるんですね。」
まさにおっしゃる通り。
男性にとっては
鞄も財布も、戦友のような存在。
毎日毎日使い続け、
何十年持っても飽きないようです。
プレゼントの時には、ぜひとも
この事実をご参考になさってください。
乾いてしまった外側にオイルを入れて
ショルダー紐を取り換え、
後ろポケットのマグネットも取り換えて、
スッキリとお化粧直しされたバッグ。
なるべく手を加えるところを少なくし、
極力そのままの部分を多くすることで
消耗を少なくします。
ですが、さすがに伸びきって
端に切れ目が入っているショルダー紐は
全部取替えになりました。
「これはどれくらい持つでしょうか?」
正確なことは言えませんが、
肝心なところはすべて
きっちりお直ししましたので、
また暫くは持つと思います。
きっと今頃は
「あ~、ホッとする」というイメージで
お持ちくださっていることでしょう。
ありがとうございます。
大きな大きなマウスパッド
2018/01/11「使ってみましたらね、
この前のじゃ小さいんですよ。
それと、長く使うと
多少反ってくるので、
それがなくなるようにしたい。」
ある定番についていただいた
リクエストです。
その定番とは「マウスパッド」。
定番のお品に入れているのは
革の芯材ですが、
それが時間とともに
表の側に反ってくることがあります。
天然ものの弱点かもしれません。
「そしたら今回ね、
ステンレス入れたらどうだろうか?」
というご提案をいただき、
ステンレス板を仕入れてきました。
というわけで、ステンレスの芯入り、
このような大きさで、お作りしました。
横幅40センチx縦幅30センチ。
こんな大きなマウスパッドを作ったのは
これが初めて。
なかなか重厚です。
裏面が机面にぴったり吸いつくように、
裏地には起毛素材を使っています。
「机の大きさ測ってみたら
やっぱりこれくらいの
マウスパッドが必要なんですよね。
でもこんなに大きいのは売ってない。」
とにかくアイデア豊富なクライアントで、
毎回珍しいリクエストをいただきます。
納品から2か月ほど経って
先日ご来店くださいました。
「さすがに今度のは
ぜんぜん反らないと思うけど、
ちょっとマズイものを
落としちゃって…
革がへこんでしまいました。
まあ端っこなのでいいかと…」
こうして後日の使用感を
お教えいただくことで、
当店のお品はブラッシュアップされます。
みなさまと作り上げていく
至上の革製品です。

































