実際のオーダー例
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貴方のオーダーのヒントになさってください。
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業界を跨ぐスマホケースの製作
2017/12/31Zenfone スリーウルトラという
ちょっと大き目スマホの
ケースをお作りしました。
ビタミンカラーの
スカーレットオレンジのケースです。
最近ではスマホケースの留めに、
スマホの厚みに納まる
ちっちゃなマグネットを使います。
いろいろと珍しい材料が
どんどん出てくるようになりました。
ただし、サイズに限りがあったり、
マグネットで言うと
くっつく力に違いがあったりと、
いろいろ取り寄せて
何に向いた素材なのかを
きちんと把握してからでないと、
けっきょく使えなかったりします。
革製品を作るにあたっては
革は革やさん、
金具類は金具やさん、
ファスナーはファスナーやさん、
特殊マグネットはマグネットやさん、
というように
必要な材料はすべて
他の業界に頼らなくてはなりません。
ここが、革製品の製作が
より複雑になるところ。
厄介なのは、
その特殊な材料は普段
革製品を作るために売られているのではない
という事実。
使い方によって
うまく作用しないこともありますが、
そんなことは当然、
売っている人たちは関知しません。
ですから、
革製品を作る上での
新しい特殊なお品の使い方実験には
けっこうな時間を割くことになります。
そういう意味では
常に新しい材料や素材が出ますから、
もしそういった情報に疎くなったら、
もはや、美しく利便性の高いお品を
作ることはできません。
プログラマの方々が
新しい技術をどんどん勉強する、
そんな感じに近いものがあります。
新しい素材をどんどん知ると、
それにつれて、さらに良いものを
作ることが出来るようになります。
作り手にとっても嬉しいことです。
オリジナル刻印をお入れした名刺入れ
2017/12/29最近よくお尋ねいただくことは、
「自分で考えたデザインの
刻印を入れることはできますか?」
あるいは、
「自分の好きな字体で
名前を入れることが出来ますか?」
というご質問です。
上のお写真の名刺入れには
クライアントの会社の社印を
お入れしています。
この方の社印は
ほんとうはもっともっと複雑で、
もっと細かいものなので、
そのままでは
刻印にすることができません。
ですから、当店の方で
刻印製作に適するよう、また
元のデザイン意匠が損なわれないよう、
デザインの版下そのものを
修正・加工しています。
刻印プレートは
上のお写真のようなもので、
その道のプロの職人に、
イラストレーターのデータから
起していただきます。
クライアントからどんなイラストや
文字を持ち込みされても、
イラストレーターデータにするのは
当店の役割。
なぜなら、
クライアントのご意向は
デザイナーが
一番良くわかっているからです。
もし、その感覚を
つかむことが苦手な人が
製作作業するのであれば、
思い通りの版下を作るまでに
どれだけ時間がかかることでしょう。
最悪、思い通りに
行かないこともあり得ます。
革製品の製作は
多数の職種のプロを必要としますが、
この刻印もその一つ。
しかも、版下を製作する作業と
版プレートを製作する作業のプロとを、
それぞれ必要とします。
もうこれだけで2種類のプロ。
やっぱり大変です。
そういう意味で当店店内には、
そういうプロもいます。
職人がそれを兼ねていますが、
やはりものを作る人は、器用です。
フルオーダーメイドを標榜する限り
こうした技術も持たないと、
何でもお作りする、
というわけにはいきません。
フルオーダーメイドの職人は、
幅広い技術を必要とされます。
ただただ自分の好きなもののみを
製作することとは全く違って、
かなりストイックな作業です。
ひとりひとりのクライアントに
ぴたりと付く職人は、
そういう稀有な職人なのです。
男性用グルーミングポーチ、あるいはアメニティバッグ
2017/12/27「ずっとお世話になってる方に、
その方の欲しがっているものを
プレゼントしたいんですよ。」
お話うかがいますと
昔気質の紳士のタイプのお方で、
ご旅行時、ご愛用のアメニティを
ひと揃えお持ちになるとのこと。
おしゃれな方です。
ご注文くださったクライアントも、
おしゃれ好きの目からすると
凝った装いで
楽しませてくれる男性です。
こういう方のお友達と言ったら、
負けず劣らず
洒脱なおしゃれをなさる方でしょう。
お持ちのアメニティは
アフシェ、整髪料などのビン類と
髭剃り、歯ブラシ、櫛などです。
それがぴっちり入って
取り出しやすく、
美しい出で立ちにしてほしい
というご要望。
今回は水回りで
お使いになるアイテムなので、
外側にはワックスをお掛けし、
内側は防水ナイロンをお奨めしました。
リクエストいただいたので
ワックスは極限まで落とし、
気にならないようにしました。
外側のダークブラウンに
内側のレッドが映える美しいお品です。
全体の大きさは、
ゆとりがあり過ぎるように
見えるかもしれませんが、
ぴったりサイズで作られています。
大きさの異なるものを
うまく収めようと思ったら、
納め方に注意しなくてはなりません。
そして、お持ちになる方が
流れるような動作で使えるように
動線の整理をする必要もあります。
そんなこんなで出来上がったのが
このグルーミング ポーチ
(アメニティ バッグ)。
このポーチをお持ちになって
世界中を旅する
おしゃれな男性を思い浮かべます。
それにしても、
これだけのプレゼントをしたい
親友がいらっしゃるというのは、
何にも増してすばらしいことです。
ありがとうございました。
札入れ部分にもカード入れのある、二つ折り財布
2017/12/25お財布を拝見しますと、
とにかくみなさん
カードをたくさんお持ちです。
今日はカード入れが
「こんなところにもついてる」
という例をご紹介します。
カードの入れ方は
一枚一枚入れるコンパートメント型と
ザクッとまとめて入れるお部屋型に
分かれます。
今日のはコンパートメント型。
外側に箱型の小銭入れがありますと、
札入れ部分を見せずに
小銭だけ出すことができます。
こういうタイプを
お好きな方も少なくありません。
近年ハコ型小銭入れは高い人気ですが、
当店ならもちろんお作りできます。
ハコ型の特長は
中身を見渡せること。
狙った小銭を取り出すことが
比較的楽にできます。
この二つ折り財布は、
普通のものより高さがあります。
そうすることで
カード入れの枚数を
自然に増やすことができます。
たまに、むちゃくちゃ多い
カード入れの枚数リクエストを
くださりながら、
この寸法にしていただきたい、
という矛盾したご希望もありますが、
そんな時はちゃんとご説明しますので
安心してご希望をリクエストください。
さてこの財布の変わったところは、
まさに ココ!
札入れの中にもカード入れを
お付けすることになりました。
三枚x二列なので、6枚
仕分けてお入れすることができます。
今までお作りした中で
カード入れが最高枚数の
二つ折り札入れです。
こんな方法もあるんですね。
細かい気づかいをしながら、
使用に耐えうる配列と
作りになったと思います。
何も考えず言われた通り作ることは
当店ではいたしません。
より使いやすく、より快適に!
今頃はきっと便利に
使ってくださっていることと存じます。
ありがとうございました。
メンズクラッチバッグのフルオーダーメイド
2017/12/23ご紹介するメンズクラッチバッグは、
徹頭徹尾
クライアントがお考えになった
大きさとデザイン、仕様です。
以前にもお書きしましたが、
紙で実際に模型を作って
お持ち込みになるクライアントは
たまにお出でになります。
「こうして紙で作ってみると、
全体の大きさ感も
イメージもわかるんです。
僕は、中に入れるものが
はっきり決まっていますから、
どれくらいの大きさになるかという
感覚をつかむには
この方法はとても良いんです。」
今回のクライアントは、
やはりものを作るお仕事なので、
いざ製作するにあたり、
いったいどういう内容が
難しいのか、問題になるのかも、
ご理解いただいていました。
「ここをこうしていただきたいですが、
どうなんでしょうか?
良さそうですか?」
やり取りが続きます。
紙で製作したものと
革でお作りしたものの
一番の違いは、質量の感覚です。
薄い紙とある程度厚い革とでは、
ほんの少し大きさが違うだけでも
けっこう大きくなったように
感じる方も多いのではと思います。
「おお、こうですね!
思ったよりやや大きく感じますね。」
今回、実際にお作りしたサイズは、
下のお写真のとおり、
左側の紙の模型の「内寸」を
忠実に再現しました。
また、模型では
鞄の入り口が狭く感じたので、
マチ上部を
ナチュラルな幅に変えています。
この二点が模型と違うところです。
また革ですと、
少し丸い感じになりますから、
カクカクした紙に比べますと
余計大きく感じたかもしれませんね。
こうした模型を使うと、
出来上がりのスケール感が
わかりづらい場合、
平面的な図面や見取り図よりもずっと
感覚はつかみやすくなります。
「実は三つ作ったんですよ、
この模型。」最後に
楽しそうに教えてくださった
クライアント。
そうです。楽しくて、しかも
自分の欲しいものの感じが掴める
「図工」とでも呼びたい作業。
方眼紙もなにやらそれっぽいです。
ありがとうございました。





























