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軽くて薄い、コンパクト財布ジーヴズの使い方

軽くて薄い、コンパクト財布ジーヴズの使い方

2016/10/31

当店定番コンパクト財布のジーヴズには、

たくさんのファンがいます。

36年間のうち、発売後の34年間

ベストセラーを続けています。

 

ひとつには、このお財布は

使い始めると、

小さい割に必要なものが入ることで

思ったよりも気に入ってしまい、

お一人の方がふたつ目、三つ目を

色違い異素材でお持ちくださったり、

プレゼントにしてくださる方が

多いからでしょう。

 

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今日はこれがどうして

そんなにも人気があり、

長い間にどんな風に変遷してきたかを

お書きしようと思います。

 

2枚目ににお見せするお写真は

クライアントから送っていただいたもの。

 

上のふたつと下のふたつは

持ち主が違い、お友達同士で

お持ちくださっています。

メールでいただきましたご感想を

掲載させていただきます。

 

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ひとりの方がなぜ

ふたつのお財布をお持ちくださるのか、

それがよくわかります。

************

で、ジーヴズ二丁拳銃の使い道は

やはり「家計用」と「自分用」です。

以前私が彼女にアドバイスしたのですが、

「ジーヴズを2個持つなら、素材違いを!」

と薦めました。

 

単純なのですが、

カバンの中のジーヴズを手探りする時、

素材の違い=手触りの違いで、

すすっと出したい方のジーヴズを出せるので、

会計がとてもスムースになります

(苦笑:でもこの単純なのが良い!)

************

ありがたいですね、こうしてお友達に

使い勝手の良さをお教えくださるなんて。

 

ファスナー財布「ジーヴズ」

 

これは代表的な使用例ですが、

この他には

長く使って来たらちょっと飽きてきたので

素材違いが欲しくなった、とか

TPOによって色や素材を使い分けてる方、

気分によって持つ色を変えてる方、と

さまざまな理由があります。

 

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ジーヴズにはふたつのサイズがあります。

それは、上のお写真のように、

カード入れだけに特化したものに対する

ご要望にお応えしたものです。

 

ジーヴズの特長は、たくさん中身を入れても、

コンパクトで、薄い財布になること。

 

本当に人によって使い方はさまざま。

普段は店頭にない色味のものを

長財布ご一緒にお持ちくださる方も

結構いらっしゃいます。

 

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それは、ジーヴズのたった一つの欠点は、

お札を畳まないと入れられないところ。

それでバーティという相方を

お出しして、軽くてコンパクトな長財布を

一緒にお持ちいただくことをご提案しています。

 

これはデザイナーもやっている使い方ですが、

長財布は必要な時だけ持ち歩き、

ちょっと出かけるときなどは

ジーヴズひとつで歩き回っています。

必要に応じて足したり引いたりできることで

使い勝手の良さをさらにアップさせられます。

 

クロコダイル革のジーヴズ

 

当初ジーヴズのサイズは、

横幅が2ミリ小さいものでした。

ところが、だんだんと使っていきますと、

デザイナー自身が

名刺やショップカードなどを入れると

端が折れてしまうことに気づき、

それを不快に感じるようになりました。

 

それが今のサイズの誕生です。

たった2ミリのことで

使った印象が全く違います。

このように、当店の定番は

定番といえど、最高の使い心地を目指して

常に進化しています。

 

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また、小銭入れには

上げ底を施しています。

 

これによって、適度な深さを保ち

使いやすい小銭入れを形成しながら、

カードと札の間の仕切りとしての

役目をきちんと果たすことができるのです。

 

もともと類似の他社製品と最も違う点は

ファスナーの開き具合なのですが、

開きの大きいことで、

小さいサイズにもかかわらず

使い勝手が良くなっている財布。

それをどうやってさらに

ストレスのない使い勝手にできるか、

そんなことから始まったお財布です。

 

ただ今一点物を数点お出ししておりますので

どんなところが定番とは違うのか、

ご笑覧ください。

ジーヴズは、一度はお試しいただきたい

当店の名品です。

ファスナー式書類鞄 (クラッチバッグ)

ファスナー式書類鞄 (クラッチバッグ)

2016/10/29

毎年同じ時期に

プレゼントを頼んでくださるクライアント。

今年もご依頼いただきました。

 

今年は、書類と身の回り品が入る

クラッチバッグです。

 

2年の間にご依頼されたお品は、

相手の方に喜んでいただき、

いつも使っていただいていることを

ご報告いただきました。

 

A4バッグとキーホルダー3種

 

いつものように、まずご依頼内容を伺って

細かい打ち合わせに入ります。

このクライアントは

ご来店いただくお時間が取れないので、

ファックスとメールでやりとりしています。

 

外側には、銀行などの待合室で使われている

紙の番号札が一枚入るだけの

ポケットを、ふたつお付けしました。

 

番号札た頭まですっぽり隠れる深さで、

ピッタリサイズにしています。

気持ちのいい収まりです。

 

カードポケット付き

 

持ち手には柔軟性を持たせて、

どんな風にお持ちいただいても

収まりのいいようにしています。

 

そして今回のリクエストは

革のお色がグリーンであること。

たまたま作ってもらった

ルバルタイプのグリーンがありましたので

それを使ってお作りしました。

 

 

持ち手ジョイント

 

内ポケットは外側と同じお色にして、

プレゼントを差し上げる方の社名を刻印した

ネームパッチをお付けしています。

 

グリーンとブラックのコントラストある内側は

今までお伺いしたその方のイメージで

ご提案しました。

 

 

内ポケット付き

 

 

今回 社名の刻印は当店で版下を作り

版製作をしてもらっています。

その版がとても良かったので、

もう一種類のご注文をいただきました。

 

キーホルダーです。

左右にあるイラストに挟まれた部分には

差し上げる方の社名が入っています。

 

イラストはクライアントのご依頼から

こちらで選んでお作りしたのですが、

とてもいい感じに出来上がりました。

 

キーホルダー3種

 

「今年のお品も、思った以上の出来上がりで

大変満足しています。」という

嬉しいメールをいただきました。

 

どんなご注文に対しても

最高の答えをお出しできるよう、

常に、さまざまなスキルを

アップグレードしています。

 

来年のご依頼は、どんなご依頼でしょうか。

また有意義なやりとりを

楽しみにお待ちしております。

ありがとうございました。

最近話題のタイプのショルダーバッグ

最近話題のタイプのショルダーバッグ

2016/10/27

当店にオーダーくださるクライアントは、

流行よりも少し早く、

新しく流行するであろう

考える方をする方々です。

 

別の言い方をしますと、当店では

ちょっと先行くマーケティングを

することができます。

なぜなら、ひとりのデザイナーが

長いこと

フロントでご相談をお受けしているから。

 

正面

 

ひとつの業界が、どのように勃興し

ピークと終息を迎え、

それを受け入れて行ったかを、

たまたまいくつもの業界の渦中で

体験してきました。

 

でも、大量生産はしていませんし、

他の会社のコンサルもしていませんから

それが何の役に立つのかと言いますと、

 

「自分にはどんなバッグや財布が合うのか?」

この問いに、真剣に向き合っている

将来のクライアントひとりひとりのみなさまに

大きく役立っています。

 

斜めから

 

自由な発想で

まさにご自分のために

「これが自分が使うバッグの決め手だ」

とお考えになるクライアントの方々は、

結局は次に、

毎日の生活を楽しくしたいと思ってらっしゃる

あなたのために

こうした先駆をしてくださっているとも

言えるのです。

 

サイドポケット

 

フグを危険なく食べれるようになるのに

どれくらいの人の積み重ねがあったか、

というようなお話と重なるところがあります。

 

もっともこちらは

命にかかわりありませんが。

 

でも、快適さは人を陽気にして

優しく、楽しい人柄を引き出します。

健康にも役立ちますし、

曳いては、良い人間関係も生み出せます。

 

みなさまに、少しでも笑顔を増やせたら、

という気持ちでお作りしています。

 

ポケット

 

さて、トートバッグが全盛になってから

かなりのお時間が経っていますね。

でもそれは、トートバッグの入口には

ファスナーやフタがないことから、

ぱっぱとものを出すことができることが

一番のメリットになっているからです。

後先考えずに、とりあえず

ボンボンものを入れることもできますし。

 

フタ部分のポケット

 

でも、トートバッグの弱点は

中でものがごちゃごちゃになること。

探すのが大変です。

 

10年ほど前に流行った

エディターズバッグのあたりから、

たくさんの荷物をボンボン投げ入れ

とにかく何でも持ち運ぶタイプのバッグが

主流になっています。

 

ひとつのことを長くやって

きちんと分析してきますと

このような大きな流れで

物事を把握することも可能になります。

 

内ポケット

 

しかしそろそろ

ものがごちゃ混ぜに収納されていることに

我慢のできなくなった人たちが、

新しいアプローチを試みています。

 

デザイナー自身もまさにその一人で、

そのために当店定番には

ものがごちゃごちゃになるようなバッグは

一点もありません。

 

内側

 

今回は、そんなクライアントのご相談に

お応えしているうちに、

定番バッグが

こんな形になって、導き出されてきました。

 

基本はトートバッグですが

ナチュラルに無理なくお持ちいただける

ショルダーバッグ。

 

定番のデコルテバッグ#3を浅くして

持ち手を取ったのですが、

このバッグのデザインは

クライアントの好みにも合っていました。

 

底部分

 

当店定番は、長い間定番として

機能しているものばかりを

厳選しています。

36年という長い年月を経て

作り出した、これ以上のものはない

使い勝手とデザインを兼ね備えたものばかり。

 

いろいろな切り口でご覧いただければ、

ご自分に合った持ち物が

よりよく、より早く見つけられることと思います。

 

次のクライアントへ引き継がれる

レガシーは、

過去のすべてのクライアントからいただいた

考え方のノウハウです。

 

これが、オーダーメイドの醍醐味です。

あなただけの新しいアプローチは

いつでも可能です。

このたびも、ありがとうございました。

バッグや財布のオーダーメイドにとって大切な要素

バッグや財布のオーダーメイドにとって大切な要素

2016/10/25

ご来店予約の前にいただくご質問や

ご来店時にお尋ねいただくご質問の中で

多くいただく内容について、お書きします。

 

「素材を変えて

もっとお安くできないでしょうか…」

 

残念ですが、それは当店ではできません。

なぜなら、素材は

一番大事な要素のひとつではありますが、

これだけがお値段を決定する

「一番大切な要素」ではないからです。

 

車の両輪のように、

オーダーメイドでは

製作技術も同時に、一番大切な要素。

 

むしろ、ハイテクの発達した今では

長年かけて、高度な

製作技術を身につけた「人」の方が

素材よりも貴重になっています。

 

そういう技術を完璧に身につけるまで

私たちは、たとえ少数でも

人を育てていきたいのです、

みなさまへの将来的なサービス継続のために。

 

革製品のあらゆるアイテムで

この世に存在していないものを、

型紙から製作して、仕上げまでできる人は、

ご想像なさる以上に数が少ないのが現状です。

 

大量生産をする工場で

便宜的に「職人」と呼ばれている人達は

ある一工程だけしか作りませんし、

取り換えの効く存在と言わざるを得ません。

 

一方、長い期間かけて

どのアイテムでも作れるようになるほど

技術を修行・体得していくのは、

なんとストイックで

なんと辛抱のいることでしょう。

 

これひとつとっても

誰にでも到達できることではありません。

 

しかも、製造業は

残念なことに、もっとも賃金の安い業種。

たとえば、私の知る

5~6年前に作ることを止めた

70歳の職人ご夫妻ですが、

一か月間2人がかりで作った量産品の代金は

20万円だったそうです。

材料はすべて依頼会社持ちだったそうですが、

なぜ製造業が廃れていくのか

よくわかる事例です。

 

大量生産で

アジア各国の安い人件費と戦っていくには

こういうことになってしまうのは

無理からぬことなのかもしれませんが、

何とも寂しい話ではありませんか。

 

会社組織の行う大量生産と

一点一点オーダーでお作りする

オーダーメイドとの一番の違いは、

前者は一日で何百もの品物ができますが、

後者は、ひとりの職人が2週間かけても、

「できた~~」となった時には

たったひとつの品物しか出来上がらないこと。

 

つまり、前者と後者に

同じ100人の作り手がいるとすると、

大量生産の方は、ひとりひとりの作り手が

10人分(仮の数字です)の働きができる

システムを持っていますから、

@10人分x100=1,000人分の働きが

可能になります。

しかしオーダーメイドの方は

ひとりの作り手は

いちどに一人分しか作ることができないので、

@1人分x100=100人分の働き。

しかも、一点一点作るものが違うわけですから、

材料も型紙も用意されている分業工場と違って

平行した分業作業もできませんから、

時間の方が何倍もかかることは当然です。

 

また大量生産では、企画から製造、販売まで

多くの人が関わりますが、

それを補って余りある各々の会社のシステムは、

それに関わる人全員が休んでいても、動いています。

 

ですがオーダーメイドでは

作り手やお店が休んでいる時には、

なんのシステムも動いていないのです。

 

人間は機械じゃありませんから、

最高クォリティの仕事を継続するためにも

お休みは必要です。

どこにもないお品を、使った時に

問題がないよう製作するということは、

どれだけ神経を使うことか。

 

どんなにIT技術が当たり前になっても、

テクノロジーが進化しても、

人が何かひとつのものを

最初から最後まで作るということには

時間がかかります。

 

しかも革製品は、

この呼び名の大きな括りの中に

製作ノウハウの違うアイテムが

数え切れないほどあるジャンル。

習得するまでに

どれだけ必死な努力と時間を要するか、

ご想像いただけますでしょうか。

 

当店がクライアントひとりひとりに

お付けする職人たちは、

10年以上のキャリアを持つ

ベテランばかり。

 

すでにクライアントのみなさまに、

高品質のお品を

間違いなくお届けできますのも、

こうした現状をご理解いただいているからです。

 

だからこそ、いい素材を使い、

長くお使いいただきたいのです。

劣化する素材ではなく、

使うほどに良くなる素材を、です。

そのために、当店だけの特別牛革を

ご用意しています。

 

クライアントのみなさま、

長きに渡り

当店をお引き立ていただきまして

ありがとうございます。

 

ますます技術を高め、

世界最高のお品をお届けすることを

みなさまにお約束します。

定番レディスバッグ 7年目のメンテナンス

定番レディスバッグ 7年目のメンテナンス

2016/10/24

「とにかくこれが使いやすくて。

どんどんものが入ってしまうので、

ついつい入れてしまいます。

そろそろメンテナンスをお願いします。」

 

7年目の途中でお出でくださった

「アイブライト」をお持ちのクライアント。

 

修理前 正面

 

職業柄 荷物をたくさんお持ちなので

定番よりも2センチほど厚くしましたが、

それでもまだ足りないようです。

 

「たくさん入るので

ついつい入れすぎてしまって。

でも愛着がありますから

うまく直してくださいね。」

 

修理後 正面

 

こちらのクライアントには

小物もたくさんお持ちいただいています。

 

「このお店の革を使うと

余所の革は使えなくなってしまいます。

使えば使うほど

どんどん柔らかく馴染んできますもの。」

 

修理前 引き手

 

華奢なクライアントですが

お荷物がいつも多いので、

とにかくお身体を楽にして差し上げたい、

とお作りしたバッグです。

 

「毎日は使っていませんよ。

休ませたりしています。」

大切にお使いいただいて、

ほんとうにありがたいことです。

 

修理後 引き手

 

ファスナーの引手を取り換え

持ち手も取り換え、

持ち手と底の角にパッチをお付けして

万全のお直しをいたしました。

 

修理前 持ち手

 

それぞれ同じようなお写真が

2枚続いておりますが、

最初が使って傷んだところで

次がそれをお直ししたところです。

 

修理後 持ち手

 

メンテナンスしていただきますと

また何年もお使いいただけますから、

「いいものを長く使うって

気持ちのいいことですね。」

というこのクライアントのご意向に

合っています。

すばらしい使い手で嬉しいですね。

 

修理前 底かど

 

革製品は、

人によって持ち方や使い方に

それぞれの癖がありますから、

必ずと言っていいほど

一カ所 特に痛みのひどい場所が

出てきます。

 

修理後 底かど

 

ですから

自分の癖を観察して

なるべく均等に扱うように

していただきますと、

持ちはまた違ってきます。

 

何かを愛して使うということは

観察して、楽しんで、

大切にしてあげるということ。

 

靴と同じように扱ってあげることで

長く気持ちよく使える革製品になります。

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