ORDER WORKS

実際のオーダー例

40年3,000件を超えるオーダー実績
貴方のオーダーのヒントになさってください。

カテゴリー

一泊旅行用のショルダーバッグ

一泊旅行用のショルダーバッグ

2014/12/04

皆さんは

一泊旅行にどんなバッグをお持ちになりますか?

 

一泊と言えど、ボストンバッグを持って

帰りのおみやげまで全部

ドサッと入れてしまう方もいれば

小さなバッグひとつで、さして土産物も買わず

お帰りになる方もいらっしゃいます。

 

今日ご紹介するのは

デザイナーの新しいショルダーバッグ。

 

オーダーメイドのショルダーバッグ

 

「やっぱり軽くなくっちゃ!

そして、小さくてもたっぷり入ること。

出し入れがめんどくさくないフタ式で、

それが荷物量に対応してくれるといいなあ・・」

と言いつつ作ったバッグがこれ。

 

グレーのショルダーバッグ

 

片方がけと、短めの斜めがけもできます。

柔らかいルバルの革を使っているので

「身体に沿って

持ち心地がとってもいい感じ。」とのこと。

 

ルバルのグレーはニュアンスのあるお色なので

ぜひお薦めしたいお色らしいです。

 

使いやすい革鞄

 

フタの厚み分をある程度取っているので

厚みに合わせてフタのかぶり量が変わるように

調整したとのこと。

 

大きさは、A4でもぎりぎり入るような大きさにして

一泊旅行だけでなく

仕事でも持って歩けるくらいにしたそうです。

 

柔らかい革バッグ

 

外ポケットには

携帯電話と定期入れを別々に入れていました。

使いやすいザクッとしたポケットです。

 

「やっぱり自分が欲しいものは

自分で考えなくっちゃダメね!」

と、満足気に旅行から帰った姿を目にしますと

オーダー時には

TPOをはっきりさせることで

より素晴らしい結果が出るのだと感じました。

コンパクト財布、エキゾチック ジーヴズの経年変化

コンパクト財布、エキゾチック ジーヴズの経年変化

2014/11/29

当店で一番人気のコンパクト財布、ジーヴズについて

「リザードの革はどういう風に変わるんですか?」

というお尋ねを、たまにいただきます。

スタッフの使っているジーヴズをお見せしましょう。

 

一枚目のお写真は8年もの、

クロコダイルのダークブラウン。

しっぽの方の革で作っていますから

大きな四角い斑です。

それででもこの馴染み方とツヤ。

使う度になでる、というだけの扱いをしてきました。

 

クロコダイル革のジーヴズ

 

内側の牛革は、少しくたびれて来ましたが(二枚目のお写真)

今のところまだ

ファスナーのスライダーの取り替えもしていませんから

長持ちしています。

 

保ちは、使い方によって違うので

必ずこれくらいは保ちますよ、とは言えませんが

裏地も牛革ですから、けっこう丈夫。

 

8年以上経過した内装

 

そして三枚目は、グリーン系のリザード製ジーヴズ

右が新品で、左が1年半もの。

 

右側の最初のきらきらは

革を守るための上掛けで光っていますが、

左は、手で撫でることでその上掛けがとれて、

この革自身が持つテリが出て来ています。

 

これも、ただひたすら撫でてきた成果です。

 

昨日、洗濯機で洗ってしまったリザードジーヴズを

手当てしてお返ししました。

その時、お客様がくださったご感想は

 

「いやもう、絶対にダメになっちゃうかな、って

焦って持ってきましたが、大丈夫なんですね。

これからも大切に使います。

 

リザード革の経年変化

 

「何かやっちゃったら

やっぱりプロに任せることが大切なんですね笑

 

このお財布使ったら他の財布が使えなくなっちゃって。

ほんとに小さくなるし、軽いし。

 

あと、中身を整理するのもマメになるので

カードの枚数も減りましたし、余分なカードは作らないしで

案外良いことだらけかも知れません。

 

内装はほぼ変化なし

 

「ただひとつ、おつりでシワのない札をもらった時

ふたつに折るのはちょっと切ないですが・・・

 

あ、スーツを着ているときはバーティ持ってるから良いんです。

これ一個で出掛けるとき、ですね。

そういえばバーティって、札やカードのホールド感がすごく良いです。

見た目なんだか頼りなく見えましたけど。

 

でもお札を折らないとこまで何とかしちゃうとなると

ジーヴズのコンパクトさがなくなっちゃうから

構わないんですけどね。」

 

コンパクト財布「ジーヴズ」と

コンパクト長財布「バーティ」の良さを

もれなく語ってくださいました。

嬉しいですね、ありがとうございます。

V字に開くタテ型のダレス鞄の完全受注製作品

V字に開くタテ型のダレス鞄の完全受注製作品

2014/11/25

ダレス鞄のフルオーダーメイドをご紹介します。

この変わった開きのダレス鞄は

これに合わせて、金具なども

特別に作ってもらったオーダーメイド品。

 

V字に開くダレスバッグ

 

たったひとつの鞄を作るために

金具やファスナーなどの特殊なものを

別ジャンルの職人さんに作ってもらうことは

よくあります。

 

2段の外ポケット

 

このお店でお作りするのは、世界でたったひとつのお品。

 

ここができることは

きちんと金具を作れる人に連絡を取って

どんな金具が欲しいのか

スケッチ画を描いて、材料や寸法指定すること。

 

タテ型のダレスバッグ

 

金具などは、作る工程も作り方も全く違いますから

別ジャンルの職人さんにお任せするしかありません。

 

しかし、材料を良く知っていて

寸法についても

どんな考え方で指定すればいいのか わかっていれば

正しい指定の仕方ができ

間違いのないパーツに出来上がってきます。

 

V字オープン

 

いちばん難しいのは、そういう指定の仕方。

革ではないことについても深く知っていることは

稀有なことです。

 

材料が用意されていれば

ただ作るだけでいいんですけどね。。

一点一点、同じオーダー品はないわけですから。。

 

このお店を見ていますと

作る以外の仕事がどれほど多いか、と

心から感じます。

 

V字オープン2

 

こうして見て頂いているダレスバッグも

とても変わった形です。

これもお客様のご要望。

 

革の内装

 

このバッグでいちばん難しいのは

外ポケットの中にお付けした内ポケット。

上から2枚目のお写真です。

 

不可能を可能にするこの店のオートクチュールは、

日本語にしますと

完全受注製作品、という呼び方が正しいでしょうか。

 

曖昧な内容の他店のオーダーメイドとは

完全に違うもの、という印象です。

レディスショルダーバッグ「ヴォルテッラ」

レディスショルダーバッグ「ヴォルテッラ」

2014/11/22

「金のジーヴズ(コンパクト財布)をいただいてから

御社の製品に注目し始めました。

いままでXXXXというバッグを使っていたのですが、

使いにくいところがいろいろとあって

このヴォルテッラに注目しました。

 

ショルダーバッグ「ヴォルテッラ」

 

XXXXのどこが使いにくかったかと言うと

ショルダーひもが太すぎて長すぎて、とにかく疲れました。

中に入れたものもごちゃごちゃになってしまいますし。」

 

この華奢なお客様には

このブランドバッグは使い勝手が合わなかったご様子ですが

それには大きな理由があります。

 

外ポケット付

 

外国製品というのはあくまで外国製品で、

製作本国の人々の体格やTPO、使い方に合わせて作られています。
同じ身長であっても華奢な日本人には、

使いこなせない所々のサイズや仕様のものがたくさんあります。

もちろんピッタリ合う方もいらっしゃいますが。

 

内ポケット

 

また、手縫い製作を製作方法の中心に据えますと

作りかたに限界がありますから、ある程度形が限られて来ます。

よく手縫いはミシン縫いよりも丈夫だと思われていますが、

そんな事実はまったくありません。

手縫いの一番の良さは、ステッチの美しさです。

しかし美しく作ることはとても難しく、

使い勝手と反することが、往々にしてあります。

 

ファスナーポケット

 

ということで、

出来上がったヴォルテッラをお持ちいただきましたら

とにかくお似合いで、

軽さにも感動してくださったので

記念に一枚お写真を撮らせていただきました。

 

ネイビーブルーのショルダーバッグ

 

「うわあ、軽いですね!!

それに、このネイビーのお色も良いです。

ショルダーひもの長さもちょうど良いですし

やっぱりオートクチュールってすばらしいですね。」

ありがとうございます。

その笑顔をいただけたのが最高に嬉しいです。

「その値段なら、ブランドものを買います!」

「その値段なら、ブランドものを買います!」

2014/11/21

先日、クラッチバッグの見本を持って

ご相談に来たお客様がいました。

A5の入る、かぶせタイプのクラッチバッグに

背中には、当店のマイプレジャーのような形の

札入れ部分が付いたタイプをお持ちです。

実は、これは他店でオーダーしたものだそうで、

使ってみると不具合や気になる点がいくつかあり、

何度か作り直させたにもかかわらず

結局は思ったものにならなかったとのこと。

 

相談

 

具体的には、中にものが入っていないと

錠前が留めにくいことが一番のネックで、

一回目は前胴を硬くし直し

二回目にはマチを硬くし直してもらったとのことです。

それでも使いやすくならず

当店へはご注文のご意向でお出でになりました。

 

現物を拝見しましたが、おそらく職人は、

言われるがままに

そのお客様が提案したとおりの直し方をしたのでしょう、

結果的に、意味のない直し方になっていたことが

ちょっと気の毒でした。

何度もバラしては作り直した跡が、痛々しい感じです。

 

これはおそらく、その形を使った経験もなく

製作に関しても素人であろうお客様が、

出来上がったお品についての修正方法を提案し、

職人がその方法をそのまま採用したことが

失敗の元になっています。

 

最終的にもぜんぜん納得いかなかったそうですが、

プロの製作者が、素人の言うとおりに直しているのですから

それは当然の結果でしょう。

 

裁断

 

このお客様が支払ったのは、おそらく初回分のみで、

金額は5万円くらいかしら、と想像がつきました。

というのは、当店でのお見積金額に対してこうおっしゃったからです。

「それだったらブランド品が買えるじゃないですか。」

なるほど・・・「では、どうぞそのブランド品をお買いください。」

 

一世紀前の話かと思うお話ですが、つい先週の話です。

まだまだこういったお客様も少なくないのが現状です。

 

革製品のオートクチュール(フルオーダーメイド)が

どれだけ難しく、どれだけ過酷な仕事なのか

よくわかるエピソードだと思うのですが、

どうしてこういうお客様がいまだにいらっしゃるのかは

簡単に説明が付きます。

 

スーツでも靴でもワイシャツでも

いまや「自分だけの」オーダーメイドは当たり前。

それらのオーダーメイドは、どれも

細部のデザインやサイズが違っても、

中に入るものは、形状の決まった人間の身体の一部です。

 

縫製

 

ところが革製品の場合には

数え切れないほどのアイテムがあり

その中に入るものは、ほとんど無数!

その複合タイプまで考えたら、まさに無限のヴァリエーションです。

 

それほど難しいことをやっているのに

それをきちんと説明する人がいないから、

ふらりとご来店し、思うさまご自分の希望を述べた後、

その見積り金額を聞いてたいそう驚き、

それほどの値段になるのであればブランド品を買う、

という方も後を絶たないのです。

当初の「こだわり」は、どこへ行ってしまったのでしょうか?

 

自分の思い描いていることが、どんなに実現しがたいことなのか

また、それに対して

どれだけの人間がどれだけの時間を費やしているのかを

ぜひ、みなさまに知っていただきたいと思います。

 

どれだけ革製品のオートクチュールが難しいものなのか

知っていただくことこそが、

この難しい仕事を絶やさないための一助になればと思い

こうしたお話をいたしました。

 

もちろん、当店のすばらしいお客様には

いつも心からの感謝をしております。

<<最初のページ<前のページ次のページ>最後のページ>>