ORDER WORKS

実際のオーダー例

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貴方のオーダーのヒントになさってください。

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薄いメンズクラッチバッグのフルオーダーメイド

薄いメンズクラッチバッグのフルオーダーメイド

2014/11/19

以前クロコダイルのクラッチバッグをお作りしたお客様。

クロコダイルは目立つので、今度は

同じ形で少しお地味な牛革xクロコのバッグを

お作りしました。

 

クロコダイルのマチ部分

 

薄くてスッキリとしたクラッチバッグは

知的でシックなお客様にぴったり。

 

マチ部分にクロコダイル、ポロサスを入れて

きらりと目立つ所のあるバッグに仕上げました。

 

本体部分は牛革

 

表面から見るとツルッとした牛革の

超シンプルな見た目です。

この度のお客様の狙いは、十分に達せられています。

 

裏地も牛革

 

革素材も薄く軽くしておりますので

形をしっかり取るために、きちんと芯をお入れしました。

 

お客様がお持ちのイメージを具現化するのは

最も難易度の高い仕事です。

新式小銭入れのお財布 フルオーダーメイド

新式小銭入れのお財布 フルオーダーメイド

2014/11/18

もう20年以上のお付き合いあるお客様。

いままでは「マイプレジャー」をお持ちいただいたのですが

「そろそろ財布も軽くする年代になりました。」

ということで、二つ折り財布にご注目いただきました。

 

オーダーメイドのお財布

 

この定番がいいと思っていますが

ひとつだけ注文があります。

小銭入れの留めに、ホックを使いたくないんです。

小銭入れは、このハコ型が良いんですが・・・」

 

なるほど承知いたしましたが、初めてのご依頼内容です。

どうやって解決しましょうか?

 

フタを差し込んでとめる小銭入れ

 

何十年仕事を続けても、ご注文者のご依頼には

これが初めて、という内容の絶えないところが

革製品のオートクチュール(フルオーダー)の奥深いところ。

 

お写真をご覧いただいておわかりのとおり

フタを長くして、入れ込むような形にしての解決にしました。

 

もしかすると、時間が経つことや小銭を多く入れることで

ぱかっと開いてしまうことがあるかも知れません、

とお客様にはお話した上で、この方法に決めました。

 

牛革のオーダー財布

 

使い勝手も鑑みたオートクチュールにおいて

一番大切なのは、

お客様ご自身が、何を一番に採りたい条件なのかを

きちんとお考えいただくことです。

このすばらしいお客様に、感謝いたします。

タテ・ヨコに持てるメンズ鞄

タテ・ヨコに持てるメンズ鞄

2014/11/15

昨年、鞄をオーダーいただいた遠方のお客様から

お友達をご紹介いただきました。

 

「おや、良いバッグを持ってるね。」

という会話から

お友達にも欲しい鞄がある、というお話になったそうです。

嬉しいですね、ありがとうございます。

 

持ち手付きのクラッチバッグ

 

リクエストいただいたのは、

タテにもヨコにも持てる、メンズのクラッチバッグ。

 

ご注文者ご本人は、出張などの多い方なので

ご紹介いただいたお客様に

仲介の労をお取りいただきました。ありがたいことです。

 

縦横クラッチバッグ

 

タテに持つときの持ち手の長さのために

仲介くださったお客様からは

手周りの大きさについての数字までいただきました。

 

縦持ちバッグ

 

この形のなかで、持ち手の付け方を

スッキリまとめるのは、ちょっと大変。

何度もシミュレーションしました。

 

ブルーの内装ポケット

 

内装は、

お使いのバッグで気に入ったものがあるということで

それを変形させたものをご指定いただく形で。

 

ファスナーの内ポケット

 

使って気に入っている仕様があるというのは

ほんとうにラッキーな事です。

 

とてもはっきりとした方針をお持ちの

ご注文者でしたので、

ご友人の手助けもあり

とてもすんなりとやりとりが進みました。

 

オーダーメイドクラッチバッグ

 

渋いダークブランの革に

さわやかなブルーグレーの裏地が、とても新鮮です。

 

今頃はどんどんお使いいただいて

少しずつ馴染んで行っていることでしょう!

ステキな鞄を持ってお出かけいただけるのは

とても嬉しいです。ありがとうございます。

アップルグリーンの二つ折り財布 フルオーダーメイド

アップルグリーンの二つ折り財布 フルオーダーメイド

2014/11/13

十数年前にオーダーでお作りした二つ折り財布を

もう一度作って欲しい、というご依頼を

遠方のお客様からメールでいただきました。

 

************

10数年前そちらで

二つ折りの財布をオーダーしたのですが

だいぶくたびれてきたので、同じものを作りたいのです。

薄くて軽くて小さくて本当に使いやすいのです。

この日に東京にいくのでぜひともお願いします。

かわいい感じの革でつくりたいです。

************

とても嬉しいご注文です。ありがとうございます。

 

アップルグリーンの二つ折り財布

 

アップルグリーンの革をお見せしますと

「これです、これ!」と喜んでくださいました。

 

聞き取りをしましたら

ほんとに以前のものが使いやすかったご様子なので

変更は一箇所のみ。

それも、当店が最近新しくお薦めしだした方法を

取り入れてくださいました。

 

前回の一回のオーダーで、ほとんど

パーフェクトなお財布ができたということです。

良かった。

 

アップルグリーンの財布

 

女性の方ですと

お財布を十数年お使いになる方は

結構いらっしゃりますが、

気に入ってくださっているだけに

実際にこうして拝見すると、丁寧に扱ってくださっています。

嬉しいですね。

 

その辺、男性となるとまちまちです。

とくに

おしりのポケットへ入れてお使いになる方は

汗が革に染みこんでしまうので

どうしても耐用年数は低くなってしまいます。

 

大きく開く小銭入れ

 

汗の、とくに塩分がまずいのです。

ですから、そうやってお使いになる方は

次なる手当をお願い致します。

・毎日必ず ポケットから出して陰干しする

(風通りの良い所にに置いてくれればいいです)

・たまに濡れタオルでおしりの側を拭いてください

→その後の陰干し→オイル入れをお忘れなきよう!

 

取り出しやすい札入れ部

 

先日20年ほどお使いくださっているお客様は、

以下のことにご注意くださったそうです。

・雨の日は持たない

・たまにオイルを塗る

 

革製品をどんなふうに使うかは、お客様次第ですが

革の特性を知っていただき

それに合わせた使い方をしていただければ

革という素材は、それに応えてくれます。

20年ほど前のお客様からのお電話

20年ほど前のお客様からのお電話

2014/11/12

来週 当店は33周年を迎え、34年目に突入します。

支えてくださっているお客様、

ほんとうにありがとうございます。

これからも世界にひとつだけの革製品を

一人ひとりのお客様のためにお作りしていきます。

 

当店は、最初からフルオーダーメイドの店として

1981年に下北沢で開店しました。

下のお写真が下北沢店です。

次のお写真は、二店目の代官山店。

 

shimokita

 

************

さて、昨夕 電話を取りますと、

「20年ほど前に鞄を作ってもらった○○と申しますが

xxさんはいらっしゃいますか?

まだお店はやってらしたんですね、良かったです。

代官山にお店がなかったので、ネットで探しました。

相変わらずxxさんが経営してらっしゃるんですか?」

 

たくさんのお客様にお会いしてきたデザイナーは

ずいぶん時間が経っても、お作りしたものを拝見したり

ご注文の際にどういうお話をしたか、などをお聞かせいただくと

頭の奥から掘り起こして、ああ・・・と思い出すようです。

 

実際、このオーナーデザイナーは

人の顔や名前を覚えるのが苦手で

接客業の方のように

一度お会いしたらお客様を覚えている、どころか、

覚えることが出来ず(苦笑)

接客業者としては失格と言えるかも知れません。

 

しかしそのため本人は

「ひとりひとりのご注文者には、一期一会と思って

ベストの答えをお出しいただけるような

コンサルティングすることに、全身全霊を捧げてるの。

終わるともう、へとへとよ。」

といつも言っています。

 

Minolta DSC

 

「大きな会社組織であれば、

利益を上げるために、時には

巧妙に情報操作して自分たちの製品を持ち上げたり、

社員ひとりひとりの自覚がないままに

結果的に嘘をつくようなことになることがある。

 

でも私のように個人経営であれば

そこまでやる必要はないから

フェアな立場でいなければいけないと思うし

限りはあるけど、ほんとに品質を追求できるし。

 

何より、本物のプロとして

正しい知識をお客様にお届けする、という

社会の中で大切な役割も負っていると思うの。

 

うちみたいな個人組織がそれをやらなきゃ

正しく価値を判断するのに必要な、ものの歴史や、ほんとうの情報を

誰がお客様に伝えられるの?」

と、こうした大上段に構えた話がいつも出て来ます。

 

 

この日のお客様も

「あの時xxさんは

”うちほどお値段のお安いオートクチュール店はありません!”

ときっぱりおっしゃったんですが、

僕はもう20年近く使っていて

行く先々で褒められるこの鞄を持っていると

ほんとうにそう思うんです。」

このようにおっしゃったそうです。

 

ginza

 

オートクチュールとは何か?

大企業ではなく、

個人店に最高に向いたものづくりの形態だと思います。

 

技術を追求し、それを伝承し続けなければ

作り続けることができないことはわかってましたが

こうした社会の人への働きかけもあるのだと知って、

びっくりしています。

 

世界中、どこにも存在していないものを

全くゼロの状態から、たったひとつだけ作りあげるのは

想像した以上に大変なことだと

傍で見ているとよくわかります。

 

でも、こうしたお客様にお会いできることが、

オーナーがこの仕事を長く続けることのできた理由なのだと

この話を聞いて感じました。

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