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イタリア製「トスカーナ」レザーの定期入れ 31101
2024/02/24とても大切な
プレゼントとしてお受けしたご注文。
ありがたいことです。
きれいなフランスブルーは
イタリアはトスカーナで作られている
その名も「トスカーナ」という革です。
しかしこの革は、
すでに廃版となってしまいました。
当店では、たまたま最後の1枚を
入手することができましたので、
バッグを作れるくらいの量があります。
ご希望の方はお早めにご相談ください。
差し上げる人、もらう人、の
お二方でおいでくださったクライアントは、
和気あいあいとしたムードです。
店頭でのご相談には
どちらかというと、眉をきりっとさせて
お伺いする、難易度の高いお品が多いため、
ついつい自ら難易度の高い方で
想像してしまうデザイナーです。
見本を見ながら、どこまで踏襲するのか…
と考えつつお話を伺いましたら、
お持ちになる方の見本への見方は
いたってシンプルでした。
どういうご希望が
製作の難易度を高くする内容か、
みなさま疑問に思うと思いますから、
今日は小物についてお書きします。
まず、大きな鞄やバッグよりも、
小物を作ることの方がずっと難しいことを
最初に申し上げましょう。
小物というジャンルの中には、
たくさんの製作方法の違う製品が
あるからです。
製作方法が違う
=それぞれの製作技術と注意点が違う
ということです。
また
大物とは難しさの質が違いますから、
小物は小さいだけに、製作できること
できないこと、がはっきり別れます。
ご依頼の中で、中身に合わせて
なるべく小さく作ること、と言われたら
いきなり難易度が上がります。
革は伸びる素材なので、
使っていってちょうどよくなるくらい
ビタビタに作るのか、
最初にちょうどいいくらいで作るのか、
こういったところまで
はっきりした意図をいただかないと、
ご依頼品の製作はできない、くらいに
思っていただけると助かります。
10分の1ミリ単位で仕事しますから。
でも、それはちょっと面倒だわ、
ということであれば、お任せください。
ざっくりとしたご意向を伺って
こちらで判断します。
いろいろなご依頼内容がありますが、
その中でももっとも難しい内容を
毎回クリアしていますから、
言葉のニュアンスなどからも、ほぼ
ご依頼者の感覚を察知することができます。
とまあ
面倒くさい話をお出ししましたが、
これは、みなさまとご相談している時に
デザイナーの頭の中でだけ
動いている内容です。
実際の面談では面倒、と思われないような
説明と質問をしていきます。
それがプロ。
話はそれていきましたが、
お二人はピックアップ時にも
とても喜んでくださいました。
どうぞいつまでもお幸せに!
このたびはありがとうございました。

日本に1枚だけのイタリア最新革を入荷しました。
2024/02/23リネアペレでの新作で、
日本ではまず
他では見られない革を入れました。
まずは、この絶妙なパープルです。
牛革ですが、光によって
かなり色目が違って見えます。
上のお写真の方が現物に近いです。
この革の名前は「ORCE」
*意味を調べてみましたが、わかりません。
バッグひとつ分が作れるくらいの
量しかありませんが、
インパクトあるバッグになります。
内縫いでも外縫いでもデザインOK。
すばらしい存在感です。
この色は見たことないほどすばらしい!
装いのアクセントになりますから
あまり気張らずに持てますし、
お持ちになる方のアイコンともなる
バッグになれると思います。
こちらも何とも言えないお色。
ダークグレーシルバーというか、
光によって
グリーンにもブラックにも
その他のお色にも見えます。
ゴートの革なので
柔らかく、丈夫です。
柔らかいタイプのバッグが
ひとつできるくらいの大きさです。
地味派手なので、持っていると
ウキウキするような製品になります。
また、どんな色にも合わせやすい色です。
上のパープルといい
このダークグレーシルバーといい、
もしかすると今回のテーマは
光に躍る色、
という感じだったのでしょうか?
上の3色は、
ダークグレーシルバーの色違いです。
ご希望ありましたら
入れることができます。
このあたりの革は日本でただ1枚。
この革を加工できるところは
そうそうありません、
革が特に高額なこともありますが。
現物は魅力ある革なので、
どなたの目線も自然に行ってしまいます。
こちらは当落線上だったので
とりあえず保留していますが、
やっぱり普通には見当たらない牛革。
やはりバッグひとつ分しかありませんので、
もし迫力あるクロコダイル型押しの
このお色にピンと来たら、
その旨お知らせください。
どの革も今回のコレクション中
最高にステキな革たちです。
日本にはほとんど入らない
お色と品質なので、この革で
シンプルなトートバッグや
ボディバッグ、
ショルダーバッグなどを作るのは
普段できない楽しみです。
上のお写真のような基本の革も
存在感が圧倒的なのが、イタリア製。
どちらも品よく品質良く、
うっとりしてしまう革です。
今は日本の革工場が
追いつけ追い越せで、
こうした見本の革を研究して
同じようなものを作っていますが、
毎年彼らは全然違うものを作ってくるので
それを研究するのは大変と思います。
とりあえず今回の
リネアペレ革のご報告でした。
一期一会の革たちを
この画像でだけでもお愉しみください。

NYで使っていただくゾウ革のクラッチバッグ
2024/02/22前回お作りしたゾウ革製品も
ステキでしたが、今回ご紹介するのは
男性用クラッチバッグです。
現在お使いの製品がいまひとつなので、
と当店をお訪ねくださいました。
お話ししておりましたら、
NY在住のご依頼人なので
この鞄は
NYでお使いいただくことになります。
先日はシンガポールやマレーシアにお住いの
日本の方からご注文いただきましたから、
海外に出ている方は
以前に比べて格段に増えている、と感じます。
世界で活躍する方々を
サポートするバッグをお作りするのは
嬉しいことですし、これには
また違った楽しさもあります。
まず現地でどのように鞄を使うのか
リアルにお聞きすることができますと、
向こうでどんな生活があるのか、想像できます。
そして、私どもは
国内で仕事しているにもかかわらず、
世界全体の動きもおぼろげに見えてきます。
さて、、そういう今回の方には、
ゾウ革をお選びいただきました。
当初は、ハイブランド革の黒でシックに
というお話でしたが、
個性的な方で、
この革がお似合いになりそうだったので
ゾウ革の片りんをお見せしたところ、
「これは見たことないです。
すごく迫力ありますし、色も良いです。」
と、ひと目で気に入ってくださいました。
では、良いゾウ革が入ったら
ご連絡しましょう、と… あとは
みなさまがお読みくださっている
このブログのとおり、そのゾウ革が、
現実に出来上がってきたのです。
この方は私どもの仕事の仕方を
信用してくださいましたから、
メールでご連絡してOKを取りまして
直ちにゾウ革での製作を始めました。
製作の前に
革の現物をご覧になっていらっしゃいません。
その甲斐あって、
もっともすばらしい柄の部分で
パーツをお取りすることができました。
ここまでの柄の製品は
ハイブランドでもそうそうないと思います。
リクエスト頂いたこの形は
もし元の見本の形のままだったら
こんなに製作時間はかからなかったのですが、
一部、とても大変な製作箇所があって
お時間を少し余分に頂きました。
でも、お受け取りで喜んでいただきました。
この方も今か今かと
お待ちくださっていたご様子で、
ほんとに嬉しいです。
「すばらしい革で、仕上げも大満足です。
色々とわがままに付き合っていただき
有難うございました。」
今頃はNYで使われていると思いますが、
すばらしい鞄なので
堂々と、世界中どこへでも
お持ちいただけます。
エコ的な部分も
まったく問題ありません。
ゾウの革は、自然の中で人間が
自然を護るために行う行為から、
必然的に出てしまう革です。
皮のために、等、
むやみに殺している動物ではありません。
自然を護るための
礎となった動物たちの貴重な皮は、
むしろ有効に使うべき。
このバッグをお持ちいただいたら
さらにお仕事がうまく行くよう、
心よりお祈りします。

ゴート革(山羊革)でお作りした薄い名刺入れ 40108
2024/02/20「今持っているのと同じ名刺入れを
作って欲しいですが、可能ですか?」
お写真をお送りくださった
クライアントは、遠方の方でした。
20年ほどお使いになったとのことで、
きっとこの方の
生活の一部になっているものでしょう。
お写真でできる出来ないを判断したのち
お電話でお話ししましたところ、
現品への愛着が伝わってきたものですから、
なるべく現物に近いものを
お作りしたく、
見本現品を送っていただきました。
届いた現物は、薄い薄い!
お写真で拝見するよりもっと薄く、
裏地を革でお作りする当店の作り方では
ここまでの薄さにはできません。
その旨お電話でお話ししましたら、
「多少厚くなっても構いません。」
とのお返事で、製作することに。
見本品はゴート革製だったので、
牛革より薄くするために
同じ素材を選びました。
たまたま在庫に持っておりましたから
ラッキーな出会いです。
*小物くらいの革の量であれば、
お店には多くの種類の革素材があります。
気になる素材がありましたら、
お尋ねください。
下のお写真をご覧いただきましたら、
何枚の革が重なっているか
ご理解いただくことができます。
(本体+ポケットの枚数)x約2が、
重なりの総枚数です。
裏地も革ですから。
それにしてもきれいな形で、
たくさん入る名刺入れです。
出来上がってお送りしましたら、
奥様からお受け取りのお電話を頂戴しました。
「今か今かと待っていましたから、
ほんとに嬉しかったみたいで。
さっそく使い出しています。
こっちは中が全部革なんだよ、と
説明してくれました。
じつは御社のことは
娘が勧めてくれました。
ここなら絶対大丈夫、と
紹介してくれました。」
奥様の声も弾んでいます。
心から欲しいと願っていて、
ずっと探していたものが手に入る…
すばらしい体験と思います。
お嬢様、当店をお探しくださって
ありがとうございました。
お父様、どうぞ長くお愉しみください。
みなさまの楽しい
団らんのご様子が目に浮かびます。

ふたつ目の柔らかいメガネケース 31219
2024/02/17以前柔らかい青い革で
メガネケースをご注文くださった
クライアントは、
「これね、すごく良いですよ!
もう一本メガネがあるので、
それに合わせて少し大きく作って。
それから、メガネ拭きを
ケースの中に入れたいので、
そのスペースも中に作ってください。」
デザイナーは「わかりました。」
と言いながら、怪訝な表情をしています。
どうかしたんですか?と尋ねたところ、
いえね、
私もメガネ拭きの置き場に困っててね…
という返事です。
こういう時、
デザイナーはずっと考えているようです。
そして、自分でもメガネを扱いながら、
ああでもない、こうでもない、
眉間にしわを寄せて黙っています。
「あ、そうだ!」その一言から
クライアントへのメールを書き始め、
その問題は解決へ向かっていきます。
「今回は、内側にポケットを付けて、
と言われたのだけど、
それをやるとメガネ自体の入れ具合が
まったく良くなくなるのよね。
前に自分でもやってみたから(笑)。
自分のことだからそれ以上進まなかったけど、
外にポケットつけるのが一番いいんだって、
こうして注文が入るまで
気づけなかった。
でも、この形だからうまく収まるんだよね。
やっぱり誰かのために考えるって、大事ね。
私もこれ、欲しい!」
このポケットの深さも
実際に試してから決めた深さです。
中にメガネが入りますから、
深さによっては
収まりが悪くなってしまいます。
とくに今回入れるメガネは
ある場所に高さがあって、メガネ自体の
収まりが少し悪く感じましたから。
おかげさまで
クライアントには喜んでいただきました。
細かいサイズ変更が大変なオーダー品でしたが、
無駄に大きくせず、
うまく作ることができて、良かったです。

























