実際のオーダー例
40年3,000件を超えるオーダー実績
貴方のオーダーのヒントになさってください。
カテゴリー

デザイナーの私物 キーホルダー金具をつけ足した定番パスケース
2024/02/16ほんのちょっとした工夫で
普通の持ち物が使いやすくなる、という
好例をご紹介します。
お写真左は、技術者の定期入れ。
右側はデザイナーのパスケースです。
このパスケースは定番ですが
(クロコダイルの竹斑で作り
ミュージアムラインの絵を入れています)、
とても便利なので
デザイナーと技術者のひとりが
使っています。
ほぼ同じ仕様ですが、
デザイナーの私物は定番そのままで、
技術者の私物は(自分で作れますから)
真ん中のポケットをなくして、
外ポケットの深さを深くしています。
ある時、デザイナーが
この技術者の定期入れを見ると
「あ、家の鍵をそこに付けてるのね。
私もほんとは家の鍵を
定期入れと一緒に持ちたいんだけど、
それを思いつかなかった!
同じにしていい?」という話になりました。
それで生まれたのが、
下のお写真のキーホルダー金具を取り付けた
パスケース。
上の技術者の定期入れとは
違う位置にキーホルダー金具を
取り付けています。
どちらが使いやすいかは
それぞれの使い方や考え方で、
技術者の定期入れには
真ん中のカード入れがありませんから、
これは順当な付け位置ですし、
デザイナーの方は
キーホルダー金具と本体Dカンの間に
リング金具もつけることで
機動性をアップしています。
上は技術者の定期入れ。
鍵を開ける時には
上のお写真のようになります。
デザイナーの方は下の感じですが、
真ん中にカード入れがあって
そこにお札を一枚入れていますから、
これも妥当な使い方と思います。
人によってカードを持つ枚数も違えば
キーの開け方も違います。
私どものオーダーメイドでは、
そんな一人ひとりのクセに合わせて
製品仕様をお作りしていきます。
でも、あんまり細かく気にしなくても
大丈夫。もともと
人には「そこにあるものをうまく使う」
という能力がありますから!
それよりも、
革の良いにおいや
頬がゆるむほどの気持ち良い手触りの方が
心身ともに大事かもしれません。
当店の革の香りは、良いですよ~。

色の組み合わせがきれいなジェムケース(宝石箱)31207
2024/02/15こんなにステキな製品を
作ることができるなんて…と
オーダーメイドを専門にやっているから
楽しい、と思えることはたくさんあります。
ほとんどのオーダー品は、私どもも
出来上がると嬉しい、楽しい、という
わくわくした気持ちになります。
「ほとんど」と表現するのは、
「大変だった~」という思いが
膨大に残るお品もあるからです。
本日ご紹介する宝石ケースは
まさに見入ってしまうほどのお品。
ハイブランドのロイヤルブルーの革に
ブルー系の濃い目ピンクをお選びになった
クライアントのご趣味は、「宝石」です。
この宝石箱をご紹介くださった
クライアントのインスタをご紹介します。
すばらしい品質の宝石が載っていますから、
ぜひご覧ください。
普通なら
なかなか今回のような色の組み合わせは
選びきれませんが、
ご趣味の宝石を拝見して納得しました。
宝石が地中から見つけだされるのは
これほどクリアなお色で美しいからなのだと、
あらためて知った次第です。
一番品質の良いものを普段見ていれば、
それ以外は目に入らなくなる好例
と、感じられました。
この方は、特殊なビニール袋に入れた
ルースを保管するために、
箱のようなものをご希望でした。
ご自分でこんな形が欲しいという
絵もお描きくださったので、
ご希望はとても分かりやすかったです。
店頭で具体的な使い方を伺いますと、
「本棚に置いて保管しますから
取り出しやすいよう
指をひっかけるループがあるといいですね。」
ということで、短辺に
伸び縮みするループをお付けしています。
まさに
ぴったりサイズでお作りしたわけですが、
これはほんとに難しいことです。
なぜなら、こういう形には
内側に折れ込む革の部分があって、
その部分をどう捉えるかで
サイズ感は大きく変わってしまうからです。
その感覚はミリ単位。
ですから、どうやって
これくらいぴったりに作るのかは
企業秘密になります(笑)
ぴったりでも
出し入れにストレスがないくらいの
微妙なゆとりがあります。
こんなに美しいものを入れる
美しいお品を作ることができて、
アトリエではやんやの喝采でした。
クライアントのインスタでは、
中身を入れたお写真を
載せてくださっています。
このように使ってくださって嬉しいです、
ありがとうございました。

プレゼントのゾウ革ファスナー長財布 31205
2024/02/13今回入荷したゾウ革では、
いろいろな製品をお作りしています。
見事なゾウ革でお作りした品々は
それはそれはすばらしい製品ばかり。
本日ご紹介するのは
ファスナータイプの長財布。
ウェブショップでご覧になった
定番ロングジーヴズを元にしています。
このたびのご注文品は
離れてお住いのお父様へのプレゼントです。
長らくお仕事を頑張ってきたお父様が、
あと少しで定年ということで
定年以降を見越したお財布を差し上げたい、
とご依頼においでくださいました。
すばらしいご注文です。
「今まであまり父とは話してこなかったので、
これからはもう少し話したいと思います。」
そんなお気持ちを載せたお財布に
仕上げたいと思います。
たまたま
作ったばかりのゾウ革をお見せしますと、
「これはすばらしい革ですね!」と
しばらく見入ってから
他の革と比べましたが、やはりこの革を
お選びくださいました。
まったくこの革を知らない方々を
つぎつぎ虜にしています。
それほど
誰が見ても、息をのむほどの美しさと
ワイルドさ、という
相反する要素を持った存在感があります。
他に類するものが思い浮かばない素材です。
今回はいつもと逆で、革が決まったあと
仕様について相談しました。
お父様から聞き取りしていただいた内容を
反映させていきますが、
お任せの部分も多かったものですから
先日お作りした「これはいい!」という
オーダー品の内容をお薦めしました。
ご注文者とは、一緒に
お店の見本財布を使って
使い勝手のシミュレーションをしました。
その結果決まったのが、この仕様です。
遠方にお住いのお父様には
お嬢様からのプレゼントということで
お店の名前でお送りし、
中にこのたびのプレゼントの趣旨を
お書きしたカードをお入れしました。
今頃うまく使っていただいてるでしょうか?
長く楽しいリタイア後の生活を
この長財布とともに
お元気でお過ごしいただけるよう、
心よりお祈り申し上げます。
このたびはありがとうございました。

製作前に仕様を変えたお仕事用ショルダーバッグ 31108
2024/02/11こちらのショルダーバッグは、
最初にご相談いただいた時には
まったく違うデザイン・仕様でした。
ところが、最初の仕様は
現在使っているバッグを
変形させたものでしたが、
私どもでその変形を試作してみると、
デザインx仕様に
齟齬が出てしまうことがわかり、
ご注文者に再相談したいとご連絡した
経緯がありました。
最初の形は製作ハードルがかなり高い
デザインx仕様だったため、
試作自体にお時間がかかりました。
そのご相談、とご連絡したところ、
「ちょうど良かったです、
あれから市販品で試したものがあって
それがとてもフィットしたものですから、
そちらの形で作っていただこうと
あらためて
お訪ねしようと思っていました。」
なんとなんと、こんなこともあるんですね。
新たにご相談いただいて決まった形が、
ご紹介しているショルダーバッグです。
内部・外部ともに
けっこう細かく分けられていますから、
持ち歩かなくてはならない小物が
どのポケットを探れば出てくるか、
パッとわかるタイプ。
もしかすると最近は、
こうしたご注文が
多くなっているかもしれません。
大きなものはさほど持たなくても、
たくさんの細かいものを
持ち歩く方が
多くいらっしゃる感じがします。
どうしたら
ストレスなく使えるバッグになるか?
いろいろな方がさまざまなアプローチで
ご相談くださいます。
デザイナーのアドバイスを必要とする人、
しない人、といらっしゃいますが、
やはりふたつの頭で考えると、
より良い製品に組みたたっていきます。
今回は、ご相談いただくことで
ご自分の使い方などを再度振り返り、
さらに進んでくださったケース。
どれだけ自分の生活を真剣に考えるか、
それでオーダーメイドの革製品は
使い勝手の結果が変わってきます。
もちろんご相談に乗るデザイナーも、
製作担当の技術者も、
製作総指揮の技術者も、
真剣に真剣に考えて、浮かび上がった
ご注文者のデザインを
最高の出来になるよう考え、
細かいところまで気を配ります。
これは?と思った時には
この3人が
全員そろってディスカッションします。
そのために、
店舗の隣にはアトリエがあります。
製作の進捗を見守るために、
オートクチュールのアトリエを
デザイナーが行き来することと
まったく同じ意味のある、設備です。
「メイド・イン・銀座」
は、伊達ではありません。
お引き渡し時に
思った以上に良かった、と
言ってくださったことがとても嬉しいです。
質の良いバッグをお持ちになりたくて
ご来店くださったこのクライアントに、
心からの感謝を申し上げます。
こちらをお使いいただき、毎日を
ストレスフリーでお過ごしいただけることを
心から願っております。

特別な手帳金具を使った手帳カバー 31201
2024/02/09エルメス社の手帳を使っている方も
時においでになります。
そういう方はたいてい
手帳が使いやすくて使っているのですが、
手帳カバーが取り換え時になった、と思った時
なかなかカバーを入手できないそうで、
それが困るとのこと。
「正直カバーはどこの会社のでも
構わないですが、
この手帳そのものが
このカバーでないと差し替えられないので、
それが厄介なのです。
この金具を使って
新しいカバーを作れませんか?
そうではないかと思ったので…」
するどい観察眼の持ち主です。
当店においでになる方は、多くが
オーダー例をご覧くださっているので、
ブランド名を書かずとも
ご自分の使っているものであれば、
あ、これだ!とお分かりになる様です。
今回手帳のブランド名をお書きするのは、
困ってらっしゃる方がおいでになれば、
と思ってのことです。
上のカバーが
10年ほどお使いになったオリジナルです。
お写真は金具を取り去った後ですが、
この方によりますと
「ここのカバーは、8年くらいで取り換え、
というイメージですね。」
ご注文者にとっては
「細いペンも私には使いやすかったので
ずっと使っていました。」ということで、
今回はどこにも変更を加えず、
オリジナルを踏襲しています。
前回のクライアントは
まったく違うアプローチでした。
この製品のどちらが上か下か
写真家には話さなかったので、
お写真では上下が逆さになっています。
ご愛敬と思ってください。
内側のお色はフェアリーブルー、
外側はロイヤルブルーという
フランス製ハイブランド牛革で
お作りしています。
「うわあ、この色の組み合わせは
とても良かったです!
開くたびに、気持ちが晴れますね。
ウキウキしてきます。」
ピックアップ時のご注文者のご感想です。
デザイナーが
この組み合わせで革をお見せして
お奨めしたと同時に、「コレ!」と
お選びくださったお色です。
こんなに喜んでいただけて、嬉しいです。
*余談ですが、ハイブランド革の
ここでご紹介した色合わせもあります。
この小品で、この革のお色や手触り、
使っていった時の革の変化を
ご確認いただけます。
この時、お写真を取らせていただきました。
やはり中身が入りますと、お作りしたお品が
「生きている」ことがわかります。
きっとこれからさらにお仕事が
うまく進むのではないでしょうか。
持ち物が気持ちを明るくしてくれるのは、
誰もが感じていることです。
このたびはありがとうございました。
ファッショナブルな方ですから、
このお色がとてもお似合いです。
ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
































