外側から見ると

手帳カバーのように見えるこのお品は、

二つ折り財布。

 

ちょっと変わったサイズで、

お財布を開くと

一部リザードの革を使っています。

 

 

元々お使いの財布と同じに

お作りしていますが、

クライアントご自身にとって

最高に使いやすいこの財布は、

親しい方からのプレゼント!

 

 

ざっくばらんな間柄ですと、

こんな風に

プレゼントする方、受け取る方が

一緒にご来店し、

受け取る方の欲しいものについて

お話しいただき、

 

直接、こだわりの点を

お聞きすることが出来ます。

 

 

 

その結果がフランスブルーのリザード。

全体は黒が落ち着くとのことですが、

一部こうすることで、

ここを見るたび

きっと当店でご相談なさった時間を

思い出してくださることでしょう。

 

 

最近では

とにかくコンパクトな財布ばかりが

取り上げられている気がしますが、

 

これまでのような

カード、小銭も一緒に入るものを

お持ちになる方も、

まだまだたくさんお出でです。

 

 

どちらであっても良いですが、

自分の気に入ったものを

毎日使うことができるのは、

とても幸せと思います。

 

ましてそれがプレゼントだったら…

長持ちする革製品は、

毎日身近に幸せを感じられる

すばらしいプレゼントと思います。

ありがとうございました。

 


2020.05.30

6月1日からの営業ですが、

引き続き 完全予約制 とします。

 

ご相談の開始時間は、

火曜日~土曜日 11:00~18:30

日曜日     13:30~17:30

までです、よろしくお願いいたします。

 

必ず 前日までに

ご予約いただきますよう、

お願い申し上げます。

 


定番なのに

お作りするのが大変だった

小品をご紹介します。

 

こちらは定番の名刺入れ

革が慣れてくると

20枚程度入るタイプで、

平たい、シンプルなタイプです。

 

 

フタにきれいな飾り金具を入れたい

とおっしゃったのが、

今回のクライアントです。

 

宝飾品を

オーダーで作ってらっしゃる会社の

社長さんで、

ご自分でデザインした飾り金具を

付けたい、というご意向でした。

 

 

飾り金具の付け方が、

通常の金具やさんのものとは

違った方法でしたので、

 

周りを一周縫う関係上

パーツのどこに金具を付けるか、

という指定をしてお渡しし、

お戻しいただいてから

全体の組み立てをしました。

 

 

ワンポイントを付ける、というだけの

オーダーのように見えますが、

この世に二つとない金具を

失敗なく付けていただき、

きれいに仕立てるには、

きちんとした読みが必要です。

 

毎回、「こんなの初めて!」という

驚きのご依頼をいただきますが、

今回のも初めてのリクエストでした。

プレゼントと伺っておりますので、

喜んでいただければ幸いです。

ありがとうございました。

 


長いお付き合いのこのクライアントは、

いつもオーダーしたいものに対して

お手本のように接してくださいます。

 

今回はシステム手帳。

遊び心のあるご注文です。

2冊がくっついているようなタイプで、

見本をお持ちくださいました。

 

 

見本は

2冊がくっついているような形で、

コンパクトに2冊を持ち運べる

作りになっていました。

 

「おもしろいなと思って、

使ってみたくなりました。

なかなか良いので、

こちらで作っていただこうと。」

興味深いアプローチのシステム手帳です。

 

当店でも手帳カバーで

「ザ・デュアル」という名前の

2冊タイプがありますが、

それとは違うアプローチです。

 

 

今回掲載しているお写真はすべて、

出来上がって実際にお使いのところを

クライアントご自身に

撮っていただいたものです。

 

リアルに使ってくださっている場面で、

「オーダー品が生きている」と

感じられるお写真です。

ありがとうございます。

 

まだまだ新しい時のお写真なので

ピンピン跳ねていますが、

使うことで馴染んで行きますから、

今頃はもっと違う状態と思います。

 

 

お使いいただいての

最初のご感想もいただいておりますので、

以下にご紹介させていただきます。

 

こうしたお写真やご感想を

みなさまにご紹介できますことを、

ほんとうにありがたく存じます。

 

 

************

お世話様です。

先週末から使い始めています。

思った以上にコンパクト。

ナローサイズ?と思えるくらいの

サイズ感ですね。

一枚目の写真は

手持ちのナローサイズの手帳との対比です。

 

仕事で使う机はスチール製なので、

手帳を開いた時に

手帳を閉じるマグネットのベロが

うまく固定されます。

マグネットを選択したのはナイスでした。

 

 

しかし、そうなると中央が浮いてしまうため、

重石が必要になってきます。

それはありものでカバー。

革が馴染んでくれば平らになると思いますが。

 

今は左側はスケジュール、

右側はメモの構成で使用しています。

構成は後からどうとでも変更できるのが

システム手帳の良いところです。

 

 

デュアルリングで検索すると

ヒットするシステム手帳ですが、

革製のものは存在しません。

 

革製品で存在しないもの

作ってもらえますか?的なノリの相談に

お応え頂きありがとうございました。

 

 

片開きの際に

段差になる点が気になりましたが、

他の手帳を下に敷けば段差解消になる!

茶店でお茶している時に気がつきました。

 

外側と内側の革質を変えたのも

いいアクセントになっています。

 

かなり軽いノリで相談したのですが、

制作にあたりご苦労があった事も伺えます。

重ねて御礼申し上げます。

小慣れてきたら

FacebookにUPします。

制作元聞かれたら

オーソドキシーさんの名前を

挙げても大丈夫でしょうか?

************

 

 

細かいリポートをありがとうございます。

工夫して使ってくださっていて

ありがたいです。

 

また、しばらくしたらFacebook にも

アップしてくださるとのこと!

楽しみにしております。

 

革でこのシステム手帳をお作りするのは、

ほんとに大変でした。

いつも書きますが、

デザインによって、向いた素材があります。

マグネットの付け方も試行錯誤した結果、

現行のものがベスト、とわかりました。

 

正当な製品のデザインや細部には、

必ず意味があります。

こうした市販品は

そういった内容まで含めて、合理的に

創り上げていると思います。

 


女性用の腕時計ベルトをお作りしました。

ペキニエ「カメレオーネ」のベルトで、

7色の革でご注文いただきました。

 

時計ベルトには

製作専門店がありますが、それは

ワンジャンル作る必要のある

専門の製作ノウハウがあるからです。

 

 

クライアントはこの時計を

その時代にお買い求めになった方で、

気に入ってずっと使ってらっしゃいます。

 

この時計は凝ったもので、

ベルトを取り換えることができるよう

時計枠が

ぱかっと開くようになっています。

 

 

「カメレオーネ」という名前は、

この替えベルトから来ています。

 

下のお写真のようなケースが付いていて、

当初から7本の替えベルトが入っていました。

 

7本あっても、そろそろすべてが

ボロボロになってきたということで、

新しい7色をリクエストいただきました。

 

 

牛革とリザード、クロコダイル、ヘビなど

いろいろな素材を使って、

楽しい色揃えにしています。

 

こんな風に並ぶと、壮観です。

 

でもこうして並んだベルトを見ると

製作は単純で簡単なものだと、

きっと思われることでしょう。

 

 

しかし、このように一枚の革を

枠にはめ込む形で取り換えるベルトには、

厚さの制限があります。

 

こういった薄い厚みだと

保ちが悪くなってしまいますから、

なるべく丈夫になるよう

その厚さの中で諸所調整していきます。

 

 

そして、厚みよりもっと難しいのは

時計を入れ込む「穴の大きさ」。

 

メーカーであれば、道具を使って、

この時計の大きさに適した大きさの穴を

簡単に開けることができますが、

 

その穴を開ける道具=ポンチは、

後からでは製作不可能でした。

 

ポンチなどの道具は、

金型を作るお店に発注します。

 

細かい指示を与えて作ってもらいますが、

残念ながら、

コンマ何ミリ、という精度での

製作はできません。

 

ですから、結局そこを何とかするのが、

腕の見せ所となります。

革の包丁でこれだけ小さく丸く切るのは、

至難の業、しかも7個。

 

 

こういう時には、何個も

同じように作業することが大変です。

 

いろいろな手を使って

出来上がったこのベルトは、

大変喜んでいただけました。

ありがとうございました。

 

ところで、ここでひとつ告白しますと、

当店でお作りしているオーダー品は

どれをとっても絶妙な技術のお品なので、

同じもので ふたつ目をお作りすることが

なかなか至難の業です。

 

資料は残っていますが

ひとつ目はかけがえのない見本なので、

ふたつ目をご希望で、

時間が経っている方はぜひ

現物をお持ちくださいね。

 


みなさまにはご迷惑おかけしますが、

ただいまウェブショップの改変を

しております。

 

20年ほど前から、

「軽くて使いやすい革製品を作ろう」

という目的で、

お店独自の製作方法と

デザイン品お出ししている

当ウェブショップですが、

 

ずっと同じソフトを使っているため、

そろそろサポートが切れてしまいます。

そんなわけで、ただいまメンテナンス中。

 

予定より改変に時間がかかれば

もう一度現在のものを

しばらくの間 復活させますが、

変わらず楽しんでいただけますよう、

どうぞよろしくお願いいたします。

 


久々にがま口財布をご紹介します。

この回は

なかなか金具が定まらず、大変でした。

 

がま口金具はたいてい

リアルの店舗で選ぶのですが、

 

今では、ウェブ上の店舗の方には

リアルとは違うお品を

掲載している所もありますから、

両方を探すことになります。

 

 

リアルの店舗でしたら問題ないですが、

ウェブ上のお品は、どうかすると

写真とかなり違うことがあります

(めったにそういうことはありませんが)。

 

今回はそれが大当たり(逆ですが)して

金具の探し直しの必要が出ました。

 

そこで正直にクライアントにお話しし、

ご指定とは少し違う金具への変更を

お願いした次第です。

ご理解、ありがとうございました。

 

 

理想的なものが見つからない時、

・サイズを重視するのか

・重視するのは金具のお色なのか

・はたまた留め具の形なのか

ご注文者によって分かれます。

 

当店では

こういった点までお尋ねし、

第三希望まで伺います。

 

できる限り

ご注文者のお気持ちに沿った

お品をお届けしたいですから…

 

 

当店くらい長い営業をしてますと、

探さなくてもある程度のことは

ほとんどわかっています。

 

でも、毎回

ひとりのクライアントのために

ベストを求めて、

同じ場所でも何度でも探し回ります。

 

そういったことは

デザイナー自身が仕入れに出かけ、

革も

金具も

クライアントのイメージに合ったものを

妥協なく探し回っています。

 

より良いものを、

よりうつくしいものを…

 

 

その時間をきちんと取れるのは、

優秀な技術者が専任でいて、

彼らが、間違いのないオーダー品を

製作することができるからです。

 

ここに

分業できるすばらしさがあります。

個人のお店でしたら、

ご相談から仕入れ、製作まですべて

一人でやらなくてはなりません。

 

そういった状況で

当店と同じことが

できることは、稀でしょう。

 

 

これは良いとか悪いとかの問題ではなく、

分業をしている所と

ひとりですべてを行っている所との

違い、です。

 

また余談になりますが、

じつは当店のようなお店は

非常に少ないです。

 

40年の長きに渡って営業する中、

なぜ当店のような店が少ないか

を考察しますと、

 

基本、この職種は「個人技」だから、

という答えになります。

 

システムとして存在できる

人の替えの効く仕事ではない、

ということ。

 

 

デザイナーには、

クライアントから

答えを引き出すインタビュー能力、

クライアントの感覚を

正しく理解する能力、

それらをデザインに体現する能力、

が要求されます。

 

技術者には、

それぞれのアイテムの

違った製作法を理解する能力、

針目の太さ・大きさや

漉きを変えることで

イメージの違いを表現できる能力、

が必要とされます。

 

どれを取っても、

努力や修練だけでは

どうにもすることができません。

 

すべてが「個人技」で、

その個人技を持った人が集まって

初めて、当店の形態が可能になります。

 

 

そして

「自分の作りたいものだけ作りたい」

という人が多い革業界の中で、

「人の役に立つものをお作りしたい」と

そういう気持ちを持っている人しか、

この仕事は楽しめません。

 

あまりに店からの要求が高いからです。

 

だからこそ、

レベルの違うものに出来上がります。

 

 

長年やってきて、

自分たちのやっていることだから

誰でもできるだろう、と

何となく思って来ましたが、

それは全く違います。

 

才能ある人々が揃って、

その人たちの気持ちが揃ってはじめて、

可能になる営業形態です。

 

はじめてお届けできる

クォリティの高さです。

 

みなさまが使ってくださるお店は、

そんなお店です。

 


少し前にフルオーダーの

たためるトートバッグを

ご紹介しましたが、

 

たまたま資料を見ておりましたら、

もう一点お作りしていました。

これもきれいな形です。

 

 

こちらもサイズは小さめ、

ご注文者は男性。

やはり現在お使いの

「お気に入りサイズを革で」

とご注文いただきました。

 

トートバッグという形がどれだけ

みなさまの生活で

欠かすことのできない形なのか、

オーダーをお受けしていると

よくわかります。

 

 

その中でも

たためる鞄を必要とする方は

「なるべく荷物を持ちたくない。」

という感じをお持ちだと、

ご相談時にひしひしと受けます。

 

究極の生活は「手ぶらで出かける」こと

だとおっしゃる方も少なくありません。

 

 

かく言うデザイナーも同じ考えで、

「たためるバッグはいいわ。」

と、最近では毎日使っています。

 

 

今回はなんでも、

たためるバッグなら

中身を取り出した後

パッと手でつかんで持ち歩ける、

とのお考え。

 

実際、今は布のトートバッグを

そのように使っていらっしゃるご様子です。

 

「そういう時、

この大きさで、布製だと、

女性もののようで気恥ずかしいんです。

 

この大きさでは、布製では

良いものがないんですよ。」

とおっしゃりつつ、

お手持ちのバッグは

お安い品質のものではありませんでした。

 

 

当店では、もっと大きいサイズで、

「たためるトートバッグ」

過去にお出ししています。

 

デザイナーが毎日持っているのは

この前身のトートバッグで、

大きさや形は同じで

もっと小さくなるようにしたものです。

 

「少しの荷物で出かけて

外を回って荷物が増えても、

これなら、他の袋を持たなくていいの。

 

このひとつの鞄で、メインバッグと

お店からもらう買い物袋を兼ねてるの。」

とはデザイナーの弁。

 

デザイナーが自分自身の「欲しい」を

貪欲に追及し、

いろいろな試行錯誤の後に

ご提案している「一点もの」コーナー品は、

おもしろい視点のお品ばかりです。

 

家にいる時間が長い時には、

そのおもしろさにぜひ触れてみてください。

へえ~、という発想にあふれています。

 

それが「あなただけのひと品」に

繋がり、生活を快適にしてくれます。

 


当店が提案するメガネケースは

革の特徴を生かした

ソフトケースですが、

 

最近注目を浴びているのは、

ハードタイプのケース。

 

かっちりとした硬いケースは、

大き目のメガネや

こめかみ部分に高さのあるメガネには

必須の条件です。

 

 

本日のケースは、

こめかみ部分にしっかりと高さのある

サングラス用にお作りしたものです。

 

たまたま以前オーダーが入った時

試作としてお作りしたものを

店頭展示しておりますので、

 

ハードケースはこんな形しか

できないのです、とご説明しましたら、

製作するお話になりました。

 

それほどこめかみ部分の高い、

珍しいメガネでした。

「このメガネに合うケースは

どこにもないんですよ。」

 

 

サングラス現品は

お預かりすることが出来ないので、

一回目に測定したサイズに合わせた

ダミーをお作りした後、

それに入れていただいてから

修正→本編製作に入ります。

 

こういった微妙なアイテムは、

大き過ぎないように、

また、小さ過ぎないようにすることが

ご想像以上に大変です。

 

 

ずっと昔、ご注文に至らなかった方で、

「実験する御社側の費用を

私が見るつもりはありません。」と

おっしゃった人がいますが、

 

実験をしなければ、

こうしたぴったりサイズのお品を

製作することは、不可能です。

 

それにその実験は、元々、

そのクライアントのご希望のために

行わなければならないものですから、

その答えにはちょっと驚きました。

 

そこから先のその実験を、

「最短で最低限」に抑えることが

できるかできないかが、

プロの中で研鑽されるべきことです。

 

また、実験して型紙ができても、

それを使ってうつくしく仕上がらねば、

プロではありません。

 

そんなことを思い出しながら、

美意識の高いクライアントにお作りした

このケースを眺めています。

ありがとうございました。

 


エキゾチックレザーの中でも

コードバンは最近、特に人気です。

コードバンには国内製造の革もあれば、

イタリアやアメリカからの輸入革もあります。

 

お写真でご紹介するのは、

国内生産のコードバンで作った

うつくしく、端正な手帳カバー。

 

今日はそれにちなんで、お品とは関係なく、

コードバン革についてお書きします。

 

最近のコードバンは

染料染めで染められていますが、

色落ちのクレームを受けて、

表面に色留めが施されています。

 

ですから、神経質になることなく

思い切って毎日使うことができます。

何しろコードバンは素材として丈夫ですから。

 

 

個人的には、色留めをすることに

全面的に賛成という訳ではありませんが、

そうでないと

かなりの数のクレームが来て、

革自体の生産が立ち行かなくなるとのこと。

その結果として、

色留めしたコードバンが主流になります。

 

現在の国内生産革は、

何の革かに関わらず、

そういった素材が大勢を占めています。

 

色留めした革は

変化していかないことが特徴で、

特にお手入れの必要もないことから

便利な素材として多用されています。

 

その一方、変化していく色留めのない革は

一般的には「使いにくい」と

みなされているかもしれません。

 

 

昔から、日本の革製品生産者たちは、

「何が革として本物なのか?」

という命題より、

「消費者からクレームの来ない製品づくり」を

目指してきましたから、

 

その結果として、本来の革とは

かけ離れた革を当たり前とする常識を、

この国に根付かせることになりました。

 

真偽のほどは調べられませんが、昔は

合皮と区別がつかない革が

たくさん出回ったため、

「本革」という表示が出てきたのではないか

と想像してしまいます。

 

 

「便利」を追求するのであれば、

革は便利ではありません。

 

ではなぜ、人は革にあこがれ、

革を持ちたいと思うのでしょう?

 

それにはいくつかの理由があります。

「使うほど良くなっていく」ことを

第一の理由に挙げる人がほとんど、と思います。

 

しかし市販品の中で、どれだけの革製品が

ほんとうに、使うほど良くなるでしょう?

私たちは、当店の革を使っていただくことで、

みなさまに、「革のスタンダード」を

知っていただきたいと思っています。

 

 

当店の革の手触りや安心感や香りは、

他に比べるものがありません。

 

こういった五感に響く素材が、

人に「そばに置いておきたい」という

気持ちを起こさせるのではないでしょうか。

 

色留めした革を否定するつもりは

まったくありません。

よく書くように、「何が良い革なのですか?」

という問いには

問いかけた人の数だけ、答えがあります。

 

でも革のルーツを知っていればもっと、

問いかけた人自身が

自分が何を望んでいるかを探ることができます。

 

店名の「オーソドキシー」=

「正統派」という言葉のなかに、

「本物」という意味も込められています。

 


5月12日以降、日・月はお休み、

ご来店の受付は、完全予約制とします。

必ず前日までに

お電話かメールでご予約ください。

 

展示品やお店の見学、

事前説明を受けたい場合も、

遠慮なくご予約ください。

 

ご相談の場合は、事前に

ご相談に必要なお時間をお知らせしますので、

アイテム名をお知らせください。

 

スクールは5月いっぱいお休みし、

6月から再開する予定です。

場合によっては6月もお休みしますが、

それについては事前連絡いたします。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

みなさまのご健康をお祈り申し上げます。

 


男性にとって ウエストバッグも、

身の回り品を持ち歩くのに

便利なアイテムのひとつ。

 

ウエストバッグは

つねに身に着けて持ち運べますが、

残念なことに一点だけ、面倒なことがあります。

 

 

それは、バッグ本体を

ベルトに通さなくてはならないこと。

 

人によってはそれが面倒で、

どうしようかと迷っている方もお出でです。

 

このたびのご注文品は、

その唯一の欠点を解決したウエストバッグ。

 

 

お写真を見ていただくと、

今までお作りしているウエストポーチと同じく

本体にベルトが通してあるように見えますが、

 

これは本体とベルトと一体にしてあり、

ベルトの上からでも

パッと腰に巻き付けることができるタイプ。

下のお写真をご覧ください。

 

 

珍しいことに、ベルトはオール革製ですが

調節は無段階!

かなり痩せても太っても、問題ありません。

さらにご覧いただきたいのは、

 

本体の前側にある

パッと取り付けられるベルトバックル。

これは見た目が良いだけでなく、

着脱も簡単です。

 

それから、後ろ側のベルトが無段階調節で、

柔らかく身体に沿いやすいこと。

 

大きさの割に、

身体が楽にいられます。

毎日持つものであれば、一番重要なことだと思います。

 

 

ベルトも本体も柔らかいので

腰の形にうまく沿ってくれますから、

いかにも「腰につけている」という感じの

違和感もありません。

 

生活に密着することのできる革製品は、

あなただけの使い勝手に

カスタマイズすることでしか、

手に入れることができません。

 

道具を使っていて毎日

「なんだかな…」と思うのでしたら、

自分に何が必要なのか、当店であれば

コンサルティングを受けていただき、

一度手に入れることで、

 

それについては

10年単位の時間で、考える必要がなくなります。

 

あなたも

快適な道具ライフを送りませんか?

 


「たまたまウェブショップを拝見したら、

私が欲しいと思っていたもの、

そのものが、

そこにあったんです!

 

でも売り切れになってたので、

もう一度作っていただけるかと

お尋ねしようと思って。」

 

 

クライアントがご覧くださったのは、

ナチュラルカラーのスネーク革でお作りした

このお財布

 

当ウエブショップでは

一点もののコーナーを設けていますが、

これはその中の一点でした。

 

「参考デザイン(販売済み)」と銘打って

価格表示が¥0 となっているものはすべて、

売り切れてしまった一点もの。

お買い求めいただくことはできませんので、

ご了承ください。

 

 

こういったお品は

同じ革では二度と作れませんが、

他の革でしたら

お作りすることができます。

 

もし、コレ!というものがあったら

リクエストしてみてください。

却っておもしろい革があるかもしれません。

 

こちらにお出ししているお品は

使いやすさを追求してるだけでなく、

 

オーソドキシーの特長である

軽い、小さくてもたくさん入る、

ファッショナブル、

の三点をクリアするように作っています。

 

ご自分でゼロから考えるより、

ベースとして参考にしていただければ

さらに良いアイデアが出ることと思います。

 

 

そんなこんなで、

今回は売り切れ製品を再びお作りしました。

 

シックなクライアントで

お着物もお召しになる方なので

革の選択に迷われましたが、

最終的にツヤのあるスネーク革のブラックを

お選びになりました。

 

個性的で素敵なお召し物をお召しでしたから、

この革ならきっと

この方の個性にお似合いになるチョイス。

 

 

薄い札入れですが

ファスナーの片面には小銭も入りますので、

見た目以上に便利な財布です。

 

「スイカのカードも入る場所があって、

これがとても気に入りました。

これならぱっと自動改札に翳せます。

便利ですよね。」

 

ありがとうございます。

きっと今頃は

ファッショナブルにお持ちくださっていると

想像します。

またそのうち、お出でくださいね。

 


今回ご紹介するのはすべて、

当店定番のレディスバッグ。

 

ご自分の生活と荷物量に合わせて、

定番をうまく使ってくださるクライアントが

 

普段お持ちの組み合わせと、

新しくご注文くださったバッグとの

お写真を撮らせてくださいました。

 

 

右から「ヴォルテッラ」「スィーベル」

それから今回の「ザ・ショルダーバッグ」。

 

ヴォルテッラは柔らかいルバル製で、

普段持ちとしては

軽くて、身体に無理なく沿ってくれます。

こちらは、手触りもよく、

自然に持てる中容量のショルダーバッグ。

 

スィーベルは身の回り品を入れるので、

鞄を変えても

これひとつ持っていれば不便はない、

という便利な小ぶりバッグ。

 

この日は

ヴォルテッラの中に入っていました。

 

この方のはリザード製ですから、

さっと肩から掛け、

旅先でのレストランへのお出かけや、

お昼時間のショッピングなどもできます。

 

 

ご自分の荷物量に合う使い方で、

当店定番をうまく

活用してくださっているクライアントが

今回お選びになったのが、

新しい定番の「ザ・ショルダーバッグ」。

 

いまはそのバッグの一点もの

ウェブショップに

お出ししているだけですが、

 

こういった一点ものでも、

別の革のお色にしたり、大きさを変えて

お作りできるのが、

当店ウェブショップ独特のところ。

 

 

「このバッグをウェブショップで見て、

久々にこれは!とピンときました。

最近 年を重ねてきましたら、

小さいショルダーバッグが欲しいな、と

なってきました。

 

現実的に中に入れる物を考えてみると、

ちょっとだけ小さかったので

マチを幅広くしていただいて…

 

年齢に合った使い方って、

あるんですね。

最初にそれをお話しいただいた時には

まだそれがわからなかったですが。」

 

 

このクライアントとも

すでに5年以上のお付き合いになりました。

 

使ってくださっている当店オーダー品を

良く撫でてくださって、

うつくしく育ててくれています。

 

「ヴォルテッラなんてもう、

雨が当たっても全然シミになりません。

この間の雨の日、

向こうから傘をさしてやってくる女性が

鞄ばかりをじっと見てるんですよ!

 

これ持ってるとよく、

良い鞄を持ってますね、と言われます。

それもとても嬉しいです。」

 

いつもありがとうございます!

 


今日ご紹介するのは定番で、

見本品としてお店に展示していた

特別価格でお出しする一点ものの長財布です。

 

「マイプレジャー」という名のこの長財布は、

小銭入れ部分が ガバっと開くので、

細かい動作がやりにくくなってきたと感じる

年齢の方や、

面倒くさいことが嫌いな方に、人気です。

 

 

私たちは、年が若くなることはありません。

歳が増すことで

知識は増え、賢くなってきますが、

 

そのかわり、面倒に感じるようになったり、

体力や運動能力が下がってくることがあります。

 

ですから、快適な生活を続けるには、

使うアイテムに対して何らかの工夫が必要、

と感じるようになります。

 

 

マイプレジャーは、まさに

そんなご要望から生まれたお財布。

 

デザイナー自身が年齢を重ね、

自分の経験を通して、

また両親をつぶさに観察することから、

「疲れてきた身体を楽にする」ことに

注目するようになって、

15年以上が経ちます。

 

20年以上前から

軽いバッグやお財布を研究してきたデザイナーは、

軽さだけでなく、

使い勝手もずっと追及しています。

 

 

このマイプレジャーは

そんな中でも特にお薦めしたいひと品。

 

たまたま見本として店頭にお出ししていたので、

そろそろどなたかにお使いいただこうと

特別価格でお出ししています。

 

ずっとお手入れしてますので、

革も使いやすいと思います。

 

 

一点ものの現品、というのは

そんな品々の集まりです。

手抜きをしたのでもなければ、

失敗したのでもありません。

 

そろそろ使うことが、

革としての使命を全うできる、ということ。

これがお目に留まったら、まさに出会い!です。

そんな品々を、どうぞご覧ください。

 


当店でお作りしたドラマ用の小物は、

これで4点目。その中でもこのドラマは、

「黒革の手帖」 「死神くん」

に続くヒット作になっているようです。

 

今回は、ただいま放映中の

テレビ朝日ドラマ

「M 愛すべき人がいて」で、

田中みな実さん演ずる

姫野礼香役が着用している「眼帯」。

 

 

ちょうど本日、土曜日の午後11:15から

3回目が放映されます。

お時間ある方は、ぜひご覧ください。

 

 

クランクインまでの時間が

ほとんどないタイミングで

製作依頼が来るのは毎度のことですが、

それにしても「眼帯」。

 

最初にお話しを聞いた時には

なぜ革の眼帯を…と思ったのですが、

ドラマを伺って納得しました。

 

上のお写真のように

シンプルな材料でお作りできるものですが、

眼帯部分をどうやって

ドームのように丸くするかが課題です。

 

またそれ以上に問題になるのが、

ご本人がおいでになれないのに

どうやってサイズを合わせるか、です。

 

 

最初に、田中みな実さんから直接

採っていただいた目周りサイズを

お知らせいただき、

 

一回目は、だいたいこれくらいの感じ?

というアバウトのサイズで

ダミーをお作りして、

実際に着用していただいてから

その結果で修正して行きます。

 

それを基に本番製作に入るのですが、

適度で、田中さんにお似合いになりそうな

ドーム状にするために、

特殊な技法を使い、3回の試作をしています。

 

 

ぎりぎりに仕上がり、

途中経過や出来上がりのお写真を

撮ることが出来なかったため、

さっと撮ったこんな写真しかありませんが、

こんな風に本体を盛り上がらせました。

 

こうしてまた

話題となるドラマにご協力できて

ほんとに嬉しいですし、

製作もとても興味深いものでした。

ありがとうございます。

 

「黒革の手帖」のように、

同じもののご注文が入ると

楽しいですね(笑)

革の眼帯、流行らないものでしょうか…

 


「この小型録音機を、

システム手帳を

開く開かないに関わらず

作動できるようにして欲しいです。」

 

さまざまな方に

インタビューするお仕事のため、

つねに小型録音機を

お持ちになる方からのご注文です。

 

現在お持ちのシステム手帳の

ベルト留め金具と同じ金具にして、

シンプルな中にアクセントのある

デザインをリクエスト頂きました。

 

 

このシステム手帳、

細長い形の録音機だけでなく

ペンも2本入るようにしましたので、

 

横幅を少し広くし、

これらの三種の神器が

うまく収まるようにしています。

 

これですっきりした見た目と、

使いやすさを両立させることが出来ます。

 

左手にある白いボックスの大きさが

録音機の大きさと同じで、

手帳にぴたりと収まりますから

外から見た目がとてもきれいです。

 

ちょっと指を添えることで、

オンオフのスイッチを

入れたり切ったりすることができます。

 

 

こういう加工も細かい作業で大変ですが、

出来上がりがキレイな収まりになると

作った私たちはとても嬉しくなります。

 

シンプルですが華のある手帳は、

長く長くお使いいただけるお品。

 

今回お作りした手帳はきっと

自然に貫禄が出てくるほど

長くお使いいただくことと思います。

ありがとうございました。

 

 

さて、話は変わりますが、

当店がドラマ「黒革の手帖」のために

デザインし、お作りしたシステム手帳は、

新品をお収めしたのですが、

クランクインまでのわずか1~2週間で、

美術の方々は

使い込んだ古さを出してくれました。

 

お教えしたように、砂でこすったり

指で傷つけたりした後、

オイルケアをしてくれたそうです。

 

 

そうです、

当店の特製牛革でしたら、

傷つけても、大丈夫!

 

付いた傷も治ってくれます。

 

そして、手で撫でていただくことで

使い込んだ良さ=貫禄が出ます。

 

長く使って出る貫禄こそが、

どんなに欲しくても買うことのできない、

持ち主だけの勲章です。

 


今日のオーダー例は

シンプルなトートバッグです、

でもちょっと変わったリクエストが…

 

それは、底の厚み部分を

薄くたためるように作って欲しい、とのこと。

 

 

この大きさで合皮のトートバッグを

お持ちの方が、

ご注文くださいました。

 

「このサイズがとてもいいんです。

A4サイズも入るし、

かといって大きすぎず、

大げさな感じがしません。」

 

 

「それにシンプルで、

余分なものが何もないところが

気に入ってます。

サブバッグとしても、すごく優秀ですし。」

 

そういえば、市販品だと

いろいろ余分なものが付いていることが多く、

ここがなければ良いのに…ということが

少なくありません。

 

 

ポケットは適度な数ならいいですが、

たくさんつきすぎていたり

大きさが中途半端だったりして、

なかなか自分の持ち物に合わない、

というお話もよく伺います。

 

 

それにしても、

底の厚み部分を畳める、というのは

良いアイデアかもしれません。

 

しまう時にも、場所を取りませんし…

 

これと対応したご希望から、

このバッグはすごく薄く、軽く

お作りしています。

 

持っていることがわからないくらい、

と言っても大げさでないくらい。

 

 

でも、外からはそうとわかりませんが、

要所要所をしっかり補強していますから

薄手の割には丈夫です。

 

当店で気を使っていることは、

見た目に美しいことはもちろん、

ある程度長く使えること。

 

だから、見た目に響かないよう

見えないところで補強して、

見た目も丈夫さも保っています。

 

これこそが、当店のフルオーダーメイド品。

 


革製品の作り方にも、さまざまな

新しい工夫が取り入れられています。

その波は、革のメッシュ編みにも

いろいろな形で出ています。

 

その代表格で

誰でもご存じなのが、ボッテガヴェネタ。

あの会社のメッシュが最初に出てきた時、

どうやって編んでいるのか?と

しばし考えました。

さすがに賢い方法を考えたものです。

 

 

新しい製品を考える時には

いろいろなアプローチがあります。

製法も含めてアイデアをまとめたのは、

さすが歴史あるイタリアブランド。

 

この製法が出てから、

メッシュをどうやって軽くし、

製作の手間を より少なくできるか、

各社が考えてきたことが

市販品からうかがい知ることが出来ます。

 

昔のメッシュは、堅めで重いものでした。

 

 

そんな新しいメッシュの中で、

今日ご紹介する

当店の一点ものメッシュ長財布は、

超クラシック!

伝統的な昔ながらの製法のメッシュを使った

長財布です。

 

でも、軽いことでは間違いありません。

そして、丈夫。

外周り一周をぐるりと他の革で囲んで、

仕上げ方法を丈夫にしました。

10年以上は軽くお持ちいただけます。

 

今では、こういう伝統的なメッシュ財布を

あまり見ることはありません。

これはこれで特別な技術がいるからです。

この方法で作る所は

もうほとんどないでしょう。

 

 

こうして広げてみると、

丁寧に編まれていることがわかります。

 

最後の材料でお作りしたこのひと品。

ジャケットの内ポケットから出てきたら、

ちょっとひと目を引くカッコよさ。

 

もう二度と

製品としてお出しすることのできない、

由緒ある製法の、軽くて薄いお財布を、

あなたのジャケットの内ポケットに

収めてみませんか?

 


本日ご紹介する定番は「社員証入れ」

ご自分用やプレゼント用として

ひそかに人気の小物です。

 

お持ちくださった方々は、

10年以上使う方が多いです。

 

職場で毎日使うものだけに、

うるさい金具や

ビニールの手触りが嫌いな方も

少なくないようです。

 

 

一番最初にご紹介するのは、

定番そのもののご注文品。

 

12gという軽さで、

しっかりしているのに柔らかくなる、

当店特製牛革を使った

永遠の定番品です。

 

 

後ろには名刺入れが付いていますので

カードや名刺が入れられます。

とにかく首から下げて軽いので、

肩こりを少なくしてくれます。

 

次にご紹介するのは、

世界中でたった一点だけお作りした

イタリア革の個性的な社員証入れ。

 

 

表面から見ると何の変哲もありませんが、

裏面にはこんな楽しい革を使っています。

しかも2種類。

 

ひとつはフランスブルーのお色で、

もう一つは出っ張った型押しの革。

どちらもイタリア革で

すばらしく個性的です。

これは、2枚のカード入れですね。

 

こんな社員証入れを持っていれば、

あらら?と思うことがあっても、

裏面を見て

気持ちを切り替えることが

容易になります。

 

 

定番と言っても、

色や革を変えることで

無限に楽しい、うきうきするものに

変えられます。

 

もちろんノーブルに、

一番最初のような黒もステキですが、

下にご紹介するのは

リザードのフランスブルーを使った逸品。

 

 

ちゃんとセンター合わせで

斑柄を取っていますから、

パッと見て、気持ち良い感じがします。

 

何とこのクライアントは

紐までリザードで、というご希望でした。

紐の裏面は、牛革。

 

それは、汗をかきやすいから、

という理由からです。

 

 

ご自分の使い方に適した

リクエストをすることで、

長く使える、

気持の良い持ち物になります。

 

定番に対しても、

こんなアレンジ、あんなアレンジと、

いつもご自分が不自由に思っていることを

反映させてご注文いただければ、

もっともっと楽しい毎日になります。

 


さて今日はまた、一点ものをご紹介します。

「ジーヴズ」とは

当店定番でベストセラーのコンパクトな財布。

今回は、「4連キーケース」

お揃いの革で作ってみました。

 

お揃いの革で小物を作って持つことも、

日常をウフフと楽しめる

すてきな技。

この楽しみには、男女の区別はありません。

 

 

当店一点ものはたいてい

珍しい革なので、革質に合った作りの

バッグや小物に仕立てています。

 

というのは、

革にはいろいろな種類があって、

靴用、帽子用、洋服用、

小物用、鞄やバッグ用、とすべて、

柔らかさや厚みなど、

最終加工の仕方が違っているからです。

 

ですから、荷物をたくさん入れるバッグで

靴とお揃いのものなどは、

ほとんど見つけることができません。

 

 

今回このセットを作った革は

姫路の革。

 

姫路の革は近年とても良質になり、

こんな微妙なピンクベージュのお色も

出せるようになりました。

もちろん革質もグッドです。

 

このリザード(トカゲ)の型押しも

上品で、きれいな型押しパターン。

こういった革なら、

歴史あるイタリアの革に遜色ありません、

自信をもってお薦めすることができます。

 

 

淡くて柔らかい、柔しいお色なので、

今回は敢えてそのイメージを、

個性的な財布&キーケースに

振らせました。

 

そんな良い例の色合わせになったと思います。

こういったお色の個性を逆手にとって

優しいけれども強い印象を持った小物は、

持っていて楽しくなります。

 

 

4連のキーケースは小ぶりですが、

しっかり中身用の厚みを取っていますので、

案外イレギュラーな鍵も入れられます。

 

裏地のお色、糸の色、金具の色と

バランスを整えていますから、

眺めているだけでも嬉しいひと品!

 

 

年に何度かの展示会に合わせて

革の仕入れに出かけますが、

「これは欲しい!」と即決できる革は

なかなかありません。

 

たくさんの展示品の中で

ほんとに欲しいと思うステキな革は、

毎回 数枚にすぎません。

 

妥協しない仕入れをしている革は、

上品で個性的なものばかり。

 

世界で一点だけの

あなただけのオーダー品を

持ってみませんか?

 


今日は財布のオーダー例をご紹介します。

軽くてコンパクトな二つ折りです。

 

現在使っているお財布が気に入っていますが、

どうにも傷んでしまって…ということで

同じものをご注文いただきました。

 

元々お持ちのお財布には、

内側の左右にカード入れが4枚+1枚、

また札入れ部には

仕切り2枚が付いていました。

 

それと同じに、というリクエストでしたが、

当店ではすべてのパーツを革でお作りして

みがき仕上げで仕上げるものですから、

 

全体の厚みが気になったので、

最終的にパーツを切って 重ねてみてから、

+1枚の部分についてのみ

メールでお尋ねしました。

 

*丈夫さと厚みを鑑みて
当店定番の二つ折り札入れ
カード入れを3枚+1枚、
札入れ部にも仕切りを付けておりません。
全体にもう少し厚みがあります。

 

 

「このパーツ1枚を入れることで

全体の厚みはかなり変わりますが、

やはり必要でしょうか?」

 

じつは最初にご相談をお受けしている時、

もしかしたら

カード入れは減らすことができるかも?

という印象をお受けしましたので、

厚みが出ることと

枚数が減ること=全体が少し小さくなる

ことについて

どちらを優先せさせるか、お尋ねしました。

 

こちらのクライアントは最終的に

薄く、小さくすることをご希望くださいました。

ご面倒なご決断をありがとうございました。

 

 

お財布の場合、1g、1g、と

軽く、薄くする努力をしていきますから、

もしかすると

厳密過ぎるお尋ねだったかもしれません。

 

それでも突き詰めていきますと、

こうして改めてお考えくださり

より良い答えに結び付くことがあります。

 

この答えをいただいたおかげで、

おそろしく軽く、コンパクトな仕上がりに

なりました。

 

お受け取りはお届けでしたが、

すぐにご感想をいただけましたので

ご紹介させていただきます。

 

 

************

早速,開封して現物を確認させていただきました。

 

第一印象は,想像していた以上のでき,

コンパクトに仕上がっていると感じました。

大きさも長さが少し短くなり,

厚さは現用のものの半分でした。

カードを入れても2/3くらいの厚さ,感動しました。

 

先代の財布も3室タイプで

カード入れがなかったのでかなり薄いものでしたが,

それに引けを取らない厚さでした。

 

先代の財布を使っていた時のお気に入り,

かなり小ぶりな革製のバッグに対して

現用の財布は少々大きくて使いづらく,

クローゼットの肥やしになっていましたが,

(今回のオーダー品の薄さと小ささであれば)

久しぶりに再び日の目をみそうです。

一生もの(先は短いのですが。笑)として

大切に使わさせていただきます。

 

これから毎晩,お酒を呑みながら,

ヴァセリンを塗り込んでいきます。

************

 

 

ごていねいなご感想をありがとうございます。

気に入っていただけて良かったです。

 

最近、ヴァセリンでのお手入れを

みなさまにお教えしていますが、

基本的に「お手入れ」というのは

=手を入れて使うこと、です。

 

脂分が足りないな、と思った時に

ヴァセリンでお手入れした

ご自分の手指を使って、

革製品を撫でてください。

 

あくまでもご自分の手にとって余分な分を

分けてあげる、程度の量です。

 

可愛がってもらっている革製品ほど

美しく育つものはありません。

愛情深い持ち手にお持ちいただけることが、

革製品にとっても幸せです。

 


本日ご紹介する定番は、「アイブライト」

という 女性用のお仕事バッグ

男性用ではエルムという名前で

外ポケットのデザインを変えています)。

 

それを、ブレターニャ製(イタリア)の

きれいなオレンジ色の革と

当店定番革のベージュの色とを

掛け合わせて、お作りしたバッグ。

 

お写真を見ても

それとはわからないような

変形をさせています。

 

これはフリーランスの

著名なプロの絵本作家の方から

ご依頼いただいたバッグです。

 

 

当店クライアントには他にも

有名な著作家の方や、音楽家、俳優、

画家、漫画家、通訳者など、たくさんの

フリーランスのプロフェッショナルが

いらっしゃいます。

 

フリーランス、という言葉

最近よく聞くようになりましたが、

何かの特殊分野で

会社ではなく、個人で仕事をしている

プロフェッショナルのこと、です。

 

このクライアントは

以前 黒いお色で

アイブライトをご注文くださって

すでに何年かお持ちいただいたことから、

「そろそろ夏にも持てる色で

同じものを作りたい。」と

リクエストくださいました。

 

 

一定期間お使いになってからの

「もうひとつ」は

ほんとに嬉しいリピートです。

ありがとうございます。

 

「とても使いやすくて、

ほとんど文句ない鞄です。」という

ご感想もくださいました。

 

フリーランスの人は

会社に所属している人と違って、

髪型や服装など

頭のてっぺんからつま先まで、

 

職業上お会いする人に対して

一瞬にして、

フリーランスのその人自身の

仕事や人柄を理解していただけるような

格好を心がけます。

 

「前に作っていただいたバッグ、

時間が経つほど人に褒められて…

いまでは会う人ごとに

みなさん褒めてくれます。」

 

ですから、鞄ひとつとっても

こんな援護ができます。

 

 

みなさま、お写真ご覧になると

「コレのどこがアイブライト?」と

疑問が出ることでしょう。

 

当店のように、完璧に自由な

オーダーメイド品を作れるお店ですと、

ひとつの型紙を使って

ここまでの変形をすることができます。

 

結論から申し上げますと、

これは「アイブライト」と全く同じ

製作方法でお作りした鞄、ということ。

 

革の色と

見てくれが違うだけです。

 

 

こういう変形には意味があります。

定番デザインを使って変形させることで、

お値段をリーズナブルに抑えることが

可能になるからです。

 

まったくく新しい作り方で

一から創り上げていくフルオーダーメイドは

もちろんお受けしていますが、

 

このように、

定番を使って新しいデザインにすることも

可能です。

ぜひ、いろいろとご相談ください。

 

上のお写真では、

鞄本体についているマチ部分に、

クライアントが持っている

キーホルダーが収まるようにしています。

 

当店の鞄をひとつお使いくださったことで、

リクエストすることの幅を広げてくださった

すばらしい例です。

 

 

このアイブライトは、

女性だけでなく、男性にも人気の鞄。

 

その理由はこんなところにあります。

・自立する

・軽い

・見た目よりモノが入る

 

・デザインが新鮮で、

自分の職業に合わせて、色を変えられる

・内ポケットが使いやすい

・外ポケットが使いやすい

 

 

ダレスバッグの記事で、

柔らかくて自立する鞄を作るのは

とても難しいことです、

とお書きしましたが、

 

このバッグはそれ以外にも、

みなさまからご希望いただく内容について

ほとんどのハードルをクリアしているので、

人気があります。

 

流行だから、とかブランドものだから、

という理由から離れ、

 

内側から光り輝く革で

ご自身の使い勝手に合っていて

ご自分を援護してくれる

心地よい鞄を、

お持ちになりませんか?

 


一点もので

二回目にご紹介するのは、

イタリア製最新モードの刺繍革で作った

トートバッグ。

 

鮮やかなパラダイスグリーンのお色は

案外いろいろな服装にマッチして、

装いに華やかさを添えてくれます。

 

何より、持っていて楽しくなるので

気分がアップします。

 

この革は ゴート(ヤギ)なので

独特の天然シュリンク模様が入っていて、

意匠の凝った刺繍が施されています。

パッと見、布と思う方も多いようです。

 

 

華やかなのはもちろんですが

このトートバッグの良いところは、

こんなに入るのに

自重が324gしかないところ。

 

こんなに入るのに、ということでは

ぜひ本編ご紹介ページの4枚目のお写真を

ご覧ください。

 

このブログの一番下にもお出ししましたが、

ここまで入れても、

薄手の羽織物やストールなど

まだまだ入れることができます。

 

おまけに、

中身が見えないように内ブタを

お付けしています。

 

そのおかげで可能になる

美しい佇まいやしぐさは、

持つ人に上品さを添えてくれる

かけがえのない財産です。

 

 

実用的には、

携帯電話やキーホルダーなど、

すぐに出したいものを

パッと取り出せる内ポケットもあり、

 

通帳やお金など

貴重品を入れるための内ポケットも

ちゃんとあります。

それでも重さは、324g!

 

おまけに。

もしショルダーひもを付けて

片方掛けや斜め掛けで

お持ちになりたければ、それもできるように

Dカンも付けてあります。

 

こんなにたくさん入る

コンパクトなトートバッグが、

身体が楽をしながら お持ちいただけます。

 

さて最後になりましたが、

なぜこの革がイタリアの最新革か?

という理由をご説明しましょう。

 

イタリアの国を挙げた

革素材製作のワークショップでは、

毎年 新しい技術を取り入れて、

新しい意匠の革を、ほぼ

一回限りで作っています。

 

 

彼らの

その時々で 作ってみたい革を

一回こっきりで作る、って

すごいパワー。

 

今回のこの革、何がすごいかと言うと、

・・・考えてみてください。

 

刺繍する時って、穴をたくさん開けますよね!

そしてその穴に

刺繍糸を切れ目なく渡します。

 

もし「革」という素材に

刺繍するくらいの穴を たくさん開けたら、

何が起こるでしょう?

 

はい、そうです。

穴を開けた形に沿って

革はスポンと抜けて、

大きい穴が出来上がるだけ!

 

さて、いったい

どうやってこの刺繍を施したでしょう?

毎シーズン 想像をたくましくさせられる革が

たくさん出ます。

 

この革、裏を見てみると、

普通の刺繍布と同じように

刺繍糸が全面に渡っています。

 

それだから、製作時に

革を薄くすることもできません

(漉くことで糸が切れてしまう)。

 

そんなわけで、全面この刺繍革で作るのは、

じつはすごく難しいことなのです。

だから、ブランドのバッグの中にも

こんなバッグはほとんど作られていません。

 

世界でただ一点だけのこのバッグ、

愉しんでお持ちいただければ嬉しいです。

 


今までこのブログでは、過去の

オーダー例ばかりをご紹介してきましたが、

 

今日から少しの間

当店の一点もの製品がどのような考えのもとに

素材と形を選んでお作りしているか、

ご紹介していきたいと思います。

 

一回目はシャーク(サメ)革で

作った6連キーホルダー

 

水生生物の革は

おしなべて牛革より丈夫なので、

もっともヘビーローテーションされる

キーホルダーや小さなお財布などに、

すごく向いています。

 

そしてこのキーホルダーには、

車用のキーでも入るものがあります。

そのために ゆとりある6連にしています。

 

 

まずは、どうして一点ものにするか

という理由からご説明しますが、

直球でお答えすると、

クライアントからご注文いただいた

特別な革は、

全部使いきることがないからです。

 

そのうえ、

小さなものでも2点作れるほどは

残りません。

それで自然と一点ものになってしまいます。

 

大きくてきれいな場所は

ご注文者のためにすべて使いますが、

その他の場所がまだまだ使えますので、

そういった部分でお作りしているのが、

当店の一点もの小物。

だからお得なお値段でお出ししています。

 

そういうことから小さいお品が多いのですが、

却っておもしろい斑柄で、

世界でただ一点だけのものになったりします。

 

革は小さくても稀少で高価ですから、

使えるところはすべて使って、

生きた使い方をするよう心がけています。

 

それでも

使えない場所(伸びてしまうところとか、

穴が開いている場所、

皺だったり、キズがある個所、などなど)が

けっこうあり、

革には、捨てる部分が多いと思います。

 

ナイロンやビニール、布、

顔料仕上げの革、といったような

工業製品の素材には

そういった箇所がほとんどありませんから、

羨ましいことです。

 

そういう捨てなくてはならない場所が、

いままでにもご説明してきた

「見えない材料費」になります。

 

 

さて、話をキーホルダーに戻しますと、

まずこのグリーンの革は、

気仙沼シャーク(サメ)の革。

 

シャークの産地は、

一昨年くらいまでは

気仙沼のものがあったのですが、

 

今は南米産の

ヨシキリザメがほとんど。

 

このお品は、貴重な気仙沼シャークです。

環境や経済状況によって、

革の産地もどんどん変わっています。

 

おもしろい話ですが、

今まで見てきましたら、

気仙沼シャークの柄の方が

ヨシキリザメに比べて

ノーブルな感じの模様です。

 

これは皆で推測している余談ですが、

南米の海流の方がずっときついことから

気仙沼シャークの柄の方が柔らかいのではないか、

という話があるくらい違っています。

 

もちろんこの黒い線は、

自然のサメの身体の模様(斑柄)。

自然とはなんとすばらしいものを

創り上げるのでしょう!

 

 

またこのグリーンのお色を付けた革は、

ほとんど入手することができません。

かなり珍しいお色のサメ革です。

 

これが使って行くとどうなるかというと、

下のお写真をご覧ください。

 

こちらは当店の技術者が気に入って作った

一枚入れの定期入れで、

もう3年ほど使った同じ色の革。

 

最初の、マットな感じで

起毛したような革の表面は

既にすっかり変化して

ツルツルの表面になり、

お色はほとんど黒のように見えます。

 

 

革のおもしろさは、経年変化にあります。

色がどんどん変わっていきます。

 

そして革の良さは

長持ちして、手触りが良くなること。

 

最初の起毛感も気持ちよいですが、

使って行ってここまでツルツルになると

まるでこれはもう、別の革!

 

究極の革の楽しさは、

革は育てるのに時間がかかり、

自分の手で育てていくしかない、ということ。

 

店頭にある使用見本を見て

「これを売ってくれませんか?」という

人もお出でになるほど、

使い込んだお品は、それぞれ素敵です。

 

当店では、

そんな魅力ある革ばかりを扱っています。

ぜひ10年単位でお試しください。

 


最近、ダレスバッグが人気です。

残念なことに

正統派メンズバッグを作る機会は

ぐっと減ってきましたが、

 

なぜかここのところ、

ダレスバッグへの注目度は

高くなっています。

 

本日ご紹介する2019年の大作は、

そんな口火を切ってくれたダレスバッグ。

 

 

「ダレスバッグ」の特長は、

口が広く開き、自立する鞄なので、

一目で内部を見渡すことができ、

「パッと中身を取り出せること」です。

 

ご注文者の中には

ずっとこのタイプの鞄ばかりを使ってきた、

というクライアントが多く見受けられます。

ご職業は、弁護士や会社の社長などが

少なくありません。

ご自分の位に関わらず

とにかくご自分で、実際に動く方々、

という印象です。

 

 

他にはなかなか

こういう使い方の出来る鞄は、

見つけることができません。

 

余談ですが、

当店で「自立する、軽くて、柔らかい鞄」

としてご提案しているのは、

メンズでは「エルム」

レディスでは「アイブライト」ですが、

これ以外に、

軽くて柔らかくても

きちんと自立するビジネスバッグは

なかなかありません。

 

柔らかくて

軽いビジネス鞄にするのであれば、

「自立する鞄」を作ることが

いかに難しいか、

お分かりいただけるでしょう。

 

 

さて、ダレスバッグの話に戻りましょう。

ダレスバッグとは、堅いタイプの鞄です。

そうすると、外ポケットは

付いていたとしても、かなり使いにくいです。

 

堅くて広い面についている差し込みポケットに

手を突っ込む想像をしてください。

指先くらいしか入りませんね?

 

それでこのダレスバッグには

うまく手の入るポケットをお付けしています。

今回の付け方は、ありがたいことに

見本を踏襲しましたが(笑)。

 

当店でもダレスバッグには、必ず

使いやすい外ポケットをご提案してきましたが、

それよりも単純な作りで効果的だったので

こちらの方法を使いました。

 

 

まったく昔は、さまざまに考えられた

鞄がたくさんあったものだと思います。

 

昔のダレスバッグには、

この鞄を作るためだけのプロの職人が

いましたから、

それはそれは深く考えたものや、

驚くような作りをしたものもあります。

 

ダレスバッグだけでなく、

昔は各ジャンルのアイテムに対して

それだけを作ってきた職人が

たくさんいたのです。

 

だから、プロとして

たくさんの試行錯誤を行い、

より複雑なテクニックを使っていました。

 

 

今は

なるべく手間のかからない、

安価に提供できるものを作るべく、

業界に関係ない人も企画していますから、

 

小物を例にとると、

一筆書きのように縫える商品が増えていたり、

細かく革の厚みを調整していない鞄などは

たくさんあります。

 

 

当店のオーダー品が

重そうに見えて驚くほど軽いことは、

革の厚みを

何段階にも変えて作っていることが

大きな要因のひとつ。

 

手間はかかりますが、

軽くするためには、

ここで5g、あそこで10g、と

少しずつ重さを削っていくことでしか

正当には対応できません。

 

中身を入れない鞄だったり(あり得ませんね笑)、

すぐ壊れてもいいものであれば、

何でもかんでも軽くてしまえるのですが…

 

 

この鞄も驚くほど軽いので、

クライアントはとても喜んでくださいました。

 

おまけに今回のリクエストでは

(ご相談していってわかったのですが)、

ベストの答えは、

「内部を2分割にすること、

しかも、その比率は2:1」。

 

今までお作りした経験ですと、

内部は均等の3分割や2分割でないと

このダレスバッグという鞄はゆがんでしまう、

ということがわかっています。

 

 

しかし今回、さらに積み重ねた経験から、

このクライアントに一番合う

2:1分割を

おそらく完璧に現実にできた、

と思います。

 

おそらく、というのは

使って行ってどうなるか、ということです。

10年、15年使ってどうなるか…

 

私たちは39年の間に、

このような長い年月をかけた「後追い」を

いろいろなアイテムでしてきたからこそ、

他所にはない知識と

ノウハウを持つことができました。

 

10年後にまた

このクライアントにお会いする時に出る

答えを待って、

毎日オーダー品をお作りしています。

 

こんな素敵なご注文を

ありがとうございました。

この鞄、

スイスへはご一緒したのでしょうか?

 


15年以上というとても長い間

ルバルのジーヴズをお使いくださった

クライアント。

 

「ずっと使ってきて、

やっぱりこのお財布(ジーヴズ)が

気に入っているので、

リザードで作りたいと思います。」

と、ご注文くださいました。

 

 

当店の超ロングセラー

コンパクト財布「ジーヴズ」は、

20年近く使い続ける方が

けっこういらっしゃいます。

 

でも10年近く経ちますと

何となく気分を変えたくなって、、

それは、年代が変わることによって

当たり前に訪れる変化ですが…

 

男女を問わず

たくさんのクライアントが、

違うお色や違う素材の

同じ「ジーヴズ」をお持ちくださいます。

 

 

もちろん ひとつを

ずっと使ってくださる方もおいでで、

そのあたりは

それぞれの感覚の違いですが、

 

このコンパクト財布のおもしろいところは、

カード入れだけとしても

使いやすいですし、

 

海外へふたつお持ちになることで、

日本とその国のお金を

持ち分けている方もいらっしゃいますから、

 

人によって

さまざまな使い方をしてくださいます。

 

 

もっと身近なところでは、

自分のお小遣いと

家計に使うお金とを分ける目的で

使ってらっしゃる方が、

少なくありません。

 

小さくてもたくさん入る、

当店自慢の

35年前からのこの定番財布は、

他社のものと違って

ファスナーの開きが少し広いことが、

大きな特長です。

 

 

ファスナーが広く開くこの作りは

とても使いやすいのですが、

製作はちょっと面倒で、

キレイに作るには年季が要ります。

 

まあそれは置いとくとして、

このお財布はコンパクトであることを

旨としておりますから、

お札を入れる場合

どうしてもお札を折らなくてはなりません。

 

本来の目的から言うと、

それは決して欠点ではありませんが、

 

逆のことを申しますと、

相反する目的を達することが出来る

パーフェクトなモノはあり得ない、

ということになります。

これは、いろいろなアイテムで

みなさまが感じてらっしゃると思います。

 

 

それについて当店では、

ジーヴズをお使いの方が

もし一緒に長財布をお持ちになるのなら、

「バーティ」という超シンプルなものを

お薦めしています。

 

それは、この二点を一緒に持つと、

手に持った感覚が

サイズ的にちょうど良くて

ピタリとはまる感じがあるからです。

 

もちろんTPOに合わせて

別々に持ったり、持ち替えたり、

としていただくと、一段と便利になります。

 

そして、このコンパクト長財布には、

ピン札だけでしたら20枚ほど入ります。

 

お札と一緒に

予備のカードを2~3枚入れとくことも

できますから、

何かのオケージョンの折にも

嬉しい使い勝手です。

 

 

若い頃にはあまり必要ないかもしれませんが、

ある程度の年齢になってきますと、

お礼袋とともに

ピン札が必要になってきます。

 

そんな時、

慌てずに済む用意ができていたら、

気持ちが落ち着いて

ゆとりある行動をとることが出来ます。

 

みなさまがもし、

そんな時を経験して

それが気になることがありましたら、

この「バーティ」を思い出してください。

 


みなさまには、いつもお引き立ていただき、
ありがとうございます。感謝感謝です。

表題の件、まずは営業につきまして
4月11日から5月6日までの休業を
5月11日まで延長する旨ご案内申し上げます。

 

 

4月11日(土)~5月11日(水)まで
休業にします。

*その間、スクールもお休みします。
なおスクールは、5月もお休みです。

ご注文いただいているお品のお引渡しは、
ご予約日時をご指定いただき、店頭で
お渡しすることもできますので、
ご安心ください。

*基本、宅配便でのお渡しをします。

以降のご来店は、完全予約制とします。
ご来店の折には、必ず前日までに
お電話かメールでご予約ください。

お電話番号は 03-6228-6868、

ご予約は、火~土
11:00~18:00の間でお受けします。

メールのご相談依頼はいつでも構いません。
こちらから どうぞ。

当店の製作品はすべて「メイド・イン・銀座」
安心してご注文ください。

 

当店では、店舗の隣にあるアトリエで、
すべてのお品を製作しています。

材料は主に㈱栃木レザー製を使い、
イタリアの革はすべて
コロナウィルス発生以前の入荷です。

アトリエでは、仕事の性質上
普段から、2メートル離れた距離を持って
技術者たちがマスクをして仕事をしています。

毎朝 感染予防のため、
従業員全員が検温を行い、
味覚と嗅覚の確認と報告をしています。

また、換気も常に行い、
テーブルなどはアルコール除菌しております。

接客時にマスクをしますが、ご了承ください。

店頭テーブルに
アルコール手指消毒剤をご用意しています。
ご活用くださいますよう、お願いいたします。

以上ですが、引き続きご愛顧くださいますよう、
お願い申し上げます。

 


とにかくこれが手放せない、

というセカンドバッグをお持ちくださった

クライアント。

今回は、現物そっくりにお作りしました。

 

見本バッグはナイロン製だったので、

お渡し時に

「やっぱり革製はいいですね。」と

とても喜んでいただけました。

ありがとうございます!

 

 

何度もお書きしていますが、

見本がある場合、

何をどこまで踏襲するのかが

一番のポイントになります。

 

みなさまが普段

「当たり前」に使っているものが、

他の人にとっては珍しかったり、

市販で探すとなかったり…と

じつは当たり前でなかったりします。

 

おまけに、同じ鞄を使っても、

人によって気に入る部分が違うからです。

中には、使い方すら違う方もおいでです。

 

 

お電話でもたまにあるのですが

「普通のバッグなんですが、

だいたいおいくらくらいで

フルオーダーできるのでしょう?」

というご質問をいただきますと、

 

たとえ同じ大きさで

同じデザインであっても、

仕様によってかなり金額が変わりますので、

ひと言でお答えするのは

かなり難しいことです。

 

ましてや、デザインによっても違いますから、

具体的なアウトラインがないと

なかなかお答えできません。

 

 

当店では、店頭においでになれない方に、

メールやファックスで

欲しい形を

簡単な図にしてお送りいただくことで、

だいたいのお見積もりを

お報せすることが出来ます。

 

簡単な図に矢印を書いて、

ご自分のこだわりを

メモ書きしてください。

 

それさえいただき、

こちらから質問がある時のために

お電話番号もお書き添えいただければ、

それで大丈夫。

 

欲しいものに近いものが掲載された

URLをお送りいただくのでも結構です。

 

 

図の場合

私どもは、お描きくださったものを

読み解いて、

オーダーの際には

確認のために

立体的なスケッチ画を起こします。

 

その前に

はっきりしない内容については

直接お電話で、

やり取りさせていただきます。

 

聞き取りと説明のプロですから、

どなたにも分かりやすく

状況をご説明して、ご理解いただいています。

 

 

当店にはたくさんの

未だお目にかかったことのないクライアントが

たくさんいらっしゃいます。

ありがたいことです。

 

今のように家を出られない時には

家の片づけや持ち物の整理をしながら、

もし気になっていた持ち物があるのでしたら

ちょっと考えてみませんか?

 

使いにくくてストレスがある、とか

手触りの良いものを持ちたい、とか

気分がアップして楽しくなるものが欲しい、

とかありましたら、

まず 紙で

ご自分の欲しいものを製作してみるのも

楽しい時間です。

 

紙で実物大で作って

お持ちくださったクライアントは

何人もおいでですが、

作ってシミュレーションすることで

さらに考えがまとまった、

と目を輝かせてらっしゃいました。

 

 

どんな時でも楽しむことを忘れず、

良いものに触れ、感動し、

笑顔を持つことは、すばらしいことです。

 

それから、

何かを作ること、にも驚きがあります。

革製品のフルオーダーは、

クライアントとお店の二人三脚です。

一緒に楽しい時間を過ごしましょう。

 


長財布の大きさはたいてい、

長い辺 19x短い辺 8.5~10センチの

出来上がりになっています。

 

それは、何をどう入れるかで

決まる寸法ですが、

今日の長財布は、ちょっと違うサイズ。

 

長い辺は少し短く、

短い辺が少し長いのですが、

そんなサイズにお作りしても

当店の製作方法なら、

たった78g!

表面も裏面も、革で作っています。

 

 

もちろん、必要から

大きさを引き出していますから、

でたらめ寸法ではありません。

 

3枚目のお写真をご覧いただければ、

その理由はお判りいただけるでしょう。

 

それにしても、なんとシンプルで、

いっさい無駄のない

きれいなお財布でしょう。

 

たたんだ時の佇まいも上品で、

たくさん入れても

あまり外に響かないのも、

持っていて嬉しい要素です。

 

 

このクライアントは

お財布に入れるものを決めてくださっていて

かなりストイックに見えますが、

 

ご本人はもともとこういう性格のご様子で、

ストイックを心がけている

という感じではありません。

ご要望もとてもはっきりしてらっしゃいました。

 

まさに、持ち物は人を表す、

ことと感じます。

 

 

良いとか悪いとかではなく、

デザイナーは

各々のクライアントを見つめながら、

その人が「心地よい」と思っている

着地点を探していきます。

 

それがわかったところで、ご提案です。

あるいは、

クライアントのご依頼どおりに

詳細を伺っていきます。

 

むやみにご提案したところで、

それが意味のないご提案であれば、

クライアントを

より快適にすることが出来ません。

 

 

まだこの世に存在していない

ご自分の欲しいもの、は、

おひとりで考えていただくだけでなく

プロフェッショナルにご相談くださることで、

思わぬ「さらなる快適」を

得ることが出来ます。

 

「存在しないものを依頼する」時、

ふつうは、誰もが混沌の中にいます。

それが当然ですから、

プロフェッショナルの存在価値が

あるわけです。

 

どんどん相談して、

「快適に使えるもの」を

現実にして行きましょう。