女性から男性へ、

ご婚約の返礼品としてご注文いただく

革製品もあります。

 

鞄だったり、お財布だったり、

いろいろなアイテムをご利用いただきますが、

最近多いのが、システム手帳です。

 

 

今回はA5サイズ、26穴のタイプ。

お名前を入れたり、

記念日を入れたり、と

 

仕様のカスタマイズの他に

記念になる文字をお入れすることが

多いかもしれません。

 

 

若い男性にとって、

仕事で長い時間を共にする手帳類は、

使い勝手がものを言う

重要なアイテムです。

 

どういうタイプの手帳で、どんなサイズか?

一緒に入れたいものは何?

それらをどのように収めるか?

こんな内容を

ご本人が直接ご来店くださり、

ご相談くださることも可能な

ご注文品です。

 

 

プレゼントの場合、相手の方との距離も

オーダーの仕方に関係します。

 

ざっくばらんなお相手なら、

こちらのご婚約の返礼品のように、

一緒にご来店いただき

作るもののご指示をいただくことも可能です。

 

そんな場合、お値段は

お支払いする方にしかお知らせしません。

 

 

何をプレゼントするのか

ナイショにしたい相手なら、

プレゼントするアイテムについて

事前の細かい観察を

お願いしております。

 

また、ご相談時に

時に現在使っているものの

お写真をいただいたり、

ポートレートをお見せいただき、

その方の身長を伺うこともあります。

 

今回のお品は、

男性がご来店くださったお品です。

お忙しいところ、ありがとうございました。

 


大きくて、美しい

ダレスバッグのご注文品をご紹介します。

大きさは

A4がタテに2列で入るA3サイズでと、

弁護士の方からのご依頼です。

 

変わったご依頼内容もありました。

内側の部屋の分割は3つですが、

真ん中の部屋が一番細い作りなのです。

 

これは

製作上ちょっとした問題があるため、

既製品では

あり得ない分割割合です。

 

 

遠方の方なので、ご相談は2回。

一回目では

ザクっとご依頼内容をお話しくださり、

ご希望品が作れるかどうか、と

製作可能の場合には

見積もりを出してもらうための

ご予約でした。

 

 

「弁護士の世界でも、仕事は

PCで、という人も出てきましたが、

 

扱い件数が多く、それぞれが

期間として短くない案件だったりすると、

紙に落としてファイルにし、パッと

時系列を追えるようにすることが、

効率の良いやり方になります。」

 

 

「東京に来ることも多いですから、

複数案件を持ち歩くための

A4ファイルが、横2列で入る鞄が欲しい。

 

形は、今までも持っていますが、

こういうダレスバッグが良く、

床に置いてガバッと開けられて、

中身が取り出しやすいところが

使いやすいからです。」

 

「地元では車で移動しますから、

鞄の自重が多少重くても構いません。

でも、外側に

使いやすいポケットが付いていて欲しい。」

 

 

2回目においでいただいた時には、

ざっくりとしたご依頼内容から、

分けて入れたいものをどれにするかなど、

はっきりとした内容に、変わってきました。

すばらしいご相談の方法です。

 

ということで、ご希望に合わせて

ご提案した形がこの出来上がり品。

納品は、宅配便でのお届けでした。

 

お送りしてから、ドキドキして

お受け取りのご連絡をお待ちしておりました。

 

 

お電話でいただいたご連絡では、

 

「いやあ、思ったよりずっと軽いねえ。

A4もちゃんと2列で入るし、

概ね良い感じでできています。」

 

「じつは

注文した時にも考えていたんだけど、

BMの助手席の床に入るかなあ?と

いうのがあって、

たぶんダメだと思っていたのだけど

やっぱりほんの少し入らなかった。」

 

 

「いや、これはね、

中に入れたいものが

ちゃんと入ってくれないと困るから

想定内のことなんだけど、

入ればいいな、とも思っていたんですよ。」

 

「注文を出す時は

いろいろと考えますよね。

 

何を優先させて作るか…

使うものはその時々で変わるから、

どこまで細かいカスタマイズをするか?」

 

 

「だから私は

いつも持ち歩くものをピックアップして、

逆に、そういう小物も注文して

内装をそれに合うようにしたんだけれど、

それで収まりが良くなって

これは良かったと思います。」

 

じつはこの方、

いつも持ち歩く小物を入れるケースを

同時にご注文くださったので、

常にそれが定位置にあるようにしました。

 

 

さらにこちらでは、

取り出しやすいように内ポケットを上目にする

という工夫をしましたから、

小さなものがどこかに入り込んでしまって

探しまくる、ということから

解放されていらっしゃることと思います。

 

 

A3ダレスバッグは

身長178センチの男性が持つと

下のお写真のような大きさになります。

 

ご注文者の方は背の高い方でしたので、

この大きさがあっても

見た目カッコよくなると想像しています。

 

当店で目指すのは、

お持ちになる皆様が

よりステキになることはもちろん、

 

そのうえで

「お身体が楽をできること」。

「使う時、ストレスがないこと。」

 

 

全体サイズは

横幅52x高さ38x厚み15センチ。

 

これほど大きくても、自重は2,800g。

有名ブランド品の、しっかりした

B4サイズの革鞄(40x30x10センチくらい)

の重さです(最近はあまり見ませんが)。

 

この軽さでいて、

全室にみっちり紙を入れていただいても、

その重量に耐えられる

製作方法をしています。

 

外ポケットも使いやすくお作りしました。

こんなダレスバッグは

フルオーダーならではのお品です。

このたびはありがとうございました。

 


他に分類ワクがないので、

ついつい「お財布(お札を折る)」という

分類に入れてしまいましたが、

今回のカード&小銭入れはまさに、

新しい財布へのアプローチと言えるでしょう。

 

札は折って、予備の札どまりを枚数入れ、

メインに入れるのは、カードと小銭です。

 

 

見た目は名刺入れといった感じの

コンパクトさが身上なので、

キャッシュレス時代のお財布の

ひとつの形と思います。

 

しかし、名刺入れをカード入れとして

使っている方はお見掛けしても、

そこに小銭入れ(キーも入ります)が

付いているものは、初めてのリクエスト。

 

 

しかも、今までお使いだという

見本品がありました。

こんな小銭入れは、初めて拝見します。

 

カード入れよりは少し大きめなので、

入れようと思ったらとにかく多くの枚数を

入れることが出来ます。

 

革の入れ物は、

それぞれのパーツが伸びてくれますから、

少しずつ詰めていって、伸ばしていけば

驚くほどたくさん

モノが入るようになります。

 

 

でもみなさん、気を付けてください。

いったん入れるモノを増やしてしまったら、

その量を減らすと、

不便な事態が起こります。

 

いったん伸びた革は、

短く縮むことがないからです。

 

つまり、量を減らすと、中のモノは

スカッと出てしまいます。

 

基本的なことですが、

革小物を使う時には

気を付けていただきたい内容です。

 

 

このサイズで、

裏も表も革でお作りしていますが、

重さは43g。

 

いかに軽く、

それでも丈夫にお作りしているか、

お判りいただけるでしょうか?

 

持ち物を軽くすることによって

「身体を楽にしてあげること」、これが

当店がみなさまにして差し上げられる

もっとも重要なことと思っています。

 

それに加えて、

持ち物はカッコよい方がいいですよね!

 


随分前にバッグをオーダーしてくださった

女性クライアント。

 

その時のバッグを長くお使いくださって、

「ここのお店のバッグは使いやすく、

持っていても満足感が高いから、

 

次に自分に必要なバッグができたら、

是非またお願いしよう!」と

思っていてくださり、ご来店くださいました。

ありがたいことです。

 

 

「今回自分が欲しいと思ったバッグは、

上からものが見えない

ファスナー付きトートバッグで、

シックな感じ、そしてちょっとした

フォーマルにも使えるようなものを、

という結論になりました。」

 

とおっしゃり、

見本としてお持ちくださったのは、

あるお店の紙袋でした。

 

 

「長い間、どんな大きさが自分に合うのか、

と、いろいろな大きさを

いろいろなお店でいただく紙袋で

試していたんです。」

これはすばらしいアイデア!

 

「その結果、ここのお店の紙袋が

(お写真なくてすみません・・・)

使う頻度が高いものですから、

これに大きさを合わせようと思います。」

 

 

カバンで一番迷うのは、大きさと思います。

当店では、

複数TPOの荷物量をカバーする

大きなバッグは、

ご希望があってもお勧めしていません。

 

それは、そんなことをすると結局は、

どのTPOに対しても

中途半端になってしまうから、です。

 

バッグの大きさを選ぶポイントは、

大雑把に申しますと、

日常使いでは大小の2通り、

プラス 旅行用の大きいものや小さいもの、

それから、楽しむ日のためのデザインバッグ、

というTPOと荷物量です。

 

 

例えばたまにご希望いただく、

一泊出張用と普段用のバッグ、というのは

荷物量がさほど変わらなければ

同じものを使うことで良いと思いますが、

 

荷物量や

持っていくもののサイズが変わるとなれば、

話は別となります。

 

 

その他、ご自分の持ち物を

どんなふうに分けて入れたらいいのか、

迷う部分はたくさんあると思います。

 

今回のクライアントのように、

カバンの大きさを見つけながら

分けて入れられたら便利だと思うものを

ちょっと考えていただくことは、

とても楽しいと思います。

 

 

でも、そんなのはちょっと面倒、という方は、

入れるお荷物を持って、ご来店ください。

 

中身がさまざまでややこしい方は、

ぜひそうなさってください。

 

インタビューを受けるうちに、

ああ、そう、ああ、そう、と

ご自分の考えも

自然に纏まって行きます。

 

それが当店がコンサルティングする意味。

 

それだけでなく、

全体のデザインや

内ポケットの付け方に至るまで

「あなただけの快適」を目指して

一緒に答えを出していけます。

 

楽しいですよ!

 


今日は、長いお付き合いをくださっている

クライアントの持ち物を

ご紹介させていただきます。

 

カバンもそうですが、この方のカバンの中から

続々と出てくる小物はすべて、

当店でお作りした革製品。

 

しかもどれも・・・すばらしいテリです!

ほんとにありがとうございます。

 

 

A5システム手帳はもう

15年ほどお使いいただいています。

きっちりとした仕事の仕方であることが

持ち物とその経年変化からも伺われます。

 

長い間お付き合いして、

どんどんお仕事がうまく行っていることが

わかり、私どもも

こうしてお付き合いいただけることを

意気に感じる、お若くて勢いのある

クライアントのお一人です。

 

 

お話は飛びますが、

たまたま先日、ウェブショップのことで

初めてお会いする担当者と話したのですが、

開口一番、彼は

うちの仕事内容を全然下調べして

来なかったとの告白した上で、

 

「これくらいのお値段だと

ブランド品が買えますけど、

どうして御社にフルオーダーメイドを

頼むのでしょうか?」と質問されました。

前もって

HPアドレスをお知らせしておいたんですが、

何も見てくださらなかったとのこと。

 

 

本日ご紹介しているクライアントの答えが、

最高のご説明になります。

 

「ほんとにこちらで作っていただいたものは

使いやすくて、毎日毎日使っています。

オーダーメイドって、すばらしいですね。

毎日気持ちよく使えて、

朝これを開くことで、仕事の気持ちが湧いてくる。

 

僕はバッグもふたつともここのだし、

バッグの中の製品も、結局ここのもので

いっぱいになりました。

見てください、このツヤ。

革の手触りが良くってねえ、手放せません。

結局小物も全部、ここで作っちゃいました。」

 

 

ほんとにありがたいことです。

 

*ちなみに上のお写真は、明るいブルーの

オーストリッチ革の経年変化です。

 

製品の値段しか見ない方や、

自分の思い込みをたくさん持っている方、

そして、そこから出ることのできない方、

フラットな価値観を持っていない方には、

当店がやっている仕事内容は

まったく理解できないかもしれません。

 

それでも、

店の有名無名にこだわらず、

既成の価値観から離れて、

出来上がったものを見、実際に使い、

さらには、

そこに至るまでのプロセスが

どれだけ稀有なものかをご理解なさって、

ご自分で判断してくださるクライアントが、

当店にはたくさんいらっしゃいます。

 

感謝感謝です。

 


どこにもないもので、

相手の方の好きなものと関係した

プレゼントを差し上げたい時、

あなたならどうしますか?

 

今日ご紹介するフルオーダーメイド品は、

まさにそんなひと品。

 

 

「乗っている車の形を

キーホルダーにしたいのですが、

可能でしょうか?」

おもしろいオーダーをありがとうございます。

 

車名を伺い、

間違いないかご確認いただいて

お作りしたのが、今回のキーホルダー。

 

 

今回のような場合、

車の形の特徴を捉えて、

革での製作が可能な形に

デフォルメする力も要求されます。

 

時には、いただいたリクエストのために

昆虫の絵を描いたり、

ブドウの蔓のデザインをしたり、

字体を選んで、イメージの近い

アルファベットでネームを作ったり…と、

 

これが革製品のオーダーメイドかしら?

と思うような作業もたくさんあります。

 

 

でも一見すると、

革製品を作ることには

まったく関係なさそうなセンスが

必要になるのが、フルオーダーメイドの世界。

 

みなさまがしたいと思うことを

革で表現していく作業は、

 

実際に形になって出てくると、

前からそのようなものがあった

と思われるくらい自然にできていますが、

 

たくさんの能力の発現があって

初めて現実の形にできる、

ある種の力業のようなものです。

 


ご結婚xx年記念として

ご注文いただいた

ショルダーバッグをご紹介します。

とってもステキなプレゼントです!

 

20年ほど前に初めておいでいただいた

クライアントの

お幸せなお姿を拝見することが出来た、

とても嬉しいご注文です。

 

 

奥様には、とても気に入っている

小さめショルダーバッグがあるのですが、

ほんとうは黒で欲しいというご希望があり、

さらにもう少し大きかったら…という

お気持ちもお持ちでした。

 

見本のバッグはよく使いこまれていて、

どれだけよくお使いなのか、

ひと目で理解できました。

 

 

現物には外ポケットがないものですから、

携帯電話の入るポケットをお付けする

ということに。

 

このタイプの作り方で、

大き目のスマホが入るポケットを

きれいに作るのは、

ちょっと大変です。

 

 

それでご相談の最初の段階では

作り方を変えようかとも思っていましたが、

そうすると、使っている時の

手当たりの感じが変わってきますので、

 

やはり同じ作り方にして

スマホが入ることを前提とした

外ポケットに工夫することにしました。

 

当店では、

何が入るかによって

容量が変わる外ポケットも、

いろいろな付け方をして

もっともきれいな形に収めます。

 

 

製作前、それもご相談時の段階で、

本体の製作方法に対して

どんな風につけるのが良いか、まで

検討する必要がありますので、

 

出来上がった形は簡単そうに見えても、

瞬時に考え、

選択しなくてはならないご相談時や、

その後の実際の作業上でも

なかなか難しいものがあります。

 

 

底マチはたっぷり取っていますが、

見本でお持ちくださったものの

雰囲気を壊さない程度のサイズを

事前にお知らせし、

 

そのサイズで

今回入れたいものが全部入りそうなことを

予想し、お勧めします。

 

ここがすごく微妙な問題で、

難しい感覚を要求されます。

 

大きすぎても小さすぎても、

「快適な使い心地」から離れてしまいます。

 

 

そしてたまたまその時、

イニシャルを入れたい、

というご希望をいただきましたので、

別の方のご要望でお作りした

「M」のイニシャルをお見せしたところ

気に入ってくださり、

お入れすることになりました。

 

パンチ穴の向こうに見えるお色を

オレンジにしましたから、

とてもきれい…

 

そろそろきっと、うっすらとした

ツヤを出してくださっていると思います。

 

幸せなご注文品は、

製作者をも幸せにしてくれます。

ありがとうございました。

どうぞ末永く仲良くお過ごしください。

 


小物の中にも

とてもおもしろいお品は

たくさんあります。

 

今回ご注文いただいた定期入れが

まさにそれ!

貴重なご注文をありがとうございました。

 

 

3枚の面がペラペラとめくれて、

それぞれにカードが収まっています。

 

内側の2枚はかなり出しにくいですが、

それは「なるべく小さくお作りする」

というリクエストのためで、

製作前にご了承いただきました。

 

 

この定期入れのおもしろいところですが、

こうした定期入れのペラペラめくりは、

あまりうまくめくれないことが

多いのですが、

 

ちょっとした工夫をしてあることで、

パッと手のひらを使って

開くことが出来ます。

 

 

これには見本があって、

ずいぶん前に

お買い求めになったお品だそうですが、

とても変わった作りです。

 

それを改良して、

色を変えるなどのリクエストをいただき、

今回のオーダー品となりました。

 

 

このお品をはじめて拝見した時は、

「どうやって形にする?」と

かなり頭を使いました。

 

シンプルに見えますが、

製作するとなると

いろいろな引っ掛かりある作りです。

 

しかもお色を変える部分もあり、

その兼ね合いも考える必要があります。

 

 

革の色変えですが、

「単なる色のデザイン」というだけの

問題ではありません。

 

「ここをこの色で」

とご指定いただいても、

それができないこともあります。

 

どのようにそのお品物を作るか

という、製作手順に沿うものしか

ご希望に叶うことはありません。

 

当店では

そういう内容も細かくお教えし、

どんなイメージにしたいかによって

お色変えの色やパーツを

きちんとお薦めします。

 


コンパクト財布の「ジーヴズ」を

変形させたようなファスナー財布を

ご紹介します。

 

ほんの少しの違いですが、

見た目の印象と使い勝手は

かなり変わります。

 

 

今回も

クライアントのご希望を伺ってから、

「こんな風にした方が使いやすいですよ」を

形にしました。

その結果の形です。

ご提案をご理解してくださって

気持ちよくお受けいただいたことに感謝します。

 

リクエストでは

「上部一片がファスナーのお財布」

というご依頼でした。

でもファスナーの開きは、

ぐるっと回って二辺にかかっています。

 

では、もしファスナーの開きが

上部の一辺だけであったら、

どんな使い勝手になるでしょう?

 

 

通常のファスナーの開きどまりには、

止め金具を付けます。

 

そうしないと

スライダー(引き金具)が止まらないからですが、

これとスライダー本体が

案外スペースを取るため、

ファスナー全体の長さよりも

ファスナーの開く幅は、小さくなります。

 

そんな理由から、

ファスナータイプにする時には

どんな風にファスナーを付けるか、から

気を付けませんと、最悪の場合

使えないものになってしまいます。

 

 

この程度のことは当店では常識で、

もっと複雑で、

 

いままでに製作事例のないお品の

フルオーダーメイドにおいては、

「本当にこれは使えるのか?」という内容を

つねに精査することになります。

 

リクエストいただくお品の中には

製作自体が不可能だったり、

使いにくいことが明白だったり、

無理をすれば作れるけれど

今回のオーダー品では止めた方が良い、

などのものがあることは、経験的に知っています。

 

 

おもしろいことに、

当店くらい多数の件数を作っておりますと、

「こんなことが可能だろうか?」という時、

ピピっと直感が働きます。

 

デザイナーと技術責任者が揃って

「ダメそうな感じ」という時には、

その後、熟考して論理的に詰めて行きますと

まずほとんどが不可能で、

代替案が必要になります。

 

けれど、デザイナーが「何となくできそう」

という時に製作責任者と相談しますと、

「これはね、このようにすれば大丈夫」という

明快な答えが返ってきます。

 

 

フルオーダーメイドをお受けできる店が

数として少ないのは、そういう理由からです。

 

リクエスト通りに作ればいい、

というものではないだけでなく、

それ以前に、

 

リクエストされたものが

ほんとうに製作可能なのか?

可能であれば、そのリクエスト通りに作って

ほんとうにご注文者の言うとおりの

動きをするのか?という、

根本的なモノの作り方、あり方の問題から

詰める必要のある作業だからです。

 

決まり切ったものを作れば完成する

よくある量産品製作の色違いオーダーと違って、

一点一点に検証を要するフルオーダーメイドは、

一般的な製作パターンを踏襲できない

個人技の結集と言えます。

 


気に入っている形を

革素材で作りたい、という方も

たびたびおいでです。

 

ビニールや合皮で作られたアイテムでも

使い勝手が気に入っていれば、

良い手触りや

長く使えることを求めて、

革でオーダーする方が少なくありません。

市販品も、よく考えられていますから。

 

たまたま本日おいでになったクライアントに、

量産品がどんな努力をどれだけしているか

というお話をしたところ、

とてもおもしろがってくださったので、

これからそれをちょっとお書きしてみましょう。

 

 

当店の革製品ですと、

ビニールや合皮に負けなくらい軽量で

コンパクトですが、

 

一般的な作り方の革製品になると、

雑材(ビニールや合皮などの意)の方が

革よりも嵩張らなくて軽い傾向にあります。

 

ただ仕様に関しては、市販品の革製品には

よく考えられたものが多い、と感じます。

そこで今日は、そうした市販品の

優れたところをお話します。

 

 

ともかくそれは、「お値段」に集約されます。

凝っているにもかかわらず、

こなれているなあ、と感じます。

 

市販品も、当店フルオーダーメイドで

一点だけ作るものに対すると同じように、

デザイン→試作→型紙づくり→本番製作

という手順を踏みますが、

 

たくさんの数量を作るため、

その手順にかかった手間暇(金額)を

その数で割ることが出来ます。

それはかなり大きなメリットです。

 

また、材料もまとめてたくさん買えますし

(まとめることで安価に作れる革があります)

何といっても、たった一日で

驚くほどたくさんの製品を作れることが、

わたしたちフルオーダーメイドからすると、

まさに驚きの事実です。

 

その革材料の均一な表面加工も、

パーツの大きさも、どうやって

より効率よく取ることが出来るようにするか、

も常に課題になっているはずです。

 

 

製作面では、工程数を少なめにするよう

考えに考えた製品も、

市販品には増えています。

 

作り方の簡略化の手段として

比較的単純なやり方は、

裏地を付けなかったり、

縫う部分を極端に減らしたり、

一筆書きのように組み立てられるパーツに

したり…と、枚挙に暇がありません。

 

そういった製品を見せていただくたびに、

「みんなよく考えてる!」と

思わずヒザを打ってしまいます。

 

それから量産品の良いところは、

デザイナーと製作者が

一体化してないところです。

 

それによってデザイナーは、

「デザインすること」だけに力を絞れます。

 

フルオーダーメイドであれば、

デザインする人と作る人が違っていても、

双方が、互いの立場を理解しなくては

製作することが出来ません。

 

ということは、なかなか

人の替えが効かない、というリスクが

大きい、ということです。

 

 

それはさておき今回ご紹介する

ご注文いただいたこのメガネケースも、

そうした優れた市販品の

革版レプリカ、です。

 

「とても気に入っていて

使いやすいので、そっくりに作ってください。

特に大きさと容量を…」という

リクエストでした。

 

シンプルな作りですが、

容量を同じくらいにする、ということが

ほんとに難しいご希望です。

 

毎回毎回、そういったリクエストには

薄氷を踏む思いでお応えしています。

 

さいわいその甲斐あって、

お客様には気に入っていただけましたが、

こうして毎日、

命かけてお作りしているのです。

ご注文、ありがとうございました。

 


この楽しいボディバッグは、

男性クライアントからのご注文です。

 

トリコロールカラーがお好きとのことで、

どこにアクセントを入れるか

迷っておいででしたので、

いろいろなパーツ箇所をご案内して、

そこからお決めいただきました。

 

でも本体は落ち着いた感じにしたくて、

ネイビーを選ばれたわけです。

 

 

もし全体がネイビー一色だったら…

と想像しますと、

どうしてこの方が他のお色を、

好きなお色を混ぜたかを、

ご理解いただけることと思います。

 

上のお写真には写っていませんが、

向こう側のストラップの取り付け革の色は

ネイビーです!

 

一色だけのものと違って、

傍から見ている人も楽しませてくれる

バッグになりました。

 

 

本日はめずらしく

ご注文者の性別を明かしましたが、

これには訳があります。

 

このオーダー品は

ご注文者ご本人がおいでくださって

ご注文くださったものですが、

もし女性→男性へのプレゼントだとしたら、

こういった多色使いのお品は

あまり無いご注文だからです。

 

今日は女性の方へ、あるひとつの、

プレゼントオーダーに対する考え方を

ご紹介しようと思います。

 

 

もしも男性の方に、

それも、ご自分で洋服など

身の回り品を選ぶタイプの方に

プレゼントをお考えでしたら、

その方に成り代わって

(気持ちをトレースして)

お選びいただくことを

お試しいただきたいからです。

 

当店のクライアントの男女比は5:5ですが、

男性のご注文者には

個性ある好みの方が多いと感じます。

 

色使いやネームの入れ方、入れ位置など、

攻めたファッションをお楽しみになる方が

多くいらっしゃいます。

 

そういう方は、服装を拝見しますと、

ご自分で選んだものか

そうでないものかが一瞬にしてわかるくらい、

攻めの姿勢が出ています。

 

 

プレゼントの選び方には2種類あって、

ひとつは選ぶ人が好きなものをお贈りする、

もうひとつは、

相手の好きそうなものをお選びする、

のふたつですが、

後者はちょっとハードルが高そうと

思う方が多いようです。

 

でも、考え抜いたものでしたら、

ご注文者もその時間を楽しめますし、

どんな風に考えたのかを

ネタに、お話しすることも容易です。

 

迷うことはたくさんあるかもしれませんが、

当店にはご相談デザイナーがいます。

 

もちろん、相手の方をお連れいただくのも

けっこうです。

鞄をパッと開けて

真っ赤な裏地が出てくる、というような

仕掛けも、

その方の個性に合わせてご提案します。

 


2007年から

お付き合いくださっているクライアント。

 

たまたま先日もご注文をいただいた時、

その方のお財布の変遷について

お話しをいただく機会に恵まれました。

足掛け14年のお付き合いです。

ありがたいことです。

 

 

「じつは、最初ここへ来た時には

別のお店で

オーダーをしたことがあったんです。

でもあまりうまく行かなくて…

 

だからこちらではどうやって

自分の欲しいものを伝えようか、と

すごく緊張してやってきました。

 

 

「そしたら…あれっ?これだけ?

と拍子抜けするくらい

あっという間に、

私の欲しいものを理解してくれて、

次の来店時には

きれいに出来上がっている、という

驚きの結果になりました。

 

 

「ああ、ここだったらこんな風でいいんだ、

自分だけで考えてないで

ある程度考えたら、

投げて相談すればいいんだ、とわかって、

それからは不便なものがあると

まず自分で考えるところから始めました。」

 

このクライアントは豊かな発想の持ち主で、

デザイナーが驚くようなアプローチを

たくさんしています。

 

 

それをどうやって現実の形にするか

毎回大変なリクエストが多いのですが、

それが、当店にとっては

クリエイティビティの出しどころ。

 

この方はバッグや他の小物も

ご注文くださいましたが、

まずはお財布の変遷について

ご自分のブログにお書きくださっているので、

ご紹介させていただきます。

http://favorites2014.blog.fc2.com/

 

 

どうして「オーダー」なのか…

この方と同じように、

日々の生活に不便を感じている方にとって

他人事とは思えないかもしれません。

 

この方のように、みなさまにも

オーダーの快適さと愉しみを

味わっていただけましたら幸いです。

 

末筆になりましたが、

ブログをご紹介させていただいた

クライアントの方には、

心からの感謝を申し上げます。

ありがとうございました。

 


腕時計を自宅で保管したり

持ち歩く時、

どんなケースをご希望かは

人によって違いますが、

当店の腕時計ケースは、

ひそかに人気があります。

 

 

一般的なハードケースタイプは

いわゆる貼って作四角くするタイプなので、

当店ではソフトタイプで軽量、

かつクッション性の高い丸型にしています。

 

ウェブショップでは、どういうものか

あまりわからないかもしれませんが、

下のお写真のように

時計を入れるケースです。

 

 

ファスナーにもナイロンを使い、

さらにファスナーカバーも付けていますから

安心して大切な腕時計を収納できます。

 

円柱形は、思ったより小さくできますし、

荷物の中に入れる時には

スペースが少しだけあれば入ってしまいます。

 

 

さてこのケース、

「自分の腕時計は

大きくて厚みもあるけど、

いったい大きさは大丈夫なの?」と

お思いの方もおいでかもしれません。

 

それは心配いりません。

このご注文品の場合、

腕時計のサイズを伺ってお作りする

「採寸式オーダー」だからです。

 

当店のウェブショップのあり方は

普通のお店とは全然違いますから、

戸惑うこともあるかもしれません。

 

 

 

でも、ご注文をいただく段階で、

気になる点があれば

すぐにご注文者にご連絡を取って

それについてお伺いしますので、

安心して何でもお尋ねください。

 

定番品のリピーターは少なくありません。

それは、すでに持っている

当店革製品の良さをご存知の方が、

一点一点のご注文に対する

当店の対応を信じてくださることから

始まっています。

 

そして、フルオーダーメイドよりも

リーズナブルなお値段で、

よく考えられた仕様や

デザインであることも、

ご注文くださる理由です。

 


易学系のお仕事の方から

ご注文をいただくことが度々あります。

 

易学の方が気になさるのは、素材です。

ご自分の道(と言うのでしょうか?)

に合った素材をご存知なので、

いままでに

シャーク、リザードなどでお作りしました。

 

 

今回は

透明感あるグリーンのコードバン。

もちろん外側だけでなく

内側にもすべてこの素材を使っています。

A5サイズもそうですが、

素材として、市販ではまず探せないお品。

 

たっぷり入れてもベルトの長さが

足りなくならないよう、

充分なゆとりを取っています。

 

ペンの収まりも良いように、

位置を考えて取り付けています。

 

 

当店のフルオーダーメイドでは、

お手元に届いたその日から

違和感を持たずに使っていただけるよう、

細かい点まで配慮しています。

 

みなさまが市販品を購入した後、

「なんだかここがしっくり来ない。」

と感じる違和感ある部分を、

当店フルオーダーなら、極限まで少なくできます。

 

その違和感の内容は、

「手に馴染まず、しっくりくる素材でない」

という時もありますし、

「左右が逆」

「これもこれもいらないんだけど…」

という時もあります。

 

 

フルオーダーメイドなら、

あなただけの使い勝手にお応えできますから、

使い勝手はもちろん

特別素材も気持ち良い使い心地になります。

 

今回のクライアントは

名刺入れを3段にして、

コイン入れをフタ式の小銭入れにしました。

 

このコイン入れも、ぴったりサイズ。

クライアントからは

ご感想をいただきました。

 

 

************

ポケットも小振りで嵩も気にならず、

可愛らしく設置してあり、

早速コインを入れて使っています。

************

 

ありがとうございます。

こうした使い勝手をお知らせいただけるのは、

ほんとうにありがたいことです。

 

 

実は、こちらのクライアントも

メールだけのやり取りでお作りしました。

 

当店のメールのやり取りは

詳細までわかりやすく行いますので、

行き違いはほとんどありません。

もしあっても、途中で気が付き、

修正をしています。

 

フルオーダーメイドをお考えの方は、

メールを通じて、だけでも

精度の高いご案内ができますので、

お使いください。

 


「久しぶりにお店に来たら、

あら~、ちょうど好きな感じが…って

思ったので、見せてください。」

 

長いお付き合いのクライアントは、

どんなものを、どんな場合に使いたいか、

ご自分の中で吟味してから

いつもオーダーに挑んでくださいます。

 


 

「私ずっと、小さなバッグか

大きいバッグばかりをお願いしてきたでしょう。

 

それが最近では、

その中間くらいのサイズが欲しいな、

と思う場面が増えてきて…

 

どんなサイズのものがいいかなあ、

とずっと考えていました。」

 

 

自分の生活の仕方や体力、

仕事の部署の変動などで、

持ち物が変わってくることがあります。

 

そんな時、今までの愛用してきた

バッグの大きさに、不便を感じることが

出てきます。

 

大きすぎたり、小さすぎたり…

市販品で気持ちよいサイズのバッグを

探すのは、なかなか大変なこと。

 

市販品では、

中にモノを入れてみることもできませんから、

よく聞く話には

「思ったよりも入らなくて…」とか

「思ったよりも小さかった」という

大きさに対する内容がとても多い気がします。

 

 

そんな理由でクライアントは

今回、当店に来てくださったわけです。

「何か安いもので試してから、

とも思ったのですが、

この店頭のバッグなら、大丈夫そう。

好きな感じですし…」

 

ということで、まず

店頭のバッグに持ち物を入れていただきました。

 

「小さいけど、結構入りますね。

ここのはほんとに、見てる大きさより

ずっとモノが入るから。」

 

 

全体の大きさは良いのですが、

もう少し厚みが必要です。

 

そこで、カスタマイズ。

定番製品でも、

厚みのサイズを変えることなら

無理なくカスタマイズができますから、

リーズナブルな変更が効きます。

 

 

「ここの定番品は、ほんとスゴイと思います。

小さく見えてもたくさん入るし、

定番の革の気持ちよさは、

他所のブランドのものとは全然違うし…

 

相変わらずルバルの革で作っていただいた鞄は、

夜、ベッドわきに置いて撫でてます(笑)。

気持ちが落ち着くんですよね。」

 

いつもありがとうございます。

こんな風に生活の中で使われているなんて、

ありがたいことです。

 


何度かお書きしたように、

オーストリッチの革は、

クィール(毛穴)の立派なものが

価値あるとされています。

 

しかしそれだけでしょうか?

ほんとにその価値は、

毛穴が大きく盛り上がっているという

見た目だけでしょうか?

 

 

上のお写真をご覧ください。

今回は、クィールの入っていない

オーストリッチ革でお作りした

コンパクト財布「ジーヴズ」です。

 

クィールがないと何の革かわからない、

という方がほとんどと思いますが、

じつは

オーストリッチの良いところは

・長持ちして

・うつくしい経年変化をする、ところ。

 

 

今回のこの財布は

明るいイメージでご注文いただきました。

 

白っぽいファスナーの布に

裏地はキャメルカラーです。

こういうお色合わせからも

ご注文者の個性がしのばれます。

明るく、さわやかですね。

 

 

このご紹介を書こうと思ってましたら、

たまたま何年かお使いいただいた

同じ革で同じお色のジーヴズをお持ちの、

他のクライアントがご来店くださいました。

 

「この財布、ほんと使いやすいですよ!

ほら、もうこんなに良いツヤになりました。」

 

このクライアントは

何点も当店でご注文くださっているので、

鞄の中に入っている革製品は

全部当店製。

すべてがツヤツヤです。

 

他のアイテムは

他の機会にご紹介するとして、

たまたまこの色のオーストリッチ革の

何年後かが、ここで明らかになりました。

下のお写真をご覧ください。

 

 

最初のマットさとは真逆にツヤツヤで、

ほとんどネイビーカラーになってますから

元の色はわからないようになりましたが、

とてもきれいです。

 

オーストリッチも

こんな風に変化していって

長年使えますから、高価であっても充分

元は取れます。

何より、すばらしい手触りです。

誰にでも

一度は触っていただきたい革です。

 

こんなところからも

経年変化する革は、他の素材には

代えがたい魅力があることが

わかります。

 

当店では、そういう革を選んで

みなさまに

ご希望のお品をお作りしています。

 


トラベラーズノートと同じサイズ、

A4三つ折りサイズの手帳カバーを

ご注文いただきました。

 

めずらしい3色使いです。

ご注文者の個性が出る色合わせ、

色の配分です。

 

 

手帳を広げると、

向かい合って座っている人や

話している人からは、

2枚目のお写真のように見えます。

 

人と接する機会のある人には

こういったワンショットワンショットの

作るイメージが、

その人のイメージを作り上げていきます。

 

 

当店店内には、大きな鏡があります。

それは何のためにあるか?

 

それは、ご注文者のイメージを

どう作りたいのか、を探るために

使っています。

 

ですから、色で迷っている方には、

大きな鏡の前で

少し距離を取ってお立ちいただき、

前身を映していただきながら、

 

顔映りや

身体全体でのバランスを見ていただきます。

 

 

デザイナーからは

「お買い物する時には、例えば

ピアスのような小さなものであっても、

前身を映せる鏡に映してから

最終判断をしてくださいね。」と

クライアントのみなさまに申し上げています。

 

大きな鏡は、周りにいる他人の視線。

 

ですから、その目を使って

自分がどのように見えるのかを

知っていただきます。

 

 

ただし、そういった

「イメージ」が関係ないお品でしたら、

第一印象のお色をお選びいただくことを

お薦めします。

 

長く使えるオーダー革製品は、

まず、生理的に

気にいっているお色であること、が

一番大切な要素です。

 

飽きずに

長く使えるものをご注文いただくコツは、

そんなところにあります。

 


表題ですが、

「かわいらしい」は車のキーに

かかる形容詞。

丸っこくて愛嬌のある

微妙なラインの車のキー用です。

 

ケースを作っていて、

このキーに持ち主の愛着が湧く理由が

よくわかりました。

手に包まるように収まります。

 

ご注文者からはメールをいただきました。

以前にも他のものを

ご注文いただいている方からです。

 

 

「気に入っている車のキーがあって、

それにケースを付けていただきたいです。

ぴったりしていて 緩くなく、

気持よく収まる風にできますか?

ほとんど出し入れはしません。

 

キーをケースから出さずに

使えるようにして欲しいですし、

腰からも下げたいので、

それ用の金具も付けてください。」

 

「キーを見れば車種はわかると思いますが、

大した車じゃないんですが、

これが好きなんです。」

いえいえ、その人がお好きなものは何でも

「大したもの」です!

 

 

 

キーのお写真を送っていただいたので、

まずはそれに合わせて

スケッチ画を仕上げました。

 

こんな風にして

お会いしない方とも意思の疎通を図ります。

 

たまたま予備キーをお持ちとのことで、

本機を送ってくださいましたから、

本機用のダミーは製作の必要がなく

助かりました。

 

こういった丸みのある形は、

「ぴったり」に作ってください、という

リクエストにお応えするのが

ちょっと大変です。

 

 

ケースをお届けしてから、

丁寧なご感想をいただきました。

ほんとに嬉しいです、ありがとうございます。

ここに、ご紹介させていただきます。

 

************

商品、受け取りました。

ありがとうございました。

 

良いものができるのは

分かっていましたが、期待通りです。

革自体もとても高級感のあるものですが、

厚ぼったくもならず、

ぴったりと形に合わせて作られているのが

本当に気持ちが良いです!

 

 

あんなにチープに見えていた鍵が

とてもおしゃれなアクセサリーのように

生まれ変わり、

腰にぶら下げていても

恥ずかしさが無くなりました。

 

あとはこの先

多少変化があると思いますので、

どうなるのかが楽しみです。

 

オーダーメイドで製品を頼むのは

初めてでしたが、

まず自分がどういうものが良いのかを

「具体的に」決めるのが

一番難しく感じました。

 

 

以前購入した製品などから、

細かなところはおまかせでも

安心して任せられそうとは

思っていましたので

あまり心配はしていませんでしたが。

 

今回はありがとうございました。

************

 

少しきついくらいの上がりにしましたが、

使ていくことで

ちょうど良い具合のサイズになります。

 

一度当店のお品を使っていただくと

そういう革の特長をご理解いただけますが、

気持良く思っていただけて良かったです。

 

こうしたご感想をいただけて、

感謝感謝です。

今後ともよろしくお願いいたします。

 


このクライアントからは

お電話をいただきました。

 

「ずっと欲しいと思っている

大きさの、

柔らかいトートバッグがあるんですが、

どこにもないので

オーダーで作っていただこうかと。」

 

かわいらしい印象の女性です。

年齢をお教えくださったのですが、

お電話の印象よりずっとご高齢でした。

 

「私の年齢になってくると、

なかなか持ちたいバッグがないのよ。

みんな重くて、大きくて…」

 

 

いろいろお調べいただき、

やっと当店へお電話くださったとのことです。

ありがたいですね。

 

「大きさはね、横幅がxxセンチで、

それに合わせて

正方形っぽい形が欲しいんです。

バッグの厚みはxxセンチくらいかしら…

 

形は、とにかく四角っぽくて

縦横の感じが正方形が良いの。」

 

 

聞き取りは続きます。

持ち手の長さや太さなど

細部までのお話しから、

どんなバッグかが望まれているか、

デザイナーの中で姿を現してきます。

 

「それではスケッチ画を描いて

ファックスしますので、

ご覧いただいて修正があったら、

直接書き込んでご返信くださいね。」

 

 

ファックスを送りましたら、

「どうして私の言ってることが

ぴったりわかってくれたのかしら?

 

電話だけの説明なのに

こんなにお話が通じるなんて…

すばらしいですわね。

 

どこも直すところがありませんから、

これで作ってくださいね。」

 

その後、シンプルな形なので、

糸の色をちょっと遊びましょう、という

お話になりました。

ワインの革に、柔らかいピンク系の糸です。

シックなワインカラーの革に、

思わぬ糸色が

かわいらしさも演出してくれます。

 

 

遠方の方だったので

お電話だけのやり取りで、

バッグは宅配便でお届けしました。

 

「思ったよりずっとステキ。

すばらしい手触りで、良いお色です。

糸の色がどうなるかと思ってましたけど、

ワインにこんなお色が合うんですねえ。

好きです、この感じ。

とにかく革が気持ちよいわ。

 

でもどうして、

一回話しただけなのに

こんなに私の思い通りに作れるの?

さすがはプロですね!」

 

嬉しいお褒めの言葉です。

その後、もうひとつ

ポシェットをお頼みくださったのですが、

他のバッグはすべて人に上げたりして

処分した、とおっしゃってました。

 

「軽いので、

すごく楽に持てるの。

私の今の年齢だと、

これひとつあるだけで

充分に満足できます。

ほんとにありがとう。」

 

ご満足いただけて良かったです。

心より、感謝申し上げます。

 


40年もの間

オーダーメイドをお受けしていても、

まだまだ「今回初めて作る!」という

アイテムがあります。

 

今日ご紹介するのは、そのひとつ。

航空機の運転時、携帯が必需な

「フライトレコーダー/

パイロットログブック他一式」を

入れるケース。

 

 

中身の大きさも微妙なサイズ

(A4とかB5,などと言えない)で、

必要なログブック(手帳のようなもの)

他一式をすべて

まとめて入れられるケースは、

なかなか見当たらないと思います。

 

「最初に付録でいただいたケースが

私には使いやすくて、

他のものも試したのですが、

結局これを元にしてオーダーしようかと。」

 

 

いくつかお使いいただいて

満を持してのオーダーですが、

 

当店では、

ほんとうにその答えが

クライアントにベストなのかを、

コンサルティングではっきりさせます。

 

「どうやらこれがベスト」

という答えを導き出したら、

お描きしたスケッチ画で

確認し合います。

 

 

このクライアントは

このケースの中にA4用紙を入れたい、

というお話でしたが、

 

それを本体に入れることにしたら

全体サイズが変わってしまいますから、

それをどうするかが

今回、メインの焦点でした。

 

 

どのように解決したかは、

みなさまのご想像にお任せします。

 

ひとりひとりのクライアントに

寄り添うことで、

その方に

ご満足いただけるオーダー品が生まれます。

 

日本で生まれた

ガラパゴス的オーダーメイド

かもしれませんが、

明らかに

人の心を軽くしてストレスを失くし、

軽量さで身体も楽にして

差しあげることが出来ます。

 


小さな財布が一般的に人気ですが、

どんな財布が良いのでしょう?

 

今日は、大人がモノを選ぶにあたっての

ひとつの視点をご紹介しようと思います。

 

今回の一点もの二つ折り財布

小さくても品格あるものにして、

カジュアルというより

少しきちんとした感じにしています。

 

大人の方が愉しみながら、

胸を張って人前で使えるお品です。

 

そしてその傾向は

当店のすべての定番に共通のものです。

 

なぜなら

当店の定番品のデザイン目的は、

持つ人を「カジュアル≦きちんと」

と見せるための演出ツールだからです。

 

 

その路線は、1981年の

お店の始まりの頃から変わっていません。

 

バブルの頃から出現してきた

「高級カジュアル」と呼ばれるジャンルが

一番近いかもしれません。

 

このジャンルは、単なる

高級なカジュアル品という意味ではなく、

 

パッと見カジュアルに見えても、

良い素材とデザインで

高級な場所でもお持ちいただける、

ということです。

 

服装がカジュアル化しているからこそ、

お持ちになるバッグや財布・小物などから

経験を積んだ大人にふさわしい

クラスアップの感じを出していこう、

という目的を持たせています。

 

 

この路線は当初から、

当店デザイナーの好みだったのですが

それを言語化し、自分たちの路線として

はっきりさせる契機となった

おもしろい経験が、その昔ありました。

 

初めてイタリアに行った時

現地で靴を何足か買ったのですが、

その中に

布製のかわいらしいものがありました。

 

今よりずっと若かったこともあり、

モノを知りませんから、

さっそく一番かわいいその靴を履いて

街を歩きますと、

人々の目が、靴にばかり刺さります…

 

あらかわいい、という目線ではありません。

接する態度も奇妙です。

 

現地では

高級カジュアルの服装をしていましたから、

その靴がいかに場違いであるか

痛いほどその目線から読み取れ、

いたたまれなくなったので、

ほどなくしてホテルに戻って履き替えました。

 

そうしてあらためて出かけますと、

どこへ入っても「マダム」と

丁寧に呼びかけられるようになります…

 

彼らの世界には

誰もが口に出さない基本ルールがある、

と身をもって知ったのはその時です。

おそらくそれは、日本でも同じことでしょう。

 

たとえば「ひと目で恋に落ちる」時、

私たちの目は、その人の全身を包む

雰囲気までキャッチしています。

 

自分がどんな人間かは

自分でも良く知っているとは思いますが、

たとえどんなに優れた人であっても、

服装や持ち物で

一瞬にして誤解されることがある、と

彼らの目線は教えてくれました。

 

 

昨今は、年齢に関係なく皆

同じ洋服や小物を持つようになっていますが

年齢や経験を経た人が着たり持ったりする時、

正直少し違和感を感じるものもあります。

他人はあえて口には出しませんが…

 

革と同じで、

経験を経て、歳を経た人だけが持てる

ステキな顔や雰囲気があります。

 

そんな人だけが持つ優れた特長は、

それに見合った同等の質のモノが

周りに置かれることで、

さらに輝きます。

 

今回作った一点ものの革は

キズが付かない型押しで、最初はやや硬め。

 

水にあたってもシミになりませんから、

気軽に楽しめます。

使って行くほど柔らかく馴染んで

かさばらなくなっていくので、

時間が経つのも待ち遠しいでしょう。

 

この財布は、

小さなバッグやお尻のポケットに入れても

じゃまにならぬよう、

極力小さくしています。

 

でもこの二つ折り財布の一番の特長は、

「コンパクト財布なのに

高級カジュアル品である」ことです。

 


ある高級店からご注文いただいた

「タブレットケース」。

 

商談をするためのタブレットに

ケースを付けたい、

というご要望です。

 

 

「ずいぶん探したのですが、

新しいタブレットに

ケースを作ってくれるところは

どこもなく…

 

やっとここに辿り着きました。」

 

そのお店でも

革製品は扱っているらしいのですが、

オーダーメイドはやってないようです。

 

 

お作りしたのは、

厚さ12ミリほどのフラットなタブレットに

ピタッとサイズを合わせ、

ケースから出し入れせずに充電、

その他本体の必要なことが何でもできる

フィット感の高いケース。

 

大昔、IBM社のThink Padシリーズに

PCを収納したまま使えるケースを

たくさん作ってきましたが、

 

今ではPCもタブレットもスマホも

短い期間しか使われないようになって、

革の感触が好き、という方だけが

ご注文くださるだけになりました。

 

 

「高級品を売るためのタブレットケース」

というのは

もしかすると、初めて作ったかもしれません。

 

こうしたケースは、平らな革を

どうやって立体にして

そのタブレットに沿わせるか、

というのが課題です。

 

仕上がったものを見れば、

シンプルなので簡単そうに見えます。

薄い仕上がりですし、

画面もストレスなく触ることが出来ます。

 

使う時、中身のタブレットが

どういう状態になるかまでを想定して、

画面の開きを決めています。

 

 

そして、

出し入れする時の感触は、

高級車のドアの

開け閉めの時のよう!

 

高級な作りのフロア上に

見合ったお品物にするには

どうすればいいか、

 

たとえ

自分とは関係ない世界のものであっても、

ご注文の期待に応えられるのが、

ほんもののフルオーダーメイドのお店です。

 


当店のコンサルティングは綿密です。

まず最初にご希望を伺い

(場合によってはかなり細かい部分まで)、

それが製作可能かどうかをお返事できるよう、

その場でリアルに検討します。

 

その検討時

「これをどのように解決するか

いくつか考えられるけれど、

どれがベストか今はわからない。」

という内容も多々ありますし、

 

この過程を踏まないと、

極端な話、絵で描けても

物理的に製作できない形、も出てきます。

 

メールでは、出だしをすり合わせるために

欲しいものの形を

簡単な図にしていただいたり、

近いもののURLをいただいてから

ご相談が始まります。

 

 

その、可能かどうかを検討する際には

ざっとしたお見積もりもお出しします。

 

ここまでが既にすごく難しいですが

(まるでひとつのお品を作ったかのようです)、

外からは簡単そうに見えます(笑)。

 

さらにご注文にお進みいただくのであれば、

より詳しい聞き取りをして

問題点を挙げ、細部まで決定していただく、

という進め方をしています。

 

私どもはプロですから、

鞄であってもたいてい

2時間以内のご相談で済むのですが、

今回は、クライアントご自身も

決めかねてらっしゃった部分もあり、

2時間を2回+数回のメールで行われました。

 

 

上のお写真の左側の雑誌はA4サイズ。

いかにこの鞄が大きいか、

お分かりいただけることと思います。

 

クライアントは立派な体格の方なので、

この大きさをお持ちになっても、

普通サイズの鞄を持っている感じです。

 

「どこにも売ってないサイズの鞄」

というご注文も、

最近ではよくあるかもしれません。

 

 

手持ちで持ったり

肩掛けで持ったりするツーウェイですが、

上のお写真でご覧いただけますように

 

手持ちの時邪魔にならないよう、

ショルダー紐の収納を

リクエストいただきました。

 

この収納方法もいくつか考えられますが、

お写真のものは、ご希望の場所に、

できるだけじゃまにならないよう

また、できるだけ簡単に収納できるよう

いくつかを試した結果です。

 

ごくまれに、

アタマで考えた使い勝手と

リアルに手で扱う使い勝手とが違う

ケースがありますが、

今回のこの部分が、まさにそれ。

 

 

基本的にこの鞄は3部屋に分けています。

そして外には大きなポケットがひとつ、と

どこに何を入れたか、ぱっとわかるタイプ。

 

クライアントは、それぞれの部屋に

何を入れるのかが決まってらっしゃるので、

外ポケット内にも内ポケットを付け、

どこに何を入れたか

ひと目でわかるようにしています。

 

 

持ち物には小物が多いため、

それぞれの部屋に入れるモノに対して

必要な小物がすべて収まるよう、

細かく仕分けしています。

 

ポケットのレイアウトと付け方は

すべて、

その小物に見合ったようにしました。

 

特に今回の場合、

ほんとにこの数のポケットができるか?

と当初思われたほど、

ぎりぎりたくさんの小物を入れるため、

さまざまな工夫を凝らしています。

 

 

こちらのクライアントはまず最初に、

「こういうサイズの、

こういう鞄は製作可能ですか?」

とお尋ねにいらっしゃいました。

ご予約時にその旨お書きくださったので、

スムーズにご相談が進みました。

ありがとうございます。

 

そして、製作可能なら見積もりも欲しい、

ということが初回のご相談でした。

 

その後、スケッチ画をお渡しして

ご検討いただき、

2回目に細かい点を詰めて行きました。

 

 

毎日どんどん使う、ということから

型押し革をお勧めし、

製作方法は外縫いをお勧めしました。

 

「バンバン使うこと」を重要視し、

私どもの説明から

もっとも道具として丈夫なものを

お選びくださったのです。

 

外縫いのファスナータイプは、

普通にお作りすると、根本的に

使いにくいものになることが多いですが、

 

それを使いやすくお作りすると、

自重も軽く、壊れるところのない

外縫いならではの長持ち品になります。

 

こちらの鞄を

クライアントが初めて持った時の感想は、

「すごく軽い!」。

 

 

大雑把にご説明しますと、

内縫いは擦れに弱い形状ですから

使い方によって保ちにばらつきがありますが、

 

外縫いであれば、擦れても擦れても

切れることがありませんから、

20年以上お持ちいただく人も

稀ではありません。

 

今回はさらに、

雨から革を護るワックスもかけています。

 

この白いワックスは、

必要分が革に入っていき、

不必要な分は取れて、革本来の色が

はっきりと出るようになります。

 

 

このようなデザインで軽量な外縫い鞄は、

仕事できちんとした装いと格を必要とする

自営の方やオーナーの方、または

会社の顔となるエグゼクティブの方々に

特にお勧めです。

 

自分の職業では、どんな鞄を持てばよいか?

 

服装がさらにカジュアル化している中で、

迷ってしまう方もいらっしゃると思います。

 

見た目がきちんとしていること、

この軽さ、

ひと目見て何がどこにあるかわかる鞄は、

対面する人を安心させ、

あなたの生活を楽にしてくれます。

 

空の内ポケットを見るだけで

忘れ物にも気づきますから、

重要なことにだけ集中することができる、

最高の道具ではないでしょうか。

 


二つ折り財布にしても長財布にしても、

「カードをたくさん入れたい」

というリクエストほど、

製作にあたって

考える要素が多いものはありません。

 

それは、単に物理的な面と、

持ち主がどこまで何を許せるか、という

感覚的・精神的な面があるからです。

 

まず、物理的な面です。

お財布で、カード入れとして使える

面の数を、単純に考えてみてください。

 

 

使える面は

表が2面、内側が2面しかありません。

表面にカードを入れたいという人は

ほとんどの場合ありませんから、

結局内側の2面のみ、ということになります。

 

さらに、お札の大きさを考えますと、

ポケットひとつにつき

一枚ずつ入れるカード入れだとしたら

さて、何枚入れることができるでしょう?

という、しごく論理的で

明快な問いを解くだけのことです。

 

「それだったら考える必要ないですよね。」

という声も聞こえてきますが、

「…でも何とかなりませんか?」という

切実なご要望をいただくと、

なんとかせねば、という気持ちになります。

 

 

当店ウェブショップでご紹介している

「カードたくさん二つ折り財布」仕様は、

そんなご希望を「なんとか」叶えたタイプ。

 

なんとか叶えた、と言うのは

どういう意味でしょう?

 

カード入れ一面についてご説明しますと、

二つ折り財布であれば3枚か4枚

(これは財布の高さに関係します)を

一枚一枚のカードポケットに入れ、

入りきらないカード類はまとめて

別のポケットに入れる、という

発想だからです。

 

 

すべてのカードを

一枚一枚入れられるわけではないので、

「なんとか」ということになります。

 

それでも、

同じ面積で同じ面しかない

財布の中では、もっともたくさん入ります。

 

また、カードより大きめサイズの

名刺を入れることもできるようになります。

 

それをご理解くださった方からは、

こうした小銭入れの要らない財布となると、

内側の2面を、たくさん入るカード入れに

変更するご注文をいただきます。

こうしたご理解は、ほんとに嬉しいですね。

 

 

当店ウェブショップの品々は、

みなさまの欲望を叶えるアイデアの集大成。

 

どのお品をとっても、

意味あるデザインのオンパレードです。

ヤワな、デザインのためのデザインは

意味がないので、していません。

 

売り切れてしまった品々をアップするのは、

当店が、みなさまを快適にしたいお店だから。

ああ、こんなのがあったのね、

と、羨ましがらせたいわけではありません。

 

一点一点に、快適へ向けての

渾身のアイデアが詰まっていますから、

 

現在のご自分の不便を不愉快に思っている方や、

フルオーダーメイドでの解決をお考えの方、

「へえ~、こんなことができるんだ。」

「これは便利かも。」

「これは自分に合う方式かも…」

ぜひ、参考としてご覧ください!

 


クライアントからいただいた

ご感想、というか、初めて、

知らないお店でオーダーメイドする時

感じたお気持ち、

=体験リポートをご紹介します。

 

こんな長い旅があったなんて…

拝見して、驚くとともに

身の引き締まる思いがします。

 

こんなに詳しく、クライアントの

お気持ちの動きを伺うことも少ないので、

心からの感謝を申し上げます。

お財布、どうぞ

末永くよろしくお願い致します。

 

************

今まで使っていた財布は

とても美しく気に入っていましたが、

札入れのササマチが

中の札に当たってしまい、

札の一部が折れてしまう

(日本製なのに。。。)事と、

 

全体的に厚く、

スーツの内ポケットに入れた際

不格好な事が悩みでした。

 

そこで、

マチが無いのにある程度札が入って、

しかも出し入れしやすい

薄くてシンプルな財布を探す旅が

始まりました。

 

 

有名百貨店に行ったり、

セレクトショップに行ったり、

ネットで検索したりしますと、

革が美しく魅力的な財布に

沢山出会いましたが、

私の希望に沿うものは

見つかりませんでした。

 

そんな旅を2年ほど続けたところ、

オーソドキシーのHPに

素敵な財布をみつけました。

 

コンパクトでカードの枚数も適度な

決定版、長財布です。

私の希望がすべて叶えられていて

すぐに買いたいと思ったのですが、

失礼ながらその当時は

オーソドキシーさんの事を存じ上げず、

ノンブランドの商品に対して

懐疑的な気持ちでおりましたし、

 

銀座?オートクチュール?

私には関係のない世界だと

感じていましたので、

あの財布みたいなシンプルな財布を

既製品から探そうという旅に出ました。

 

 

今度の旅は目的が明確で

すぐに終わるかと思いきや、

5年ほどかけて

たくさんの財布に出会いましたが

結局みつかりませんでした。

 

意を決して

オーソドキシーさんの門を叩くと、

やさしく出迎えて下さり、

色々な革や

製品のサンプルを見せて頂きながら

革や製法へのこだわりに触れて、

やっぱりここで購入したい!

という気持ちになりました。

 

“コンパクトでカードの枚数も適度な、

決定版、長財布”の色だけ選んで

作って貰おうと考えていたのですが、

色々なお話を伺っていると、

せっかくオートクチュールなんだから、

世界に一つだけの、自分のためだけの

オリジナル財布を作りたいという気持ちに

抗う事が出来なくなってきました。

 

 

そこから先は夢のような時間でした。

 

自分の好きな革、厚み、色、デザイン、

ステッチなどの組み合わせに

デザイナーさんは

何でも応えてくれました。

 

トリコロールカラーが好きだったのと、

基本は牛革にしつつ、

一部にエキゾチックレザーを入れたい

という希望は、

オートクチュールでなくては

叶わないものでした。

 

打ち合わせの途中で

自分のセンスに自信がなく、

また、選択肢が多すぎて

私が優柔不断になっていると、

今野さんの“素敵だと思いますよ”

という一言が背中を押してくれました。

 

 

革のサンプルだけを見て

構成を決めましたので、

出来上がりのイメージが出来なくて

不安でしたが、

出来上がりを見て感動しました。

 

落ち着いた綺麗な質感でした。

薄い財布を希望したにも関わらず、

その薄さと、

薄いのに丈夫さと

エレガントさを持ち合わせている事に驚き、

いまだに見慣れません(笑)

 

誰かに“そのお財布素敵ですね。

どこのブランドですか?”

と聞かれることがあったら、

私の旅のすべてを

お話したいと思いますし、

その時が来る事を切望しております。

 

素敵な出会いと経験をくださった

オーソドキシーさんに感謝申し上げます。

 

 

出来上がり製品受け渡しの際

今野さんは、革には個性があり、

それは人間と同様で

同じものは一つとして無い

とご説明下さいました。

 

という事は、

同じような製品を依頼しても

別の表情を見せてくれるという事です。

今は秘めた思いですが、

また新たな旅が始まりそうな

予感がしております。

************

 

どんな風に革が育つか、

そのうち拝見するのを

楽しみにしております。

愛される財布になりますね!

このたびはありがとうございました。

 


今回はみなさまに

お伝えしたいことがあります。

 

それは、当店のお店の規模のことでなく、

やっている仕事の内容について、です。

ご理解いただけると嬉しいです。

 

 

まず 当店は、

量産を主にしている「手作りのメーカー」

でもなければ、

「ひとりの職人が”作家性を発揮して”

小さなお店でやっている手作りショップ」

でもありません。

 

また、我田引水の説明をして

手づくり量産品を売るお店でもありません。

 

当店の仕事は、海外のハイブランドが

彼らの最高顧客にだけ提供している、

もっともハイレベルの

「フルオーダーメイド」。

 

 

当店だけの、独自の革素材や裏地素材を持ち、

デザインもオリジナルです。

 

そしてご注文の品は、

クライアントに言われたことを

何から何まですべて鵜呑みにして

お作りするのではなく、

 

みなさまのご希望を踏まえたうえで、

プロとしてのコンサルティングを通して

快適に使えるお品になるようにし、

ご注文者の個性に合ったデザインをします。

 

 

それを作るのは、当店で育てた

貴重な技術者たち。

 

アトリエでは専属の4人が常時控え、

ひとりがひとつの製品を製作しています。

 

それを指揮する別のプロも二人いて、

ひとりはデザインや使い勝手について

コントロールするデザイナーで、

 

もう一人は、みなさまのご希望に

技術の扉を開ける技術責任者。

 

 

海外のハイブランドが

日本でフルオーダーを

受注しなくなってから久しいですが、

 

近年、フルオーダーメイドの仕事が

困難になってきているのは、

 

技術を持ったコンサルティングのプロや、

あらゆるアイテムを、トータルで

きちんと製作できるプロが少ないからです。

 

 

みなさまがおいでになる当店は、

それを現実に行っているお店。

 

ハイクラスのフルオーダーメイドは、

ぜひ当店で経験してみてください。
 

今日ご紹介するのは、めずらしく

まだ完成していないリュック。

細かいところはまだ決まっていません。

 

 

ひとりのクライアントのために

2個目のダミーをお作りしたものです。

 

これは、みなさまにとって

とても興味深い例と思います。

まず先にそれをご紹介しようと

ここに掲載いたしました。

 

 

大柄な体格で

荷物の多いクライアントは、

ひどく腰を痛めてしまったため、

リュックで

移動せざるを得なくなったそうです。

 

ただし、客先できちんと見えるよう

バッグとしても持てるリュックをご希望です。

 

 

持ち物も多種多様、さまざまな大きさで

小分けしたい小物もたくさんお持ちです。

 

かなり小分けするのですが、

どこまでどうするかは、これからまた

中身のポケットダミーを作って

お見せすることになりました。

 

 

世の中にないものばかりを作る、

という当店の仕事上、

ご相談をお受けしている

この世界のプロの私たちにしか

見えないことがあるため、

 

クライアントには、オーダー品を

よりリアルに感じていただけるよう、

本製作の前にダミー鞄をお作りして

お見せする必要があると思われる場合、

それをお薦めしています。

 

 

今回はそれが功を奏して、

ひとつ目の普通っぽいリュックは

止めましょう、という話になりました。

 

以下のお写真を見れば、どちらが

普通っぽいリュックかは

ひと目でお判りになると思います。

 

 

このクライアントは

ひとつ目のダミーを見に来てくださった時、

店頭に、たまたまステキな

ダレスバッグの出来上がり品があり、

そちらと目が合ってしまったのです。

 

そのダレスバッグは、

当初ご相談していた内容に

合致する方向性があったこともあり、

今回のリクエストとなりました。

 

 

まさかこういう方向で話が進むとは…

とはクライアントの言ですが、

今回のように

ニュートラルに構えてくださっていると、

ご自分で思い描いていたものとは

まったく違った発想が

生まれることもあります。

 

クライアントの自由な考え方に、

感謝申し上げます。

 


ウェブショップの定番を

うまく使ってくださったご注文品を

今日はご紹介します。

 

長財布と小銭入れのセットです。

キャッシュレス推進時代であっても

こうしたご注文はまだまだあります。

 

 

ご注文者のご希望は

「お札を種類別に収納したい」でした。

 

それでご紹介したのがこの定番財布ですが、

それ+カード入れにしたい

というご希望も出たことから、

少々改変いたしました。

 

 

長財布は厚くて立派に見えますが、

見た目よりはずっと軽く、薄い感じです。

 

当店製品に対して

クライアントからよく言われることは、

「見た目が重そうなのに、

軽くて ビックリしますね。」です。

 

軽そうに見えて軽いものは

見た目が安っぽく見えますから、

これはとても嬉しいご感想。

 

 

これを頼んでくださったクライアントとは

20年くらいのお付き合い。

 

人生の節目においでくださり、

毎回お財布をご注文くださいます。

お立場が様々に変わっていくので、

お目にかかるのが楽しみです。

 

 

この小銭入れは、しっかり作ってあります。

なぜなら

この40年革製品を見てきてわかったことが、

小銭入れとキーケースは

「もっとも消耗が激しい小物」

だという事実だからです。

 

 

こちらは少し厚手にしていますから

革がこなれるまで少々かかりますが

(と言っても数か月くらい)、

その分、長保ちします。

見た目以上に小銭も入る、

良い定番品のひとつです。

 

当店定番キーケースも同じ作りですが、

そうするまでは、この2点は

ダメになるのが早かったです。

 

長い歴史がありますと、

このような実例もたくさん集まります。

 

当店でお作りするお品は、

40年の経験の集大成。

愛着持って、嬉しい気分で

お使いいただくことができます。

 


ご紹介するのは、

「ヒマラヤ」という名前どおりの

雪白できれいなクロコダイル革で作った

小物入れ。

 

この革はとてもステキ。

エルメスが最初に使い始めたとのことで

少しずつ広まり、

現在は一般市場でも見ることが出来ます。

 

 

本日の小物入れ、じつは当店では

ハードタイプのメガネケースとして

製作しているのですが、

 

ご注文くださった方は結局、

「小物入れとして使っているんですが、

予想以上にいいんですよ!」と

大満足してくださっています。

ご注文時には存じ上げなかったことですが、

ありがとうございます。

 

 

「しっかりして硬いから、

中に入れるものをボンボン入れられます。

大きさも縦長でスマートなので、

鞄の中での収まりもすごくいいです。

小さな鞄にも入りますし…」

 

もちろんお作りするお品を

どう使っていただいても良いですが、

メガネケースだと思っていたものを

小物入れに、という新しいご提案は

とくに嬉しいです。

 

 

この「ヒマラヤ」というクロコダイル、

お色に濃いめもあれば薄い目もありますが、

より上質なのは、薄い目のお色。

このお品をよくご覧になってください。

 

じつはヒマラヤは日本で作られている革で、

ハイブランドからの注文であれば

100枚だけ必要な場合でも300枚作り、

その中からより良い100枚を選んでもらう、

という方式が採られています。

 

そのため、その選に漏れた革は

市場に出回ることになりますが、

その時 少し色を濃くするなどして

雰囲気を変えて出されることが多いようです。

 

そんな状況ですが、

今回ウチが入れたのは、雪白で

ほんとにきれいな一枚。

 

 

しかも、この小物入れのサイズに合わせて

シンメトリーにパーツを取れる大きさで、

グラデーションで色が変わっていく様を

見ていただけます!

良い素材を選べて、良かったです。

 

素材選びにも、

知識と確かな目が必要です。

 

クロコダイルの場合、市販品ですと

いろいろな方向の斑柄で

各パーツを取っていますが

(安価な品では当たり前のことです)、

当店ではフルオーダー品は基本

シンメトリー(左右対称)。

 

1枚の革から、メインパーツ1枚を取ります。

最高のお品は、当店フルオーダーメイドで。

 


見本のあるバッグの中でも

製作が大変なジャンルは、

アパレル系がデザインした

オリジナルのバッグたち。

 

アパレル系デザインバッグは

デザインのためのデザインが主流で、

扱っている洋服の世界観に似合う

見てくれを要求されていますから、

バッグメーカーが提案する鞄とは

「存在」の意味が違います。

 

 

乱暴な言い方をしますと、

「鞄製作のセオリーを無視した」ような

デザインや、作りのものが多いでしょうか。

 

餅は餅屋、と言いますが、

まさにそれは正しいと思わざるを得なくて、

 

ああ、洋服屋さんの考える鞄は

ほんとに作りづらいな、というのが

製作者が、作りながら感じる気持ちです。

 

 

別の言葉にすると、

洋服とバッグとの製作に対する考え方は

まったく違っていて、

同じバッグというカテゴリーにあっても、

まごうかたなき別ジャンル品、です。

 

ジャンルが違う、という事実は

何となく理解する人がほとんどで、

それはどうして?という問いに

理路整然と答えられる人は、

ほとんどいないと思います。

 

当店はそういったところまですべて

論理で押して、頭をクリアにしています。

 

ものごとの本質を理解することは、

具体的な製作には、かなり役立ちます。

 

 

 

むかし、あるクライアントから

教えていただいたことがあります。

「仕事をしていて

いろいろな事件が起こると、

まず漠然と怖い、と感じると思うんですが、

それを解決する方法はあるんですよ。

 

今回あるひどい目に遭ったので、

なぜ自分が漠然と怖いと思うかを

突き詰めて考えてみたから、

ああ、こういうことなんだと

わかりました。」

 

 

それは「最悪の事態がわからないこと」

だとその方はおっしゃいました。

 

今起こっているトラブルに置いて

最悪は何か?

これがわかって、腹をくくれれば、

たいていのことは怖くありません。

なるほど、という教えでした。

 

話がまったくそれてしまいましたが、

何においても

何がこれを妨げているのか、

まず当店では、原因の本質を探ります。

 

 

クライアントから

入手の経路を聞くことで

この作り方に納得し、

どういった再現の仕方をすれば

クライアントが満足できるか、

そのためにどの要素を

きっちりとトレースするか、さえ

決められれば(外から見たら

見本とそっくりに見える方法を使います)、

まずは解決できます。

 

バッグの製作は実業ですが、

その奥には深い洞察があり、

根本にはモットーがあります。

 

当店のモットーは、

軽くて使いやすいものを作ることで

みなさまの身体の健康を保ち、

同時に

みなさまの心からストレスを取り除きたい、

という気持ちです。