2018.06.23

腕時計のホルダーベルト→懐中腕時計へ

当店のフルオーダーメイドは、

クライアントによって

ご依頼内容が全く違います。

 

また、どこにも存在しないものを

お作りしますから、

毎回毎回 お題の違う、

考えなければならない内容が

とても多くあります。

 

それがおもしろくて

この仕事をやっていますが、

時にどうしよう…と思うこともあります。

 

 

それは、

あまりにマニアックなご依頼なので

きちんと全体把握ができない、

という時。

 

本日ご紹介するのは、栄えある、

理解するに当たっての

難易度一位のアイテムかもしれません。

こんなに小さなお品なのに…

 

 

ご依頼いただいたのは、

腕時計の本体をホールドするベルト。

それと同時に、その腕時計を

ジャケットの胸ポケットから吊るし

懐中時計のようにする、という

目的を持ったものです。

 

腕時計の本体を

垂直にホールドするためのアイテム、

というご依頼からして

最初は謎だったのですが、

機械式の時計には必要なこと

とご教示いただいたり、

こんな発想があるんですが…と

懇切丁寧にご説明いただくことで、

何とか形にすることができました。

 

 

紆余曲折を経て、最終的に

こんなにシンプルにまとまったのは、

終始 このクライアントが

リードしてくださったからに他なりません。

 

このように、使っている方が

使っている状況と、

それに関してお持ちのたくさんの知識からの

アイデアをいくつもお出しいただき、

それを具体的に一緒に考えていく、

という方法でないと、

製作物の最終形が

まとまらない場合もあります。

 

このたびはほんとに助かりました。

ありがとうございます。