革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2024.01.21

比類なきゾウ革ショルダーバッグ レディス編 30916

ただいまアトリエで

ゾウ革のオーダー品を

数点お作りしていますが、

その火付け役となったのが、このバッグ。

 

長くお付き合いくださっているクライアントが、

コロナ明けで活況になったお仕事で

これからは立食パーティーなどの

華やかな集まりが増えるため、

ステキなバッグを持ちたくなりました、という

ご相談をくださいました。

 

 

 

 

 

 

個性的な方で

お好みもはっきりしてらっしゃいますから、

お似合いになりそうな革を

幾種類かお見せしたところ、

このネイビーのゾウ革に

魅力を感じてくださいました。

 

「目立つものや華やかなものが欲しい、

というわけではないですが、

ステキで、思わず見とれてしまうバッグが

いいなあ、と思います。

 

そして自分として

こんなバッグを持っています、という

楽しい気持ちを持てるバッグが良いです。」

というご希望に、

デザイナーはこれがぴったりと思いました。

 

形や大きさの方は、

このころデザイナーが試作で作った

トートバッグがちょうど良い感じで、

ほぼ同じものに決まりました。

こちらの形や、なぜ試作したかは

後ほどご紹介しましょう。

 

 

 

 

 

 

ネイビーというお色は

多少色がブレてもいい感じに染まりますが、

こちらはすばらしい深めのお色で、

ゾウ革となってきますと

革の表面に複雑な凹凸があるため、

かなりニュアンスある雰囲気になります。

 

誰が見ても、「これは何ですか?」

「これが革ですか?何の革?」

「すばらしい色ですね!」

「ずっと見ていたくなる革です」

という質問やらご感想が出るくらい、

他にはない、不思議なテクスチャーです。

 

 

 

 

 

 

こちらのクライアントは

「これをずっと使っていったら

どんな風に育っていくのか、

とても楽しみです。」と言ってくださるほどの

革好き。嬉しい反応です。

 

このゾウ革には

吸い込まれるような魅力がありますが、

立食パーティーには

少し華やかさが足りない感じもあるので、

イタリア製の大きなクサリ金具を

持ち手の付け根に入れ込むご提案をしました。

 

このクサリ金具は最後の在庫でしたから、

もう二度とお目にかかることはありません。

こんな特別なバッグに効果的に使えて、

喜びもひとしおです。

 

 

 

 

 

 

内側にオリジナルナイロン地の

ベージュをお選びいただきましたので、

ファスナーポケットは少しかわいく

ピンクのファスナーにしてしまいました。

ちらりと見えると、ワクワクしそうです。

 

お受け取り時

中にお入れになるものは

すべてお持ちいただき、

使う状態にしていただきました。

それが下の2枚のお写真です。

 

 

 

 

 

 

「うわあ、やっぱり素敵な革です。

それに、軽いですね、

もっと重くできあがると思ってました。

普段の持ち物も入ってしまいますから、

普段も使ってしまいそうです。

この金具も、大きいのに軽いです。

ビックリ!

肩にかけてみると

良い感じにこの金具が映えますね。」

 

そうです、派手ではありませんが、

上品で、存在感の大きなバッグです。

きっと会場のみなさまの目は、

必ずバッグに注がれると思います。

 

 

 

 

 

 

ゾウ革の女性用のバッグは

市販でほとんど見つけることは出来ません。

ゾウ革のイメージ自体が

男性的な感じだからかもしれません。

 

しかし、革はお料理の仕方次第で

どんなイメージにも変えることができます。

素材としてすばらしい力を持っています。

 

前回お作りしたラティーゴバッグ

定番ユーティリティの改変バッグ

そしてこのトートバッグのように、

女性がお持ちになると

より特別な感じがします。

 

クライアントにはご満足いただけて

安心しました。

今度はお持ちのところを拝見させてください。

このたびもありがとうございました。

 

 

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