実際のオーダー例
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レッドのコードバン、おそろいの名刺入れ 30605
2023/09/13先日ご紹介しました
お持ち込みのコードバンの
おそろい製品、名刺入れをご紹介します。
今回の2点のご注文には
独特のご希望内容をいただきました。
まずひとつ、それは、
コードバンの厚みを薄くしないこと。
幸いに
あまり厚みのないコードバンでしたから
小物を作っても違和感はありませんでした。
もうひとつは、このコードバンの
ナチュラルな柄をきれいに出すこと、です。
前にご紹介したファスナー財布もですが、
原皮のナチュラルな血筋などを
生かした染め方を施していますから、
この魅力的な仕上がりをステキに見せる、
という目的です。
今回の名刺入れのデザインは
「これいいですね、これにしましょう!」
と、店頭の新しい定番名刺入れを
気に入って、内側の色もお決めになりました。
このご注文者の革への愛はすばらしく、
自然の良さを愛でてくださいます。
傷や血筋を良しとしない傾向のある
日本市場では貴重な、
革の美の持ち方をご理解くださっている
クライアントです。
ですから、ファスナー財布の時も、
質感はナチュラルに、と
革以外の材料は一切使わないよう、
ご希望を承っております。
当店の製法のように
革だけでお作りしますと、
革の性質の良い部分=使い勝手に響く部分
が存分に発揮されます。
それがうまく発揮されるよう、
製品によって、革の厚みにも
驚くほど気を使っています。
最初から存在するかのような製品は、
そんな見えない部分での
製作の挑戦への結論です。
ご理解くださるこちらのクライアントには、
感謝申し上げます。
「ミッションインポッシブル」なウエストポーチのバッグ 30701
2023/09/09本日ご紹介するのは、
極めた技術を使ったウエストポーチです。
お受け取りの際、クライアントは
おっしゃいました。
「いや、、ちゃんとできたのですね。
完璧な、すばらしい出来上がりです。
(とおっしゃりながら
ベルト部分を強力に引っ張って
パンパン、と丈夫さを確認しています)
じつは、オーダーをする、というお店
数軒に、この見本を持って行って
私の変更希望を話したんですよ。」
「行ってみてなぜかがわかりましたが、
どこからも断られました。
どこも同じ理由です。
『これこれこうだから(←ここでは省きます)
そういうバッグは作れないんですよ、
それは絶対に無理。』。
でも、こうしてできるんですね!
ここでお願いして良かった。
ベルトも、これなら丈夫ですし
(ホッとするデザイナーでした)。」
このオーダー品は、
ご注文者が他所で断られたほど
大変な作りでお見積もりも高く、
心から欲しい、と思わない人でない限り
お断りされるくらいの超特注品です。
パスポートもお入れになるというお話と
それを収める場所からしますと、
きっと海外で頻繁にお使いになるのだと
想像しています。
もしかすると、少し危ない場所でしょうか。
こちらのクライアントからは
ご注文をいただき、
お渡しの段になったところで、初めて
この経験談が明かされました。
上のお写真は
真横から撮ったところですが、
まさにこれが
『絶対に無理』と言われた部分。
下のお写真でも、みっつの
くっついたお部屋はご確認いただけます。
技術の話になりますが、
こういう柔らかい形は「内縫い」と言い、
裏返しで中身を作ってから、
最後にひっくり返す製法で作られています。
薄い厚みで、
しかもどれも同じ厚みの部屋である場合、
どうやってそれぞれ、外側に
部屋よりも厚いパーツをくっつけたものを
ひっくり返すのでしょうか?
これを最初に考えますと、普通は
まずお断りする案件です。
上のお写真でご覧いただけるように、
見本品はもちろん、部屋はふたつ、
ひとつの部屋には
がっつりと厚みがあります。
これがセオリー通りの作り方です。
*なお、サイズは同じサイズです。
何度も書きましたように、
使用中の革製品は、小さく見えます。
デザイナーはそれを考えて、最初は
やはりお断りしようと思ったそうですが、
かつて技術責任者が
「魔法のような技術」で
数々の不可能を可能にしてきたことを
実際に目で見ていますし、
何より
クライアントのご希望をかなえられるなら、
と技術責任者と相談しました。
そのような経緯でお受けしたご注文ですが、
結果として
この奇跡のような製作物ができました。
こうしてあらためて、技術責任者の
技術のすごみを確認したわけです。
当店は、今回のような
「ミッションインポッシブル」を
お受けする技術のお店です。
それも、美しく、気持ちよいサイズで。
どこからもお断りされた内容のお品を、
信頼してご注文くださった
クライアントに、感謝申し上げます。
お持ち込みのレッドコードバンと紫の革のコンパクト財布 30605
2023/09/07
先日コードバンを
お持ち込みになったクライアントが、
今度もきれいな赤いコードバンと
変わった紫の牛革でご注文くださいました。
牛革は内側に使っています。
アイテムはキャッシュレスのための
コンパクト財布。
ファスナーでしっかり閉まります。
特殊なルートで入手したコードバンは
試作革だそうで、
かわいらしいレッドのお色です。
レッドは、今までに見たことがありません。
また、紫の牛革の表面はバフってあって
裏面との区別がつきにくい革で、
このかなり特殊なお色を
よくぞ見つけました、
と思わず言ってしまったくらいです。
ご希望仕様は
スケッチ画にしてくださる方ですが、
斬新なアイデアなので
内容について詳しく伺います。
当初ファスナーの布の色を
内側の革と同じくらいの色で、
というご希望をいただいたのですが、
こういう特殊なお色は
カタログに掲載されてても
廃版になっていることがしばしばです。
今回は第三希望の紫色まで案の定廃版で、
かわいらしい組み合わせとなりました。
若い方なので、キュートにお似合いです。
このお財布のおもしろいところは、
しっかりファスナーで閉まるのに、
開くと、がばと開くところです。
二つ折りにした札を入れるサイズに
カードをヨコ入れに入れるので、
カードが下に沈んで
使いにくくなりそうなところを、
このたくさん開く部分を作ることで、
格段に出し入れしやすくしました。
この部分はクライアントのご発案です。
ダミーを作ったところ
少し気になる所があったため、
それをお見せして
仕様の確認をしていただきました。
すると、ダミーを扱っていて
「あ、こうしていただけませんか?」
という新しいご依頼があったのです。
この店頭製品のマチの無い部分を見て、
パッと思いついたそうです。
ここのマチを一部取り去ったら、
沈んでしまったカードが
取り出しやすくなるのでは?
ということでした。
結果は、ビンゴ!
ご確認がとても良い結果に繋がり、
良かったと思います。
それにしても、すばらしい発想です。
「こんな風に
思った通りに作ってくれるなんて、
とても嬉しいです。」
こちらこそ、ありがとうございます。
この方は、お揃いで名刺入れも
ご注文くださいました。
近いうちに、そちらもご紹介します。
サイズを小さくした定番メガネケースのオーダー 30602
2023/09/05日本人の感性はすばらしいものだと、
コンサルティングをするたび
思うことがあります。
とくにサイズに関する印象感覚には
優れたものがあって、
容れ物が少し大き過ぎる場合には
それが遺憾なく発揮されます。
デザイナーも
デリケートな感性を持っていますから、
入れるモノに対しての
ポケットや容器の大きさについて
かなり厳しいのですが、
同じような感覚のご注文者は
少なくありません。
今回のご注文者が
どのようなサイズ感を持っているか、
デザイナーはいち早く見抜いて
それに合わせたご提案をし、
それに基づいてモノづくりをします。
今回のご注文者は、イタリアンのシェフ。
よくイタリアにもお出かけになり、と
食べることが大好きな方です。
メガネケースをお探しということで
定番をお見せしましたら、
「あ、コレ軽くて良いですね。
それにすごく小さい。」
荷物の中に入れても
乱暴に扱わない限り
メガネが壊れたこともないので、
デザイナーがそのことを申しましたら、
「これだけちっちゃいとそうかもしれない。」
と、ご注文いただきました。
「でも、もう少し小さくしたくないですか?」
ご注文者が実際に
店頭見本にメガネを入れた時、
デザイナーはご提案しました。
タテ寸法をほんの少し小さくしたのですが、
「これはぴったりだし、
出し入れもうまくできますね。」と
喜んでいただけました。
ブルーも気に入ってくださり、良かったです。
このたびはありがとうございました。
デザインおまかせのファッションベルト 30301
2023/09/03いろいろな雰囲気の服装をなさる
こちらのクライアントは、
もう何本もベルトをご注文くださっています。
「革の色もたくさんあるし、
デザインもいろいろ作ってくださる
こんなお店があるなんて、
とても嬉しいです。」
とおっしゃってくださいます。
今回ご注文いただいたのは
ベーシックな革、
当店のヌメキャメル製のベルトです。
ただし
お気に入りのバックルを使って欲しい
というリクエストがプラスされています。
ベルトのバックルの留め方には、
2種類があります。
まずひとつは、
バックル中央からピンが出ていて
そのピンに穴を通すタイプ、
もうひとつが今回のベルトのタイプですが、
バックル本体に、「ギボシ」という
穴に通すための突起が付いているタイプ。
それぞれ留め方が違うので
製作方法は変わってきますが、
サイズをお出しする方法も変わることに
少し注意しなくてはなりません。
今回のこのようなベルトデザインに対して
ギボシの付いたバックルを使うことは
かなり珍しいですから、
「フルオーダーメイド品」の香り高き
ベルトです。
デザインベルトのサイズ出し自体
難しいのですが、
見本品をお貸しいただけますと
ジャストサイズでお作りすることができます。
丸いラインの金具に対して、今回は
シャープなラインを合わせてみましたが、
カッコよく仕上がったと思います。
「とてもいいですね、これ。」と
喜んでいただけました。
他にもまだご注文いただいておりますから、
そのうち別のタイプもみなさまに
お見せする機会が出ると思います。
こんなに喜んでくださると、
他のベルトもステキなデザインに
仕上げたいと思います。
どうぞお楽しみに!



























