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ファスナー式黒革のシステム手帳 83 

ファスナー式黒革のシステム手帳 83 

2018/11/29

仕事に欠かせない手帳のご注文も

一年中コンスタントにいただきます。

 

以前は年末に多くなったご注文ですが、

だんだんとオーダーメイドに慣れてきますと、

「よし、いまなら決まった。」

という時期に、みなさまおいでくださいます。

 

 

「よし、いまなら決まった!」とは

いつのことでしょう?

 

多くの方は、まず市販品を使ってみて

これがいい、となるのですが、

それが 最初から

パーフェクトな仕様であることは

ほとんどありません。

 

みな、目指す使い勝手を

頭の中で描き、

それに近いものをお選びになるわけです。

 

 

頭の中では理想に近いお品であっても

実際に使ってみると、

例えば今回のようなシステム手帳であれば

 

「こんなにたくさん入れなくてもいいな。」とか、

「ここまで入らなくてもいいから、

もっと薄く、ハンディなサイズにしたい。」

などと、いろいろな感想が出ます。

 

 

本日ご紹介するシステム手帳は

お財布代わりにも使われるということで、

ファスナーの内ポケットの中を

さらにふたつに分けています。

 

このポケットの分け方は、

他のあるクライアントから

何とか小銭を二種類に分けたいんですが…と

リクエストをいただいたことで

デザイナーが考え出したアイデアですが、

かなり有効で、

さまざまな局面で使っています。

 

 

ファスナータイプのシステム手帳の場合、

フラットに開くようにするためには

どうしてもサイズが大きくなってしまいますが、

 

当店ではそこは最低限の寸法で収め、

中身に合わせて

なるべく薄く、お作りしています。

 

そして「黒革の手帖」柄の押印をしますと、

黒でも華やかな印象になります。

 

クライアントは、きっとこの手帳と一緒に

うまくお仕事を進めていらっしゃることでしょう。

このたびはありがとうございました。

ご成功をお祈り申し上げます。

スマホを持ち歩くベルトポーチバッグ 82

スマホを持ち歩くベルトポーチバッグ 82

2018/11/26

スマートフォンをお持ちになるのに、

おもに男性の中で

腰のベルトにつけて持ち歩く、

という方もいらっしゃいます。

 

今日はそんなオーダー例。

とてもうまく考えられた

ベルトポーチです。

 

 

前面のフタ付きのポケットに入るのは、

たくさんのカード類。

 

パタッと開くことができて

広い幅のポケットなので、

取り出しはかなり楽です。

 

 

物入れを作る時、

何を入れるかが

一番の決め手になります。

 

そんなこと当然でしょう!

と言われてしまうかもしれませんが、

ご相談をお受けしていると

それが問題になることは

しばしばあります。

 

持ち物の線引き、ですね。

 

 

どこから何を出すかが決まっていないと、

つまりはご自分の手順が

決まっていないと、ということですが、

自分の身体の一部となるような

気持よい道具にならないこともあります。

 

もちろんそこまで追求しなくても

まったく問題ない方もおいでです。

「だって、使ってれば

身体の方が慣れてきますから。」

 

要は、ご自分がどちらのタイプか、

ということです。

 

 

持ち物の数も大きさも、

年齢によってかなり変わってきます。

 

これでだいたい決まったな、と思っても

ほぼ10年ほどで

今までの自分とは違う、と再び感じます。

体力的な意味でも、

社会的な地位や生活の面からも。

 

 

長寿社会になってデザイナーは、

自分が年齢を重ねるほどに

何をどう感じているか、

いつも突き詰めて考えています。

 

デザイナーは

「ちゃんと自分に合ったものを

薦めてもらえないから、

キャリアのない店員さんからは

ものを買いたくないなあ…」と

言っています。

 

時間もお金も無駄にしない

オーダーメイドって、

すばらしいお買い物の方法ではないでしょうか。

リザード長財布とコンパクト財布ジーヴズのセット 710

リザード長財布とコンパクト財布ジーヴズのセット 710

2018/11/24

ゴージャスなお財布セットをご紹介します。

リザードを使った長財布と

コンパクト財布との2点セット。

 

それぞれの裏地のお色を変えましたから、

外から見るといかにもセットですが、

微妙に雰囲気の異なる

おしゃれ度の高い組み合わせです。

 

 

こうしたエキゾチックレザーの製品は

たいていの場合、外側のみ

エキゾチックレザーを使用します。

 

それはなぜか?

 

エキゾチックレザーはほとんどが

もとになる素材の

全体の厚みの調整がほぼ不可能であり

また、裏面に凹凸があるものも多く、

それぞれのパーツに適した厚みに

調整しづらいから、です。

 

 

「薄くて軽いですね!」

と言われる当店のお品には、

それなりの努力がはらわれています。

 

外側には外側に必要な厚み、

内側には内側に必要な厚みがあります。

 

そしてまた

「厚み」という要素に加えて、

丈夫さやしなやかさ、という

相反する要素も考え併せて

パーツによっての厚みを変えます。

 

素材もまた然りで、

裏地をどういう素材にすれば

もっとも快適に使えるかを考え、

それこそ適材適所で

幾種類もの中から選ぶのです。

 

 

持ち運ぶことを考えると、

コンパクトかつ軽いことが望まれますが、

 

使用ということを考えると

長保ちすることが要求されます。

 

なんと困難な要求でしょうか!

 

この相反するご希望を

現実に適合させ、形にするにあたり

バッグでも財布でも

「丈夫さは、革の厚みに比例する」

という事実を、まずご理解ください。

 

軽い革製品に

「一生もの」はあり得ない、

と思っていただきたいのです。

 

 

量産品を作るのであれば、

同じノウハウでの製作が可能ですから

一度それをつかんでしまえば、

何も考えずに、

パート毎に流れ作業ができます。

 

しかしフルオーダーメイドでは

ひとつひとつのお品で、

いくつもの細かく違うノウハウを

見つけなくていかなくてはなりません。

 

 

ひとつのお品を一回しか製作しない

フルオーダーメイドには、

珠玉の知恵と

技術の結晶が

たくさんつまっているのです。

ご自分でデザインした旅行鞄の二代目 85

ご自分でデザインした旅行鞄の二代目 85

2018/11/22

20年ほど前に

ご自分でデザインした鞄を

ご注文くださったクライアント。

 

「とてもよく使いました。

修理が無理なら

そろそろ新しいものを作ろうかと。」

拝見しましたら

角の革に穴が空いておりますし、

方々にひどい傷みが出ています。

 

 

ここまでお使いいただけたのは、

製作者としてはとても嬉しいことです。

 

「これを持っていると、

どこで買ったの?とよく聞かれるのですが、

オーダーで作ったんですよ

と答えると、

だからどこにもないデザインなんですね

という返事が返ってきます。

やっぱりなかなか無いデザインなんですね。」

 

なんと楽しいやり取りでしょう。

 

 

今回のクライアントのこだわりは、

使える金具は使う、ことです。

 

ですから

持ち手の金具とストラップ用Dカンは

再利用しています。

 

究極のエコ指向です。

金具の中には再利用できるものと

できないものとがありますが、

土に還らない金具を

なるべく長く使うとは、

すばらしいご希望です。

ありがとうございます。

 

 

当店では、金具も

質の良いものをお選びしています。

無垢の真鍮が多いのは、

もっとも丈夫で、長保ちするから。

 

のちには酸化して黒くなってきますが、

それもまた味に感じられる金具です。

 

 

気に入ったデザインをずっと持つことで、

今までに買った洋服などのスタイルも

保つことができます。

 

鞄と靴は、ファッションの決め手です。

明確なスタイルをお持ちの方は、

特に大切になさいます。

 

このクライアントは

こんなにも月日が経ったのに、

ほとんどお変わりのない

体形でいらっしゃいました。

 

 

「もう少し入れる場合があるので、

マチ幅だけは少しプラスしてください。」

長く使って

ご自分の生活が良くわかっているからこそ、

こうしたマイナーチェンジを

スマートにご注文することができます。

 

「注文するぞ!」とお思いになった時が、

オーダーメイドの始まりです。

 

その時から愉しみをキープしつつ

あらためてご自分の行動を見てください。

「あらあら…こんなだったんだ」と

思うような発見も出てきます。

 

 

ご自身を観察することで、

今欲しいと思った革製品が

ほんとに自分に合っているのか、

あるいは

使い方は一時的なものではないのか、

等、新たな目で見つめることができます。

 

フルオーダーメイドは、

クライアントとデザイナーとの

コラボレーションに他なりません。

 

 

当店デザイナーのコンサルティングの方法は

いわば「イタコ式」で、

クライアントをトレースし

成り代わって、

自分の持つ知識や技術を駆使します。

 

クライアントがどんな生活をし、

どんな風に革製品を使うのか、

外から観察して

いろいろな質問をします。

 

その答えをきちんとしていただくことで、

高レベルのコラボレーションとなります。

 

ヘビ革の手帳カバー 77

ヘビ革の手帳カバー 77

2018/11/20

ずいぶん前に

手帳カバーをお作りくださったクライアント。

 

「そろそろ

他の革で欲しくなりました。」

とおっしゃってくださり、

今回お選びくださったのが

スネーク革。

 

 

スネークで手帳カバーをお作りするのは

もしかすると

長い歴史の中でも

初めてかもしれません。

 

スネークの革には

今回お作りしたブラックの他、

柄のよくわかるナチュラルカラーや

その他のお色があります。

 

 

ブラックだけが

柄をすべて隠してしまいます。

ここでスネークと言っている革は

水ヘビで、長さは1.5mくらいあります。

 

水ヘビの場合、

1.5mがすべて使えるわけではありません。

 

真ん中は幅広いですが、

上と下に向かって

どんどん細くなってしまうからです。

 

 

ですから、

お目当ての幅が取れる部分と言ったら

じつはほんの少しなのです。

 

よくこのブログで

「見える材料費、見えない材料費」

ということを申しますが、

これもまさにその「見えない材料費」です。

 

 

量産品であれば、

なるべくパーツを小さくして

革を継いで作ることで、

一枚の革を全部使いきることができます。

 

しかしオーダーの場合、

そんなことは不可能です。

誰もが違う革を欲しますから。

 

ですが、革は長持ちします。

このクライアントも、

以前のものは、

既に7年ほど使ってくださいました。

 

まだまだ使えますので、

気分転換で二つを使い分けることが

できます。

 

楽しいと思いませんか?

ご注文、ありがとうございました。

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