実際のオーダー例
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貴方のオーダーのヒントになさってください。
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「理想のペンケース」のご注文
2017/07/27最近お作りした手帳カバーについて
「良い革製品を欲しいと思って
こちらにお願いしましたが、
使ってみて
すっかりこの革が気に入りました。」
と、今度はペンケースを
ご注文くださった
まだお若いクライアント。
手触りの良さに、
毎日すりすりしてくださっているご様子。
ありがとうございます。
「今度はこんなタイプが欲しいんです。」
お持ちくださったのは
一枚のカタログページ。
サイズを少し変えて、お作りしました。
当店の革を気に入ってくださり、
ほんとうに嬉しいです。
手触りの良い革、というのは
市販品にはなかなか存在しませんが、
当店特別牛革は
香り、手触り、経年変化の
どれをとっても、気持ち良いタイプ。
まさにこの革を作りたかったから
栃木レザーさんにお願いし、その昔
10年近くかけて改変してきました。
もう30年くらい前の話ですが…
その革質を忠実に護っていくのが、
当店の方針です。
いつも無理を聞いてくださる
栃木レザーさんには、感謝感謝です!
いまの時代、
原皮の傷が多いという理由と、
量産工場で扱えない品質だ
という理由から、
大量生産品ばかり出回る市場のお品には
絶対に使われることのない、
顔料0%、水染めの品質です。
なんといってもブランドは、
品質が命。
それを死守するために、
すべてに目の届く
小さな規模のお店であることは、
重要なファクターです。
クォヴァディス2冊用カバー
2017/07/25手帳カバーは
たくさんご注文いただきますが、
意外にご注文が多いのが、この2冊入れ。
このたびのカバーも
クォヴァディス2冊用のものです。
このクライアントは、
もともと市販品で
2冊入れられるものをお持ちでしたが、
「ゆとりがあり過ぎて
入れた感じがすっきりしないのと、
余分なゆとりがあるので
ぐらぐらしてしまうんですよね。」
とのこと。
良くできた市販品ですが、
サイズに関してはどうしても大きめなのは
仕方ありません。
なるほど、ぐらぐらします。
どんなお品でも
ぴたりの大きさで作ることは大変ですし、
量産品の製作には
高精度を求められませんから、
どうしても大きめにできてしまいます。
大きめに作る方が、
出来上がり後のチェックに耐えうる
製品を、作りやすくなります。
だから市販品は大きいんですね。
そのため、安価に提供もできる。
「安価でも本当に良い物」というのは
実際、ほとんどあり得ないのです。
当店オーダーメイドですと、
そういう面でも、つねにトライアルです。
なるべく小さく、というご希望であれば
可能な限り小さくします。
極力ぴったり、ということでしたら
このようにお作りします。
じつは今回、珍しく
ちょっと頑張り過ぎてしまいました。
なるべくゆとりを少なく、という
リクエストにお応えすべく
細かく調整したのですが、
ぴったりに作り過ぎて、ちょっと
使いづらくなってしまったようです。
もちろんそういう場合の調整は、
お買い求めいただいた後も
きちんとしますので
事なきを得たのですが、
信頼関係が無かったら、
修正できるにもかかわらず
ただただがっかりさせて
しまったことでしょう。
もちろんこのクライアントの場合、
こういう風にお使いになる、と実際に
教えてくださいましたので、
きれいに修正できました。
ありがとうございました。
当店オーダーメイドは、
これまで36年ものあいだ
おびただしいヴァリエーションを
受注し、製作してきましたが、
いまだに初めてのトライアルが多く、
なるほど、お客さまのご希望も
千差万別なのだなあ、と
あらためて思い知らされます。
万一何か不都合があっても
きちんと修正しますから、
何でもご相談くださいね。
二つ折り札入れのオーダーメイド
2017/07/23当店では、原則として
リフォームのご依頼はお断りしていますが
自社製品に関しては、
無理のない場合に限りお受けしています。
念のため補足しておきますが、当店では
壊れたところを直すのを「修理」
別の形に作り変えるのを「リフォーム」
と呼んでいます。
自社製品の「修理」は、もちろん
どこまでも責任をもって承ります。
さて、今回のご依頼は、
以前当店でお作りしたクラッチバッグを
最近あまりお使いになっておらず、
それならば、いっそのこと
お財布に「リフォーム」できないかしら、
というものでした。
もちろん、材料費がお安くなるかも
といった安易な理由からではなく、
いい感じに経年変化した革を
ただ寝かせておくのはいかにも惜しい、
というご愛着からのご依頼です。
クラッチバッグに使用した
革の面積だけを考えると、一見
お財布としてもけっこう大きなものに
リフォームできそうに思えますが、
パーツを取り付けた跡が残っていたり
永年の使用で、革に歪みが出たり
というところは使えませんから、意外に
小さいものになることが多いのです。
裁断の段階でかなり悩みます。
さいわい、オーソドックスな
二つ折りのお財布が出来るだけの革が、
苦心の末なんとか確保でき、
出来立てながらも使い込んだ風合いの
「新しい」お財布が完成しました。
こうして新たにお財布として生まれ変わり、
さらにまた何年もの期間
お使いになっていただけることと思います。
幸せな奴、ですね。
使われなかった他の材料にも
ご苦労様、と言ってあげたいです。
ありがとうございました。
当店リュックバッグ&ポーチの裏地張替え
2017/07/2215年以上前にお作りしたリュックは、
手で持てるバッグとしても使えるタイプ。
「しばらく使ってなかったのですが、
また使いたくなって。
裏地を取り換えていただけませんか?」
他に当時お作りしたポーチも
お持ちくださいました。
リュックはタシでお作りしたもので、
ポーチは柔らかいルバル製です。
どちらもツヤよく
美しいテリになりました。
よく撫でてくださってありがとうございます。
当時の裏地は
よくある布のビニールコーティングで、
だいたい10年ほど経つと
使っても使わなくても劣化し、
べたつくようになるものでした。
お色は黒かダークブラウンしか
ありませんでしたね。
今は、本来なら
バッグを作るような質のナイロン地を
使っています。
10年以上前から
そのナイロン地にデザインを施し、
たとえ黒い色の裏地でも
中が見えやすくなるようにしています。
この裏地、現在は
4色の中からお選びいただいておりますが、
裏地のお色が明るくなると
中が見やすくなり、
見ていて楽しい気分になります。
この素材を初めて使い出してから
もう10年以上になりますが、
この裏地の取り換えは
まだご依頼ありませんので、
前のものより長持ちしそうです。
当店は、日々こうして
品質の向上に努めています。
それがほんとうにわかるのに
10年という時を必要とするなんて、
驚くような時の流れを
必要とする仕事ですが、
こういうタイプの積み重ねを
必要とする仕事が他にはないと思うと、
「今」には忘れ去られた
「時の流れ」を継承していく仕事、
とも思います。
時を経るほどすばらしくなる革は、
あなたを象徴する
アイコンとなってくれている、と
心から感じます。
このたびもありがとうございました。
最大限にシンプルに作った二つ折り財布のオーダーメイド品
2017/07/21シンプルの極み、というような長財布は
以前いくつかご紹介しましたが、
これはフラップとともに
お札をふたつに折って収納するという
変わり種の、超シンプルな札入れです。
じつは、これは10年以上の時を経ての
まったく同じ形のふたつめのご注文です。
ほとんどのご注文品は、
出来るかぎり型紙を保存しておくのですが、
これだけはさんざん探しても見つからず、
(なにしろ累積した型紙の数は膨大です)
見本であるひとつめの札入れは、今でも
普段使いをしていらっしゃるということで
その場でお借りし、厳密な採寸をして、
オリジナルを再現しました。
ちなみに、オリジナルのお色は
キャメルで裏地をつけずに作りましたが、
今回はネイビーにワインレッドの裏地で
クールな仕上がり。
いかがですか、この薄さ。
ありそうでどこにもない札入れです。
ポケットや仕切りのたくさんある
複雑な札入ればかりが
オーダーメイドされがちなイメージを
お持ちの方も多いと思いますが、
革の良さを生かした、
こうしたシンプルの極みのようなお品も
オーダーメイドならでは、
ではないでしょうか。

























