実際のオーダー例
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貴方のオーダーのヒントになさってください。
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変わったトートバッグのオーダーメイド品
2017/01/04「オーダー例に載っているバッグが
すごく気に入ったんです。」
とご来店くださったクライアント。
お話を伺うとばっちりそのデザイン、
という訳でもなさそうです。
クライアントのお話から、合いそうな
さまざまな形をお見せして
最終的にお話を詰めていきますと、
やっぱり掲載品がスイートスポットでした。
自分に一番わからないのは自分、
とは言われますが、デザイナーもよく
「自分が買い物するときは
全然わかんないのよね・・・
不思議」 と言っています。
今回が変わったトートバッグだというのは
じつはこの鞄、
斜め掛けできるショルダーの長さなのです。
二本手のバッグで斜め掛けできるものには
今まで出会ったことがありません。
しかも長さ調節の範囲は
ミニマムで片方の肩掛け、
マックスが男性の斜め掛けなのです。
何を言いたいかと言いますと、
ものすごく長さの範囲が大きい
という意味。
こういうものは
範囲が小さければ製作可能ですが、
この範囲ですと、
可能かどうかはかなり微妙。
それをクライアントにお話ししたうえで
製作に入ります。
そこまでご相談の段階でわかること、
が非常に重要なことですが
普通にはかなり無理なことです。
内装は当店スタンダードに決まりました。
それは、片側にマチのついたポケットふたつ、
それからファスナーポケットの大きいものが
ひとつ、というもの。
過不足なく使い倒せる内装です。
クライアントに一番喜んでいただいたのは、
斜め掛けする時
ベルト調節のバックルで、
洋服が傷まないこと。
デザイナーは
デリケートに、細心の注意を払って
そのクライアントのことだけを考えています。
これがフルオーダーメイド。
革婚式のワインボトルホルダー
2017/01/02新年にふさわしく
おめでたいオーダー品をご紹介します。
「結婚3年なんで
革に因んだものをオーダーしようか、
と妻と話して、考えていました。」
それが今回お作りしたワインホルダー。
結婚3周年は、革婚式。
仲の良さそうなご夫妻です。
「テーブルの上に置けて、
見るたびに思い出せるような
そんなものにしたいと思っています。」
私どもにとっては
初めていただくご依頼で、
クライアントには
イメージしかお持ちでないため、
どんなデザインにしてお作りするかを
考えなくてはなりません。
簡単なスケッチ画の後で
ざくっとしたイメージを
革でお作りして、事前にお見せすることに。
「こうして現物を見ると
実際にリアルに考えられますね。」
こうした小物は
バッグ以上に難しいこともありますので、
今回の方針決めは、
作り手にとっても必要な過程です。
当初、革を象徴するお色にする
ご予定でしたが、
たまたま作った試作品が気に入り、
このツートーンカラーになりました。
出来上がりの年号とお名前が入り
完璧な記念品の出来上がりです。
おもしろいご注文品を
ありがとうございました。
革婚式、おめでとうございます。
見本ありの二つ折り財布 オーダーメイド品
2016/12/31今までにずいぶんたくさんの財布を
作ってきたはずですが…
いまだに、こんなアプローチがあるんだ、
というお財布に出くわします。
今日のお財布は、36年間を通して
初めて見た財布。
右がクライアントの持っていた見本ですが、
ちょうど
うちのジーヴズふたつの間に
札入れをくっつけたような形で、
とても変わったものです。
毎回いろいろな方の財布を拝見して
すごいな、と思うのはカードの枚数。
せいぜい全部で10枚ほど入れるはずの
カード入れに、今回のクライアントは40枚
お入れになってました。
革は伸びますから最終的には入ってしまいます。
でも、初めはそんなではないことが
オーダーメイドにとって
難しいところ。
革は伸びるので、
クライアントひとりひとりに
「使っていって
自分の使い勝手に合わせてくれる
素材なんですよ。」
とご説明しなくてはなりません。
でもこれを知っていても
今までより大きくする方も
いらっしゃいますし、
そこは個々人の考え方次第。
さて、今回このお財布には
最初から1カ所に20枚のカードを入れるよう
空間を作っています。
全部入れることで
サイズがちょうどよくなりますから、
こうして空のままをお見せすると
何だか大きすぎる財布に見えるかも
知れません。
表の左右両側についている
ジーヴズのような小物入れにも
カードをお入れになっていました。
そして、もちろん小銭も。
使いながら慣らしていかなくとも、
最初からご自分のお持ちのカード枚数に
合せてお作りしましたから、
きっとぴったりと入ることでしょう。
今回クライアントがお選びになった革は
当店特製牛革のルバル。
明るいお色ですと、中身も見えやすい。
柔らかい手触りは
今までお持ちの市販品とはまったく違う
気持ちのいい革質です。
お届けしてから、ご質問をいただきました。
「汚れないように使うには
どうしたらいいでしょう?」
革のお色が経年変化で
濃くなっていくタイプで、
とにかく手で撫でることが大切です。
手で撫でていただくことで革が育ち、
ついたキズが治って
どんどんテリの出る革です。
そうなると、水じみもできにくくなります。
どうぞ長くお楽しみください。
トートバッグ型のブリーフケース
2016/12/30「こんな感じのビジネスバッグが
欲しいんですが。」
他社のウェブに載っている鞄を
お見せくださったクライアント。
「自分ではいま、この鞄を持ってますが
良質なビジネスバッグが欲しくなって、
随分と探しています。」
ご希望がシンプルなデザインなだけに
革の質感や、たしかな作りがものを言う
本格的な鞄をお望みのご様子。
現在使っていらっしゃるバッグと
ウェブに掲載されているお品には
かなりの共通点があります。
そこでいろいろな質問をして
方向性を確かめました。どうやら
こちらの解釈で間違ってないようです。
フルオーダーの場合
ここが一番のポイントで、
出だしでクライアントのご希望を誤解すると
とんでもない答えが出てしまいます。
そして、ご相談いただくからには
最終形をどこにあるものよりも
クライアントに合うものになるよう、
さまざまな角度からのご提案をします。
この方の場合は、内側のお色。
バッグを開けた時
このワインカラーが目に飛び込むことで
気持ちがアップします。
それは、思った以上の効果。
良いものをオーダーで作るのなら、
そういう効果も狙うことができます。
クライアントの話をお聞きしてから
製作に入りますと、
細かい部分の製作方法が自然に
決まっていきます。
たくさんの選択肢がある製作方法ですが、
ひとりの人をターゲットにすることで
どれが一番その人に合っているかは、
自然と決まってくる、ということです。
このバッグを見て開口一番、
「ああ、この裏地の色を変えたのが
ほんとによかった!
これは気分が変わりますね。
良いものを作っていただけて良かったです。
市販品とは全然違いますね。」
ありがとうございました。
二代目小銭入れのオーダーメイド
2016/12/2815年近く前にお作りした小銭入れ。
「そろそろダメになってきたので
2代目を作りたいと思います。」
と、ご来店くださったクライアント。
「今までのは、
お札を入れようと思うと
4つ折りにしなくてはならない大きさなので、
2つ折の札が入る大きさにしたいのですが。」
ご相談時に
「そうすると少し大きめになりますが、
それでもよろしいでしょうか?」
というお尋ねをしてから
大きさをお選びいただいたのですが、
お渡ししてすぐに
「やっぱり大きかったです…」
というご感想をいただきました。
日常的に使われる小物に対しては、
ほんの少し大きくなるだけでも
かなりの違和感を覚えるものです。
そこで、そういう違和感を押してでも
入れたいものがある、という場合に限り
大きさ変更はお薦めしています。
このクライアントの場合
それでお選びいただいても
やはり大きさに対する違和感は、当初
取り除けなかったご様子でした。
しかし、慣れということもあるので、
少しの間使っていただいてから
あらためて、必要ならば
小さく詰めましょう、という話になりました。
それから数年経ちますが
そのクライアントからのご連絡は
いただいておりません。
慣れてくださったのか
はたまた何となくお忙しいのか、
たまに思い出しては
どうしていらっしゃるかと
ずっとずっと、心に残っています。
































