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実際のオーダー例

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貴方のオーダーのヒントになさってください。

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11年お使いいただいた長財布の修理 50901

11年お使いいただいた長財布の修理 50901

2025/10/07

 

2014年にお作りし、

11年間お使いいただいた長財布の

修理をご依頼いただきました。

 

長い間大事にお使いいただいて

ありがとうございます。

すばらしいツヤになっていて

嬉しい限りです。

ご依頼、ありがとうございます。

 

夏はおしりのポケットに

お入れになるとのことで、

片面には汗ジミができていましたが、

そちらは何とか落ちましたから

またよろしくお願いいたします。

 

お写真左側が修理前、

右側が修理後となっております。

 

 

 

*それにしても良いツヤです。

 

 

 

*汗ジミがうまく取れました。

 

汗ジミもうまく取れたので

またしばらくお使いいただけます。

修理を承った時いつも思いますが、

当店オリジナルレザーの再生力には

目を見張るものがあります。

 

 

*長年の癖も目立たなくなりました。

 

 

 

*内側も
オイル入れで生き返ったよう。

 

使う人に馴染む革は、

空気のように、あって当たり前

と感じるようになります。

 

でもじつは、持つ人の愛情次第で

どんどん姿を変容させますから、

みなさまも可愛がってくださいね。

長くお使いいただきましたら

こんなに嬉しいことはありません。

 

 

*破けてしまった折り目の部分には

パッチを当てています。

 

お受け取り時、

嬉しいコメントを頂戴しました。

 

「すごくきれいになりましたね!
きれい!よく白いの取れましたね。

修理して、

むしろ、かっこよくなった。」

ありがとうございます。

またしばらくかわいがってください。

 

 

ふたつ目の誕生日プレゼントは小さなメガネケース 50805

ふたつ目の誕生日プレゼントは小さなメガネケース 50805

2025/10/06

 

こちらも

昨年プレゼント品をご注文くださった

クライアントからの、ふたつ目のお品。

昨年のものは

気に入ってらっしゃるとのこと。

 

同じ方へのプレゼントなので

きっとお相手の方にはさらに

愉しんでいただけることでしょう。

 

 

 

 

 

お相手の使っているものを

しっかり観察してくださいましたから、

「こんな大きさ」という表現を

お店にメガネでご説明いただきました。

 

思ったより小さなメガネなのは、

持ち運び用メガネだからだそうです。

 

 

 

 

 

ネームをお入れして、

糸の色をお選びいただきました。

 

「糸の色、これにして良かったです。」

お受け取りの時

こう言っていただけてホッとしました。

 

モノは何でも

第一印象で好き嫌いが決まります。

ですから、お受け取りの際

ご注文者からどんな言葉が発せられるか

デザイナーは息を飲んでお待ちします。

 

 

 

 

 

プレゼント包装には、

ご注文でお作りした品で

フルオーダーメイド品だと記した

カードを添えます。

そこにそれぞれの革の手入れを

ご説明しておきます。

 

差し上げたプレゼントが
すてきなエイジングをすることを

願っております。

このたびもありがとうございました。

 

 

小さな、うつくしいゾウ革のお知らせ

小さな、うつくしいゾウ革のお知らせ

2025/10/05

 

うつくしいゾウ革が

少しだけあります。
ダークワインとブラックです。

 

お写真では

お色や斑柄がきれいに出ないため
この程度にしか見えませんが

実物は誰もが一目で恋に落ちる革。

 

 

 

 

 

ゾウ革のダークワインは

初めて見ました。

シックですが華やかさがある。

 

長財布やA5手帳カバー

(ギリギリかな?)

そんなサイズです。
もちろんジーヴズは作れます。

 

 

 

 

 

さてこちらは、デザイナーが

久々欲しい!と思ったブラック。

それだけのことがある美しさ。

斑柄も深く、

久々のクリーンヒットです。

サイズはダークワインと同じくらい。

 

ご興味ある方は

どうぞご来店ください。

遠方の方は

デザイナーの審美眼を信用して

飛び込んでみてください。

 

 

 

宇宙のようなリネアペッレレザーのポーチ&ハンドバッグ50804

宇宙のようなリネアペッレレザーのポーチ&ハンドバッグ50804

2025/10/04

 

デザイナーはクリムトを想起し、

製作者は宇宙を感じる

このすばらしい革は、

今年のリネアペッレの逸品です。

 

さてこれをどのようなお品にするか、

お似合いになりそうな方々に

お見せしました。

今日はそのオーダー品をご紹介します。

*パーツ取り場面は、こちら

 

 

 

*このポーチには持ち手があります。

 

 

こうしてお写真を見ますと

まさに宇宙的なうつくしさを持つ

この革は、様々なお色が混じり、

その上にクロコダイルの型押しが

施されている複雑な革です。

いったいどうやって作ったのか…

相変わらず謎のイタリアンレザー。

 

 

 

 

 

この複雑な作り方をしている革は

当然お仕立ても難しく、

この革質を見てしまうと、

製作にトライする果敢な会社は

かなり少ないでしょう。

 

そんな革が多いですから、

リネアペッレの革製品は、日本では

なかなか製作されていません。

 

 

 

*底から出ているベルトの
ホックを外すと持ち手が出ます。

 

 

 

*持ち手は
きれいな形のハンドルになります。

 

 

今回ご依頼いただいたのは

定番「スィーベル」のサイズ変更品。

 

持ち物の大きさや量に合わせて

サイズを変えるのは、

当店オーダーに慣れている方なら

当たり前のように

ご指定くださる内容です。

 

またこの方のように

中身をお持ちくださりましたら、

こちらでサイズをご提案します。

 

 

 

*今回はゆったりサイズ。

 

 

ご注文者は海外に行くこともあり、

急なパーティなどもあって

「このポーチは、ハンドバッグとして

持つこともできるから便利です。」

とおっしゃってくださります。

 

定番製品であっても

まったく違うイメージの革で

オーダーいただきますと、

雰囲気はガラッと変わります。

 

定番革にこだわらず、

違ったイメージでご注文いただくのは

すてきなオーダー方法。

 

 

 

 

 

「すばらしいバッグです!
今までたくさん頼んで、いつも

出来上がった製品からすると

価格がお安いと思うのですが、

今回のは一番そう思います!

 

だって、こんな細かいところまで

気を使って、

こんなにクォリティの高いものに

してくれるんですから。

 

世界で一点だけですし、

こんな製品、どこにもないですよ!」

 

ありがとうございます。

何より嬉しい誉め言葉です。

 

最後に、

お作りしたデコルテバッグに入れた

このバッグをお見せします。

これがこのバッグ本来の目的で、

バッグインバッグとしての姿です。

 

 

 

*左内側に

ファスナーを閉めた状態で。

 

 

*こちらはバッグの中で
ファスナーを開いて収納。

 

使い方はその人次第、

ということがよくわかります。

 

 

大きなガーメントケースの製作風景

大きなガーメントケースの製作風景

2025/10/03

 

当店には4人の製作者がいます。

そして大きな作業台が4台あり、

ひとりが一つの作業台を使って

担当のオーダー品を最初から最後まで

お作りしています。

 

しかしそれも、

急ぎの仕事だったり、

あまりに手数の多いものは

時に2人、稀なことですが

3人がかりになる必要もあります。

 

今回は、「大きなもの」ですから

2人がかりでミシンをかけています。

 

 

 

*左手にある箱はたばこの箱。

 

 

製作中のアイテムは

スーツを持ち運ぶガーメントケース。

ヨコ幅が60センチ近くあります。

この縫いで形を仕上げる

ほぼほぼ最後の場面です。

 

ここまで大きなものになりますと、

通常の方法で革でお作りすると

かなり重くなって

持ち運びが大変になりますが、

ご注文者のご要望は

「軽く作ってね。」です。

 

 

 

 

 

それはそれはいろいろなテを使って

軽くお作りしますが、

ここまで大きなものは縫いが大変です。

 

ひとりでは縫えない。

そこで、このお写真のように

ミシンの位置をずらし、

もう一人に支えてもらって

縫い進めていきます。

 

縫う方はもちろん大変ですが、

支える方にもコツが要ります。

どこの部分をどのように縫うかを

見ながら、支え方を変えていきます。

 

 

 

 

 

これはまだシンプルな縫いですが、

もっと複雑な縫い方だったり

もっと大きなお品になってくると、

定位置にあるミシンを

もっとたくさんずらして

どば~っ、と縫うこともあります。

 

店舗の隣のアトリエでは、毎日

激しい格闘が繰り広げられています。

 

カバンづくりの現場では

製作者の体力も鍛えられます。

 

 

 

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