実際のオーダー例
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貴方のオーダーのヒントになさってください。
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超大作!ファスナータイプ、革の手帳カバーのフルオーダー
2014/06/28今日ご紹介するのは超大作、
仕事周りのお品をすべて詰め込んだオーガナイザー、というか
スケジュール&手帳&必需品の入ったクラッチバッグといか
シンプルな見た目とは裏腹に、複雑なお持ち物です。
ご注文者の意図ははっきりしていらっしゃいましたが
たくさんの要素を盛り込んでおりましたから
どんなレイアウトにするかから、機能する細部の仕掛けまで、
何度かやりとりをして、最終案に至りました。
当店はフルオーダーメイドをお受けしていますから
ご注文いただくお品は、毎回、初めて作るものばかり。
だから店頭には
お客様がほんとうに欲しい物の見本を置くことは出来ません。
(たまに店頭で、
このフルオーダーの見本品は置いてないんですね、
というお客様がいらっしゃいます)。
世界中どこを探してもないお品だから、
また、こういうお品があれば、自分はストレスなく暮らせるから、
という理由で、たくさんのご注文をお受けしてきました。
基本は、お客様が望む機能をリクエストすることから始まります。
今回のように微妙な容れ物ですと
ご希望いただいたことがすべて可能かどうか、をまず
判じることから始まります。
これがもっとも難しいことかも知れません。
それだから、機能まで昇華させるフルオーダーがないのです。
もしうかうかと「大丈夫ですよ」と言ってしまったら、
できない、あるいはちゃんと機能しない、ということがあると
お客様をがっかりさせてしまいます。
このたびのお客様には、スケジュール管理するために
A5サイズの手帳とA4の用紙が必要でした。
そのほか、特別な電卓、ペン、名刺、メジャー、iPhone と、
大きさや厚みの違う細々としたものを持ち歩いていらっしゃいます。
大きさの違うものを幾種類も、
ひとつの物入れに入れ込む、というのは、かなり難しいこと。
物を落とさずにしっかり持ち歩けるために、
ファスナータイプをリクエストいただきました。
また、手帳やA4用紙は、
カバーに挟み込んだままで見ることができて、
書き込むことが出来ることも、大切な条件です。
栞ヒモも2本必要とのこと。
手帳はまだしも、
二つ折りにしたら動いてしまうA4 用紙を
どうやってホールドするか等、課題の多いお品です。
それでもこうして、きっちりと収めることができたのは、
お客様にお選びいただかなくてはならない内容、
何を採って何を捨てるか、
何にこだわって、何はちょっとは許せるかを
きちんとお選びいただけたからです。
フルオーダーメイドは、お客様とデザイナーとの共同作業。
それぞれが、それぞれの役割をきちんと果たすことで
初めて作りあげることができます。
当店のすばらしいお客様方に、感謝申し上げます。
リザードでお作りしたジーヴズとキーケースのセットオーダー
2014/06/26最近リザードの革も、入手が難しくなっています。
世界中の食生活が欧米式になることで
どんどん今までの食文化が消えていき、
リザード(とかげ)もクロコダイルも
オーストリッチ(ダチョウ)も、食べる人が激減しています。
そうすると、なかなか加工用の革にするための
原皮の入手が難しくなってくる、という流れになります。
当店でも、年に二度ほどお出ししていた
リザードジーヴズ(コンパクト財布)が、ここ一年
二度もお出しできていないのには、そんな理由があります。
さてそんな中で、
前回なんとか入手できた淡いフランスブルーでお作りした
ジーヴズ&キーケースのセットオーダー品をご紹介します。
ご注文くださったお客様は
ご自分でお考えになったキーケースを注文にいらしたのですが、
たまたまお見せしたリザードのお色と質感が気に入って
すでにお使いいただいているジーヴズのよそ行き版と一緒に、
お揃いでご注文いただくことになりました。
フルオーダーの場合、定番であっても
裏地の色、ファスナーの金具の色、糸の色、等
どんな要素でもお選び頂くことが出来ます。
今回ロットのフランスブルーは
薄くて明るい、淡いお色の出来上がりでしたから、
裏地はキャメルでお作りすることになりました。
革の染色は、ロットによって濃い薄いが出てきますから、
一期一会の出会いです。
そしてこちらのキーホルダー、
出来上がったあとのご感想を伺ってから、
当店の定番にさせていただきました。
といいますのも、これでしたら、今までの定番と比べて
より薄く、コンパクトに鍵を収納できるからです。
そしてリザード素材を使うことで、
薄手ですが、保ちも良いことが想像できます。
ここで、お客様からのご感想を引用します。
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リザードのジーブスとキーケース、落手いたしました。
どちらもとてもすてきに作っていただいて、
本当にありがとうございました。
ジーブスは以前から使っていましたが、
これでよそ行き用のができました。
またキーケースはとても繊細にできあがっていて、
外見からは別の物のようです。
早速鍵をセットして使ってみたのですが、お願いしたとおり、
鞄から探し出したその片手で、ワン・アクションで使えました。
こちらの意図を的確にくんでいただき、
このようなすてきな形のものを生み出して下さったことに、
感謝申し上げます。
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ありがとうございます。
また、定番化をお申し入れしましたところ、
快くご承諾くださり
このキーホルダーを思いついた、そもそものきっかけを
お知らせくださいました。
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そもそもこのキーホルダーを考えたきっかけは、
いただいた名刺入れやバーティーの美しい革に、
鍵の押し型がついてしまったことです。
それまではケースの開け閉めが面倒で、
鍵をリングにまとめたままで鞄に入れていました。
従って、鍵がほかのものに触れないこと、
できるだけ取り出しやすいことの2点が、
二つ折りでかぶせるだけの形につながったしだいです。
折り返しの部分の処理や、
スナップで止める方法などを今野さまにご提案いただき、
このような繊細なケースができあがりました。
もしこのケースが銀座オーソドキシーというすばらしいお店の
オリジナルに加わることになれば、これほど嬉しいことはありません
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心からの感謝を申し上げます。ありがとうございます。
一枚革の限定ベルト(ご用意数は5本)
2014/06/24当店で、一枚革のベルトをお出しできなくなってから
もう10年近くになります。
その理由は、狂牛病。
病気自体は収まったというのに
原皮にはじわじわと、影響を与え続けています。
肉骨粉をエサとして使えなくなってから
牛の育ちは悪くなり、
皮のキズが増え、皮の厚みも薄くなっています。
そんなわけで、厚みのあるしっかりした革は、
今ではとても貴重です。
お写真は、お気に入りのバックルをお持ち込みいただき、
バックルはワイズのもので、もう15年くらい前のものです。
こうしてウエストサイズを合わせ、幅を合わせてお作りすれば、
しっかりしたこの4ミリ厚の革であれば
また15年くらいは使えてしまいます。
こういう一枚革がもっともベルトに向いている理由は、
ひとつには、あまり伸びないこと、
ふたつ目は、最初はまっすぐなベルトなのに
使っている人の腰のラインに合ったカーブが出てくること、です。
つまりは、締めやすいベルト、ということ。
これは、革だけを使って作っているベルトの特長で、
市販品のように、裏地が合皮だったり
紙の芯材を使っていたりすると、絶対にそうはなりません。
それで当店では、スーツ用ベルトを作る時も
中に入れた芯材や裏地も、すべて革にするのです。
贅沢のためではなく、
使っている人にとって、とても心地が良いからです。
心地よいと言えば、
ウエストサイズを合わせてお作りするのはもちろんですが、
バックルに合わせて、剣先の形もご希望に合わせます。
ですから、見た目も心地いい。
デリケートな感性から、
お写真のバックルはかっちりと四角いので、
それに合わせたイメージの四角い剣先にしました。
今回みなさまにお届けするベルト幅は3センチなので、
それに合わせて、個性的なバックルをご用意しました。
パンツサイズをお知らせいただき、
バックルをお選びいただくことで、
あなたのウエストにあったベルトが完成します。
締めやすく、フィット感の高い気持ちいいベルトが
ひさびさウェブショップにお載せできました。
5点のみのご用意です。
どうぞご覧ください。
お店からのご提案 iPadミニ用とiPhone5用ケース
2014/06/22新作をいろいろとお作りしている時期なのですが、
iPad mini や iPhone5 用ケースについて
すかっと出し入れするタイプのカバーが
あったらな・・・というご意見をいただきました。
そこでお作りしたのが、今回のケースたち。
牛革以外の革を使ったものは一点もの、
牛革のタイプはシェフにおまかせ、タイプです。
こうしてご覧いただくとおわかりのとおり
まあ、すかっと入れて、すかっと取り出すタイプ。
グリーンと黒の柄革は、シャーク(サメ)です。
ひじょうに珍しい革。
日本近海で採る「フカヒレ用のサメ」の革です。
じつはこれ、新しく扱う靴の革。
靴とお揃いの革製品を、みなさまにお届しようと考えています。
耐久性があって、伸びもよく、
足にいい靴が作れるうえ、こんなお揃い品もお作りできます。
そしてこちらは、iPhone5用のケース。
こちらもきっぱりとしたシンプルなケース。
ただし革は、
左がシャーク、右の2点がリザード(とかげ)です。
宝石のように美しいケースです。
靴をお作りする革は、 牛革の他
たくさんのエキゾティックレザーをご用意しています。
同じ革で、バッグや小物もお作りします。
美しいケースを持ちましたら、
きっと楽しい毎日になると思います。
使うたびに、うふふ・・・
軽くて使いやすいケースには、ストレスを感じさせません。
そして美しいだけでなく、世界中を見ても
持っている人は、ほとんどいらっしゃいませんし。
こちらは牛革ですが、ひとひねりしました。
楽しいツートンカラーです。
こうしたケースには安価な物が多いのですが、
毎日使うものには、とくに気を付けたいですね。
そしてこちらは、iPhone5用ケースですが、
バッグに吊してお使いいただくタイプ。
靴と同じ組み合わせの革でお作りしています。
クロコダイルとディア(鹿)の組み合わせです。
これからセミオーダー、フルオーダーの靴を
みなさまの足に合わせてお作りしますが、
その靴と合わせたバッグや小物も
こうしてお作りすることができます。
みなさま、新しいオーソドキシーのご提案をご覧ください。
店頭に足をお運びいただきましたら
新しい、世界でも類のないオートクチュールが
あなたを魅了することでしょう。
次回は、靴のご紹介をしますね。
トートバッグのお直し
2014/06/19「とにかく軽いトートバッグにしてください。」
というご依頼で、3年前にお作りしたバッグ。
シンプルですが、見た目よりもたくさん入るため、
「結局、荷物をたくさん詰めて
毎日使っていました。」と、修理にまわってきました。
観察力の鋭いお客様なので
この一年ほど前も、この消耗する部分についての
ご相談をいただいています。
そのとき、「腰骨に当たる部分が、擦れて
だんだんと薄くなってきてしまいました。」
と、原因の特定までしてくださいました。
こうなりますと、対処の方法は自然に決まってきます。
軽くお作りするために革を薄くするのですが、
その革が、どこかに当たる箇所があると
どうしてもその場所だけ、時間が経つと穴が空いてしまいます。
また、毎日お持ちいただくことで、
穴が空くまでは早くなってしまいます。
裏地を革でお付けしているので、
穴が空いたとしても
中がすっかり見えてしまうわけではありませんが、
やはりちょっと気になります。
今回は、実際にお持ちいただくと
たしかに腰骨に、ばっちり当たってしまいました。
「でも、この長さのショルダーひもが使いやすいですから。」
ということで、ショルダーひもの長さは変えないことに。
そこで、擦れる部分の
大々的なお直しをする計画にしましたので、
革が切れてくるまでは
しばらくお使いいただくことにしたのです。
このように、使っていかなければわからないことが
バッグや鞄、財布等の革製品には、たくさんあります。
それは、お持ちになるそれぞれの人の体格や使い方が
千差万別だから・・・
それで、革製品のフルオーダーメイドというのは
さらに難しくなり、
ほとんど誰もが手を出さないジャンルになっています。
今回は、最小限の取り替えをすることで
問題部分の革を厚くして寿命を延ばそうと、
直線的なラインで切り替えを付けました。
お客様は、「思ったよりも違和感なく直りました。
これでまたしばらく持つことができます。」
と、笑顔でお持ち帰りくださいました。
バッグの重さと保ちは、比例しています。
毎日持つ鞄やバッグには、だれもが
軽くて使い勝手のいいものを望むと思います。
このお客様も、このあとで、2点目の
毎日お持ちになれるバッグをご注文くださいました。
2~3コをローテーションすれば、保ちはまったく違います。
靴と同じく、鞄も革製品なのですから
ぜひそういう持ち方をしていただきたいと思います。
たくさんはいりません。
毎日持てるものを2~3コでいいのです。
身体に楽な生活は、あなたの心を明るくします。





























