実際のオーダー例
40年3,000件を超えるオーダー実績
貴方のオーダーのヒントになさってください。
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1年ものの オーストリッチ革ジーヴズ財布
2013/10/06
当店で一番 人気のあるお財布 と言いますと、
やはり 嵩張らないファスナー財布 「ジーヴズ」 になります。
このお財布、 季節によって さまざまな革で一点ものをお出ししています。
フルオーダーメイドではなく、
お店からご提案する パターンオーダーメイド。
ここにご紹介するのは、 オーストリッチ革(だちょう革)で作ったもの。
明るめのグリーンでお作りしましたが、
一年経ったものを たまたまお客様がお持ちくださいましたので、
お写真に撮らせていただきました。
右が残り革なので、最初の色とツヤを見ていただけますが、
左のお財布、だんだんとテリが出てきていますね。
この革は とても高価なので あまりお作りする機会はありませんが、
お使いいただくと、こんな風にどんどん色が濃くなって、
革自体のツヤが出てきます。
当店の特製牛革と同じエイジングをするんですね。
使った方がニュアンスが出て、すてきになる革かどうか、 は
当店のデザイナーが 革を選ぶ際の重要なポイント。
持つ人と いい時間を共有できる持ち物こそが、
愛着の湧く、大切な相棒になります。
オーソドキシーの革選びは こうしたことにも気を配り、
楽しくて、気持ちよく使える革を厳選します。
この秋の 限定版ジーヴズは、 リザード(とかげ革)でお出ししています。
ウェブショップが 工事中のため、
ショップ内でお写真をお見せすることはできませんが、
以下のお色でお出ししています。
持つ人が ステイタスを感じることのできる リザードジーヴズ。
ぜひ、店頭でご覧ください。
17年間で、何度も地球を一周したショルダーバッグ
2013/10/04
こちらは、久々に 里帰りした 「旅行用ポシェット」。
17年くらい前にお作りして、未だ現役で活躍しています。
お仕事でよく海外にお出かけになる 女性のお客様が、
「あまり治安の良くない国に行かなくてはならないので、
フタには金具を付けて欲しいの。
でも、簡単に開けられるお部屋も 欲しいんですよ。」
というリクエストでした。
ネイビーカラーでお作りしたのですが、このポシェット、
だいぶ色褪せてきたのと、ショルダーヒモが切れかかっていたので、
まずは オイル入れを重点的にした後、
なるべく いじらないようにして、最小限のお直しをしました。
「このバッグはもう、たくさん地球一周の旅をしてるんですよ!」
そんな 相棒とでも呼ぶようなポシェットですから、もちろん
「これからも 役だってもらいますからね・・・」 。
メンテナンスに出しつつ長くお使いいただいている このバッグは、
革鞄の使い方のすばらしい 一例です。
ありがとうございます。
オーダーメイドの軽いトートバッグとピンクトート
2013/10/01
当店製品を たくさんお持ちくださっているお客様からのご注文品です。
そのお客様とは、もう 長いお付き合いで、
かれこれ15年くらいになるかと思います。
ありがとうございます。
ちなみにこのお客様とは、まだ一度もお会いしたことはありません。
さて、このたびいただいたオーダーメイドは、二点のトートバッグ。
シックな黒と、あざやかなフューシャピンクの二点です。
黒のトートバッグに関しては、
たくさん入って、柔らかく、軽いトートバッグ、とのリクエストなので、
デザイナーが使っている 私物のトートバッグをお送りして、
実際に荷物をお入れいただき、大きさや重さを確認していただきました。
お客様のご希望を、もっともいい形でお受けできるよう、
一番 適していて、早い道を示します。
必要があれば、こういったアプローチまですることが、
当店がオーダーメイドをお受けする時の やり方です。
見本にお送りしたバッグは、とにかく軽く作りたくて、
ラム革(羊)を使ったものでしたが、
もう少し 保ちのいい素材を、ということで、
牛革のクロム鞣しをお選びいただきました。とても柔らかい素材です。
当店では、
素材は、何が何でも 当店特製革がいい、というのではなく、
お客様の目的とお好きなさわり心地を主体にして、
いろいろな選択肢から、お薦めしています。
当店では、お客様は、
100人が100人とも、みな違うアプローチを受けることになります。
そこが、世界一のフルオーダーメイド、というところ。。。
そして、ふたつ目フューシャピンクのトートバッグは、
お客様がお持ちのもので、
もっともよく お使いになるトートバッグのサイズを見本に、
いらないものは省き、やはり柔らかい革でお作りしました。
お色のリクエストは ご希望の2色の候補をいただいてから、
このフューシャピンクに。
このお客様とは、最初に お電話でお話したとき、
華やかなイメージがありましたが、
その後の数回のお電話でも、同様に感じました。
そのイメージがこのお色に繋がったのですが、
ご本人も、やはり このお色がお好きだとのこと。
こうしたイメージをつかむために、お電話での聞き取りは、
ご来店できないお客様のフルオーダーメイドには、不可欠なのです。
このトートバッグ、
お客様は、バッグ・イン・バッグとしてお使いとのことで、
こちらは、羊革でお作りしました。
羊革は、これくらいの大きさですと、持っていないと思うほど、
とても軽い素材です。
ただ、薄いので、本来は洋服などに使われることが多く、
バッグや鞄にするときは、加工が大変なことが多いでしょうか。。
ウラ地は、どちらも 汚れがわからないように、ダークカラーにしました。
きっと今頃、随分お役に立っているのではないかと思います。
遠方からでも、気に入った革製品をご注文いただくことができます。
当店の コンサルティング技術と、製作技術はもちろんですが、
「お客様に 最高のものをお届けしたい」
この気持ちのパワーが作り出す、あなただけのオーダーメイドを、
一度は味わってみてください。
ニコス会員誌「partner」に iPad ケースが掲載されました
2013/09/28
ニコス系の ゴールド会員誌 「parter」 に、
「時を超える 美しい道具」 という切り口でご紹介いただいたのですが、
ひとつのものと、長く付き合って行きたい、という指向は
ほんとに嬉しい 切り口です。
どんなものでも、愛着を持って、長く使いたいものです。
定番財布ジーヴズ&ジーヴズJr. 革の特徴と扱い方
2013/09/26
人気の 嵩張らないファスナー財布 ジーヴズには、
ジーヴズJr. という姉妹品があります。
何が違うかといいますと、はっきりわかるのは お値段(笑)。
お値段の違いは、当店では、
そのままストレートに 「作る手間のかかり方」 の違いになります。
たとえ定番であっても、当店のように
ひとつひとつのオーダー品に応じて
ひとりの職人が最初から最後までお作りする一貫製作する、ということは
お客様には、その都度 ひとりの職人を雇っていただく、ということを意味します。
まあ、だからこそ フルオーダーメイドが可能なワケですが。。。
ですから、手間の違いは、そのまま お値段の違い。
素材は つねに、 吟味した最上の素材だけを使います。
その辺の革の加工について、今日はご説明しましょう。
さて・・・上のお写真、左が 革のウラ地をお付けした ジーヴズ。
右は、 ウラ地を付けてない、一枚革の ジーヴズJr.
ジーヴズの方がちょっとハリがあって、Jr.の方はふやっと見えますね。
よく ご質問があるのは、
「革のウラ地が付くと、厚くなるし、重くなるんじゃないですか?」 ということ。
いいえ、当店のお品をお持ちになってみてください。
市場は、たしかに重い革製品であふれていますが、それは
そもそも、当店のお品のように、本体そのものを軽く作ることは
たとえプロであっても難しい作業だから、仕方ありません。
厳密な数字をあげますと、
革のウラ地をお付けしたジーヴズ、
重さは45グラム 革の厚みは 約1.9~2.0ミリ
裏地の無い Jr.は、 38グラム、 約1.6ミリ。
ジーヴズ 一点を作る技術と時間は、作り慣れた職人ならば
単純なデザインの小さいバッグを作るのと、多分同じくらいのレベルですが、
Jr. の方は、プロになったばかりの職人だったら なんとか作れそうです。
そして、革のウラ地について。
革の長所(であり短所)は、使い方に合わせてどんどん伸びることですが、
これを付けることによって、
その伸びを適切にコントロールし、型くずれを防ぐことができます。
また、量産品のように、
形をとるためのボール紙のような芯材を使う必要もなくなりますから、
革のしなり方 がそのままで、型くずれの少ない、理想的な道具になります。
できうる 最小サイズでお作りすることも可能になる、というメリットもあります。
もうひとつ 革のウラ地を使うことで、
美しい仕立てにするための製作方法も可能になり、
ウラ地に見える 革の存在感も相まって、
持っている方のステイタスは、 まちがいなくアップします。
革のウラ地は、断じて、単なる贅沢品を作るための方便では ありません。
このように いいことずくめなんですが、
量産品製作するメーカーにとっては、コストがかかりすぎるのと、
普通の量産品を作る製作方法では作ることができないため、
H社以外で行っているところは、ほとんど知りません。
革の厚みは、10分の1ミリ単位の厳密さで製作されます。
それは、鞄やバッグを作るときも、手帳カバーを作るときも 同様です。
長持ちの度合いや、リクエストによって、
すべてのお品の 革の厚みを変えます。
ですから、
「あまり長持ちしなくてもいいから、薄く、嵩張らないように作って!」
というリクエストにも、
「重いのは構わないから、とにかく長持ちするように作って!」
というリクエストにも、 「おまかせください」 と 即座に答えられます。
製作には、それ相当の手間と時間がかかりますが・・・
もちろん、手間のかかる作り方になるのは、前者の方。
革は、厚ければ厚いほど 長持ちする素材です。
だから、昔のブランド品などは、とても重かったですね。
当店では、軽くする分、要所要所の補強に手間をかけます。
今は、軽さが重視される時代。
楽に持つことができなければ、持つ人がいなくなってしまいます。
当店のデザイナーは、自分自身が 日頃それを感じていますから、
なんとか軽くしたい、とさまざまな試行錯誤をし続けた結果、
お客様が 店頭の鞄をお持ちいただいたとき
開口一番「軽いですね~!」という 感想を引き出すのに 成功しています。
その品々の奥には、数え切れないほどの試行錯誤があります。
それだけでなく、
心地よいお品をお作りするには、
お客様のご注文品ひとつひとつに対して、
私たちは日々、多彩な技と 深い構想力・思考力を駆使します。
こうした見えない部分こそが、フルオーダーメイドの要。
「オーソドキシーのすべてをあなたに!」
このキャッチフレーズは、こうした見えない部分を表しているのです。



















