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プレゼントのゾウ革ファスナー長財布 31205

プレゼントのゾウ革ファスナー長財布 31205

2024/02/13

今回入荷したゾウ革では、

いろいろな製品をお作りしています。

見事なゾウ革でお作りした品々は

それはそれはすばらしい製品ばかり。

 

本日ご紹介するのは

ファスナータイプの長財布。

ウェブショップでご覧になった

定番ロングジーヴズを元にしています。

 

 

 

 

 

 

このたびのご注文品は

離れてお住いのお父様へのプレゼントです。

長らくお仕事を頑張ってきたお父様が、

あと少しで定年ということで

定年以降を見越したお財布を差し上げたい、

とご依頼においでくださいました。

すばらしいご注文です。

 

「今まであまり父とは話してこなかったので、

これからはもう少し話したいと思います。」

そんなお気持ちを載せたお財布に

仕上げたいと思います。

 

 

 

 

 

 

たまたま

作ったばかりのゾウ革をお見せしますと、

「これはすばらしい革ですね!」と

しばらく見入ってから

他の革と比べましたが、やはりこの革を

お選びくださいました。

 

今回当店のために染めてもらったゾウ革は、

まったくこの革を知らない方々を

つぎつぎ虜にしています。

 

それほど

誰が見ても、息をのむほどの美しさと

ワイルドさ、という

相反する要素を持った存在感があります。

他に類するものが思い浮かばない素材です。

 

 

 

 

 

 

今回はいつもと逆で、革が決まったあと

仕様について相談しました。

お父様から聞き取りしていただいた内容を

反映させていきますが、

お任せの部分も多かったものですから

先日お作りした「これはいい!」という

オーダー品の内容をお薦めしました。

 

ご注文者とは、一緒に

お店の見本財布を使って

使い勝手のシミュレーションをしました。

その結果決まったのが、この仕様です。

 

 

 

 

 

 

遠方にお住いのお父様には

お嬢様からのプレゼントということで

お店の名前でお送りし、

中にこのたびのプレゼントの趣旨を

お書きしたカードをお入れしました。

 

今頃うまく使っていただいてるでしょうか?

長く楽しいリタイア後の生活を

この長財布とともに

お元気でお過ごしいただけるよう、

心よりお祈り申し上げます。

このたびはありがとうございました。

 

 

 

 

 

製作前に仕様を変えたお仕事用ショルダーバッグ 31108

製作前に仕様を変えたお仕事用ショルダーバッグ 31108

2024/02/11

こちらのショルダーバッグは、

最初にご相談いただいた時には

まったく違うデザイン・仕様でした。

 

ところが、最初の仕様は

現在使っているバッグを

変形させたものでしたが、

 

私どもでその変形を試作してみると、

デザインx仕様に

齟齬が出てしまうことがわかり、

ご注文者に再相談したいとご連絡した

経緯がありました。

 

 

 

 

 

 

最初の形は製作ハードルがかなり高い

デザインx仕様だったため、

試作自体にお時間がかかりました。

 

そのご相談、とご連絡したところ、

「ちょうど良かったです、

あれから市販品で試したものがあって

それがとてもフィットしたものですから、

そちらの形で作っていただこうと

あらためて

お訪ねしようと思っていました。」

 

 

 

 

 

 

なんとなんと、こんなこともあるんですね。

新たにご相談いただいて決まった形が、

ご紹介しているショルダーバッグです。

 

内部・外部ともに

けっこう細かく分けられていますから、

持ち歩かなくてはならない小物が

どのポケットを探れば出てくるか、

パッとわかるタイプ。

 

 

 

 

 

 

もしかすると最近は、

こうしたご注文が

多くなっているかもしれません。

 

大きなものはさほど持たなくても、

たくさんの細かいものを

持ち歩く方が

多くいらっしゃる感じがします。

 

 

 

 

 

 

どうしたら

ストレスなく使えるバッグになるか?

いろいろな方がさまざまなアプローチで

ご相談くださいます。

 

デザイナーのアドバイスを必要とする人、

しない人、といらっしゃいますが、

やはりふたつの頭で考えると、

より良い製品に組みたたっていきます。

 

今回は、ご相談いただくことで

ご自分の使い方などを再度振り返り、

さらに進んでくださったケース。

 

どれだけ自分の生活を真剣に考えるか、

それでオーダーメイドの革製品は

使い勝手の結果が変わってきます。

 

 

 

 

 

 

もちろんご相談に乗るデザイナーも、

製作担当の技術者も、

製作総指揮の技術者も、

真剣に真剣に考えて、浮かび上がった

ご注文者のデザインを

最高の出来になるよう考え、

細かいところまで気を配ります。

 

これは?と思った時には

この3人が

全員そろってディスカッションします。

そのために、

店舗の隣にはアトリエがあります。

 

製作の進捗を見守るために、

オートクチュールのアトリエを

デザイナーが行き来することと

まったく同じ意味のある、設備です。

 

「メイド・イン・銀座」

は、伊達ではありません。

 

 

 

 

 

 

お引き渡し時に

思った以上に良かった、と

言ってくださったことがとても嬉しいです。

 

質の良いバッグをお持ちになりたくて

ご来店くださったこのクライアントに、

心からの感謝を申し上げます。

こちらをお使いいただき、毎日を

ストレスフリーでお過ごしいただけることを

心から願っております。

 

 

特別な手帳金具を使った手帳カバー 31201

特別な手帳金具を使った手帳カバー 31201

2024/02/09

エルメス社の手帳を使っている方も

時においでになります。

 

そういう方はたいてい

手帳が使いやすくて使っているのですが、

手帳カバーが取り換え時になった、と思った時

なかなかカバーを入手できないそうで、

それが困るとのこと。

 

 

 

 

 

 

「正直カバーはどこの会社のでも

構わないですが、

この手帳そのものが

このカバーでないと差し替えられないので、

それが厄介なのです。

この金具を使って

新しいカバーを作れませんか?

 

オーダー例で見たもの

そうではないかと思ったので…」

するどい観察眼の持ち主です。

 

 

 

 

 

 

当店においでになる方は、多くが

オーダー例をご覧くださっているので、

ブランド名を書かずとも

ご自分の使っているものであれば、

あ、これだ!とお分かりになる様です。

 

今回手帳のブランド名をお書きするのは、

困ってらっしゃる方がおいでになれば、

と思ってのことです。

 

 

 

 

 

 

上のカバーが

10年ほどお使いになったオリジナルです。

お写真は金具を取り去った後ですが、

この方によりますと

「ここのカバーは、8年くらいで取り換え、

というイメージですね。」

 

ご注文者にとっては

「細いペンも私には使いやすかったので

ずっと使っていました。」ということで、

今回はどこにも変更を加えず、

オリジナルを踏襲しています。

 

前回のクライアントは

まったく違うアプローチでした。

 

 

 

 

 

 

この製品のどちらが上か下か

写真家には話さなかったので、

お写真では上下が逆さになっています。

ご愛敬と思ってください。

 

内側のお色はフェアリーブルー、

外側はロイヤルブルーという

フランス製ハイブランド牛革で

お作りしています。

 

 

 

 

 

 

「うわあ、この色の組み合わせは

とても良かったです!

開くたびに、気持ちが晴れますね。

ウキウキしてきます。」

ピックアップ時のご注文者のご感想です。

 

デザイナーが

この組み合わせで革をお見せして

お奨めしたと同時に、「コレ!」と

お選びくださったお色です。

こんなに喜んでいただけて、嬉しいです。

 

*余談ですが、ハイブランド革の

小物をご用意しました

ここでご紹介した色合わせもあります。

この小品で、この革のお色や手触り、

使っていった時の革の変化を

ご確認いただけます。

 

 

 

 

 

 

この時、お写真を取らせていただきました。

やはり中身が入りますと、お作りしたお品が

「生きている」ことがわかります。

 

きっとこれからさらにお仕事が

うまく進むのではないでしょうか。

持ち物が気持ちを明るくしてくれるのは、

誰もが感じていることです。

 

このたびはありがとうございました。

ファッショナブルな方ですから、

このお色がとてもお似合いです。

ますますのご活躍をお祈り申し上げます。

 

 

カード入れとして使っていらっしゃるふたつ目の名刺入れ 30708

カード入れとして使っていらっしゃるふたつ目の名刺入れ 30708

2024/02/07

以前いただいた名刺入れ

カード入れとして使っていますが、

とても使いやすいのです。

それで、色を変えてもうひとつ

作っていただこうと思いました。」

 

長いお付き合いをくださっている

クライアントが、

これは良い!と言ってくださったのは

ウェブショップにもお出ししている

この「名刺入れ/カード入れ」です。

 

 

 

 

 

 

この製品はデザイナーも使っています。

たまたまカード入れを欲しいと思った時、

ハイブランドの革がどれほど色保ちするか

試したいこともあって、

このアイテムを選んだとのこと。

 

 

 

 

 

 

感想を尋ねると「や、すごく使いやすいの。

色をきれいにするとバッグの中で探しやすいし、

サイズ的にも気持ち良いサイズで。

 

あるお客様からのリクエストで作ったサイズを

少しだけ変えたんだけど、

結局カードを片側につき5枚ずつ入れてます。

6枚ずつだとパンパンで(笑)、

使わないカードは減らしました。

名刺サイズがきれいに入るのも嬉しいです。」

 

 

 

 

 

 

このたびのご注文者の方は、と申しますと、

「最初のはカードを2枚ほど入れていますが、

今度はもう少し枚数を入れるので

このゆとりはちょうどいい感じです。」と

お受け取り時にご感想をくださいました。

 

通常のオーダーですと、どちらかというと

タイトに作るリクエストを

いただきがちですが、

このお品はゆったり目に作って

手に馴染みやすいサイズや

手で扱いやすいサイズを目指しています。

 

最初にこのオーダーをくださった方には

感謝感謝のひと品です。

 

 

 

*デザイナー使用のアクアブルー

 

 

オーダー品として今回ご紹介しているのは、

ハイブランドの革のフューシャピンク。

こんなにきれいな色出しは

やはりハイブランドの革ならでは。

 

ちなみにデザイナーが作ったのは

ティファニーブルーのようなアクアブルー。

ブルー系は色が褪めるのがもっとも早いので、

どれくらいで変化するかを観察しながら

使っています。

 

*当店では

高級店ですでに使われている素材であっても

必ず実際に使い、その結果をお話しします。

 

 

 

 

 

 

上のお写真は

ウェブショップにお出ししている一点もの

同じハイブランドの革で

シックなダークグリーンxダークブラウンの

組み合わせ(後者は当店オリジナル革)で、

縫い糸のダークブラウンが効いています。

 

名刺入れとしてお使いいただくと

よく練り込んだ鋼のようなイメージがして、

ビジネス上

かなり良い印象を持っていただけます。

 

またカード入れとして使えば、

どんなブランドのお財布も翳むくらいの

上品で強い存在感があります。

 

 

 

 

 

 

さて、だいぶ横道にそれましたが、

このたびのご注文もありがとうございました。

一点一点の製品に対して

きちんとしたご感想をいただけることが

とてもありがたいです。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

10年経過のベルトは… 31204 

10年経過のベルトは… 31204 

2024/02/04

久しぶりの隣人クライアントが

ご来店くださいました。

ベルトをお作りした方です。

 

「貴店で作っていただいたベルトが

ほんとに気持ち良くって

いつも使っていたんだけども、

最近犬を飼い始めたら

その犬にかまれてしまって…」

 

と、ベルトをお持ちになり、

新しいベルトをご注文くださいました。

 

 

 

 

 

 

そのワンちゃんは

あろうことか一番目立つ先っぽを

ガジガジと咬んでいました。

笑ってはいけませんが、

その一生懸命な光景を思い浮かべますと、

笑みがこぼれます。

 

「前とまったく同じサイズ、

作り方でいいですよ。

とても良かったんだ。

馴染んでいて、気持良くできた。」

 

 

 

 

 

 

ベルトのバックルは

大昔のハイブランドのもので、

ブランド刻印が小さく入ったものです。

こういうステキなブランド品は

今ではなかなか入手できません。

 

 

 

 

 

 

ベルト本体のことになりますと、

さすがハイブランドの昔のお品は

とても作りがよく、

今のモノには見られないテクニックが

使われています。

 

10年ほど前にお作りしているのですが、

いったいどうやって作ったのやら…

というほどテクニカルなことをしています。

 

 

 

 

 

 

このテクニックを使う理由はたったひとつ。

美しく仕上がるからです。

 

あらためてお作りして、

当店の目指すところと同じ気持ちから

この作り方をしたのだと思うと、

昔のブランドの気概を感じます。

 

当店はコンパクト規模にまとめて、

そういう昔気質のブランドの気持ちを

製作物で表現していきたいと思います。

 

 

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