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コードバン、バーガンディのハードカバー本カバー 40309

コードバン、バーガンディのハードカバー本カバー 40309

2024/05/28

「コードバンで

この本のカバーを作りたいです。」

はっきりしたご依頼内容です。

 

「以前関西にいた時

オーダーでカバーを作ったのですが、

それがとても良いと思いました。

こちらに越してきてしばらく経ちましたが

今度はこの本のカバーが欲しくなって。

 

ネットで探したのですが、

こういうカバーを作ってくれるところは

他にほとんどないですね。」

 

 

 

 

 

 

コードバンには2種類あることをお知らせし、

あまりお手入れの面倒の無い

こちらのタイプをお選びいただきました。

 

革自体の厚みがしっかりあれば

裏のすべすべとした

コードバンの特徴を出すべく、

裏地なしでお作りすることができます。

 

 

 

 

 

 

ハードタイプの本は表紙が厚いので、

少し大きめに作らざるを得ません。

でも革本体にきっちり厚みがあれば

丈夫で長くお使いいただくことが

出来ます。

 

これくらいの量の革であれば、

革の厚みがあっても

さほどの重さもありません。

ましてやご注文者はお若い方ですから、

重さを気にする必要はないでしょう。

 

 

 

 

 

 

しかし、ここのコードバンの

バーガンディカラーはほんとにきれいです。

 

店頭で

窓のブラインドを開けてお見せしますと、

思わず歓声が出ます。

誰が見ても美しいカバーです。

 

 

 

 

 

 

本の大きさは、

ご注文者がご自宅の本を調べて

これが一番多いサイズだというものを

お持ちくださいました。

ですから、使いまわすことができます。

 

最初に、

本をホールドする見返しについて

革を折り返すタイプはどうか、

というお尋ねがあったのですが、

 

実際折り返すタイプの革の見返しを、

厚みによって

サイズを変えて使っているという方には、

ほとんどお会いしたことがありません。

 

それは

革は折り曲げにくい素材だから、

ということがまずありますし、

 

このくらいの大きさの違いであれば

多少の差はさほど気にならず、

厚み分を変えなくても変に感じなかった、

ということもあるようです。

 

 

 

 

 

 

当店では

そんなことなどお話ししながら、

お選びいただいた革素材にとって

もっとも良いと思われる形の

ご提案もします。

 

使ったことが無いものはとくに、

経験者のアドバイスが

時に大事なポイントとなります。

 

たとえどんな小さなことでも

あれ?と思ったことを

デザイナーにお話ししていただけば、

みなさまの判断材料となる情報が

ご提供されます。

 

このたびのご相談とご注文を

ありがとうございました。

 

 

クロコダイルの革について

クロコダイルの革について

2024/05/27

最近お問い合わせが多い革に

クロコダイルもあります。

 

多くいただくご依頼内容は、

「ポロサス」で作りたい…です。

 

 

 

*ポロサス、マットブラック。
柄の使い方に指定があっただいぶ前のお品。

 

 

 

ポロサスはエルメスが作っていることで

有名な革ですが、みなさまは

なぜその革を指定するのでしょう?

 

お尋ねくださる方々に質問したところ

ほとんどの方が例外なく気にしていたのは、

ご注文を考えている長財布の大きさに対する

「斑柄の大きさのバランス」でした。

 

 

 

*ポロサス、マットブラック

 

 

 

ここでクロコダイルの基本について

お話ししましょう。

クロコダイル科には4種類あります。

ポロサス(スモール)、

ナイル、シャム(両方とも中間サイズ)

ニューギニア(ラージ)。

カッコ内は斑柄の大きさと思ってください。

この4種がいわゆる「クロコダイル」です。

 

 

 

*ポロサス、マットブラック

 

 

 

これら以外でみなさまが耳にする名前は

カイマン、アリゲーターの2種と思いますが、

この2種はアリゲーター科なので、

革を扱う人であれば

それをクロコダイルとは呼びません。

 

 

 

*ナイル、マットワイン。

 

 

 

さてでは、話を元に戻しましょう。

たしかに斑柄が小さいという特徴によって

ポロサスが一番きれいな革、

と言われていますが、

 

もし選ぶ革のサイズが小さければ、

他のワニでも充分

長財布に向いた大きさの斑柄になることは

ご存じでしょうか?

ワニ革にもいろいろな大きさがあります。

 

 

 

*ナイルにはきれいな色革が多い。

 

 

 

これを基本に考えていただきますと、

斑柄が中間サイズのナイルやシャムでも、

作るお品の大きさに対してきちんと

適合したサイズの革を選ぶことで、

きれいな小さな斑柄で

お作りすることができます。

 

それで当店では毎回

ご注文サイズに合わせた

特別な型紙を作ったうえで、

デザイナーが革選びに出かけます。

 

 

 

*ナイル、マットダークブラウン。

 

 

 

革の左右端の斑柄の形で判別する

クロコダイル3種類の違いも

(100%判別できる人はいるでしょうか?)

製品になってしまえば

端の斑柄の形まではっきりわかりませんから

さほど気にならないかもしれません。

 

 

 

*ポロサス、マットブラック

 

 

むしろ元の素材の革が適合サイズであれば、

真ん中から外側へ向かって

大→小へと向かう斑柄の変わり方が見え、

1枚の革をシンメトリーで

ゴージャスに使った製品になりますから、

クロコの種類云々には目が行かず、

まず最初に

全体のステキさが先に目につくことでしょう。

 

 

 

*製造上シャインタイプは、ポロサスでは
ほとんど作られない。

 

 

 

ところで、もともと革を選ぶ時は、

その時たまたま市場にある

革の中から見つけるしかありません。

 

デザイナーの最近の経験からしますと、

ポロサスの中から、

斑柄が真っ直ぐで

島の無いパーフェクトな柄を探すのは

却って至難の業かもしれない、

というお話のようです。

 

 

 

*ポロサス、マットブラック、
しっぽ部分の竹斑。

 

 

では、

なるべく揃った小さめの斑柄を探すには

どうしたらよいでしょう?

それは、ポロサス以外の革も当たってみること

です。当店では、

きれいなナイルを持っている革屋さんに

頼っています。

 

ちょうど長財布に適したサイズ展開で

きれいな斑柄の革は、

むしろナイルの方が多いかもしれません。

 

 

 

*シャインタイプは
ポロサスでないことがほとんど。

 

 

このお話を

ポロサスをご希望の方々にお話ししますと、

ほとんどの方がどちらでも良い、

おっしゃってくれます。

 

結果的に

ナイルになることがほとんどですが、

出来上がったオーダー品をお見せしますと、

「かっこいい!

この柄の小ささが欲しかったです。」

と言ってくださいます。

 

 

 

*ポロサス、マットブラック。
だいぶ前のオーダー品です。

 

 

 

もちろんデザイナーは

みなさまがクロコダイル革に何を求めているか

それをお聞きした上で、

必要な場合に限って

ナイルもお薦めしているのです。

 

 

 

*ナイル、シャインブラック。

 

 

 

ですから実際、現在、ポロサスで

パーフェクトな革をお探ししている

クライアントもいらっしゃいます。

 

デザイナーはすでに何度か

革屋さんまで出かけて見ておりますが、

なかなか難しいようです。

 

世界中の革の中でもっとも良い革は、

製作量が多い有名ブランドが

まず持って行きます。

その後、製作量に応じて

次のブランドが持っていき、

さらに次のブランド・・・

という風に革は選ばれていきますから、

製作量の少ない日本へ来る革には

なかなか有名ブランドで扱っているような

革が見つからないのが現実です。

 

でもそうした中で

各製作品に合わせた大きさの革で、

幾枚もの中から(タイミングによっては

幾枚もないこともあります)

良い斑柄の革を選ぶことができれば、

素晴らしい製品ができます。

 

名前や出回っている情報だけに

惑わされることなく、

実際どうなのか、いろいろな意味で

現状を知っていただき、ご自分に

一番合ったご判断をしていただくために、

プロの眼と技を上手にお使いください。

 

 

ゴールドブラウンのゾウ革ジーヴズ、コンパクト財布と小銭入れのセット 40320

ゴールドブラウンのゾウ革ジーヴズ、コンパクト財布と小銭入れのセット 40320

2024/05/26

久々お目にかかった親しいクライアントは、

既にゾウ革ジーヴズをお持ちくださっている

パートナーに、

新しいジーヴズをプレゼントしたいと

お寄りくださいました。

 

 

 

 

 

 

「ゾウ革って使っていくと

ほんとにおもしろい変化をしますね。

これがまさか

あの元のグレーのゾウ革だったなんて…

変化した革を見たら、想像できません。」

先日ご紹介させていただいた

ジーヴズのことです。

*じつは

15年くらいお使いいただいているとのこと。

 

 

 

 

 

 

「それで今回のゾウ革2色が

気になって…」とおいでくださいました。

ダークネイビーもお見せしましたが、

この方のパートナーには

ゴールドブラウンがお似合いになります。

 

また、経年変化を愉しみたい、

というご意向もお持ちです。

 

 

 

 

 

 

では、ということでお作りしたのが

まずはこちらのジーヴズ。

薄めと濃いめのゴールドブラウンが

きれいに交じり合って

複雑な色目になっています。

 

 

内側はちょっと変えて、

小銭入れ無しでお作りしています。

小銭入れ部分を仕切りにすることで、

カードやお札をパキっと分けて

お使いになるそうです。

 

 

 

 

 

 

そのため、

小銭入れもご注文くださいました。

 

この定番が気に入ったのですが、

もう少し大きい方がいいですね。

このくらいの大きさが良さそうです。」

と、定番を少し大きくする

カスタマイズをリクエストくださいました。

*定番では

このようなリクエストも可能です。

 

 

 

 

 

 

どちらのお品も

表面、裏面で色も柄も違いますから、

しげしげと眺めていただきながら

経年変化を愉しんでいただけると

存じます。

 

揃いでふた品お持ちいただくと、

愉しさは倍増。

この革でしたら、取り出す時

いつもウキウキしそうです。

 

 

 

 

 

 

お二人で、私どものオーダー品を

たくさんご愛用いただき、

ありがとうございます。

この革がどのように育っていくか、

のちのち拝見するのが楽しみです。

 

後から、この小銭入れが

最初から馴染んでいて使いやすい、という

ご感想も頂戴しました。

このたびもありがとうございました。

 

 

ネイビーのゾウ革ファスナー長財布の使用1年後

ネイビーのゾウ革ファスナー長財布の使用1年後

2024/05/25

 

こちらのゾウ革は

前回のネイビーのお色です。

 

ありがたいことに、

遠方の方にお作りしたゾウ革の長財布を

見せていただける機会を頂戴しました。

 

お近くにおいでになった時に

お寄りくださったのです、

ありがとうございます!

 

 

 

 

 

 

ちょうどすぐに来客予定で

慌ててお写真を撮らせていただいたため

あまり良いお写真ではありませんが、

みごとに革が経年変化して、

愛情たっぷりに育てられていることが

ひと目みてわかるほどでした。

嬉しいことです。

 

 

 

 

 

 

ゾウ革の経年変化は、

深い斑柄の方は変化がかなり遅いために

表面とのコントラストがくっきりと出ます。

 

革の表面にはツヤが出てきて

はっきりした印象になりますが、

何とも言えない上品さは

増していく感じがします。

 

 

 

 

 

 

最初にご説明したとおり、

たくさん手でなでてくださったからと思います。

 

ご説明どおりシンプルに

お使いの製品全体を

愛情込めて撫でていただきますと、

当店のオリジナル牛革や

ゾウ革、オーストリッチ革などは

きれいに経年変化していきます。

 

今回お入れしたダークネイビーや

ゴールドブラウンのゾウ革が

どのように変化していくか、

お作りしたみなさまにお見せいただける日が

とても楽しみです。

使ってくださっているみなさまに

感謝感謝です。

 

 

特別な金具を使った、出し入れしやすいキーホルダー 40106

特別な金具を使った、出し入れしやすいキーホルダー 40106

2024/05/24

「パートナーの誕生日に

サプライズプレゼントを考えています。」

 

ご来店くださったクライアントは、

ご説明のために

キーホルダーの外側、内側を

きっちり印刷しておいでくださいました。

 

外側から見ただけでは、

同じような見た目の

ありきたりの製品のように思いましたが、

内側がまったく想像と違う

キーホルダーでした。

 

 

 

 

 

 

このキーホルダーには

特別な金具が使われていて、

そのおかげで、

底面端を指で挟んで押すと

底面の口が開いてキーを出すことが

簡単にできます。

 

お写真に撮れていなかったので

金具をお見せすることができませんが、

かなり良いアイデアと思います。

 

 

 

 

 

 

ただ、金具そのままでは

この方のご意向に

沿うことができなかったため、

いろいろな金具を混交して使っています。

 

細かいところまで

なるべくご希望に沿えるよう

最高の努力をしました。

 

「パートナーはこのキーホルダーを

とても長く使っていますが、

そろそろダメになってきて

同じものが作れれば、と思いました。

昔のコーチの製品ですが、

もうずいぶん前から作られていなくて…」

 

それで該当品の画像を探し出して

資料としてお持ちくださった、

というわけです。

 

 

 

 

 

 

革はハイブランドのフューシャピンクで、

端を少し白っぽいピンクで仕上げました。

気持ちが明るくなる組み合わせです。

とてもキュートなので、

きっと喜んでいただけることと思います。

このたびはありがとうございました。

 

 

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