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クロコダイル藍染めの手帳カバー 50703

クロコダイル藍染めの手帳カバー 50703

2025/09/15

 

以前ご紹介したクロコダイル藍染め。

端から端までを使って

この素晴らしい革でお作りしたのは

手帳カバーです。

 

2冊の手帳が入るカバーで、

2冊のつなぎ目はオリジナルレザーで

留めるループのあるタイプ。

 

 

 

 

 

今回のこのオーダー品については、

とにかく斑柄にご注目ください。

このクロコダイルの柄の並びを

お楽しみいただけますと幸いです。

 

 

 

 

 

内側のパーツまですべてを

正柄でお取りした

見ていて気持ち良いお品です。

 

ただ一か所だけ、

革の量が限界だったものですから

タテxヨコを逆にしている

パーツがあります。

 

でもそこは却って

デザイン的におもしろくなりました。

さて一体どこに使ったしょう?

 

 

 

 

 

ご来店くださったクライアントが

旧→新カバーに中身を移している時、

ちゃんと入る?

適度なゆとりはある?

柄はどんな風に見える?など

何となく総合的に見ながら、

デザイナーはドキドキしています。

 

入れるものがある場合

いつでも製作方は、緊張しながら

この様子を見守っています。

 

 

 

 

 

それは、中身のサイズに

ぴったりでお作りするからです。

 

今回のように

前回と同じ仕様のご注文品であっても

難しさは変わりません。

 

それは、革の種類や

それぞれの厚みによって、

どんなにうまく調理しようが

多少のブレが出るからです。

 

 

 

 

 

そのブレを前提に作っていきますが、

最後は神のみぞ知る…で

クライアントのみなさまには

中身を入れていただき

ご確認いただきます。

その時間が「ドキドキ」というわけ。

 

十分に注意してお作りしてますから

「これなら大丈夫」とは

思っていますが、

ほんの少しのブレのズレで

アッということが起きます。

当店では、それほどデリケートな

仕事の仕方をしています。

 

 

 

*2冊のサイズ違いの手帳を留める
ループを装着したところ。

 

 

*これが表紙を留めるループ。
すばらしいアイデアです。

 

カード入れなどの場合ですと、

最初から大きめのサイズでは

のちのち使っていったら

ゆるっとして

カードが出てしまう恐れもあります。

 

量産品であれば
もともと大きめに作っていますから

そこまで考えなくてもいいのですが、

そういう大きさがお嫌な方が

おいでくださるのが

当店フルオーダーメイドです。

 

 

 

 

 

 

最後のこのお写真は

クライアントがすっかり

中身を入れ替えたところです。

きれいに収まって

「ここで触っているだけで

馴染んできているようです。」と

革の感触を楽しんでくださっています。

クロコダイルのオールインワンコンパクト財布 50605

クロコダイルのオールインワンコンパクト財布 50605

2025/09/13

クロコダイルレザーのご説明の中で
先日ご紹介したダークパープルの革。

 

あのシンメトリーのパーツが

どのような形になったか、

ご報告しましょう。

 

 

 

 

 

このオーダー品は、

カード10枚とお札少しを入れ、

小銭入れのあるコンパクト財布で

 

お持ち込みくださった見本品は

1枚革で作られていて、どこにも

縫いがない「一筆書き」のような

小銭入れでした。

 

 

 

 

 

まったく縫った箇所がなく、
マチ部分を小カシメで止めただけで

作られていますから、

「型紙づくりが命」という

最近の主流を行く製品です。

 

型紙さえできれば、これなら

1.クリッカーでパーツを抜く

2.カシメでマチを止める

3.フタのホックを付ける

だけで完成しますから、

革製品を作ったことがない人でも
容易に作ることができます。

 

とても柔らかい革を使うことで、

成形する手間さえいりません。

よく考えられています。

 

この製品は、

先のロエベ展で考察したような、

作る人に技術を期待しない方法で

作られています。

 

 

 

 

 

アイデアを出すことや

型紙を作る人だけが必要で、

作る人を選ばないこうした製品は、

10年ほど前から増えています。

 

技術ある人を探すことや、

技術ある人を育てることが

どれだけ大変か、

わかるような時代になりました。

 

作り手が手を動かしさえすれば

完成する量産品というのは、

方法こそ違えど、いまや

どのメーカーも考えていることです。

 

 

 

 

 

この市販品の型紙は、

入れるものを想定し、

きっと何度か試したことでしょう。

小銭と三つ折りの札が少し入り、

カードも数枚、何とか入ります。

 

でもそれ以上入れるとなると
当然ですが、小さいのです。

 

想定以上の使い方をする時には

それなりのサイズアップ変更を

しなくてはなりません。

それが今回のお題でした。

 

 

 

 

 

見本品はお預かりできたのですが、

それでもこの一筆書き小銭入れは

型紙づくりが大変でした。

 

フルオーダーメイドでは

オーダー品ご使用者の生活に合わせて

サイズを決めていきますが、

当店では、ある程度

ここまで入れる、MAXの中身を

お尋ねします。

 

ただそのMAXの考え方が案外

そのままMAXと言えないこともあり

ここは、詳しい聞き取りと

より良い判断が

重要視されるところです。

 

 

 

 

 

今回のご依頼者は

入れる量がはっきりしていますから

とにかくそれが入るように

型紙を変更していきました。

 

使い方から考えますと、

無駄に大きく作りたくはありません。

ギリギリの線を狙ったところ、

このオーダー品の型紙は、

ベースも含めて

3回作りなおすことになりました。

 

1枚の革パーツを立体にする場合、

容量を見極めることは

余計に難しいのです。

 

 

 

*丸ごと1枚のクロコダイル

 

 

お渡しした時

「この大きさだったら

ちょうどいいです。」

とおっしゃっていただけたので

ホッとしました。

 

所定のものを入れて

ちょうどいい塩梅の入れ具合です。

 

「とても良いです!

この余った革のところで

何か他のものを作りたいですねえ。」

 

 

 

*今回のオーダー品のパーツは2枚。
きれいなシンメトリーです。

 

きっとまた

近々お目にかかれることでしょう。

この度はありがとうございました。

 

色の組み合わせが素敵な、

きれいなお品を作れて楽しかったです。

 

 

 

親子二代の定番小銭入50707

親子二代の定番小銭入50707

2025/09/11

 

11年前にお揃いで長財布と小銭入れを

ご注文くださったご夫妻が、

ご子息を伴ってご来店くださいました。

 

「この子が来年中学生になるので

小銭入れを用意したくて、

また伺いました。」

ありがたいことです。

 

 

 

 

 

お写真は、11年前のオーダー品。
「ずっと使っていますが、

手触りも良くて丈夫で、

気に入っています。

小銭入れもとても良いので、

家族のお揃いを

息子にもプレゼントしようと…

やっとそんな年齢になりました。」

 

 

 

 

 

2代目のお子様方に当店製品を

引き継いでくださる方は

ちらほらいらっしゃいますが、

まことにありがたいことです。

 

当店オリジナルレザーの触り心地を

物心付いた頃から知っていれば、

「革」がどういうものなのか

本質を知っていただけることができて

さまざまなモノを選ぶ時の

ひとつの指針になってくれると

思います。

 

 

 

 

 

ご一家でお持ちくださるのは、

定番の「手のひらに収まって

気持ちのいい小銭入れ」です。

 

小さいサイズですが、

革が慣れてきますと

見た目以上の収納力を発揮します。

 

ズボンの前ポケットに入れても

邪魔になりませんから、

小銭入れをお探しの方には必ず

お奨めしている定番です。

 

 

 

 

 

立ち上がりタイプのマチですから

出し入れしやすいのも良いです。

 

12歳の方にお持ちいただくのは

初めてだと思います。

ご子息さまがこの小銭入れを持って

11年経った時について夢想できるのは

なんとすばらしいことでしょう!

 

この度のご注文も
ありがとうございました。

 

 

 

リザードxオリジナルレザーのIDカード入れ 50403

リザードxオリジナルレザーのIDカード入れ 50403

2025/09/09

 

当店でたくさんオーダーくださった

クライアントから、

新しくお作りしたIDカード入れの

お写真をお送りいただきました。

 

見てお分かりのとおり、

「ワインカラーのリザード」が

テーマになったシリーズです。

きれいなお写真を

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

どれもどんどん

使ってくださっていますが、

革の輝きを残したままお使いです。

 

今回の社員証入れは

上のジーヴズの隣のお品。

 

 

 

 

 

首から下げる紐は
使い慣れたご自分のものを使うので、

単品でのご注文です。

 

セットではなくこれだけ、

というようなご注文もできますから、

なんでもご相談ください。

 

 

 

 

 

表面、裏面にカードを入れますと、

こんな感じになりますが、

表面に2枚のカードが入るのがミソ。

 

 

 

 

 

なかなかこんな凝ったデザインは

見つけることができないでしょう。

 

日々を楽しんでいらっしゃる

クライアントならではのご注文品。

こちらのオーダー品も、見るたび

にやにやしてくださることを

願っております。

この度もありがとうございました。

 

 

ファスナークラッチバッグのお色直し 508N

ファスナークラッチバッグのお色直し 508N

2025/09/08

 

ハードにお使いいただいている

柔らかなルバルを使った

ファスナータイプのポーチを

ご紹介します。

 

そろそろメンテナンスしたい、と

お預かりしました。

 

2枚並んだお写真の

左が修理前、右が修理後です。

どうぞご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メンテナンスはまず最初に、

全体をよく確認してから

直す部分を決めていきます。

 

こちらのクライアントは

ルバルの手触りがとてもお好きで、

この素材を使って

いくつも作ってくださっています。

いつもありがとうございます。

 

当店オリジナルレザーの

「ルバル」の感触は、このように

たくさんの人を虜にしています。

 

当店だけの革素材

ご興味ある方は

店頭で触ってみてください。

 

 

 

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