実際のオーダー例
40年3,000件を超えるオーダー実績
貴方のオーダーのヒントになさってください。
カテゴリー
カードケースのフルオーダーメイド
2017/09/25当店には、
一度もお目にかかったことのない
クライアントのみなさまが
全国にたくさんいらっしゃいます。
それは、たとえ
フルオーダーメイドのご相談時に
お客さまと直接お会いできなくても
間違いのない意思の疎通が
当店には可能だからです。
おそらくそれが
当店の一番の特長なのですが、
残念なことに、こればかりは
人に教えることが出来ない技術です。
一般的に「技術」と呼ばれるものには
2種類あります。
ひとつは継承可能なもの、
もうひとつは、それが不可能なもの。
当店のご相談の質は、おそらく
なかなか継承できるものではありません。
リクエストにお応えしたいという気持ちが
結果的に
何と大変な仕事内容になってしまったのか
今でも、若いスタッフにあれこれ教えながら
感慨にふけることもしばしばです。
「何とかして差し上げたい」
そんな気持ちはきっと、
当店の仕事がある意味、
ガラパゴス化してしまう
ひとつの原因なのかもしれません。
製作の技術は
まあ継承可能の範疇に入りますが、
当店が製作するものの中には、
一般的な技術だけではカバーしきれない
特殊なものも多く、したがって、
核となる技術からどんどん派生させていく
フレキシブルな考え方を出来る人にしか
継承することができないのでは
と思います。
これも大変なことです。
さて、いろいろな前フリをしましたが、
本日ご紹介するカード入れは
2~3枚のお写真を拝見し、
それからスケッチ画を描き
製作に入ったものです。
お写真を撮ってくださるのは
もちろんクライアントなので、
どんな角度のお写真をいただきたいか
こちらから、あまり細かいところまで
お願いすることはありません。
それは図を描いていただく時もそうですし
お教えいただいたURLに
似たお品があったとしても、
わずか2ショットくらいの平面的な
お写真しか無い時などもあり、
細かいところがわからないことの方が
多くなりがちですから、
当たり前のことだと思っています。
そんな時、ちょっとした部分から
製作者は構造や使い勝手を想像します。
アームチェアディテクティブのように。
かなりの頭脳労働ではありますが、
そんな不完全なデータからでも
ほとんど看破します。
クライアントから驚かれることも
しばしばです。
あの不明瞭な写真だけで
再現できたのですか、と。
もちろん
「それくらい出来るのが
プロじゃないの。」と
当たり前ととられることもあります。
このたびのこのカード入れは
サプライズのプレゼント品でした。
それで、クライアントは
こっそりとお相手の方の持ち物を
お写真に撮ってお送りくださったのです。
最初の段階では、
クライアントご自身が実際手に取って
ご覧になれなかったこともあり
これがどういう構造のものなのか
ご存じなかったのですが、
いくつか手がかりををいただき、
最終的には
こうして無事出来上がりました。
当店のフルオーダーメイドを
おもしろく感じてくださったご様子が
とても印象的でした。
私どもも
あれこれと推理するのは
とても楽しく思っています。
ステキなお題を
ありがとうございました。
ファスナー長財布のフルオーダーメイド
2017/09/23マトリョーシカのような
ファスナー長財布をご紹介します。
入子式、ですから、
外側のコの字ファスナーを開けると
内側にはL字ファスナーが出てきます。
ファスナー長財布も
いろいろお作りしましたが、
この入子式のL字ファスナーは
初めてお作りしました。
反対方向からのお写真が無くて
大変申し訳ありませんが、
三枚目のお写真で、内側の
真ん中についているファスナーが
向こう側へ向かって
(お写真の向かって左側)
L字になっています。
一直線に
ファスナーがついている小銭入れですと、
下止めが邪魔をして
部屋全体がガバッと開きませんが、
L字であれば
ガバッと開くだけでなく、
今回のご注文品のように
蛇腹にする、かつ、仕切りを付ける
ということが可能になります。
下の、ファスナーを開いたお写真で、
仕切り付きの蛇腹小銭入れを
ご確認ください。
小銭入れは二部屋あり、
壁面にもポケットをお付けしましたから
合計三カ所の違う部屋が
あることになります。
このご依頼をお受けした時、
一瞬「え~~と・・・」となりました。
それはもちろん、
製作者の頭の中で、製作順番が
動画のように流れていくなか、
「これは製作可能なのか?」と
問いかけているからです。
難しいリクエストであっても
お問い合わせいただくことで
答えを見つけることが出来ます。
簡単なものや
ルーティーンばかり製作していると、
どんどん製作技術は狭まって行きます。
日々のフルオーダーメイドのご依頼は、
私たちの大いなる製作力向上のためにも
すばらしく役立っています。
これが本当の意味での、
クライアントと製作者との
コラボレーションと言えるものでしょう。
ありがとうございました。
リザードハンドバッグのフルオーダーメイド
2017/09/21「オーダー例に挙がっている
リザードで作ってもらえませんか?」
大事な方へのプレゼントとして
黒いリザード革のハンドバッグを
お探しのクライアント。
「和光もブランドショップも
全部見たのですが、
リザードのハンドバッグが
どこにも置いてないのです。」
ネットを探してお電話くださったので、
まず製作可否とお見積もりを知らせし、
ご来店いただくことになりました。
バッグをお持ちになる方も
一緒にお出でくださったので、
当初伺っていたサイズよりも
小さめのサイズになりました。
背の高い方でしたが
華奢な体格でしたので、
当初のサイズでは
思った以上にバッグが大きく見えると
判断したからです。
でももし、
カジュアルにお持ちになると伺っていれば
当初の大きさのままであったと思います。
バッグの大きさは本来、それほど
TPOによって変わって来ます。
行き届いたアドバイスを
差しあげるのが当店の仕事の仕方。
その方のお立場やTPOによって
その方のその場に合うものを
正しくご提案します。
またリザード革は
数枚使って
中央から外側へ向かっていく斑柄に
しています。
出来たばかりの黒の革で
このバッグの大きさに合わせた
革の取り方ができました。
急ぎのご注文でしたが、
すべてがうまく進み
お似合いになるものをお作りできたと
思います。
ご用命をありがとうございました。
バッグ用、財布用のリザード革が入荷可能です。
2017/09/19リザード革が
つねに品薄ということは
いままでお知らせしてきましたが、
ついに現在、原皮が揃って
革を染めている段階にまで入りました。
前回の染めからは
一年以上経っております。
一色一色
順次染めていきますので
どのお色から出来上がるのかわかりませんが、
もしご希望がありましたら、
良い革が入手できるこの機会に
ぜひご連絡ください。
すべてのお色が染まるまでに
12月くらいまでかかる予定ですが、
黒とワインはすでに染まりました。
驚くほど速く売り切れますので、
早めのお知らせを
お待ちしております。
取り急ぎ
リザード革のご報告を申し上げます。
下のカラー見本をご覧ください。
グレー系も濃淡でありますし、
赤や茶系もあります。
二段式ペンケースのご注文品
2017/09/18以前ご紹介した
「かまぼこ型ペンケース」の
記事をご覧になって
「同じペンケースを
違う色で欲しいと思っています」という
クライアント。
お望みのお色のご説明を拝見しますと、
当店の特製牛革とは
ちょっと違うタイプ。
メールでやり取りを続けましたところ、
ご来店頂けることが判明しましたので、
ご足労をお願いしました。
何をどれくらい入れるのか、とか、
どんなラインにしたいのか、などの
具体的な要素は
メールのやり取りだけで問題ありませんが、
革のお色に関してだけは
どうしてもご覧いただくことを
お薦めしています。
ネットですと、お使いの画面によって
違う色目に見えるからです。
ですから当店では、
ご来店できない方には
2種の候補色まで
見本革をお送りしています。
さて、お話を戻します。
ご来店下さったクライアントに
まずは当店の革をお見せしましたら、
「あ、これなら大丈夫です。」。
やはり百聞は一見に如かず、ですね。
結局、中に
消しゴムもお入れになるということで、
長さを長くしてお作りしました。
同じデザインであっても
サイズを変えたり、仕様を変えたり、と
フルオーダーメイドがやっていることは
ひとりひとりの
クライアントに合せること。
快適が手に入るのは当然、と言える
秀逸なお買い物のシステムです。





























